9/28〜10/4のSANFRECCE Diary


<03.10.4> 広島フットボールによると、今日の札幌戦は新潟戦と同じ先発メンバーで戦うことになる模様です。対する札幌はスピードのある砂川をFWに起用し、また佐藤尽を久々にDFラインに起用するとのことです。チーム状態がよくない札幌ですが、個々の能力はやはり他のJ2のチームに比べて高いものがあります。個人で対応するのではなくチーム全体で協力しあって、札幌を抑えてほしいと思います。
 今日の会場は広島ビッグアーチで、午後2時キックオフ。今日は「中国電力グループスポンサードゲーム」として、様々なイベントが予定されています。9時からはU-10のサンフレッチェカップが補助競技場で行われます。12時からは中国新聞広告局によるFORZAステージ(10/18のアビスパ戦の応援メッセージを中国新聞朝刊に掲載)の受付が行われます。11時からはフェイスペイント、12時から中国電力吹奏楽団の演奏、そして1時20分から茂木、大久保のサイン会(12時から整理券を配布)、更にサンパイオ選手の900試合出場(大宮戦出場で、プロ契約以降クラブ、代表で通算900試合になったらしい)の表彰も行われます。また3,000名様に中国電力応援クリーンバッグを、2,000名様にカレームショコラパイを先着でプレゼントします。今日は一日中好天の予報で混雑が予想されますので、なるべく公共の交通機関を利用してお越しください。
 今日のテレビ放送ですが、TSSが民放地上波としては今季初の生放送。またスカパーもch185で生放送となっています。スタジアムに行けない方は、テレビの前で応援を。
<03.10.3> 明日の第37節は、ホームに札幌を迎えます。ここまでの札幌は11勝11分け14敗で、勝ち点44の9位に沈んでいます。
23節A ○2-0湘南  【札】堀井、ビタウ
24節A ●1-2山形  【札】アンドラジーニャ、【山】小久保、大島
25節H △2-2横浜FC 【札】佐藤尽、ビタウ、【横】城2
26節A ●1-5新潟  【札】OG、【新】船越、マルクス4
27節H △1-1川崎F 【札】アンドラジーニャ、【川】アウグスト
28節A △1-1甲府  【札】堀井、【甲】水越
29節H ●1-2福岡  【札】堀井、【福】福嶋2
30節A ●0-3大宮  【宮】木谷、バレー、トニーニョ
31節H ●1-2広島  【札】曽田、【広】マルセロ、中山
32節A ○1-0鳥栖  【札】砂川
33節H ○1-0水戸  【札】和波
34節H ●0-2甲府  【甲】池端、外池
35節A ●0-1福岡  【福】ベンチーニョ
36節H ●1-2湘南  【札】砂川、【湘】石原、高田
 前回の対戦からずっと勝ち続けているサンフに対し、札幌は鳥栖、水戸に勝ったもののその後3連敗。J1昇格の可能性が完全になくなった上に堀井、曽田ら主力に怪我人が続き、チーム状態は最悪に近いのではないでしょうか。張監督はメンバーが固定できないばかりかシステムも一試合ごとに変わっていて、次節どんなメンバーで来るかも読めません。一応、GK:藤ヶ谷、DF:西田、吉川、川口、和波、MF:森下、今野、ウリダ、砂川、FW:新居、アンドラジーニャと予想しますが、3バックや3トップになる可能性もあります。今季ともにJ2に降格した広島が相手ということでモティベーションが上がっている可能性はありますが、早い時間帯に先制点を奪えば気持ちが折れるのは早いはず。明日のゲームではぜひ勢いの違いを見せて欲しいものです。
 対するサンフですが、前節出場停止だったマルセロが戻ってきます。
       下田

