2/22〜2/28のSANFRECCE Diary


<04.2.28> キャンプでの練習試合の最後となる蔚山現代とのゲームが昨日行われ、0-1で敗れました。
 サンフのメンバーは、GK:下田、DF:小村、リカルド、吉田、MF:松浦(→佐藤一58分)、李(→高木45分)、サンパイオ、服部、森崎和、FW:眞中、田村(→中山80分)、SUB:佐藤昭、外池、吉弘。広島フットボールによると序盤はサンフの「中盤の高いところでボールを奪い、そこからの速攻」と言う狙いのサッカーができていたそうで、7分には森崎和が、8分には李が決定的なシュートを放ったそうです。その後、現代のフィジカルの強さとロングボールに攻め込まれる場面はあったものの、チーム全体の守備意識が高くしっかりしたゲームが出来ていたようです。しかし後半は相手のルーカスの個人技に翻弄される場面が多くなり、一方的に攻め込まれたとのこと。後半18分にはラフプレーを見せた相手選手が退場になりましたが交代選手が補充され、その5分後には先制点を許します。終盤は足が止まった現代に対して猛攻を仕掛けましたがゴールを割る事ができず、そのまま敗れました。
 中国新聞によると「いい意味でも悪い意味でも、広島の仕上がり状況が90分間で浮き彫りとなった」のだそうです。守備面では小村、吉田に目処が立ったそうですが、しかし問題は5試合で1点しか取れなかった攻撃陣。前半は高い位置でボールを奪っての速い攻めができていたものの、後半は中盤が間延びして何もできずにシュートゼロに終わっています。ポジティブに考えれば「仙台戦では20分しかできなかった」(下田)サッカーが45分できたことは前進ですが、開幕まで2週間しか無いことを考えるととても楽観的にはなれません。なかなか捻挫から復活してこないチアゴの動向と合わせて、不安ばかりが残るキャンプ打ち上げとなってしまいました。
<04.2.27> 大木に続いてチアゴがリタイアするなど不安を露呈している攻撃陣の中で、ユースから昇格したルーキー田村の評価が急上昇しているそうです。広島フットボールには何度か高く評価する記事が掲載されているほか、昨日付けのスポニチでは「球団史上2人目となる高卒での開幕戦先発に名乗りを上げる勢い」と書かれるほどだそうです。一昨日行われた紅白戦では後半から眞中に代わってトップ組のFWに入ると、開始3分にこぼれ球に詰めてゴールを決めるなど活躍。「カズのクサビのパスを受け、相手のプレスに対しても、抜群のボディバランスで体勢を崩さずにキープする。キープするだけではなく、しっかりとボールを味方にパスした後は、すぐに前を向いて裏への飛び出しを企図する。彼の活き活きとした動きが、チームの活力となった」(広島フットボール)とのこと。昨年まではユースでもレギュラーでは無かった18歳が、チームを変えてくれるかもしれません。
<04.2.27> 日本サッカー協会は昨日、広島修道大のDF西河翔吾選手を広島の特別指定選手として承認しました。西河は広島市出身の20歳で、沼田高時代の2001年には国体選抜に選ばれ、また昨年と今年は中国・四国選抜にも選ばれています。昨年からサンフレッチェの練習に参加し、今年も一次キャンプから帯同して大宮、市原、京都とのサテライト同士の練習試合に出場しています。同年代の大久保や吉弘と切磋琢磨して、戦力になるよう頑張って欲しいと思います。
<04.2.26> 広島フットボールによると中国に遠征していたU-19代表組の3人が帰国し、早速練習に参加しました。中国遠征の成績は1勝1敗1分け(1勝はたぶん湖北選抜)で、高柳がボランチとトップ下で全試合に先発出場したのを初め、前田が1試合先発で2試合に途中出場、また吉弘は韓国戦のみで先発したとのことです。
<04.2.25> 昨日、キャンプで4試合目となる練習試合を仙台と行い、0-1で敗れました。チアゴ、大木、森崎浩に加えて井川もお休みとなってメンバー構成が苦しいサンフは、今季初めて3-5-2の布陣を採用。また田村を先発に起用して、GK:下田、DF:小村(→外池60分)、リカルド、吉田、MF:佐藤一(→高萩72分)、森崎和、サンパイオ、服部、高木(→李45分)、MF:眞中(→中山60分)、田村(→茂木45分)。対する仙台も昨年とは大きく変わったメンバーで、GK:小針、DF:森川、ガスペル、渡辺、MF:財前、石井、シルビーニョ、村上、西谷、FW:大柴、佐藤寿。広島フットボールによると、前半20分までは広島が素晴らしい出来で仙台を圧倒したそうです。特にルーキー田村が素晴らしく、彼を起点に何度も決定的チャンスを作りました。しかし前半24分、CKを大柴に合わされて失点すると、その後は田村の運動量が落ちて全体的に低調な戦いになったそうです。後半からは田村、高木に代えて茂木と李を入れ、森崎和をトップ下に入れる布陣を試します。森崎和のキープ力を高い位置で生かそう、と言う意図ですが、FWとの連動がうまく行かずなかなかチャンスも作れなかった模様。後半25分以降は相手もサテライトに変わったためチャンスは増えたようですが、点を奪うには至らず4連敗となりました。中国新聞によると清水の石崎コーチ(元川崎監督)が偵察に来ていたそうですが、「これだけ主力がいなくては厳しいだろう。スケールが一回り小さくなったように感じる」と語っていたとのこと。怪我人続出や疲れがたまっている事など考慮しなければならない点はあるものの、J2相手に2連敗した、と言うのは事実。キャンプ中の練習試合は1試合を残すだけとなりましたが、最後ぐらいは「結果」を出して欲しいものです。
