10/31〜11/6のSANFRECCE Diary


<04.11.6> 広島フットボールによると、チアゴは一昨日「今週の試合を見させて欲しい」と申し出て昨日はミニゲームにも参加したそうです。そして出場するかどうかは別として今日の名古屋遠征に帯同するとのこと。状態と本人の気持ち次第では、中山に代わってベンチ入りの可能性もありそうです。またサテライトの遠征から好調を続けている茂木も遠征メンバー入り。小野監督は「持ち味をとにかく出してほしい...そこに賭けてみたい。他の選手よりも多くのチャンスを与えられているわけですし、きっとやってくれると思います」と期待を述べています。おそらくベンチからスタートして、終盤に試合が膠着したときの切り札として起用されることになるのではないでしょうか。攻守の中心として活躍してきたベットの不在は正直言って痛いのですが、そこは11人全員でカバーし合うつもりで勝利を目指して欲しい、と思います。
 今日の会場は名古屋市瑞穂公園陸上競技場で、午後2時キックオフ。今日の名古屋地方は好天に恵まれ気温も20℃を越えそうですが、夕方は冷え込むかもしれないので行く方は防寒の用意もお忘れなく。テレビ中継はNHK広島とNHK名古屋が生放送しますが、スカパーは11/9(火)の午後7時からの録画放送(ch306)が初回となっています。
<04.11.5> 明日はアウェイで名古屋グランパスエイトとの対戦です。
 毎年のように優勝を目標に掲げ、監督を代えたり選手を補強したりしてきた名古屋でしたが、1st stageはずっと中位をキープして8位。2nd stageも未消化が1試合あるものの、勝ち点15で6位と優勝争いからは遠く離れてしまいました。
1H ●1-2 G大阪 【名】ウェズレイ、【G】大黒2
2A ○2-1 磐田  【名】中村、クライトン、【磐】グラウ
3H ○2-1 横浜FM 【名】マルケス、クライトン、【横】久保
4A △0-0 新潟
5A ●1-3 東京V 【名】岡山、【V】桜井、小林慶、平本
6H ○5-2 C大阪 【名】マルケス3、クライトン、ジョルジーニョ、【C】古橋、西澤
8H △1-1 FC東京 【名】古賀、【F】ルーカス
9A △2-2 柏   【名】角田、ジョルジーニョ、【柏】明神、大谷
10H ●0-2 市原  【市】村井、阿部
11A ○2-1 清水  【名】マルケス2、【清】澤登
 このチームのカギとなるプレーヤーと言えば、何と言ってもウェズレイ、マルケスの超強力ツートップ。また2列目から飛び出してくる中村や、中盤からドリブルで上がってくるクライトンも脅威です。また守備では秋田、海本慶、大森、古賀、井川ら強さと経験を兼ね備えた選手をDFラインに揃え、ゴール前には日本代表GKの楢崎が待ち構えています。にも関わらずこう言う成績に終わっているのはなんだか不思議で仕方がないのですが、しかしそこがチーム作りの難しいところなのでしょう。「失点は戦術的な問題よりも集中力の問題」と言う声が選手からも聞こえて来ているようですが、やはり「中位のメンタリティ」から抜け出すのは容易な事ではないようです。次節はここまでフル出場してきた古賀が出場停止ですが、その穴は大森が埋めるとのことで影響は少なそうです。予想メンバーは、GK:楢崎、DF:井川、秋田、大森、MF:吉村、クライトン、角田、中谷、中村、FW:ウェズレイ、マルケス、というところでしょう。
 対するサンフは、攻守の要となっているベットが累積警告で出場停止となります。ただ、このところ不調だった森崎浩は、「中盤から前線にかけてのアグレッシブな動きが戻ってきている」(広島フットボール)とのこと。前節痛めた眼も問題ないとのことで、名古屋戦のカギは森崎兄弟の肩にかかっている、と言って良さそうです。
       下田

