10/24〜10/30のSANFRECCE Diary


<04.10.30> 明日はホームで2nd stage第11節のFC東京戦を戦います。
 1st stageの6位から、更に上を目指してチーム作りを進めてきたFC東京ですが、2nd stageは序盤の連敗が響いて一進一退。勝ち点は広島より1多いだけで現在9位。上位進出の手がかりをつかむには至っていません。
1A ●3-4 C大阪 【F】馬場、ケリー、阿部、【C】古橋、濱田、西澤、森島
2H ●1-2 清水  【F】阿部、【清】久保山、斉藤
3A ○1-0 東京V 【F】梶山
4H ○3-1 神戸  【F】ケリー2、阿部、【神】播戸
5A △1-1 柏   【F】戸田、【柏】羽地
6H ○1-0 浦和  【F】ルーカス
7H ●0-1 鹿島  【鹿】フェルナンド
8A △1-1 名古屋 【F】ルーカス、【名】古賀
9H △0-0 磐田
10A ●1-2 横浜FM 【F】ジャーン、【横】奥2
 ステージ開幕当初は五輪代表の茂庭、今野の不在が響き、その後はU-19代表だった梶山が怪我。また石川も怪我で第6節まで欠場するなどなかなかベストメンバーを組む事ができませんでした。前節横浜FM戦は、途中から投入した鈴木規の勢いがチーム全体に伝わって後半は相手を圧倒しましたが、終了間際に疑惑の?PKを取られて敗戦を喫しています。強さと脆さを持ったチーム、と言う印象は変わらないのですが、しかしナビスコ杯だけは別。グループリーグをトップで通過すると、準々決勝のG大阪戦、準決勝の東京V戦ではいずれも4点取って勝って決勝進出を果たしています。チーム初のタイトルがかかった試合を3日後に控えているだけに、チームの雰囲気が盛り上がっているのは間違いなく、ここでリーグ戦を勝って勢いをつけたい、と考えているに違いありません。予想メンバーは、GK:土肥、DF:加地、ジャーン、茂庭、金沢、MF:三浦、今野、石川、ケリー、馬場、FW:ルーカス。石川、加地の右サイド、馬場、金沢の左サイドの攻撃をどう防ぐか、がカギとなりそうです。
 対するサンフは前節2得点を挙げた大木が練習中に足を痛めて昨日は別メニューだったそうですが、「試合に出るために今日は別メニューで調整させた」(吉崎トレーナー・広島フットボールによる)とのことで明日は問題なさそう。また前節は途中出場だった森崎浩も調子を上げているとのことなので、明日は先発してくるのではないでしょうか。
       下田

