12/5〜12/11のSANFRECCE Diary


<04.12.11> サンフレッチェは昨日、鵬翔高のDF入船和真の獲得が内定した、と発表しました。入船は高い運動能力を持つこの世代屈指の左サイドバックで、U-18代表として仙台カップにも出場。イタリア戦では藤井へのバックパスをさらわれてゴールされる、と言うミスもしていますが、堅実な守備と質の高いクロスが持ち味の選手で「服部の後継者となりうる素質」(足立スカウト)を持っているとのことです。今季の新規加入はユースの5人と桃山高の中尾に加えて7人目で、新人補強はこれで最後になるものと思われます。
<04.12.11> 今朝の日刊スポーツによると、仙台のFW佐藤寿人の広島移籍が決定的になったそうです。市原ユース出身の佐藤は双子の兄・勇人と揃って99年にトップチームに昇格。00年にはリーグ戦8試合、ナビスコ杯4試合、天皇杯3試合に出場し、01年にもリーグ戦13試合に出場して2ゴール、天皇杯でも4試合で3ゴール挙げています。02年はJ2のC大阪に期限付き移籍して13試合の出場にとどまりましたが、一昨年は仙台で全試合出場で9得点と一気にブレイク。今年もJ2で全試合に出場し、日本人としては3番目に多い20ゴールを叩き出しています。昨年末にはJ2降格した仙台をJ1に上げる決意を固めて市原から完全移籍を果たしましたが、複数年契約を含む良いオファー(年俸2,000万円、移籍金1億6千万円らしい)とチーム環境、更にユース代表時代に関係があった小野監督の存在が決め手になって広島移籍を決意したものと思われます。サンフにとって、決定力のあるFWはここ数年の最大の強化ポイント。チアゴに代わる外国人選手の獲得交渉も着々と進んでいるようなので、来季は大きな夢がみれそうです。
<04.12.11> スポナビの記事によると、ザスパ草津は広島から期限付き移籍していた佐田聡太郎の完全移籍が決まった、と発表しました。2002年に前橋育英高から広島入りした佐田は攻撃的なサイドバックとして期待されましたが、チーム事情もあってサテライトではストッパーを務める事も多く2年間で一度もベンチ入りせずに終わります。そこで今季からは出場機会を求めてザスパ草津に移籍し、途中まではずっと先発出場を続けるなどJ2昇格に貢献しました。群馬出身の佐田にとって草津は地元。骨を埋めるつもりで頑張って欲しいと思います。
<04.12.10> 昨日の日刊スポーツ東北版によると、山形が高木和正の獲得に動いていることが明らかになったそうです。今季4位に終わり惜しくも入れ替え戦進出を逃した山形ですが、大島、星など複数の主力に他チームが触手を伸ばしているそうで、来季はまた一からのチーム作りを強いられる可能性が大。従って才能のある若手選手は1人でも多く欲しいところなのではないでしょうか。昨年は新人ながら11試合に出場した高木でしたが、今年は2試合の出場にとどまり、ユースからの突き上げもあって来季はますます厳しいポジション争いをしなければならないだけに、ここで他チームに活躍の場を求めることは悪くないことだ、と思います。まだ正式オファーはないようですが、もしあればレンタルとなる可能性は高いのではないでしょうか。
<04.12.10> 中国新聞によると、昨日主力6選手が契約更改交渉に臨み、森崎浩、服部、小村は合意したものの、下田、森崎和、駒野は保留しました。森崎浩は前回提示よりも100万円上積みした1,900万円でサイン。希望額には届かなかったものの「来季は2桁ゴールを狙う」と決意を新たにしていたそうです。服部、小村も前回より100万円多い提示で、それぞれ2,900万円と2,300万円でサインしました。一方、やはり前回よりも100万円upの提示を受けた森崎和と、前回と同じ額の提示を受けた下田、駒野が保留しました。
<04.12.9> サンフレッチェは昨日、中山元気選手の札幌移籍が決まった、と発表しました。2000年に多々良高から広島入りした中山は、2度にわたる大怪我のため最初の2年間はナビスコ杯1試合のみの出場にとどまりましたが、02年は開幕戦だった札幌戦でリーグ戦初出場を果たします。昨年は17試合に出場して2ゴールを挙げていますが、その1ゴール目も札幌戦。結局広島では大成することができませんでしたが、札幌でサポーターに愛される選手として頑張って欲しいと思います。