   井川 リカルド 上村

松下            服部
    森崎和 サンパイオ

       森崎浩

    マルセロ 中山

SUB:林、八田、高木、大木、眞中
 前節結果を残した眞中が先発する可能性もありますが、練習ではレギュラー組はマルセロ、中山だったらしいので新潟戦と同じメンバーになるのはほぼ間違いない、と思われます。川崎と新潟が「潰し合い」をする明日は何としても勝ちたいところ。ここで更に勢いを付けて、一気に昇格まで突っ走ってほしいと思います。
<03.10.3> 日本サッカー協会は昨日、アメリカ遠征に参加するU-20日本代表を発表し、サンフレッチェからは大久保、茂木が選ばれました。
【GK】川島(大宮)、榎本哲(横浜FM)、岡本(市原)
【DF】永田、近藤直(柏)、坪内(神戸)、角田(京都)、栗原(横浜FM)、大久保(広島)
【MF】今野(札幌)、小林大(東京V)、山岸(市原)、山口(名古屋)、徳永(早稲田大)、
    馬場、鈴木規、近藤祐(FC東京)、梶山(FC東京U-18)
【FW】坂田、阿部(横浜FM)、宇野沢、矢野(柏)、林(福岡)、茂木(広島)
 この遠征の日程は10/5〜10/10の予定で、10/8にはU-20アメリカ代表と、10/9はコーストサッカーリーグ選抜、10/10にはロサンゼルスギャラクシーサテライトと対戦します。この間にJ1はお休みですが、J2は10/11に第38節が予定されています。サンフへの影響は少なそうですが、川崎と対戦する大宮、鳥栖と対戦する札幌には影響があるかも知れません。また、U-20代表が出場するUAEでのワールドユースは11/27開幕の予定なので11/23が最終節のJ2とは重なりませんが、直前合宿などで1,2試合程度影響が出るかもしれません。
<03.10.2> 広島フットボールによると、昨日は駒野(リハビリ中)、茂木、大久保(U-20代表合宿)、河原(別メニュー)を除いた全メンバーが参加して紅白戦が行われたそうです。中国新聞によるとレギュラー組のツートップは中山とマルセロで、中山が2ゴールを決めたとのこと。全体に動きがアグレッシブで、サブ組の動きも悪くなくチーム全体の良い流れを反映した練習だったそうです。
 また広島フットボールには八田選手のコメントが載っていましたが、途中出場した新潟戦について次のように語っています。「新潟戦の時は、もうまわりが凄かったですよ。サンちゃんなんかもううるさくて(笑)。わかっているのに、みんなガーッと言ってくるから。俺は絶対に守りきれると思っていたんですけど、みんなカリカリきていたし。喧嘩みたいでした(笑)。でも、とにかく集中していましたね。」選手全員から良く声が出ていて集中していた、と言うのはチームが良い雰囲気にある事の証し。苦しい時期を乗り越え大事なゲームをものにしたことで、チーム全体が精神的に成長したのは間違いないと思います。6連勝した、とは言えまだJ1昇格が決まったわけでも何でもなく、本当の戦いはこれからです。気を抜くことなく、この雰囲気を維持して戦い続けてほしいと思います。
<03.10.1> 今朝の中国新聞によると、ユースの高萩選手とのプロ契約を結ぶことが明らかになりました。まだ高校2年の高萩ですが、今年は淡路島キャンプからたびたびトップに合流し、Jリーグの最年少出場記録を更新するなどこれまで4試合に出場して十分に戦力となる働きをしています。それでもこれまでは吉田高校の生徒であることを考慮してユースでの活動を優先してきましたが、小野監督の希望もあって本人や両親とも協議して来てこの度合意に至ったそうです。現在ユースは高円宮杯を戦っていますが、これが終了し次第契約を完了する予定で、既に広島市内の高校に転向して二葉寮への引っ越しも済ませているとのこと。10月下旬にはアジアユースの1次予選があるためそちらの活動が優先になりますが、それが終了し次第本格的にチームに合流することになるそうです。
<03.10.1> 今週土曜日にビッグアーチで行われる札幌戦は「中国電力スペシャルデー」として、小中学生5,000名様を無料でご招待します。希望される方はオフィシャルページの該当部分をプリントアウトして、必要事項を記入して正面メイン側特設引き換えコーナーまでお持ちください。噂によると札幌戦は2万人動員を目標にしているとのこと。引き換えは午前11時からですので、ご希望の方はお早めにどうぞ。
 なお広島県サッカー協会は、広島駅からビッグアーチに向かう応援バスを運行します。12時に広島駅新幹線口を出発して試合終了から30分後に広島駅に向かって出発するスケジュールで、料金は自由席のチケット代込みで大人2,800円、中高校生1,500円、小学生以下は1,000円。チケットをお持ちの方は大人1,000円、子供500円となっています。定員は55名で20名未満の場合は中止になります。お申し込み、お問い合わせは広島県サッカー協会(tel: 082-212-3851, fax:082-212-3852, e-mail:hfa3851@do2.enjoy.ne.jp)までどうぞ。明日10/2がお申し込みの〆切です。
<03.9.29> 昨日の高円宮杯第2日。グループリーグの第2戦で東福岡高と対戦したサンフレッチェ広島ユースは5-0で勝ち、決勝トーナメント進出を決めました。この試合の先制点は高柳で、「やべっちFC」の映像によると右サイドからの大きなサイドチェンジを高い位置で受けてミドルシュートを叩き込みました。そしてその後もユースは手を緩めず、前田和、田村、田坂、田中が着々とゴールを決めて快勝。グループ1位で抜けるかどうかは来週の星稜との最終戦(10/4)の結果次第ですが、得失点差(なんと2試合で+11!帝京と東福岡はどちらも-4)を考えればほぼ確定と言っても良いのではないでしょうか。決勝トーナメント1回戦はD組を勝ち上がったチームとの対戦(10/5 駒場スタジアム)となりますが、こちらは国見高と清水ユースがともに2勝で勝ち抜きを決めています。なお、中国地域代表として参加している観音高は、初戦の鵬翔高には1-2で敗れたものの昨日の愛媛FC戦は3-0で勝ってトーナメント進出の可能性を残しました。観戦した人によると楽しいサッカーを見せていたとのことで、次の青森山田高との対戦の結果がどうなるか、非常に楽しみです。
<03.9.28> 昨日行われたJ2第36節で大宮アルディージャを2-0で下し、札幌戦から続く連勝を6に伸ばしました。
 マルセロを出場停止で欠くサンフは、眞中をツートップの一角に起用して次のような布陣でスタートしました。
       下田