  リカルド 小村  吉弘

駒野   森崎和 李    服部

       森崎浩

     大木  盛田

SUB:林、吉田、茂木、前田、中山
 今朝の中国新聞によると、G大阪との練習試合で2ゴールを決めた茂木の調子が上がって来ているとのこと。また広島フットボールによると駒野と李は水曜日の紅白戦ではいったんはBチームに落とされたそうですが、そこで奮起してこちらも調子を上げて来ているそうです。彼らの頑張りで、5/5のC大阪戦以来ないアウェイでの勝利を、こんどこそ見せて欲しいものです。
<04.11.4> 昨日Jユースカップのグループリーグの3試合目を名古屋と戦ったサンフレッチェユースは、4-0で勝って3勝目を挙げました。広島のメンバーは、GK:佐藤昭(→栗崎)、DF:森脇、槇野(→中山)、藤井、大屋(→佐藤将)、MF:田中祐、高柳、柏木、FW:横竹(→冨成)、平繁、桑田。ガンバと引き分けて意気上がる名古屋のホームゲーム、前田は不在でしかもこちらは広島からはるばるバス移動と言うことで苦戦が予想されましたが、実際にはそうでもなかくむしろずっと広島ペースだったとのこと。前半に平繁のゴールで先制点を奪うと、後半は一方的な展開で、桑田、平繁、佐藤将が次々とゴールを陥れて突き放し、最後はGKまで交代させる余裕を見せて勝利を収めました。これでサンフレッチェユースは3連勝で勝ち点9。G大阪が勝ち点10で首位に立っていますが、これは消化が1試合多いためです。次は6日(土)に万博で直接対決(G大阪×新潟の後に行われる)がありますが、ここで広島が勝てば勝ち抜きに大きく前進することになります。
<04.11.3> 昨日の朝日新聞に、サンフレッチェユースを特集する記事が出ています。「広島ユース台頭 選手に密着、強さを探る」と言うタイトルで、高円宮杯を制して高校日本一になった秘密に迫る、と言う内容になっています。全寮制で全員が同じ高校に学び、栄養管理もしっかりと行うと言うシステムは他のクラブにはない特徴。目覚ましい結果を出すまでに10年かかったわけですが、逆にそれだけ続けて積み上げてきたからこそ「日本一」を勝ち取る事ができたのだろうと思います。9月末頃の報道によると日本サッカー協会と福島県はJヴィレッジと地元公立校を拠点にして、中高一貫で英才教育を始めるとの方針を立てたそうですが、これはもしかするとサンフレッチェユースの成功に刺激されたのかも知れません。なお、朝日新聞には来季トップ昇格予定の選手として前田、高柳、森脇、佐藤昭、桑田の名前が挙げられており、更に藤井には4チームからオファーがあるとのことです。
<04.11.3> 先週から募集している名古屋戦のアウェイ応援ツアーですが、ファンクラブからのメールによると集合時刻が変更になっています。新しい集合・出発時刻は、広島西飛行場に夜11時半、広島駅新幹線口に11時45分。瑞穂陸上競技場への到着が1時間早く12時半となりました。(広島到着時刻は変更なし。)お申し込み締切は今日の夜7時となっていますので、参加予定の方はお早めにどうぞ。
<04.11.2> 昨日サテライトが大阪までの日帰りバス遠征を行ない、2-1で勝って帰ったそうです。外池選手のサイトによるとこの日の集合時間は7時15分。片道4時間のバスの旅だったはずが事故で高速が通行止めになり、山の中を通ったりして1時過ぎにようやく万博公園に到着しました。試合前のミーティングでの牧内コーチの「バスで6時間かかったからと言って何も言い訳にならない」との檄を受けて気持ちをこめてアグレッシブに戦い、前半は茂木のゴールで1点リードで折り返しました。しかし67分、森岡に直接FKを決められて同点に追いつかれてしまったのですが、ここで外池選手は「引き分けじゃなくて、負けてもいいから勝ちにいこう」とコーチングしたそうです。そしてその結果「70分を過ぎたあたりから、広島が再三にわたりチャンスを作り、84分カウンターから、11番茂木が右でボールを受け、DF小暮を交わし、最後は丹羽との1対1を交わしてシュートを決めて2点目」(G大阪オフィシャルサイトより)と勝ち越し。そのまま押しきって見事な勝利を飾ってきたとのことです。なお、メンバーはG大阪はGK:吉田(→日野45分)、DF:丹羽、青木、矢野、MF:小暮、松下、岡本、児玉、FW:松波(→森岡45分)、三木、中山。広島のメンバーは今のところ不明です。
<04.11.1> Jリーグ2nd stage第11節のFC東京戦は、またも勝ちきれずに引き分け。4試合連続引き分けと、シーズン引き分け12のJ1リーグタイ記録に並びました。
 前節と同じメンバーを登録したサンフは、先発の大木を森崎浩に入れ替えて次の布陣で臨みました。
       下田

