10/10〜10/16のSANFRECCE Diary


<04.10.16> 明日は2nd stage第9節。サンフレッチェはホームでG大阪と対戦します。
 1st stageは4位とは言え首位とは12ポイント差に終わったガンバでしたが、2nd stageは開幕から4連勝するなど勝ち点を積み上げ、第8節を終わって2位に付けています。
1A ○2-1 名古屋 【G】大黒2、【名】ウェズレイ
2H ○2-1 鹿島  【G】遠藤、OG、【鹿】バロン
3A ○1-0 清水  【G】大黒
4H ○5-1 柏   【G】大黒2、遠藤、フェルナンジーニョ、中山、【柏】OG
5A △3-3 神戸  【G】フェルナンジーニョ、遠藤2、【神】播戸、ホルヴィ2
6H ●1-3 東京V 【G】山口、【V】相馬2、平野
7A ●1-2 浦和  【G】フェルナンジーニョ、【浦】山田、永井
8H ○7-1 C大阪 【G】フェルナンジーニョ2、山口、大黒3、吉原、【C】大久保
 この好調の原因は、何と言っても若い大黒、二川のコンビでしょう。特に大黒は後半だけで8ゴールを挙げる活躍で現在日本人得点王。後半だけに限ればエメルソンと同じ得点で、ガンバの躍進の原動力になっています。また大黒とツートップを組むフェルナンジーニョも5得点。強さと高さを持つマグロンの負傷離脱がかえってプラスに働いて、流動的なポジションチェンジから速さと巧さを兼ね備えた攻撃を仕掛けてきます。更に高校3年生の家長がプロ契約を結び第4節から5試合連続で先発出場するなど、層の厚みを増しているのも特徴です。予想メンバーは、GK:松代、DF:山口、シジクレイ、實好、MF:森岡、遠藤、橋本、家長、二川、FW:フェルナンジーニョ、大黒。明日はオマーンから帰国したばかりの宮本が出場できない可能性が高そうですが、それでも戦力的なダウンはほとんど無いものと思われます。
 対するサンフレッチェですが、東京V戦から鹿島戦でできつつある良い流れを躍進につなげたいところです。広島フットボールによると今週の練習は「前半からいい感じ」(小野監督)だったそうで、チームの雰囲気は良いようです。ただ、好調の一端を担っていた李の帰国が今日になるそうで、合流してみなければどんなコンディションが分からない、と言うのが難しいところ。アジアユースから戻った高萩も身体が重そうだったとのことですし、SC鳥取戦で試したリカルドや外池の起用も今一つだったらしいので、ボランチに誰を使うかがポイントです。明日は久々のホームゲームですし攻撃的に行きたいと言うことも考えて、メンバー予想は次の通り。
       下田