<04.12.9> 昨日大宮との間で行われたU-19代表候補の練習試合は、1本目1-2、2本目1-3、3本目1-1のトータル3-6で敗れました。大宮のオフィシャルホームページによると、前田は2本目と3本目にFWとしてフル出場。高柳も2本目と3本目にストッパーで出ています。また高萩は3本目にボランチ?として出場していたようで、吉弘はお休みでした。なお、大宮の2本目のメンバーとして高橋泰が出場し、PKを含む2ゴールを決めています。この結果を見て、大宮が来季の契約を結んでくれると良いのですが。
<04.12.8> 昨日の京都新聞の報道によると、京都サンガは広島退団が決まったリカルドをブラジルのクラブ(たぶんCFZ)からの期限付き移籍で獲得することを決めたそうです。昨年広島入りしたリカルドは、守備の要として43試合に出場。そのスピードと足元の技術の高さでJ2のストライカーの前に立ちはだかり、昨年のリーグ最小失点に貢献しました。また得点は第2節の鳥栖戦と第35節の新潟戦で挙げていますが、特に新潟戦でのゴールは圧巻。自らのパスカットからするするとゴール前に上がると、森崎浩のクロスに身体をひねるようにしながら頭をぶつけて先制点をゲットし、チームをJ1昇格に向けて加速させました。今年も出場停止の試合と最終節以外は全試合で先発し、DFでは最も多い26試合2310分間出場しました。ただ、J1でプレーする中でやや限界が見えたのも事実。最初は3バックのセンターでしたがその後右ストッパーに移り、練習では右SBやボランチをやったこともあったものの機能しなかった模様。守備面でのミスが目立つようになったことや吉弘、西河の台頭もあって、広島を去ることになりました。ただ、まだ27歳でスピードの衰えもないことを考えればチーム戦術次第では十分に活躍できるはず。仙台、広島に続いて京都もJ1昇格に導いて欲しい、と思います。
<04.12.8> 昨日サンフレッチェと大宮は、期限つき移籍していた盛田剛平選手の完全移籍を発表しました。盛田は2nd stageから広島入りして怪我の1試合を除く全試合に出場。ゴールは1にとどまりました(とは言え、これがJ1出場28試合目の初ゴール)が、堅実なポストプレーでチームに大きく貢献しました。広島フットボールによると「広島が来季の戦力としてとってくれたことを嬉しく思う。広島なら自分がもっと成長できると思った。日々鍛練し、チームの勝利に貢献したい」とコメントしていたとのこと。貴重な戦力として、来季は今年以上に頑張って欲しいと思います。
<04.12.8> U-19代表のトレーニングマッチの結果。12/5のFC東京戦は、1本目(45分)は1-2、2本目(30分)も1-2、3本目(30分)は0-0。広島勢は、1本目は前田がトップ下で先発して35分に退き、高柳が24分からボランチへ。2本目は高柳がボランチ、吉弘がリベロで先発フル出場で前田が15分からFWへ。吉弘は3本目もリベロでフル出場していた模様です。このゲームは一貫してFC東京ペースで、U-19代表は2点を返すのが精一杯だったとのことです。
 続いて昨日行われた東京Vとの対戦は、1本目1-1、2本目0-0、3本目0-2。吉弘は1本目と2本目にボランチとしてフル出場し、3本目は途中までストッパー。前田は2本目の途中からと3本目の途中までFWとして出場。高柳と高萩は3本目にフル出場していた模様ですが、内容は不明。
<04.12.7> 広島フットボールと中国新聞によると、サンフレッチェは昨日下田、森崎浩、大木、小村、吉田、駒野の主力6人と契約交渉を行いました。
 下田への提示は200万円増の3,300万円(推定:中国新聞によると3,500万円)。広島フットボールによると「来季優勝を目指す、と言うことでやりがいを感じている。とても前向きな気持ちだ」と語っていて、「『気持ちがすっきりした形でサインをしたい。まだ、その段階ではないと思っている』と厳しい表情を浮かべた」と言う中国新聞とはやや違うニュアンスになっています。
 小村は現状維持の2,000万円(中国新聞によると2,200万円)。「個人としては納得、と言うところまではいきません」と言いつつも、まずまず前向きなコメントを残しています。
 一方100万円増の1,100万円の提示を受けた吉田は、「拾ってくれた広島に恩があるので...広島が最優先」と言いながらも、提示額の低さにショックを受けている様子が見て取れます。チームに不可欠な戦力として26試合に出場したベテランに報いる金額としては、確かに低すぎるような気がするのですが。