  リカルド 小村  吉弘

駒野     森崎和     服部

   森崎浩    ベット

     大木  盛田

SUB:林、吉田、李、前田、田村
 このところ勝ちきれないチーム同士の明日の対戦は、接戦になることは間違いなさそう。集中と戦う気持ちを切らせることなく、チーム一丸となってホームのサポーターに勝利をプレゼントして欲しい、と思います。
<04.10.29> 昨日サテライトが福岡と練習試合を行ない、1-2で敗れました。広島フットボールによると前半のメンバーは、GK:林、DF:西河、大久保、八田、MF:高木、外池、高萩(→松浦34分)、西村、FW:田中、木村、中山。福岡のメンバーは、GK:神山、DF:平島、柳楽、小川、木藤、MF:沖本、宮原、中村、立石、FW:福島、首藤(→田中64分)。前半は福岡の激しい守備と鋭い出足、そして両サイドの積極的な上がりに苦しめられ、攻守に圧倒されたとのことです。そこで後半、広島は4バックに変更してメンバーは、GK:林、DF:西河、大久保、八田、佐藤一、MF:高木、外池(→木村72分)、西村(→高萩72分)、田村、FW:松浦、茂木。「自分たちの役割が明確になってやりやすくなった」(牧内監督)ようでこの布陣は機能して、福岡の最終ラインを混乱させたとのこと。特に田村の突破から何度もチャンスを作っていたそうです。しかし後半16分、高く上げていたラインの裏を中村に突かれ、クロスを首藤に叩き込まれてしまいます。更に後半34分には速いリスタートから宮原に決められてリードを広げられます。後半39分にはロングパスで飛び出した松浦が強引にボールを奪って一気にシュートまで持ち込んで1点を返し、その後迫力のある攻撃を見せたそうです。しかし福岡に守り切られてタイムアップ。収穫よりも課題が目立った試合となったようです。ただ、ようやく調子の上がって来た田村の他にも大久保、木村、高木らの成長が見えたのも確かだったとのことで、練習試合としては内容の濃いものだった模様です。
<04.10.28> プレスリリースによると、今週末のFC東京戦から来年のオフィシャルカレンダーが発売されます。タイプは2種類で、A2サイズの壁掛け型と13cm四方の卓上型。壁掛け型は服部、森崎浩、森崎和、駒野、大木、下田の主力6選手が登場し、卓上型はこの6人に加えてリカルド、ベット、チアゴ、吉田、李、茂木、林、吉弘、小村、八田、中山の17人が掲載されています。価格は壁掛け型が1,200円、卓上型が500円で、ホームゲーム会場の他にV-POINTとオフィシャルホームページのオンラインショッピングで購入できるとのことです。
<04.10.27> 11/6(土)に瑞穂陸上競技場で行われる第12節名古屋グランパス戦の応援バスツアーの受付が、今日から始まります。日程は11/6の早朝3時半に広島西飛行場、4時に広島駅新幹線口を出発し、午後2時からの名古屋戦を観戦して深夜1時半に広島駅に戻ってくると言う0泊2日の弾丸ツアー。そんな時間にどうやって集合してまた家に帰るんだろう、と思わないでもないですが、広島西飛行場ならクルマを停めておけるので、きっとそうしろと言う事なのでしょう。また普通は途中のSA等で乗り降りさせてくれますので、福山あたりで合流するような感じにすればちょうど良いかも知れません。(クルマのない方は、広島駅近くのインターネットカフェ等で時間を潰すしかなさそう。)料金は大人と高校生が15,000円、小中学生が14,000円。ファンクラブ・後援会員は2,000円引きです。募集期間は今日から11/3(水)まで。お申し込み、お問い合わせはデオデオ旅行社「サンフレッチェ広島アウェイ・名古屋グランパスエイト戦バスツアー」係(082-240-3447、受付時間は10時〜19時)までどうぞ。
<04.10.25> 昨日吉田サッカー公園で行われたJユースカップグループリーグの第2戦は、サンフレッチェユースが名古屋ユースを3-0で下しました。この日はGKキャンプとFWキャンプで佐藤昭と平繁が不在。また前日にトップの神戸戦に出場した前田はベンチスタートで、GK:栗崎、DF:森脇(→中山)、槇野、藤井、大屋、MF:福本(→前田)、高柳(→田中祐)、柏木(→佐藤将)、FW:桑田(→保手濱)、木原、冨成、と言うメンバーだったようです。前半は競り合いの展開だったようですが、43分に高柳のパスを受けた桑田が低いシュートを決めると、そこからは広島ペース。後半7分にCKから前田が押し込んでリードを広げ、21分には右サイドを突破した森脇がそのまま左足でシュートを放って突き放し、その後は次々と選手交代して逃げ切ったとのことです。これで2勝0敗と順調にリーグ戦を進めているサンフですが、ライバルG大阪は昨日も京都を5-0で下し、3連勝で得失点差+11になっているとのこと。11/6と14にアウェイ&ホームで行われる直接対決は、激しい戦いとなりそうです。
<04.10.24> 昨日神戸ウィングスタジアムで行われた第10節神戸戦は、逆転されたものの何とか追いつき3試合連続の引き分けに終りました。
 なかなか体調が上がってこない森崎浩と腰の痛みが引かない吉田を控えに回し、サンフは次の布陣で戦いました。
       下田

  リカルド 小村  吉弘

駒野   李   森崎和  服部
     (→前田78分)
       ベット

    大木    盛田(→森崎浩45分)