   井川 リカルド 上村

松下            服部
    森崎和 サンパイオ

       森崎浩

     眞中  中山(→大木45分→西村84分)
     (→八田86分)

SUB:林、高木
 今朝の中国新聞によると、大宮サッカー場のゴール裏を埋めたサンフレッチェのサポーターは約600人。試合前には有志がカンパを集めて作ったというビッグフラッグを広げて、選手達を後押ししました。週2試合の強行日程、苦手の関東でのアウェイゲーム、しかも前節は10人で40分以上を耐える戦いだったと言うことで選手達の疲労は相当たまっていたようで、立ち上がりからチーム全体の動きが重そうでした。そこで小野監督は前半は無理をさせずにゾーンを下げて、守り重視の戦いを選択します。カウンターからの速い攻めを警戒して大宮にある程度ボールを持たせ、スピードのあるバレーを警戒してスペースを消して攻めの形を作らせません。ピッチは長くて深い芝がパススピードを殺し、微妙なデコボコもあると言う見た目以上に悪い条件だったようで、パスが思うようにつなげないため攻撃はロングボールが主体。サイドの上がりも少なめで、アーリークロスを放り込んではね返されると言う時間が長く続きます。「面白くない、楽しくないサッカー」(サンパイオ)で耐え、チャンスを待つと言う前半でしたが、しかし前半終了間際にビッグチャンスをつかみます。森崎和の高い位置からのキープからゴール前に精度の高いパスが送られ、眞中がしっかりと頭を振ってDFラインの裏に落とします。ここに走り込んだ中山が決定的なシュートを放ちますが、これは枠外に外れていきました。またその直後には後方でボールを奪った上村がドリブルでするすると持ち上がります。しかしここでシュートか、と言うシーンでパスを選択して相手DFがカット。パスはつなぐもののシュートに至るシーンは少なく、少々イライラが募る展開で前半を折り返すことになりました。
 後半、小野監督は走れなくなった中山に代えて頭から大木を投入しましたが、これが当たります。切れ味鋭いドリブルがアクセントになって、大宮のDFが慌てるシーンが増えて行きます。そして後半6分、大木からのボールを受けた眞中が右サイドからクロスを入れ、これに森崎浩が飛び込んでCKを取ります。森崎浩が蹴ったボールはファーサイドへ。走り込んだ森崎和が頭で合わせ、これをGKの前に走り込んでいたサンパイオが右肩に当ててゴールネットを揺らしました。「あのゴールはワールドカップのスコットランド戦の時と同じ」と語る元ブラジル代表のゴールは、疲れた体に鞭打って戦う選手とゴール裏を埋めたサポーターを勇気づけるものとなりました。
 その後、同点を狙って攻め込む大宮。バレーと黒崎を目がけて放り込んで来る攻撃に、押し込まれる時間帯が続きます。ボールを奪ってもつなぐ事ができず、蹴っては拾われて波状攻撃を受けます。しかし新潟戦で耐えた精神力は本物で、一人のミスは全員でカバーし合ってチャンスが来るのを待ちます。そしてそれが報われたのは後半29分でした。中盤とFWが協力して相手陣内でボールを回し、DFラインを揺さぶります。そしてサンパイオが大木のバックパスをもらう瞬間に服部が爆発的なスタートをかけます。サンパイオのボールは長すぎたかに見えましたが、服部はこれに追いつくとDFよりも一瞬早くクロスを上げます。「中をチラリと見たが厳しい状況だった。だからニアではなく、GKをかわすようなボールを出せば、誰かが走り込んでいてくれると信じた」(広島フットボール)と言うボールは服部の意図通りGKを越えてファーサイドへ。そしてここに走り込んだのが眞中でした。「慌てて走った」(広島フットボール)と言う割にはDFよりも一瞬早くゴール前に身体を入れ、そしてGKが足を上げてセーブしようとするのにも構わず身体ごとぶつけるようにゴールに押し込みました。まさに眞中らしい、魂のこもった2点目は今のサンフにとっては決定的とも言えるもの。その後攻め込まれて何度か危ないシーンもあったものの下田を中心にがっちりと守り切り、勝ち点3をゲットしました。