  リカルド 小村  吉弘

駒野   森崎和 李    服部
(→吉田60分)  (→前田77分)
   森崎浩    ベット
   (→大木45分)
       盛田

SUB:林、中山
 対するFC東京は水曜日に備えてケリー、三浦、金沢を温存して、GK:土肥、DF:加地、茂庭、ジャーン、藤山、MF:石川(→戸田59分)、今野、宮沢(→馬場52分)、鈴木規、FW:ルーカス、梶山(→増嶋82分)。冷たい雨が降る中広島ボールでのキックオフとなりましたが、最初に攻勢を仕掛けてきたのは東京。いきなり梶山がミドルシュートを放ち、6分にはルーカスがシュートを放っていずれも下田がセーブします。しかしサンフは8分にゴール正面やや右寄りで得たFKで、凄いトリックプレーを見せて流れを引き寄せます。森崎浩がボールを直そうと言う感じで近づいてちょんとボールを浮かせると、これを森崎和がふわっと壁の裏へ。ここに走り込んだ小村が右足でボレーシュートを放ちましたが惜しくもボールは枠外に外れます。続いて11分には右からのCKに長駆走り込んだ服部がボレーシュートを打ちましたが、このボールは激しくポストを叩きます。「最初の、ボールをセットしつつフワリとあげて裏に出すキックのような、あんなトリッキーなことをやられたために、選手たちがバタバタと慌ててしまった。しかも、その直後にコーナーキックで遠くから走り込んだ服部に合わせられたことも、動揺に輪をかけた」(FC東京・原監督)との言葉通り、これでペースを掴んだサンフは前半15分に先制します。森崎浩が蹴ったCKのボールを吉弘が相手と競り合って落とすと、ファーサイドで待ち構えていた森崎和に渡ります。完全にフリーになった森崎和は落ち着いて胸でトラップすると強烈なシュート。このボールはファーサイドのポストに当たってゴールに飛び込み、ホーム300点目のメモリアルゴールとなりました。
 その後は高い位置でボールを奪って速く攻めるというサンフのサッカーがうまく機能して、チャンスを量産します。27分には森崎和のスルーパスで抜け出したベットがシュートをしましたが茂庭がカバー、更に盛田が抜けてシュートを放ちましたがGKに当たります。31分には吉弘のスルーパスを受けたベットが反転してミドルシュートを打ちましたが惜しくも枠外。FC東京も両サイドの攻撃から何とか打開しようとしますがサンフ守備陣の集中は高く得点を許しません。前半はサンフの良い面が目立って1点リードのまま折り返しました。
 後半、小野監督は森崎浩に代えて大木を投入します。機能していたのになぜだろう、とその時は不思議だったのですが、森崎浩は前半の接触プレーで左目を痛めて「視界が白っぽくなって」(森崎浩)しまっていたとの事。やれないことはなかったものの大事を取ったということでしたが、しかしこれで流れが変わってしまいます。早めに放り込んで来る東京にペースを握られると、後半7分に加地が入れたアーリークロスを鈴木規が競り合って落とし、ボールを拾ったルーカスにシュートを決められ同点に追いつかれてしまいました。
 その後、サンフは細かいパス交換から相手を崩そうとしますが、チャンスに前半ほど人数をかけられなくなり攻め切れなくなってしまいます。ややパフォーマンスが落ちた駒野に代えて吉田を入れて守備は落ち着きましたが、逆に攻めの圧力を高めることが出来なくなります。19分には盛田が頭でシュートしましたがGK正面。26分には李がミドルシュートを打ちましたが枠を大きく外れます。逆にFC東京はロングボール中心の単調な攻撃でしたが、28分には戸田にDFラインの裏に抜け出されて決定的なシーンを作られてしまいます。後半32分にサンフは切り札・前田を投入しましたが、さすがに研究されていたようでドリブル突破がほとんど通用しません。両チームとも必死のプレーを見せたものの気持ちに身体が付いてこない、と言う感じで、最後はお疲れモードで勝ち点1を分け合いました。
 試合後のコメントによると、原監督は「勝点1をとったことで、次につなげたい」とほっとした雰囲気だった模様。FC東京はやはりナビスコ杯の決勝が気になって仕方がない、と言う感じで、この試合は負けなくて良かったと言うのが正直なところだったのではないでしょうか。逆にサンフは「とにかく勝点3をとりたかったので、私も選手も悔しさでいっぱいだ」(小野監督)、「勝点3をとりたかった。いい前半だったのに、後半追いつかれて引き分けになり、とても悔しい」(ベット)、「悔しい引き分けです」(森崎和)、「勝たないといけない試合でした」(李)と一様に悔しさが滲み出るようなコメントを残しています。
