3/7〜3/13のSANFRECCE Diary


<04.3.13> 広島フットボールによると、昨日のビッグアーチでの練習に集まったメンバーの中にルーキー田村の姿は無かったらしく、いきなりのベンチ入りはなさそうです。その代わりにメンバー入りして来たのは中山。松浦とともに、途中で流れを変えるオプションとして使われることになりそうです。今日の開幕戦は広島ビッグアーチで午後4時キックオフ。試合前イベントとして10時から補助競技場で少年サッカー大会、2時10分から4種(小学生年代)の前座試合が行われます。選手サイン会は大久保、吉弘両選手で、午後2時から先着100名様に整理券を配布。また小学生以下の先着100名様には選手とハイタッチの整理券が2時半から配布されます。先着プレゼントは、Jリーグノートを30,000名様、中国新聞社のJリーグ手帳を先着10,000名様へ。ファンクラブ会員限定プレゼントは今年は携帯アクセサリーで、先着2,000名様に下田選手のユニフォーム型のものがプレゼントされます。当日券はメインのSS席、SA席がそれぞれ160枚ずつ、自由席の大人が3,500枚、小中高生が1,000枚とわずかな販売数となっていますので、チケット確保がまだの方はお早めに会場にお越しください。今日の広島地方の天気予報は晴れですが、夕方は冷え込むかも知れないので薄手のコートなどを忘れずに。また無料駐車場が用意されていますが、混雑が予想されますのでなるべく公共の交通機関をご利用ください。二年ぶりに戻ってきたJ1の舞台を、ファン・サポーターも選手とともに楽しみたいものです。
<04.3.13> 日本サッカー協会は昨日、23日に行われる韓国戦に向けてのU-19代表を発表し、広島からは吉弘、高柳、高萩が選ばれました。今回選出されたのは次の24人。
【GK】山本(清水)、松井(磐田)
【DF】増嶋(FC東京)、吉弘(広島)、中村、柳楽(福岡)、水本(市原)、小林(柏)
【MF】原(駒澤大)、渡辺(名古屋)、寺田(G大阪)、増田(鹿島)、苔口(C大阪)、
    兵藤(国見高)、梶山(FC東京)、中山(京都)、高萩(広島)、高柳(広島Y)
【FW】豊田、平山智(名古屋)、三木(G大阪)、平山相(国見高)、ロバート(磐田)、田中(鹿島)
 また22日から行われるサニックス杯に向けてのU-17代表も発表され、サンフレッチェユースからはDF槇野が、また皆実高からはMF森重が選ばれました。
<04.3.12> いよいよ明日からJリーグの今年のシーズンが開幕。サンフレッチェの2年ぶりのJ1での戦いが始まります。
 サンフがホームに迎えるチームは清水エスパルス。99年にはセカンドステージを制した強豪クラブでしたが、その後徐々に順位を落として昨年は1st stageは11位、2nd stageは10位。残留争いに顔を出すことは無かったものの、すっかり中位以下に定着してしまいました。かつては代表クラスを多く抱えていましたが、昨年末に三都主、安貞桓が抜けて今も残っているのは森岡と黒河(U-23)ぐらい。メンバーを見ると30歳前後と20代前半が大部分を占めていて、今年は「世代交代」が大きなテーマとなってくるのではないでしょうか。シーズン前の練習試合は4勝3分1敗とまずまずの結果を残していますが、勝っている相手は専修大や浜松大、川崎F、大宮とJ1は一つもありません。当初指向していた4-4-2を3-5-2に変更するなど今年から就任したアントニーニョ監督の戦術浸透もこれからなのではないでしょうか。予想メンバーはGK:西部、DF:池田、森岡、鶴見、MF:伊東、ファビーニョ、太田、鈴木、アラウージョ(澤登)、FW:久保山、ジャメーリ。市川が脱臼で戦列を離れているため、伝統のサイドアタックは若い太田、鈴木が担うことになります。
 対するサンフですが、今週も小野監督の「厳しいトレーニングをしたら、試合で動けなくなる。そんな気持ちのバリアをとり払いたい」と言う意図を受けて、かなりハードな練習を課していたそうです。ただその中から選手達のコンディションも上がりつつあるようで、怪我のためキャンプ終盤をパスしたチアゴ、井川、八田らも元気に紅白戦に参加していたとのこと。広島フットボールなどの情報を総合すると、明日のメンバーは次のようになりそうです。
       下田