 また24試合に出場して5ゴールを挙げた大木へは100万円増の1,400万円の提示。こちらは「(前半戦は怪我で活躍できなかったし)しゃあないですね」と納得していた模様です。
 チーム最多の7ゴールを挙げた森崎浩は、400万円増の1,800万円。希望よりやや少なめで「複雑な表情」(中国新聞)だったそうですが、チームの成績が悪かったことと2nd stageではあまり活躍できなかったことから、納得はしている様子。「来年はもちろん広島でやる」と語っています。
 300万円増の1,700万円の提示を受けた駒野は「五輪に出たことを評価された」と笑顔だったとのこと。ジーコドリームチームに選出されたことも嬉しかった様子で、前向きなコメントが多かったようです。
<04.12.7> サンフレッチェは昨日、大久保裕樹選手の京都サンガへの期限付き移籍が決まった、と発表しました。U-19代表の一員としてアジアユースの準優勝に貢献し、市立船橋のキャプテンとして高校選手権優勝を勝ち取るなど輝かしい実績を残して広島入りした大久保でしたが、慣れない寮生活のため睡眠不足等になったことと、代表招集でチームを離れて戦術理解が遅れたことが原因でなかなかパフォーマンスが上がらず、一年目は公式戦出場なしに終わりました。今年は三矢寮の寮長になるなど気持ちを入れ替え、練習にも黙々と取り組んで1st stageの第4節大分戦ではプロ初出場。右SBでプレーして惜しいシュートを放つなど、成長のあとを見せました。しかし怪我の影響や波の大きさ(練習やサテライトでは、不用意なプレーが失点に繋がることがおおかったらしい)があってその後は出場機会をつかむ事ができず、吉弘や西河の台頭もあって今回のレンタルになったのではないでしょうか。ただ、大久保の場合は身体能力ではなく高い戦術眼がセールスポイントなので、京都で出場機会をつかむ事ができればきっと大きく成長できるはず。「広島には2年間在籍しましたが、その間、いい経験をさせてもらいました。その経験を生かして、京都でがんばりたいと思います。ありがとうございました」とまるでもう戻って来ないようなコメントを出していますが、そんなことを言わずにいい選手になって戻ってきて欲しい、と思います。
<04.12.6> 中国地区からは福山大と修道大が出場している全日本大学サッカー選手権大会が、昨日までに予選リーグを終了しました。Eブロックに出場した福山大は順大に0-3、静岡産業大に1-2、愛媛大に0-1で敗れ3連敗でこの大会を後にしましたが、西河の所属する修道大は優勝候補の筑波大を1-0で破り、立命館大とも1-1で引き分けました。そして控えメンバーで臨んだ札幌大戦は2-7で敗れたものの、各組3位の中の2位に入って決勝トーナメント進出を決めました。決勝トーナメント1回戦は、予選リーグでも戦った筑波大。平山との「リターンマッチ」を戦うことになります。
<04.12.6> サンフレッチェは昨日、名古屋グランパスエイトのジョルジーニョ(ホルヘ・ペレイラ・ダ・シルバ)の獲得を正式に発表しました。名古屋のFWウェズレイの13歳年下の弟で、兄と同じESバイーアでプレーしてバイーア州U-17代表、U-20代表に選ばれた経験があります。名古屋には今年から「4番目の外国人」として所属していたため当初はプレー機会が無かったのですが、パナディッチがメンバーから外れたこともあって1st stage第12節の浦和戦で初出場。次の大分戦では出場停止のウェズレイに代わって初めて先発しています。また2nd stageはウェズレイやクライトンが欠場した試合ばかり5試合に出場。第6節C大阪戦ではプロ入り初ゴールを決め、第9節柏戦では終了間際に同点ゴールを叩き込んでいます。その後は出場機会がなくリーグ戦は336分の出場にとどまり、ナビスコカップも予選リーグの1試合と準決勝の合わせて2試合73分間出場していて、A契約の条件である出場450分まで残り41分となっています。(朝、450分をクリアしていると書いたのは誤り〜準決勝で途中交代しているのを見落としていた〜です。どうもすみません。)