SUB:林、吉田、中山
 対する神戸は、GK:掛川、DF:土屋、高木、北本、MF:朴、菅原、ホルヴィ、薮田(→佐伯74分)、ホージェル、FW:播戸、三浦(→和多田60分)。立ち上がりのボールがまだ落ち着かなかった前半2分、駒野が右サイドの深い位置から長距離ドリブルを敢行してCKを得ます。ベットが蹴ったボールを李がスルーして駒野がミドルシュート。このボールが吉弘?に当たるとちょうどぽっかりと空いたスペースには大木だけがいて、あっさりと流し込んで先制点を奪うことができました。その後、李のミドルシュートや盛田のシュート、18分と19分には大木が続けざまにペナルティエリア内でチャンスを作りますが追加点を奪えません。神戸は両サイドのスペースを使って攻撃を仕掛けてきますが、サンフは吉弘がしっかりと播戸を抑えてシュートを打たせない守備をしていました。しかし25分、ホージェルが左サイドから適当に蹴ったハイボールがゴール前へ。播戸には吉弘が身体を寄せ、下田がパンチングに逃れようとしますがこれが何と空振り。播戸の身体のどこかに当たったボールがちょうどいいコースに飛び、カバーに入った小村も届かずゴールを許してしまいました。
 その後は神戸の速い出足と激しい守備でサンフはボールを思うようにつなぐことができません。40分と45分には大木がミドルシュートを放ちましたが点を奪うには至りません。逆に神戸は三浦と播戸を中心に攻撃を仕掛けてきましたが、DFラインがしっかりと集中してはね返します。両チームともややミスが目立つものの、緊迫感のある戦いで1-1で前半を折り返す事になりました。
 小野監督は相手に脅威を与えられなかった盛田を諦め、中盤での流動性を高くしようと後半の頭から森崎浩を投入します。そして開始早々には大木の良い動きからチャンスを作りましたが、2分に朴の突破を止めたとしてFKを与えてしまいます。ホルヴィの鋭いボールのコースに入ったのは小村でしたが、頭に当たったボールはコースが変わってファーサイドに流れ、限りなくオウンゴールに近い失点をしてしまいました。
 これで勢いをつけた神戸は両サイドのスペースを使ってどんどん攻め上がってきます。播戸や朴、三浦が次々とチャレンジしてきてゴール前に迫ってきます。またこのボールをクリアすると今度はホルヴィの正確なキックがゴールを襲い、下田とDFが必死ではね返します。逆にサンフは中盤でのビルドアップが出来ず、DFラインの裏を取ることもできず大木を狙ってロングボールを入れるだけ。後半の前半は我慢の時間帯が続きます。しかしその我慢が実ったか徐々に押し返す事が出来るようになり、20分には森崎浩のスルーパスで抜けた森崎和がシュート。また24分にはベットのFKのボールを受けた森崎浩がシュートを打ちましたがどちらも利き足でない方だったためか、枠を外れます。25分には森崎浩とベットのドリブルからチャンスを作ります。そして28分、右サイドの深い位置からのスローインを受けた森崎浩?のクロスは弾かれましたが、これを拾った駒野の低いクロスに大木がニアで合わせ、見事なゴールで同点に追いつく事が出来ました。
 その後勝ち点3を狙って激しく攻め合う両チーム。サンフは33分に前田を投入し、その1分後には早速ドリブルで切れ込もうと言うところを倒されてFKをもらいます。またはね返されたボールを拾った前田がミドルシュートを放ちましたが枠を外れます。神戸はロングボールから、またCKや和多田のロングスローからゴール前にボールを入れてきますが、下田とDFラインの集中は高くゴールを許しません。44分には播戸が決定的なシュート。47分にも播戸にシュートを打たれますが何とか凌ぎます。48分にはベットが拾ったボールを前田がループパスを出しましたがわずかに合わず。結局ロスタイムの4分にゴールネットが揺れる事はなく、そのままタイムアップとなりました。
 美しい崩しからの2得点。オウンゴール気味の2失点。得点シーンだけを見るとサンフの「独り相撲」とも見える試合でしたが、しかし思い通りにゲームを作れたのは神戸の方だったと言えるでしょう。DFラインのボランチのところで堅いブロックを作ってバイタルエリアでボールを繋がせず、奪ったらスペースを利用してゴール前に迫ると言うサッカーの内容は、サンフよりも上だったと思います。これを引き分けに持ち込んだのはサンフの選手の集中力であり頑張りだった。それは間違いないと思います。ただ、それはあくまで「負けなくて良かった」と言うレベルのもの。サンフのサッカーに上位を狙おうと言う内容を感じる事はできなかったし、これまで積み上げてきた勢いを出す事もできませんでした。残り5試合は厳しい相手ばかりが続きますが、そこでどれだけのものを見せる事が出来るのか。苦しい試合で勝ち点1を取った価値は、そこで決まるのではないでしょうか。
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