   小村 リカルド 吉田

     李 サンパイオ
井川            服部
       森崎和

    チアゴ  眞中

SUB:佐藤昭、外池、松浦、佐藤一、田村
 今年昇格したサンフにとってはほとんどの相手が「格上」となりますが、清水に関してはさほど怖れることはない、と思います。清水相手のホームゲームはこれまでの相性も悪くないので、何とか勝って勢いをつけて欲しい、と思います。
<04.3.12> 日本サッカー協会は昨日、UAE帰りで体調が戻らない選手のうち成岡、菊地がU-23代表から離脱し、代わりに根本(大分)と近藤直(柏)を追加招集する、と発表しました。近藤は今日の練習から、根本は明日合流の予定。菊地と成岡は細菌性腸炎に罹って下痢に悩まされ、「まだ食事も十分にとれない」状態だとのことで、仕方のない事だと思います。ただ選手を送り出すクラブにとっては、開幕戦の直前にレギュラークラスの選手を抜かれるのは非常に痛いのではないでしょうか。大分と柏は開幕戦の対戦相手なので、一人ずつ抜けるのは「公平」と言えば言えるのですが...
<04.3.12> 3/20(土)に行われる第2節ガンバ大阪戦に向けてのアウェイ応援バスツアーを募集中です。朝8時10分に広島駅新幹線口に集合して午後1時に万博記念競技場に到着し、ガンバ戦を観戦して午後10時に広島駅に戻ってくる、と言う日帰りのスケジュール。バス代と自由席のチケット代を含んで大人・高校生が9,500円、小中学生が8,500円(ファンクラブ・後援会員は2,000円割引)となっています。募集人数は120人で、締めきりは明日となっています。お申し込み、お問い合わせはデオデオ旅行社「サンフレッチェ広島アウェイ・ガンバ大阪戦バスツアー」係(082-240-3447)までどうぞ。
<04.3.11> 韓国での報道によると、大分、福岡、広島のJリーグ3チームが25日〜31日に訪韓して、全南、浦項、大田、大邱と親善試合を行う事になったそうです。4/3のKリーグ開幕に向けてのトレーニングが目的で、Jリーグ側は親善のほかKリーグクラブからの戦力発掘の目的もある、とのことです。この期間はJ2は通常のリーグ戦が行われていますしJ1もナビスコ杯がありますが、サテライトのゲームは無いようです。(今のところこの3チームは3/21のG大阪×広島、4/11のC大阪×福岡のみが予定されている。)従ってこの報道が本当なら、サテライトメンバー+α(強化指定選手やユースなど)で遠征することになるのではないでしょうか。
<04.3.10> プレスリリースによると、1st stageのホームゲームのうち第1節清水戦(3/13)、第7節浦和戦(5/2)、第12節鹿島戦(6/13)の3試合限定で「アストラムライン・広電バスでビッグアーチへ行こう」と言う企画を行います。アストラムラインでご来場の方先着4,000名と広電バスでご来場の方先着1,000名にサンフレッチェと相手チームのユニフォームが半分ずつ色分けされたデザインのオリジナルピンバッジをプレゼントします。これら3試合は多くの観客が見込まれるので、なるべく多くの人に公共交通機関を利用して欲しい、と言うことだと思われます。最初の清水戦は今週の土曜日。観戦予定の方は、是非アストラムラインかバスのご利用を。
<04.3.9> 日本サッカー協会は昨日、アテネ五輪アジア最終予選の日本ラウンドに臨むU-23日本代表を発表し、広島からは林と森崎浩が選ばれました。今回選ばれたのは次の20人。
【GK】黒河(清水)、林(広島)
【DF】闘莉王(浦和)、茂庭(FC東京)、那須(横浜FM)、徳永(早稲田大)、菊地(磐田)
