11/14〜11/20のSANFRECCE Diary


<04.11.20> 広島フットボールによると小野監督は「今週1週間...横浜FC戦の悔しさを忘れずに練習に取り組んでくれた...気持ちを一つにしていい雰囲気で練習できた」と語っています。また服部は「全部勝つ。そうでなければ話にならないし、サポーターも納得しないでしょう」と語り、下田も選手をロッカールームに集めて「絶対に勝とう」と檄を飛ばしたとか。2か月間引き分けと負けばかりで勝利に飢えているのはサポーターだけでなく選手も同じ。残り3試合に全力を尽くす気持ちになっているのは間違いないようです。メンバーですが、いよいよチアゴが先発に復帰して前田とのツートップを組みそうです。また吉弘が怪我をしてしまったようで、西河もメンバー入りしています。
 今日の試合会場は広島ビッグアーチで、午後2時キックオフ。10時からU-10とU-12が対象の「広島フェニックス・ライオンズクラブサッカー大会」が、12時半から4種による前座試合「フォリアチャレンジ」が予定されています。選手サイン会は中山、木村両選手で12時から先着100名様に、選手とハイタッチは12時半から小中学生以下100名様に整理券を配布します。先着プレゼントは「応援バンダナ」を先着15,000名様にプレゼント。また近代工学部提供の「特製ユーティリティーバッグ」の先着700名様へのプレゼントもあります。更に公共交通機関利用促進キャンペーンとして、アストラムラインと広電バスをご利用の方5,000名様に広島・磐田両クラブのエンブレムをあしらった特製ピンバッチをプレゼントします。今日は多くの観客が集まりそうですので、なるべくバスとアストラムラインでご来場ください。
 テレビ中継ですが、生放送の予定は無く午後7時からのJ SPORTS 1(スカパーch306)が初回放送です。スタジアムに行けない方は、tssの速報などで経過を見るしか無さそうです。
<04.11.19> 明日はビッグアーチで第13節の磐田戦が行われます。
 1st stageは開幕から6連勝し、途中まで首位を走っていた磐田でしたが、第13節に引き分け、第14節に敗れて横浜FMに逆転優勝をさらわれました。従って2nd stageの目標は「優勝奪還」だったはずですが、しかし結果は逆。第6節まで1勝もできずに一時は最下位に沈むほどの低迷をして、桑原監督から鈴木監督、そして山本監督へと指揮官を交代して立て直しを図っています。
1A △1-1 大分  【磐】グラウ、【分】マグノ・アウベス
2H ●1-2 名古屋 【磐】グラウ、【名】中村、クライトン
3A ●2-3 浦和  【磐】前田、西、【浦】エメルソン、山田、長谷部
4A ●0-3 横浜FM 【横】奥、坂田、安貞桓
5H △4-4 鹿島  【磐】福西、藤田、中山、前田、【鹿】鈴木3、金古
6H △1-1 柏   【磐】名波、【柏】玉田
7A ○2-1 神戸  【磐】藤田、菊地、【神】ホルヴィ
8H ●1-2 清水  【磐】グラウ、【清】チョ・ジェジン
9A △0-0 FC東京
10H ○3-1 新潟  【磐】藤田、太田、河村、【新】オゼアス
11A ○2-1 東京V 【磐】前田、西野、【V】森本
12H △2-2 C大阪 【磐】福西2、【C】苔口、徳重
 このチームの場合、経験豊富な選手が揃っているのがプラスにもマイナスにも働いていると言う感じで、先が読めてしまう事がモティベーションを下げ、立て直しが遅れていたのではないか、と思います。第10節以降新潟戦、東京V戦とようやく連勝したもののC大阪戦は相手の気迫に押されて途中までリードを許し、セットプレーでやっと追いついたと言うゲームで内容は決して良くはありませんでした。しかしその後山本監督が就任。新監督の元でチームの雰囲気も変わり、また天皇杯では佐川急便東京に苦戦しながらも逆転勝ちと言う「結果」を残しています。従って以前の下位に低迷していたチームとは別のチームだと考えた方が良さそうです。予想メンバーは、GK:岩丸、DF:鈴木、田中、服部、MF:太田、河村、福西、藤田、名波、FW:グラウ、前田、と言うところでしょうか。