  リカルド 小村  吉田

駒野  森崎和  ベット  服部

   大木     森崎浩

       盛田

SUB:林、西河、李、木村、茂木
 ここ2試合で見せたサッカーが、好調ガンバに通用するか否か。自分たちの力を試すつもりで、思いきりぶつかって欲しいもの。「たとえ点をとられたとしても、それ以上に点をとれば、サッカーというゲームは勝てる」(小野監督)わけですから、ガンバの攻撃力を怖れることなく、前向きな戦いを見せて欲しいと思います。
<04.10.16> 一昨日行われたW杯予選で北朝鮮はイエメンを2-1で下し最終予選進出を決めましたが、サンフレッチェから選出された李漢宰選手は先発フル出場し、開始1分にヘディングで先制ゴールを決めるなど大活躍だったそうです。また新潟の安英学も先発出場して2点目のアシストを決めたとのことで、現地では「2人のJリーガーの活躍で勝った」と大きな話題になっているとのこと。この活躍で、2人とも最終予選のメンバーに選ばれる可能性も高くなったのではないでしょうか。
<04.10.16> 日本サッカー協会は昨日、10/22から3日間行う「ストライカー・キャンプ」の参加選手を発表し、サンフレッチェユースから平繁龍一、ジュニアユースから横竹翔、そしてびんごジュニアユースから岡本知剛の3選手が選ばれました。また同じく行われる「GKキャンプ」にはユースから佐藤昭大、ジュニアユースから兼田亜季重の両選手が選ばれました。
<04.10.15> 先週末に出た「紫熊倶楽部」の11月号(Vol.81)の表紙は森崎和幸選手。そしてトップ記事は彼のインタビューで「責任」がテーマとなっています。殻を破る事をテーマに、五輪代表落ちの悔しさを経験しながら戦って来ている今年のシーズン。サンフレッチェでプレーしている選手としては上から4番目になり、5年間レギュラーとして出場し続けていると言う事もあって否応なく中心選手としてプレーしなければならなくなった今季の「責任」。「なんか、久しぶりに紫熊倶楽部で冗談も言わずに、真面目に語ったよね」と最後に締めくくっています。
 次の記事は、数的優位になりながら0-3で惨敗した清水戦から横浜FM戦、逆転負けを喫した新潟戦、そして久々に良いサッカーで勝利を収めた東京V戦までを綴った緊迫のドキュメントです。サンフレッチェがここでなぜ「今季最大の危機」に陥ったか、そしてそれをどう克服したか、監督と選手たちの戦いの様子は必見です。
 外部のライターによるコラムは7本。まず最初は中国新聞の小西記者で、何度も困難に阻まれながらその度に驚異的な復活を果たしてきた駒野選手について。同じく中国新聞の佐藤記者は、自身の「同級生」でもある外池選手にエールを送っています。日刊スポーツの奈島記者は、ついにプロ初ゴールを挙げた「紫ゴジラ」田中選手を取り上げています。また元日刊スポーツの広島担当でフリーライターの大塚美紀さんは、ユース時代の森崎兄弟と駒野選手を振り返る記事を寄稿しています。「ライバルたちの眼」は、新潟を担当するジャーナリストの斎藤慎一郎氏。「どうしても広島に勝ちたかった」と言う反町監督の言葉を伝えています。広島ホームテレビの望月英男ディレクターによるコラムは、東京V戦の応援拒否について。私は「子供を大人にし、大人を紳士にするスポーツ」と言うタイトルで書いています。
 マッチレポートは、清水戦、新潟戦、鹿島戦、横浜FM戦、東京V戦。広島FMGO〜Lパーソナリティーのいまおかゆうこさんのコラム「サンフレッチェを支える人々」は、子どもたちへの普及活動を続けている山出久男さん。tssアナウンサーの石井百恵さんのコラムは吉田選手を取り上げています。
 サンフレッチェ情報満載のオフィシャルマガジン・紫熊倶楽部は定価350円。ホームゲーム会場とVーPOINTの他、広島県内の主要書店と新宿の「ひろしまゆめてらす」でも販売しています。また通信販売と定期購読のお問い合わせは、紫熊倶楽部ホームページまでどうぞ。
<04.10.14> 昨夜行われたドイツW杯アジア一次予選のオマーン戦は日本が1-0で勝ち、最終予選進出を決めました。
 内容は、と言うとこのところのジーコ・ジャパンらしいハラハラドキドキ。序盤は慎重な立ち上がりで終始守備ラインを低めにしてゴール前を固め、カウンターから相手ゴールを狙うと言う戦い方だったと思いますが、中盤のプレッシャーが全く効かずドリブルで突破されるわパスは回されるわシュートは打たれるわで、心臓に悪いシーンばかりでした。一方攻撃面では、頼りのセットプレーはことごとくGKにキャッチされるし、高い位置でボールを奪っても前線の人数が足りずにシュートも打てないしで(前半は相手のミスを拾った高原のシュートがあったぐらい)得点の香りもしません。オマーンはコンビネーションで崩してくると言う形がほとんど無く、またシュートの正確性も無いためはたから見るほど危なかったわけではなかったのかも知れませんし、30分過ぎからは何とか見られるようになりましたが、それにしても我慢、我慢の前半でした。
 しかし後半になると、日本らしいサッカーが随所に見られるようになりました。得点シーンは小野のFKから中村が左サイドを単騎で突破し、ワンフェイントをかけて上げたクロスに画面の外から(^_^;)走り込んだ鈴木がヘッドで叩き込んだ、というもの。まさにワンチャンスを確実に生かすという、「強豪」らしい見事な得点でした。そしてその後は、川口の飛び出し失敗により与えたピンチで相手が田中がいたところに蹴ってくれたという幸運、通訳が退席処分になってもピッチ内にもう一人いたという幸運(^_^;)もあって、そのまま無難に逃げきりました。
 それにしてもこのゲーム、日本代表を応援する立場からすれば落ち着かないことこの上ないものでしたが、客観的に見れば「横綱が平幕に胸を貸した」というように見えたかも知れません。危ないシーンが続いても水際で全部はね返し、少ないチャンスを確実に決めると言う日本の戦い方は、まるでイタリアかドイツみたい。相手にしてみれば全力を尽くしてぶつかったが結局通用しなかったと言う感じだったのではないでしょうか。これでW杯でも上位進出できる、とは全然思わないし、日本のサッカーのレベルが上がったようにも思えないのですが、少なくともかつてアジアでなかなか勝てなかったひ弱な日本代表、と言うイメージがなくなった事だけは確かでしょう。結果だけが全てのW杯予選できっちり結果を出した。ジーコ監督と代表選手には、とにかくおめでとう、ありがとうと言いたいと思います。
<04.10.13> 日本サッカー協会は昨日天皇杯の4回戦以降の抽選会を行ないました。これによると、サンフレッチェの初戦の相手は横浜FC。11/14(日)の午後1時から、三ツ沢競技場で対戦します。またこの試合に勝つと12/12(日)の5回戦の相手はG大阪とサガン鳥栖の勝者で、会場は今のところ未定。更に12/19(日)の準々決勝の相手は鹿島、水戸、神戸、川崎Fのどれかが相手で、会場は鳥取になります。横浜FCは昨年4連勝した相性の良い相手で、G大阪も天皇杯での相性は良かったはず。鳥取ならば広島からも近いので、最低でもそのへんまでは勝ち上がって欲しいものです。
<04.10.13> Jリーグは昨日実行委員会を開き、18チームで戦う来季の賞金額を決めました。久々の1シーズン制となる来季の優勝賞金は、ステージ優勝の倍額の2億円。2〜6位に与えられる賞金も倍増することが決まったそうで、7位にまで賞金を与えるという案も含め19日の理事会で正式承認されるそうです。またJ1とJ2の入れ替えはJ1の下位2チームが自動降格、J2上位の2チームが自動昇格で、J1の16位とJ2の3位が入れ替え戦を行うという案が有力になってるとのことです。チーム数が増えて1シーズン制となると一番心配なのは中位チームの「中だるみ」ですが、15位以上になれば降格を免れ7位に入らなければ賞金が無い、つまり8チームが順位に関わらず同じ立場というのは、モティベーションの維持と言う点で少々心配です。とりあえず来年はこの形でやってみて、様子を見てまた改善すると言うことになるのかも知れません。
<04.10.12> 高円宮杯全日本ユース選手権の決勝が昨日さいたまスタジアム2002で行われ、サンフレッチェ広島ユースが1-0で逃げきって悲願の初優勝を果たしました。
 マレーシアから前夜帰国した高柳はベンチからのスタートで、先発メンバーは次のようなものでした。
      佐藤昭