 中国新聞によると「要するに、広島はこれまで相手に苦しめられたサッカーで、やりかえしているのである」と言うことですが、それはそうとも言えるし、そうでもないとも言えると思います。先制点を奪ったら守りを固めて逃げ切る、と言う戦いは確かにJ2の他のチームはどこでもやっている戦術で、第一クールの広島のような派手な戦い方とは一線を画するものだと思います。いつも高い位置からプレッシャーをかけ、3トップが激しく動いて相手を崩し、相手を圧倒して勝つという第一クールに描いた絵と、今のサンフは違うサッカーなのは確かでしょう。しかし、それは決して理想を捨てたのではないと思います。むしろ自分たちがやるべきことをしっかりと見据えて、自分たちのコンディションと相手の出方によって臨機応変なサッカーが出来るようになった、と見るべきだと思います。新潟戦でも大宮戦でも、確かに相手にボールを持たせて攻め込まれる時間はありました。しかしそれは計算の範囲内のこと。相手の攻め手が少ないと見るや「攻撃モード」に切り替え、少ないタッチのパス交換から相手を押し込む時間を作っています。そしてその流れから、あるいはセットプレーから点を奪い、しっかりと勝ち点3を奪っています。これは、言ってみれば「大人のサッカー」。昨年まで、あるいは今年の途中までやろうとしてできなかった成熟したサッカーができるようになってきた、と言って良いのではないでしょうか。かつてのサンフは、一度調子が上がっても精神的な面から崩れることが多かったのですが、今は決してそんなことはないはずです。次節からも札幌、甲府、福岡と難敵が続きますが、このまましっかりと自分たちのサッカーを続けてほしいと思います。
<03.9.28> 高円宮杯全日本ユース選手権のグループリーグの初戦に登場したサンフレッチェ広島ユースは、高校総体準優勝の帝京を6-0で下し幸先の良い立ち上がりとなりました。馬屋原を出場停止(Jユース杯のレッドカードのため)で欠くユースは、仙台カップに出場したばかりの高萩もベンチスタートで、GK:佐藤昭、DF:森脇、藤井、中野、吉村、MF:前田和、高柳(→大屋)、田坂、桑田(→高萩)、西山(→田中)、FW:田村、と言う布陣。序盤は非常にスピーディーな展開で同グループの東福岡×星稜とはレベルの違いを感じさせるものだったそうです。前半9分に田坂がFKを直接叩き込んで広島が先制すると、17分には田村がドリブルからシュートを決めて2点目。後半も広島ペースで、54分には西山がGKとDFがお見合いしたボールをかっさらってゴール。更にその後もPKを2つもらってどちらも決めるなど帝京を圧倒して終わりました。観戦した人によると、帝京も決して出来が悪いというわけではなく、特に序盤は押し込む場面も多かったそうです。しかし、今年公式戦で負けていないユースは徐々に押し返し、リードを奪っても決して手を抜くことなく最後まで全力で戦い、非常に素晴らしいサッカーを展開して圧勝。朝日新聞の記事によると帝京の古沼監督は「こんちくしょうと苦しいときに頑張れる練習をするかどうか。難関をくぐり抜けたクラブの選手は体格だっていい。鍛えていないだけ」と語っていたそうですが、この結果は頑張る気持ちの点でもユースの選手が上回っていた、と言うことを示しているのではないでしょうか。
<03.9.28> 昨日サテライトと鹿児島実業高の練習試合が行われ、2-1で勝ちました。サテライトのメンバーは、GK:尾崎、DF:須田(→西嶋59分)、沢田、大久保、佐田、MF:李、山形、桑原、FW:梅田(→田中77分)、高橋(→木村59分)、松浦(→茂木45分)。ゴールは30分に梅田、59分に高橋でした。
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