 対するサンフレッチェですが、残留が有力になり天皇杯も敗退。気になるのは来季の契約がどうなるかだけ、と言う感じになっていないかどうかが心配です。実際、練習ではやや気が緩んだような雰囲気も見えたようで、これをどう立て直してくるかがポイントでしょう。ただ、横浜FC戦で試運転を済ませたチアゴがようやくフルに動けるようになり、盛田、大木らの体調不良組も復帰して選手は揃って来ています。またサテライトも三菱自工戦、福岡戦と結果を出して来ていて、出場機会を狙っています。従ってこれらの中からいかに戦える選手をセレクトするか、が監督の腕なのではないでしょうか。予想メンバーは、次の通り。
       下田

  リカルド 小村 吉弘

駒野     森崎和    服部

   森崎浩    ベット

    チアゴ  大木

SUB:林、吉田、李、前田、盛田
 9/26の東京V戦以来2ヶ月近く勝利から遠ざかっていて、選手もサポーターも勝利に飢えています。横浜FC戦の直後の下田の「(磐田は)チームが団結しないと、勝てるチームではない。チームがバラバラにならずに、まとまっていけるようにしたい」と言う言葉を信じて、応援したいと思います。
<04.11.19> サンフレッチェは昨日来季の新加入選手として、京都・桃山高のDF中尾真那選手が内定したと発表しました。中尾は宇治市のクラブ育ちながらこれまでは代表などにはほとんど縁がなく(2003年京都府トレセンのみ)、オフィシャルに「無名」と書かれるほどの選手です。桃山高が広島遠征したときに「発見」し、3度の練習参加を経て決定したそうで、市原からのオファーもあったものの最終的に広島を選ぶことになりました。タンザニア人を父に持つハーフ(国籍は日本)だと言うだけあって身体的な能力は高く「しなやかな身体の動きと猛獣のようなスピードを誇る」(広島フットボール)選手で、また早朝練習を欠かしたことのない努力家だとのこと。同じく無名選手から日本代表にまで成長した久保を思わせますが、本人も対戦したいFWに久保を挙げているそうで、3年後を目標に長い目で見て育てて行く予定だ、とのことです。
<04.11.18> 昨日サテライトは福岡に遠征して練習試合を行い、4-1で勝ちました。広島のメンバーは、GK:上野、DF:高萩(→高木77分)、西河、八田、佐藤一、MF:茂木(→大久保45分)、外池、木村、西村(→田村85分)、FW:中山(→田中58分)、松浦。得点は0分に中山、6分に松浦、43分に釘崎(福岡・練習生)、後半10分に外池、44分に田村。開始早々の得点は相手DF(柳楽?)のミスを突いてのものだったとのこと。また後半途中に福岡の沖本が退場になって、数的優位の元でゲームを進めたようです。
<04.11.18> 日本サッカー協会は昨日ナショナルトレセンU-16のメンバーを発表し、ユースからは平繁、野田、遊佐、植野、田中尚の5人が選ばれました。またジュニアユースからは横竹など4人、びんごから2人が選ばれました。このキャンプの機関は11/19-23なので、選ばれた選手は21日のJユース杯の京都戦には出場できないことになります。
<04.11.17> 先週発売の「紫熊倶楽部」12月号(Vol. 82)の特集は「広島を守れ!ゴールマウスの防人たち」と言うことで、サンフレッチェの誇るGKを特集しています。そのトップに登場するのはもちろん下田。「生きている壁」と評された前川和也と言う巨大な目標を追いながら成長してきた歴史を綴っています。これに続くのは林で、タイトルは「原点は札幌ドーム」。ベンチ入り1試合のみだった1年目、降格が決定した札幌ドーム、アテネ五輪のバックアップと、様々な苦しい体験を経ながら頑張っている姿を書いたコラムは、なかなか感動ものです。3つめの記事は、彼らを指導する立場の望月コーチのインタビュー。そして天皇杯からリーグの残り3試合の展望記事を挟んで、中国新聞の佐藤記者によるコラムも上野、河原を取り上げています。