森脇  槇野  藤井  大屋

   田中祐   柏木
   (→高柳58分)
      桑田(→遊佐79分)
  木原      平繁(→冨成83分)
      前田

SUB:栗崎、中山、田中尚、福本
 対する磐田ユースは、GK:八田、DF:飯田、森下、萩原、MF:石神(→中島60分)、徳増(→宮本88分)、上田、増田、中村、FW:岡本、藤井。試合は立ち上がりは広島ペース。鋭い出足で相手にパスを繋がせず、前へ、前へと圧力をかけてFWにボールを集めます。しかし試合が落ち着くと磐田も徐々にチャンスを作るようになり、中村や上田のミドルシュートが広島ゴールを襲います。広島は前夜の疲れが出たか動きが鈍くなりますが、しかし個人の高い技術で決定機を作ります。10分にはCKから槇野がヘディングシュートを放ちましたがDFがぎりぎりでクリア。26分には木原が右サイドからペナルティエリアにドリブルで入って絶妙なタイミングでシュートを打ちましたがバーに嫌われ、38分の前田のシュートは八田に阻まれます。41分には平繁と前田が続けざまに決定的なシュートを放ちましたがいずれも八田がナイスセーブ。両チームの緊迫した戦いは、スコアレスのまま後半に持ち込まれました。
 後半に入って森山監督はプレッシャーをかける位置をやや高めに修正して、磐田のパスサッカーに対抗します。更に13分には満を持して高柳を投入。そして選手たちはその直後に答えを出します。ペナルティエリアの外でパスを受けた前田が大きな切り返しからDFラインの間を抜けると、GKと1対1に。そして八田の動きを冷静に見極めると股抜きのシュートを放って待望の先制点をゲットしました。
 この後磐田は切り札、中島を投入し、彼のドリブルからチャンスを作ります。サンフも縦への速い攻撃で対抗して、相手ゴールを脅かします。前日に90分を戦ったばかりの両チームの選手たちの疲れは明らかでしたが、それでも死力を尽くして戦います。そして最後の5分間は、同点を狙って必死で攻める磐田に対して、ゴール前に人垣を作って耐える広島、と言う展開。最後はGK八田までがゴール前に上がって来て、ヘディングシュートを放ちましたが、広島の選手たちは最後まで集中を切らさずロスタイムの3分間も耐えぬいて、終了のホイッスルとともにピッチ上に歓喜が爆発しました。
 広島フットボールの試合後のインタビューによると、前日は8時半に試合が終わった後に埼玉に移動し、その後洗濯や治療をして寝たのが2時半だったそうです。そして当日は朝8時45分に起きて試合に備えるというスケジュール。ほとんど身体を休める間もない日程で、まさに「本当に倒れるくらいになって頑張った」(森山監督)勝利だったと思います。クラブは精神的に弱い、と言われ、事実この大会も99年に磐田ユースが優勝した以外は全て高校が優勝してきたわけですが、「絶対にそんなことはない」(森山監督)と言うことを自分たちで証明した優勝だったと思います。選手たちが属する吉田高校は今日から定期試験だとのことですし、また今週末からはJユースカップも始まります。この試合で見せた「根性」を、これからの高校生活、そしてその後のプロとしての、あるいは別の道での戦いに生かして欲しいと思います。
<04.10.11> 昨日、南津守で行われたサテライトリーグのC大阪戦は、0-3で敗れました。
 前日SC鳥取と練習試合を行ったトップチームの選手は、この日はほとんどがイベント出席。ユースも東京に行っているということで、サンフは苦しいメンバー構成を強いられました。
      上野

