10/17〜10/23のSANFRECCE Diary


<04.10.23> ファンクラブからのメールと広島フットボールによると、チアゴは間に合わなかったものの前田がベンチ入り。小野監督によると昨日の練習は「非常によかった。みんな集中していたし、クオリティも高かった」とのことで、東京V戦からの良い流れは維持している模様です。ただ、ここ2試合は内容的には悪くなかったものの勝ちきれていないだけに、今日こそは1点取ったら2点目、3点目を狙いに行くと言うような戦いを見せて欲しい、と思います。
 今日の試合会場は神戸市兵庫区の神戸ウィングスタジアム(神戸ユニバにあらず)で、午後7時キックオフ。今日の関西地方はずっと好天に恵まれますが、夜は冷え込むので観戦に行く方は防寒の用意をお忘れなく。テレビ放送はNHK-BS1で生放送。スカパーは10/27(水)夜9時(J SPORTS 1)が初回放送の予定です。
<04.10.22> 明日は神戸ウィングスタジアムで第10節神戸戦が行われます。
 1st stageを12位でフィニッシュした神戸は、2nd stageに向けてエムボマやホルヴィ、平瀬、高木和を補強するなど積極的に動きました。しかし、それが効果を及ぼしたかと言うと微妙なところ。ホルヴィはチームの中心として君臨しているものの、チームはむしろまとまりを失ったと言う印象があります。そして第7節にはそれまで1勝もしていなかった磐田に敗れて15位に転落すると、監督交代(事実上の解任?)と言う荒療治に出ます。そして結果的にはそれが成功。松山コーチが指揮を執った東京V戦と加藤新監督が率いたC大阪戦に連勝して、順位を10位にまで上げてきています。
1H ●2-3 浦和  【神】播戸、河本、【浦】長谷部2、エメルソン
2A ○3-0 柏   【神】河本、エムボマ、小島
3H ●3-4 新潟  【神】平瀬、播戸、エムボマ、【新】山口、オゼアス、ファビーニョ、エジミウソン
4A ●1-3 FC東京 【神】播戸、【F】ケリー2、阿部
5H △3-3 G大阪 【神】播戸、ホルヴィ2、【G】フェルナンジーニョ、遠藤2
6A △2-2 横浜FM 【神】播戸、和多田、【横】坂田、安貞桓
7H ●1-2 磐田  【神】ホルヴィ、【横】藤田、菊地
8A ○2-0 東京V 【神】和多田2
9A ○2-1 C大阪 【神】播戸、ホルヴィ、【C】米山
 神戸の予想メンバーは、GK:掛川、DF:土屋、高木、北本、MF:朴、菅原、ホルヴィ、ホージェル、薮田、FW:三浦、播戸。1st stageではサンフが前後半に1点ずつ取って勝っていますが、その時とはシステムもメンバーも変わっていて、別のチームになっている、と思った方が良さそうです。
 対するサンフですが、広島フットボールによると昨日は11対11での実戦練習を中心に長めの練習を行っていたとの事。「全員が同じ絵を描く」事をコンセプトにして、「アグレッシブにいくところ、ブロックをつくるところ、素早く攻守を切り替えてチーム全体で同じ方向を向いたプレイを」するように指導していたそうです。また、昨日はチアゴと前田が練習に参加しています。チアゴはまだ50〜60%の状態らしいので試合に出るのは難しそうですが、前田は「実力的には十分トップチームでの競争に入っていけるものがある」(小野監督)とのことなので、先発はともかくベンチ入りは十分にありそうです。予想メンバーですが、李が先発に復帰して次のような感じになるのではないでしょうか。
       下田