<04.2.24> ファンクラブからのメールによると、毎年恒例の「サンフレッチェを励ます会」が3/2の6時半からリーガロイヤルホテル広島で行われます。会費はお一人様7,000円(小中高生は3,000円)。締めきりは明後日2/26となっていますので、参加希望の方はお早めにファンクラブ事務局までメールでお問い合わせください。
<04.2.23> 昨日宮崎で行われた京都とのトレーニングマッチは、トップが0-3、サテライトも1-3とともに完敗を喫しました。
 先に行われたトップ同士のゲームのメンバーは、広島がGK:下田、DF:井川、リカルド、小村、服部、MF:李(→佐藤一45分)、森崎和、サンパイオ、高木(→吉田45分)、FW:眞中(→松浦71分)、中山(→田村45分)。対する京都は、GK:橋田、DF:萩村、手島、鈴木悟、MF:森、ビジュ、石丸、中払、冨田、FW:黒部、崔。チアゴ不在のサンフはボールが収まらず、なかなか攻撃の形が作れなかったとのこと。李、高木も両サイドに張り付いたままで中盤が空いてしまい、京都のロングボールに対処するのが精一杯。リカルドと小村の身体を張ったプレーで決定機はほとんど作らせなかったものの、見るべきところの少なかった45分間だったそうです。後半は吉田を左SBに入れて服部を前に出し、またルーキー田村をFWに入れた事でチーム全体が活性化し、それなりに良い内容のサッカーが出来ていたようです。しかし、結果は3失点。オフサイドの掛け損ないと、リカルドのプレゼントパスと言うミス絡みで崔に2点取られ、さらに終盤にカウンターから冨田に決められてしまいました。これ以外のシーンでは相手の攻撃を抑えていたためそれほど悲観すべきものでもない、と言う事らしいのですが、それ以上に得点が取れないのは困ったもの。これまで3試合で得点1、失点10と言うのはいくら練習試合とは言え不安が募ります。開幕まで3週間を切って、ここまで出てきた課題をどのように解決していくのか。小野監督の手腕が問われることになります。
 一方、サテライト同士のゲームとなった2試合目は、前半27分に西村のゴールで先制したもののその後着々と失点し、終わってみれば1-3の完敗でした。広島のメンバーは、GK:佐藤昭、DF:森脇、西河、大久保、吉田(高木45分)、MF:木村、青山、外池(→田村45分)、西村(→田中45分)、FW:松浦、田村(→高萩21分)。対する京都は、GK:平井、DF:鈴木和、中村、鈴木悟、MF:渡辺、山田、前川、美尾、熱田、FW:田原、小原。広島フットボールによると、トップでも起用された田村が躍動したそうで、ドリブルでペナルティエリアに強引に入り込み、DF2人をかわしてシュート、と言うシーンなど可能性を感じさせるプレーを見せたそうです。
<04.2.22> 広島フットボールによると、実施されるかどうか一部で心配されていた?キャンプ応援ツアーの一行が昨日到着し、昼食をともにするなど和やかな雰囲気に包まれていたそうです。一方、練習は午前中から激しく行われたそうで、また午後は今日の京都戦に向けてのフォーメーション練習などが行われたとのこと。一昨日足をひねったチアゴが外れて中山が入り、また外池、李が入っていたとのことなので、今日のゲームはGK:下田、DF:井川、リカルド、小村、服部、MF:佐藤一、外池、李、高木、FW:中山、眞中、と言う感じになりそうです。
<04.2.22> 昨日U-23日本代表は五輪最終予選前最後の親善試合をU-23韓国代表と戦い、松井、森崎浩のゴールで2-0で快勝しました。メンバーは、GK:林、DF:茂庭(→石川46分)、闘莉王、那須、MF:徳永、鈴木啓、今野、森崎浩、山瀬(→松井46分)、FW:平山、田中達(→坂田84分)。イラン戦のメンバーがベースでストッパーに茂庭を入れ、徳永を右サイドに出した布陣で、私はゴールシーンしか見ていないのですが内容は良かったとのこと。森崎浩は前半は抑え気味でバランスを取るプレー中心で、後半は松井との関係で中央に絞ったり前に出たりと言う動きが目立っていたようです。また林は飛び出しの判断などに少々ブレがあったものの、味方のミスで作ってしまったピンチを防ぐなど良い働きをしていたそうです。得点は1点目が後半11分。松井がドリブルで仕掛けてペナルティエリアに侵入し、ヒールで流したパスを田中達がシュート性のクロス、これを詰めていた松井が押し込んだというものでした。また2点目は後半36分で、右サイドから崩して中央の平山が流し、ここに上がっていた森崎浩が左足でアウトに掛けてシュート。これが相手選手に当たってゴールに飛び込みました。親善試合の結果が直接本番のゲームに影響するわけではありませんが、厳しいアウェイゲームに向けて弾みをつける事が出来た、とは言えるのではないでしょうか。
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