松浦  西河 大久保 佐藤一

   高木    外池
西村(→田村83分)   木村

    茂木  中山
    (→田中39分)

SUB:河原
 対するC大阪は、GK:羽田(→多田45分→福王67分)、DF:ラデリッチ、柳本、千葉(→山城73分)、中井、MF:マリオ(→御給73分)、斉藤、酒本、佐藤悠、FW:米山、徳重。選手の経験値ではC大阪のメンバーの方が上でしたが、しかし前半の前半は広島ペース。ラインを上げてスペースを消して、高い位置でカットしてサイドチェンジで空いたスペースを使うと言う戦術が良く機能します。6分には中山のポストプレーから木村がシュート。8分、11分には茂木が決定的なシュートを放ち、その後も高木、中山、木村、茂木が次々とシュートを放ちますが、いずれもGK正面だったり枠を外したりでゴールネットを揺らす事ができません。C大阪は広島の両サイドの裏を狙ってロングパスを出すだけの単調な攻撃でしたが、それが当たったのが前半32分でした。左サイドから酒本が佐藤一をかわして突破して深い位置からクロス。これがGKの上を越えてファーサイドに流れます。松浦がクリアしようとしましたが届かず、これを拾った米山が松浦と上野の位置を見て冷静にシュートを決めました。サンフは中盤でのパス回しはできるもののDFラインを切り裂くような決定的なパスを出す選手が不在で、シュートはほとんどがミドルレンジからのもの。攻めながらもなかなかシュートが決まらない、と言う展開で前半を折り返しました。
 後半も立ち上がりは広島ペース。サイドに開いて相手選手を引っ張り出し、薄くなった真ん中を突破してシュートに持ち込むと言うパターンで佐藤一が、高木がシュートを放ちます。そして後半10分過ぎ、西村の右からのクロスに田中が飛び込んでGK多田と激突します。頭を打った多田は動けなくなり、ドクターがいなかったのか「救急車を呼べ!」と言うことになって15分ほど中断することになります。多田はその後意識を取り戻し、救急隊のストレッチャーの上から手を振るほどで身体は大丈夫だったようですが、大丈夫じゃなかったのはセレッソのキーパーの方。ハーフタイムに既に交代していたということでGKの控えが不在で、急遽DFの福王がGKユニを着て登場しました。
 これで集中力を高めたのはC大阪の方。ゴール前に人垣を作り、絶対にシュートは打たせない、と言う感じで厳しい守備をしてきます。逆にサンフは明らかにプレーが雑になってしまい、むしろそれまでよりもチャンスが作れなくなります。そして後半28分(プレー再開から3分後)にはロングボールを受けた徳重がゴール前でキープしてDFを引きつけると、逆サイドに振って受けた米山がゴール。これでC大阪はますますゴール前を固めます。サンフは木村が、高木が、田中がドリブルから、あるいはパスを受けてシュートを打ちますがことごとくDFに引っ掛かるか、あるいは枠外へ。後半55分(実質的には後半40分)には再びカウンターから御給に決められて決定的な3点差となってしまいます。終了間際には田村がロングボールを受けてうまくGKをかわしてフリーになったもののゴールに向かわず、パスを出してカットされる始末。サンフは最後までリズムが合わないまま、無得点のままで終わってしまいました。
 全体的な印象ですが、こちらのメンバーと相手のメンバーを比べれば、少なくとも前半はよくやっていたと言えるでしょう。選手の動き、判断、パスの精度もまずまずで、前半のうちに2、3点取っていても不思議でない展開でした。少なくともサンフの選手の技術が高いことと戦術理解が進んでいることは確認できた、と思います。ただ、問題は相手GKが痛んだ後。相手GKが素人と言うことで早めにシュートを打っていこう、と言う意図は分かるのですが、そのためにプレーが雑になってしまったのはいただけません。特に相手が集中力を高めて、守備を固めてカウンターと言う意図を明確にしてきたわけで、それに対応できなかった事が0-3と言う結果に表れた、と言って良いように思います。昨日は審判席の後ろで見ていた小野監督が試合終了後に選手を集めて「お説教」していましたが、果たしてどんな話をしていたのでしょうか?
<04.10.11> 台風のため1日順延となった高円宮杯の準決勝は昨日西が丘サッカー場と霞ケ丘競技場(いわゆる国立競技場)で行われ、磐田ユースと広島ユースが決勝進出を決めました。
 広島ユースと鵬翔高の試合は、国立での日本選抜対ハンガリー選抜の後の午後6時半キックオフ。メンバーは、GK:佐藤昭、DF:森脇、槇野、藤井、大屋、MF:柏木、田中祐、木原(→冨成87分)、FW:桑田(→保手濱89分)、平繁(→遊佐87分)、前田。全体的にボールを支配する広島、カウンターに賭ける鵬翔と言う展開だったそうですが、先制点を奪ったのは鵬翔でした。前半27分、中盤でボールを持った興梠に一瞬間を与えると、そこからDFラインの裏にループパス。飛び出した熊元に冷静に決められてしまいました。今大会初めて先に失点したユースでしたが、しかし「今の選手たちには、点はとれる、という変な自信がある。だからなのか、先に失点しても落ち着いてプレイして」(森山監督・広島フットボールによる)、同点に追いついたのは前半39分。相手ゴール前でショートパスをつないでDFを翻弄すると、フリーで抜け出した前田が左足を一閃。ファーのゴールネットに突き刺しました。そして後半21分、中盤からのパスを受けた前田が反転してDFを次々とかわして抜け出して勝ち越し。前田は今大会8ゴール目で、これで大会得点王となることがほぼ確実になりました。更に後半40分には桑田が左サイドからペナルティエリアにドリブルで侵入して、試合を決定付ける3点目を決めました。
 決勝は今日の1時から埼玉スタジアムで、相手は鹿児島実を苦戦の末1-0で下した磐田ユース。トップチームに6人昇格するという「タレント軍団」との再戦に臨みます。なお、テレビ中継ですが朝日系で午後3時からの録画放送の予定です。
<04.10.10> サンフレッチェは昨日JFL最下位のSC鳥取と練習試合を行ない、3-0で勝ちました。広島フットボールによるとサンフレッチェのメンバーは、
       下田(→上野45分)