  リカルド 小村  吉田

駒野   李   森崎和  服部

       ベット

    森崎浩   盛田

SUB:林、吉弘、木村、前田、大木
 前節のG大阪戦、2点リードしながら引き分けに持ち込まれたのは、途中出場の吉原に流れを変えられてしまったから。明日のベンチ入りが誰になるのか予想が非常に難しいのですが、誰が出るにしても流れを変えるような活躍を期待したい、と思います。
<04.10.20> 関東遠征の第2戦を柏と戦ったサテライトは、0-1で敗れました。広島のメンバーは、GK:林、DF:八田(→西河60分)、大久保、吉弘、MF:槇野、高木、柏木、西村(→高萩45分)、FW:木村(→茂木60分)、中山、田中(→松浦60分)。対する柏は、GK:ノグチピント(→加藤)、DF:石川、中澤、薩川(→小峯)、渡辺、MF:下平(→柳澤)、加藤、茂原(→船山)、平山(→田ノ上)、FW:宇野沢(→矢野)、山下(→菅沼)。得点者は矢野。噂によると柏がボールを支配していたものの、カウンターからチャンスを作っていたのは広島の方だった、とのことです。
<04.10.19> 関東遠征中のサテライトは昨日市原とトレーニングマッチを行い、2-4で敗れました。広島のメンバーは、GK:林、DF:八田、西河、吉弘(→大久保85分)、MF:木村、高萩(→柏木60分)、高木、西村(→槇野82分)、FW:田中、中山、茂木(→松浦45分)。対する市原は、GK:立石、DF:市原、鷲田、水本、MF:中島、結城、水野、工藤、楽山、芳賀、FW:林、と言うメンバーだった模様。広島の得点は前半28分にセットプレーから八田が、後半30分に木村がGKとの1対1を決めたと言うものだったそうです。今日は午後2時から日立台で柏レイソルと練習試合を行います。
<04.10.18> 昨日ビッグアーチで行われた2nd stage第9節G大阪戦は、前半に2点を奪ったものの追いつかれ、2試合連続の引き分けに終りました。
 森崎浩が4試合ぶりに先発に復帰した一方で代表帰りの李がベンチスタートとなって、サンフの先発は次のような感じでした。
       下田

  リカルド 小村  吉田

駒野  森崎和  ベット  服部
(→吉弘65分)
   大木     森崎浩
   (→李65分)
       盛田(→茂木72分)