 この試合、相手の立ち上がりのラッシュを凌いで自分たちのペースに持ち込んだ前半は、ほぼ理想的な展開でした。トリッキーなセットプレーを連発して相手を精神的に追い詰め、その流れで点を取ってしまうと言う戦い方は、落ち着きと余裕と、そして風格さえも感じさせる素晴らしいものでした。その後に立て続けに迎えたチャンスに追加点を挙げる事ができたなら、そのまま圧勝していても不思議ではなかった、と思います。また後半立ち上がりにちょっとだけ相手に流れた時間帯を無失点で凌ぐ事ができれば、そのまま1-0で余裕を持って逃げきれたのではないか、とも思います。同点に追いつかれて以降は無用な失点を避けて勝ち点1を確保できたのは評価できますが、しかし勝ち点2を落としたのも確か。今のサンフレッチェの強さと弱さの両面を、またもや見せられた試合だったと言って良いのではないでしょうか。
 この引き分けで年間勝ち点は27。順位は相変わらず12位ですが、最下位C大阪との勝ち点差は9に広がり次節にもJ1残留が決まる、と言う状況になってきました。まだ油断はできないものの、サンフと13位以下のチーム状況を考えれば、今後4試合でサンフが最下位に沈む可能性は限りなく少なくなったと言って良いでしょう。しかし、だからこそここで更に上を目指さなければならないのだと思います。来年以降本当に優勝争いができるようなチームになれるのか、その可能性が見られるような戦いをしなければならない、と思います。残り4試合の相手は名古屋、磐田、大分、浦和。一筋縄ではいかない相手ばかりですが、だからこそそこで良いサッカーを見せて欲しいし、勝ちにこだわって欲しい。今年は結局優勝争いに絡むことはできませんでしたが、ここから全部勝つぐらいの勢いを見せて、来季に繋げて欲しいと思います。
<04.10.31> 広島フットボールによると、今日のFC東京戦のベンチ入りメンバーは前節と同じになりそうです。森崎浩はかなり体調が戻って来たようで、「100%に近くなってきました。身体は動くようになったことで、気持ちの面でも楽になってきました」と語り、先発からの出場の可能性が高そうです。また2試合連続のベンチ入りとなるユースの前田は試験などがあった(もしかして追試?)らしいのですが、水曜の練習にも参加してコンディションは良さそう。今日は試合前に(1時15分頃から)ユースの高円宮杯優勝報告会もあるとのことなので、仲間達の前でプロ入り初ゴール、と行きたいものです。なお、相手のFC東京の方ですが3日後のナビスコ杯決勝に向けてケリー、三浦、金沢らを温存すると言う情報があります。ただ、代わりに出そうなのが実績のある宮沢、梶山、藤山だそうで、これでチーム力が極端に落ちると言うことは無いでしょう。油断することなく、しっかりと自分たちのサッカーをして勝利して欲しいと思います。
 今日の試合会場は広島ビッグアーチで、午後2時キックオフ。試合前イベントとしては、9時からU-8の「中電サンフレッチェカップ」があるほか、フェイスペイントや4種による前座試合、フェイスペイント、選手サイン会(今日は外池、佐藤一の2人)、選手とハイタッチ等のいつものメニューが並んでいます。またゴミ削減のために繰り返し使える「エコカップ」を今日から導入するそうですが、それを中電の提供により2,000名様にサンプリング(って、試用品としてプレゼントするということ?)するとのことです。先着プレゼントはカルビーから「日本代表チップス」を6,000名様に。ファンクラブ・後援会員限定のプレゼントのユニフォーム型携帯アクセサリーは大木選手。中国新聞は2nd stageの応援企画として、ビッグアーチ正面の特設テントにて先着1,000名様に抽選券を配布し、選手直筆サイン入りJリーグカードセットとサイン入り試合球をプレゼントします。今日の広島地方は雨も上がり、薄日もさすまずまずの天気になりそう。ただ、気温はあまり上がらないので防寒対策をした方が良いでしょう。また夕方からは崩れる予報なので、念のため雨具の用意もお忘れなく。
 テレビ放送ですが、中国放送とBSーiで生中継。スカパーではJNNニュースバード(ch258)で午後10時から同日録画となっています。スタジアムに行けない方は、テレビの前で応援を。
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