 トップページの「サンフレッチェを支える人々」は、ユースの「三矢寮」の寮長である稲田稔さん。広島ホームテレビの望月ディレクターによるコラムは、「森崎和幸に感じたこと」。私は「勝者のメンタリティ」と言うタイトルで、ユースの試合を見た感想を中心に書きました。
 マッチレポートは、引き分けの続いたG大阪戦、神戸戦、FC東京戦、敗戦を喫した名古屋戦。その後ろの特集記事は、高円宮杯を制したユースを取り上げています。そして最終ページのコラムは、いつものようにtssの石井百恵アナウンサーの「大好き!サンフレッチェ」で、森崎和幸選手を通じて「目標を持つこと」の大切さを書いています。
 紫熊倶楽部は定価350円で、V-POINTとホームゲーム会場の他、広島県内の主要書店、新宿のひろしまゆめてらすで購入できます。通信販売のお申し込みとお問い合わせは、紫熊倶楽部ホームページからどうぞ。
<04.11.16> 日曜日に吉田で行われたJユース杯のグループリーグ第5戦のG大阪戦は、3-2で競り勝って決勝トーナメント進出を決めました。前半から緊迫したゲームだったようで、24分にCKからの折り返しを森脇が蹴り込んで先制、そのまま前半を折り返しました。後半はG大阪の運動量が落ちて広島ペースだったとのことで、後半20分に桑田のボールを受けた柏木がドリブルからシュート、そのこぼれを桑田が決めます。更に27分には平繁の左からのクロスにファーで桑田がダイレクトボレーを叩き込み、ガンバを突き放しました。しかしその後ガンバも反撃を見せ、後半34分にセットプレーからオウンゴールで失点。更に42分には出口に左足でゴールを決められて1点差に詰められました。しかし最後はサンフが逃げきって、5試合を終えて4勝1分けで勝ち点13となり、全日程を終了したG大阪の11を上回ったためグループ1位が確定しました。最終戦は来週日曜日で、吉田サッカー公園で京都との対戦となります。
<04.11.16> 日曜日にサテライトが中国地域リーグ首位の三菱自工水島と練習試合を行ない、4-2で勝ちました。広島のメンバーは、GK:河原、DF:佐藤一、八田、西河、大久保、MF:高木(→田村35分)、木村、高萩、西村、FW:田中、松浦(→高木68分)。前半12分にCKのボールを渡辺に合わされて失点し、その後もなかなか攻め切れない展開が続いたようですが、28分に松浦が混戦から押し込んで追いつくと39分には右サイドを突破した大久保のクロスを松浦が合わせて逆転しました。しかし前半終了間際に三菱の左からのクロスが逆サイドに渡り、菅に豪快に決められて前半を折り返しました。後半3分、サンフのロングフィードに三菱のGKが目測を誤り、これを拾った松浦が蹴り込んで勝ち越し。更にその後はゲームを支配して、後半18分に西村のパスを受けた田中が決めてゲームを決めました。
<04.11.15> 昨日行われた天皇杯4回戦の横浜FC戦は、後半39分にセットプレーから失点して0-1で敗れました。
 サンフは前田が初めて先発して、GK:下田、DF:リカルド、小村、吉田(→盛田85分)、MF:駒野、李(→森崎浩45分)、ベット、服部、森崎和、FW:中山(→チアゴ78分)、前田。対する横浜FCは、GK:菅野、DF:早川、トゥイード、山尾、中島、MF:臼井、内田、マシュー、大友、FW:北村、城。広島フットボールなどによると横浜は立ち上がりから積極的で、両サイドを高く張って「4トップ」とも言える布陣で来たそうです。そして最終ラインから中盤を飛ばして一気にボールをサイドに供給して来ると言う攻撃に序盤はかなり押し込まれました。しかしそれを小村を中心とした守備で凌ぐと前半の途中から反撃。23分には前田がドリブル突破して決定的なシュートを放ち、29分にはベットが強烈なミドルシュート。その後もベットや前田、森崎和が続けざまに決定機を作りましたがGK菅野の好守に阻まれます。更に40分には前田のシュートがバーを直撃、これを拾った中山のクロスを森崎和が押し込みましたがハンドの判定で取り消されます。サンフは横浜の気迫に押されてパスミスやトラップミスが多かったそうで、なかなか思うようなサッカーができなかった前半だったようです。