SUB:林、木村
 対するガンバは、GK:松代、DF:山口、シジクレイ、實好、MF:森岡(→宮本75分)、橋本、遠藤、家長(→吉原41分)、二川、FW:大黒、フェルナンジーニョ(→中山77分)。立ち上がりは両チームとも前線からの速いプレッシャーで相手を自由にさせず、中盤でのせめぎ合いが続きます。10分過ぎからはG大阪は二川と大黒のホットラインからサンフレッチェゴールに迫ります。しかし、先制したのは広島。前半15分、左からのCKをベットがショートで蹴り服部へ。鋭いクロスに小村が頭で合わせたボールは、バーに当たってゴール内に落ちました。
 その後はコレクティブなサッカーを展開するサンフと個人能力で打開しようとするガンバのせめぎ合い。ガンバは18分に森岡、24分には大黒、30分には實好が危険なシュートを放ちましたが、最後にDFが身体を寄せてしっかりと守ります。逆にサンフは盛田のポストプレーと大木、ベットの鋭い動きでボールをつなぎ、相手ゴールに迫ります。そして34分、ベットのパスを受けた大木が絶妙なスルーパス。ここに斜めに走り込んだ森崎浩が「トラップした時にニアポストの上しかない、と思って、思い切り蹴りました」(森崎浩)と言うイメージ通りのボールをゴールネットに突き刺しました。
 これで完全にペースを握ったサンフは、チャンスを量産します。35分には服部が同じように抜け出してシュートを放ったもののボールはバーの上。45分にはベットのCKを大木が押し込みましたがハンドを取られます。更にロスタイムには右からの駒野のクロスを大木がフリーでシュートしましたが「あまりにフリーになりすぎて、力んでしまった」(大木)ため当たり損ない、ゴールにはならず。3点目が取れそうで取れなかった事が、後で響く事になってしまいました。
 ハーフタームで修正したガンバは、家長がいた左サイドに二川を回しましす。そしてこれが大当たりで、二川は調子が今一つだった駒野の裏を突いて、何度もチャンスを作ります。そして後半6分、広島の右サイドを突破した二川がGKの頭の上を越すクロス。ファーサイドに走り込んだ吉原が右足で引っかけるようにしてボレーシュートを叩き込み、1点差に迫られてしまいました。更にその6分後には再び吉原。DFラインからのロングフィードに合わせて抜け出し、右足を一杯に伸ばして浮き球を叩き込んで、あっという間に同点に追いつかれてしまいました。
 その後サイドからの攻撃で何度もチャンスを作るガンバ。サンフはベットを中心に何度か逆襲しますが、ガンバの勢いを止める事が出来ません。そこで小野監督は李と吉弘を投入して守備を安定させ、そこから立て直そうとします。そしてその直後には李が左サイドでボールを拾って大きなクロスを上げ吉弘が左足でシュートしましたが、しかし松代がぎりぎりでセーブします。両チームとも疲れが出てくる中でペースを握っていたのはガンバで、特に40分前後には波状攻撃を受けて自陣に張り付けられます。しかしサンフも守備の集中が途切れる事なく頑張り抜き、マイボールになった時には果敢に押し上げて相手ゴール前まで迫ります。ロスタイムには茂木の突破等から総攻撃をかけてゴールを狙いましたが及ばず。結局両チーム「痛み分け」で、勝ち点1ずつを分け合う事になりました。
 試合終了後に小野監督は「勝点3をとれた試合だったし、ゲームを制する時間も長かっただけに、悔しい」ガンバの吉原は「今日の結果は負けに等しい引き分け」と双方とも試合後の表情には悔しさが滲んでいたそうです。特にサンフの選手はそれぞれに「勝てたゲームを引き分けた」と唇を噛んでいたそうです。確かに前半は完全な広島ペース。DFラインは大黒、フェルナンジーニョに自由を与えず、パスの出所の二川と遠藤を封じ、更に両サイドの攻撃参加を許さず、中盤でのパスカットから何度も良い形を作っていました。ゴールシーンは素晴らしいものでしたが、それ以外にも2度、3度と決定機があり、今季最高とも言える前半の出来だったと思います。しかし後半は一転してガンバペース。さすがに優勝を争うだけあって、チーム全体から立ち上るオーラに圧倒されてしまいました。失点シーンはいずれも吉原のこれしかない、と言う素晴らしいボレーシュートを決められたものでしたが、それ以外にも何度も決定的なシーンを作られています。2点リードしたチームが追いつかれると、その勢いに飲み込まれて逆転されてしまう、と言う事は良くある事。ましてや相手は年間順位4位・ステージ順位2位のガンバだった訳です。勝てるゲームに引き分けたと言うのは確かですし残念なのですが、しかし良く耐えて勝ち点1を確保した、と言うのが客観的な評価と言えるのではないでしょうか。
 これまで2nd stageを9試合戦って、サンフは紆余曲折を経てきました。その中には主力の相次ぐ離脱からチームの形が崩れて行って、バラバラになりかかった時もありました。しかし東京V戦から鹿島戦、G大阪戦とようやく自分たちのサッカーが出来るようになってきたのは確かです。DFラインをお仕上げ中盤をコンパクトにし、高い位置でボールを奪って素早く相手ゴール前にボールを運ぶ。ペナルティエリアにボールを入れる時には3人、4人が飛び込んで行って、チャンスをモノにする。逆に相手の時間帯になった時にはチーム全体がしっかりと守備ブロックを形成して、集中を切らさないようにして守りきる。このような小野サッカーのコンセプトが、浸透してきているのは間違いないと思います。ただ上位に進出して行くためには、優勝に絡んで行くためにはもう一つ足りないものがあるのは確かでしょう。前節の鹿島戦やこのG大阪戦のような競ったゲームで勝ち点3を取れるようにならなければいけない、と思います。小村選手が語っているように「課題は精神面です。このチームが上にいくためには、こういうゲームを勝っていかないといけない」のです。
 昨日の第9節を終えた時点で、首位浦和との勝ち点差は12。ここから追いつくのは不可能ではありませんが、これから優勝争いに顔を出して行くのは少々難しくなりました。逆に最下位のC大阪との勝ち点差は8に広がって、降格の心配の方もかなり少なくなったと言って良さそうです。しかし、だからと言って気を抜くのは許されない。ここまで続けてきた成長の歩みを、止める訳にはいかないのです。今週は高円宮杯を終えたユース組もトップに合流するでしょうし、チアゴが練習に復帰してくる可能性も高いとのこと。ようやくチームの戦力が整って、本来やりたかった戦いが出来るはずです。中国新聞の記事にもあったように、「このチームに消化試合などない」のです。リーグ戦の残り6試合と天皇杯を、全力で戦い抜いて欲しいと思います。
<04.10.17> 今日のG大阪戦ですが、広島フットボールなどによるとベンチ入りメンバーは吉弘、外池、茂木、木村と言うあたりになりそう。李については「顔を見てから判断する」とのことですが、少なくとも先発は無さそうな感じです。この試合はtotoの投票率がG大阪の勝利に70%以上の支持が集まっているそうですが、その予想を覆すような戦いを見せて欲しいものです。
 今日の試合会場は広島ビッグアーチで、午後2時キックオフ。U-11の試合(サンフレッチェカップ)や4種による「フォリアチャレンジ」(前座試合)、フェイスペイント、選手とハイタッチ等のイベントがいつものように行われます。また選手サイン会は八田、田中両選手で午後1時から。12時から整理券を配布しますので、ご希望の方はお早めにどうぞ。また先着プレゼントとして「日本代表チップス」を6,000名様に差し上げます。更に会員限定プレゼントのユニフォーム型携帯アクセサリーは八田選手となっています。今日の広島地方は好天に恵まれるようですので、ご家族揃ってお越しください。
 テレビ中継ですが、スカパーch181で生放送。またNHK広島とNHK大阪では深夜0時半から録画放送の予定となっています。
<04.10.17> 昨日Jユース杯の第1節が東城陽のサンガタウンで行われ、サンフレッチェユースは京都に2-1で勝ちました。
 ユースのメンバーは、柏木と森脇がベンチスタートで次のような感じでした。
       佐藤昭