   西河  小村  吉田(→高木82分)
   (→八田72分)
駒野 リカルド  森崎和  服部
   (→外池66分)
        ベット

    盛田    森崎浩
    (→茂木72分)
 対するSC鳥取は、前半はGK:清水、DF:濱田、佐藤、山崎透、小林健、MF:山崎邦(→実信)、佐野、安東、江後、FW:大多和、二瀬。後半はGK:清水、DF:佐藤(→石富)、広崎、山崎透、MF:山崎邦、安東、佐野(→荻野)、江後、FW:実信、二瀬、大多和。サンフは前線から積極的にプレッシャーをかけて、ボールを高い位置で奪って素早く前線かサイドのスペースへ、と言う戦術が、精度の問題はありつつも良くできていたそうです。先制点は前半23分で、服部〜森崎浩〜服部〜駒野とつなぎ、GKと競り合ったボールのこぼれを盛田が押し込みました。続いて35分にはショートコーナーからベットのクロスを小村がヘッドで叩き込み、45分にはベットのスルーパスを受けた森崎浩がGKを十分に引きつけ、サポートに走っていた森崎和が冷静にゴールに沈めました。全体的に収穫の多いゲームだったようですが、ただ「一部の選手が集中を欠いたプレーを繰り返した」ため悪い形でボールを奪われ逆襲を食らうシーンも多かったとのこと。特にリカルドのプレーが軽く、後半途中で外池に代えられたのはそのせいだったようです。次節は李がW杯予選で不在(帰ってくるのは試合の前日)なのでその穴をどう埋めるかが問題ですが、リカルドになるのか外池になるのか、あるいは最後の15分ほどプレーして良い動きだったという高木が入るのか、今週の練習で決まることになりそうです。
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