 契約期間は05年1月20日〜06年1月1日。広島、名古屋のどちらのサイトにもレンタルとは書いておらず、本人も「名古屋に来て、とても良かったし、楽しかったです。プロサッカー選手として、移籍することは、チャンスだと思っています。サンフレッチェ広島のチームの一員として頑張りたいと思います...広島で会えることを楽しみにしています」と語っているので、完全移籍の可能性が高そうです。(これは今日、中日スポーツが完全移籍であると報道しました。)
<04.12.5> 昨日からサンフレッチェは現有選手との契約更改交渉を開始しました。初日に登場したのは森崎和、茂木、李、服部、林、八田の6人。現状維持の茂木、八田以外はアップ提示を受けました。
 広島フットボールによると300万円アップの推定2,100万円の提示を受けた森崎和は、「自分としては、プロに入って一番手ごたえのあったシーズンですし、それを評価として形にしてほしいな、という想いはあります」と言いつつも、話す内容の多くはチームについて。「僕自身、誰が見ても『リーダー』と言われるようになりたいと思っている」との言葉通り、来年はもっと強いチームを作っていくと言う強い意志を見せています。
 一方、今年ゲームキャプテンを務めた服部は、400万円アップの推定2,800万円。「それなりの評価はもらいました」と言いつつも納得はしていなかった模様です。リーダーとしての役割を期待された今年は「自分としては精一杯やりました」と語っていますが、しかし来季に関しては「キャプテン云々ではなく」と言っているところを見ると、いよいよキャプテンマークも森崎和への「禅譲」があるのかもしれません。
 推定780万円の現状維持の提示を受けた茂木は、他チームからのオファーがあれば聞いてみたいとは言いつつも「僕としては広島でやりたい。来年、僕は死ぬ気で、死に物狂いで頑張る」と強い言葉を吐いています。また200万円アップの900万円の提示を受けた林も、基本は広島残留。「もし来年だめだったら、自分のサッカー人生はない、というつもり」で、「とにかく誰にも負けたくない...シモさんにだって負けたくない」と語っています。更に推定650万円の提示を受けた八田も、他チームからのオファーがあれば聞いてみたいとしながらも「ベースは広島でやりたい」。若手に負けている、と言う気持ちでなくむしろ自分の良さを出そうと切り替えている様子で、特に「ゲーム中でもリーダーシップを発揮し、しっかりとコーチングしながらやっていきたい」と前向きな気持ちを語っています。DFラインには小村、吉田がいますが他は八田よりも年下ばかり。彼こそ来季が最後と言う気持ちで、頑張って欲しいと思います。
<04.12.5> 昨日の報道によると、サンフレッチェはFWチアゴとの契約を更新しない事に決めた、とのことです。柔らかなテクニックを持ち高さもあるチアゴの能力に疑問は無いものの、怪我の多さは今季の低迷の一因ともなったわけで、来季の巻き返しに期待するとは言ってもなかなか微妙なところです。広島フットボールなどの書き方を見るとそのへんも考えて半年契約を提示したものの合意できなかった、という状況らしく、今後のことも考えてあまり引っ張らずに決断したのではないか、と思われます。代わりの選手については現在何人かの候補選手をリストアップして交渉中とのこと。一時期噂になっていたカルドソとの交渉は不調に終わったようですが、「とにかく得点がとれる選手、をコンセプトに妥協なき外国人選手の獲得を目指す」(広島フットボール)とのことです。
 一方先日発表されたDFジニーニョについて、代理人が「オファーは事実だがまだ交渉中」と語っていたとの記事が報知新聞に載っていましたが、信頼できる筋の情報(^_^;)によるとどうやら単に取材時期と掲載時期が食い違っていた、と言うだけだったとのこと。クラブとは既に正式に契約を交わしていて本人も広島に来る気満々だそうなので、こちらは何も心配はなさそうです。
<04.12.5> 関東地方でキャンプ中のU-19日本代表候補は昨日市原と練習試合を行ない、トップに1-3、サテライトに0-2で敗れたそうです。報知新聞の報道によると、U-19の唯一の得点を演出したのが1本目の後半から出場した前田。ペナルティエリア中央付近でボールを持つとドリブルでかわしてシュート。これは阻まれたものの詰めていた豊田が押し込んだとのことです。U-19代表候補は今日は午後1時からFC東京小平グラウンドで、FC東京とトレーニングマッチを行います。
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