中山   槇野  藤井   大屋
(→森脇55分)
    高柳    田中祐(→福本87分)

       桑田

  木原(→柏木68分) 平繁
       前田

SUB:栗崎、佐藤将
 週の初めに高円宮杯の激闘を戦い、今週はずっと中間試験だったと言うサンフレッチェユースはさすがにアップからまったりしたムードで、森山監督が「こんなたら〜んとした雰囲気でやると間違いなくやられるぞ。うちは受けて立つ戦いが出来るチームじゃない。いつものように激しく行こう」と声をかけます。しかし一言言ったからと言ってチームのムードが簡単に変わるわけもなく、前半は「普通のチーム」と言う感じ。動き出しが遅く、また京都の速いプレッシャーもあってボールをつなぐことができません。時折前田のドリブル突破からチャンスを作るものの単発的。決定的シーンも平繁のクロスに前田が飛び込んだものぐらいで、閉塞した状況が続きます。逆に前半40分ぐらいに京都の右サイドからのクロスを佐藤昭がパンチングしたところに飛び込んだ相手選手が倒れ、なぜかPKが与えられます。そしてこれを2年生の沈がきっちりと決めて、先制点を許してしまいました。
 ハーフタイムに選手たちは全員がクラブハウスへ戻ります。後半のキックオフの時間になり、審判と京都の選手がピッチに散ってもなかなか出てきません。審判がイライラし始めた頃、選手たちは何となく元気の無さそうな雰囲気で出てきたのですが、おそらくこれはみっちりと叱られていたからなのではないでしょうか。そして後半の笛とともに広島はピッチ全面で激しく動き出し、京都を圧倒します。後半10分ぐらいには森脇を、更に20分過ぎには柏木を投入して攻めの圧力を強めると、後半25分ぐらいに桑田が中央をドリブルで突破してゴールを決め同点に追いつきます。更にその数分後に今度は前田(桑田だったかも?)が中央をドリブルで抜いてゴールを決め勝ち越し。その後は京都も踏ん張りを見せて激しい戦いとなりましたが凌ぎ、初戦を勝利で飾りました。
 このJユース杯は28チームを4チームずつ7組に分けてリーグ戦を行ない、各組1位と2位の中から成績上位の5チームが決勝トーナメントに進めるシステムです。広島が属するF組は京都の他は名古屋とG大阪。7組の中では「死のグループ」とも言うべき組み合わせで、ここを勝ち残るためには取りこぼしは許されません。この試合は苦しい条件の中でのものとなりましたが、それをきっちり勝ちに持って行ったということはこのチームの高いポテンシャルを示している、と言えるでしょう。今後は複数の選手がトップに呼ばれるなど可能性がありますが、全員の力で勝ち抜いて欲しいと思います。
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