 後半、サンフは李に代えて森崎浩を入れ、ベットをトップ下に上げて勝負をかけます。しかし横浜はラインを下げずに頑張り、サイドからの攻撃を徹底します。森崎浩を入れたことで中盤のボールの流れは良くなったものの横浜の気迫と運動量は落ちることなく、なかなかペースを掴みきれません。後半8分には森崎和のスルーパスからベットが飛び込みましたが及ばず。12分には森崎浩からベットに繋ぎ、前田が右足でシュートを放ちましたがサイドネット。その後も森崎和を中心としたパス回しからチャンスを作りますが、横浜の身体を張った守備に抑えられます。後半30分には中山のスルーパスで飛び出したベットがGKと1対1になりかけ、その直後にもベットがシュートを放ちますがGKの胸に収まります。33分には満を持してチアゴを投入しましたが、しかしその直後にCKのボールを山尾にニアで合わされて失点。その後盛田を投入してパワープレーに入ったもののゴールを割る事ができず、悔しい敗戦となりました。
 試合後のコメントによると、「結局、この試合にかける意気込み、気迫で負けていた」(小野監督)、「相手の勢いに押されてしまっていた」(下田)と気持ちで負けていたのが敗因だと思われます。天皇杯の他のゲームを見ても分かるように、「受けて立つJ1」「挑戦するJ2、JFL」と言う図式になれば力の差は簡単にひっくり返ってしまうわけで、広島もまたその落とし穴にはまってしまったと言って間違いありません。昨年1年間戦ってJ2は甘くない、と言うことをたっぷりと身に染みていたはずなのに、その教訓を生かす事ができなかったのは残念で仕方ありません。
 ただ、だから収穫が無かったかというとたぶんそうでもないと思います。前田を先発から90分起用してまずまずの活躍を見せたことも大きいし、怪我でずっと戦列を離れていたチアゴの試運転ができたのも収穫。来週は大木も戻ってくるはずですから、この敗戦をプラスに転化することだってできるはずです。天皇杯の敗退により12月は公式戦なしに終わってしまいましたが、その分残りのリーグ戦3試合に全力を尽くして、悔いのないプレーを見せて欲しいと思います。
<04.11.14> ファンクラブからのメールによると、一昨日の練習で大木がGKとの接触で、茂木がDFとの接触で足を痛めてしまい遠征メンバーから外れたそうです。また盛田も疲労が蓄積しているためお休みするとのこと。チアゴもそれほど長い時間使えないと言うことなので、誰が先発FWとしてプレーするかがポイントです。そこで一躍可能性が高まっているのがユースの前田。中国新聞によると小野監督は「この試合のキーマン」と語っているそうで、先発から出てくる可能性もありそうです。一方、吉弘も疲労?のためメンバーから外れていて、外池が久々にベンチ入りするとのこと。守備はベテラン、攻撃は若手の力で4回戦突破を図ります。
 今日の試合会場は三ッ沢公園球技場で、午後1時キックオフ。テレビ中継はありませんので、現地に行けない人はtssの速報サイト等で経過を確認するしかなさそうです。また吉田サッカー公園では11時からサテライトのトレーニングマッチ(対三菱重工水島)、14時からJユース杯G大阪戦が行われることになっています。更に広域公園第一球技場では、12時より高校選手権広島県予選の決勝戦(皆実×観音)が行われます。地元の方は、お好きな試合へどうぞ。
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