【MF】森崎浩(広島)、松井(京都)、石川、今野(FC東京)、鈴木啓、山瀬(浦和)、
    阿部(市原)、前田、成岡(磐田)
【FW】高松(大分)、田中達(浦和)、大久保(C大阪)、平山(国見高)
 UAEラウンドからは青木と坂田が外れ、阿部と大久保が招集されています。阿部も大久保もこのチームでずっとやって来た選手で、特に阿部は怪我のために外れていたと言う事情があります。UAEラウンドを見ていると正確なロングキックを蹴っていたのは森崎浩だけ、と言ってよい状態だったので選出の理由は十分にあると思います。一方、大久保について山本監督は「セレッソの方でしっかりキャンプをこなして体調も万全」なので「攻撃力のアップに期待している」と語っています。しかしいろいろな報道によると彼の体調はともかく精神面のコンディションは最悪で、広島との練習試合ではラフプレーの連発で酷いプレーに終始していたそうです。果たして彼が本当に戦力になるのか、個人的には少々疑問です。また監督は外した選手についてその理由を「コンディションは、特に試合に出られないとゲーム勘も少し失われていきますので」と語っています。これは特に全く出場機会が無かった青木の事を言っているのだと思いますが、招集して起用しなかったのは監督の責任なのに、これでは理由になっていないのではないでしょうか。同様の立場の成岡をなぜ残したのか、バーレーン戦に出場停止となる森崎浩の代役をどうするのか等の疑問点にどのように答えてくれるか、日本ラウンドでの采配に注目したいと思います。
 なお、森崎和は今回も招集を見送られましたが、これは個人的にはポジティブに捉えています。広島フットボールなどによると、サンフレッチェでは最近トップ下として起用されていて、チアゴとのコンビでチャンスを量産しているとのこと。リーグ戦に向けて、ここで招集されるとチームは非常に困る事になってしまいます。それにU-23代表のボランチのレギュラーは鈴木啓と今野で確定していて、プレースタイルの違う森崎和が起用される可能性は非常に低く、選ばれても青木のようにベンチを温めるだけで終わる可能性が高そう。代表の方は弟に頑張ってもらって、彼にはサンフレッチェの勝利に集中して欲しい、と思います。
<04.3.8> ユース年代のチャンピオンを決める「JFAプリンスリーグU-18中国2004 presented by TOSHIBA」が、今年も3/20から始まります。2回目となる今年はレギュレーションが少し変わって、6チームずつ2組に分けた1回戦総当たりのリーグ戦からスタート。各グループ上位3チームずつ、下位3チームずつのそれぞれ6チームずつによる1回戦総当たりの2次リーグ戦を行い、上位リーグ3位までが高円宮杯全日本ユース選手権への出場権を得ます。また上位リーグの5,6位と下位リーグの1,2位が残留決定戦を行って、上位の6チームが来年の残留の権利を得ることになります。今年の参加チームは昨年の上位6チーム(サンフレッチェ広島ユース、観音[広島]、作陽[岡山]、多々良学園[山口]、皆実[広島]、松江商[島根])と中国5県の予選を勝ち抜いた5チーム(広島県工[広島]、倉敷南[岡山]、小野田工[山口]、境[鳥取]、大社[島根])、及び高校選手権の中国チャンピオン(皆実)の県の予選2位チームでクラブ連盟推薦の安芸FCとの代表決定戦に勝った銀河学院[広島]となっています。6チームずつによる1次リーグの日程は次の通り。
【A組】
3/20 11:00 広島工 × 多々良(広島広域公園第一球技場)
   13:30 境   × 松江商(広島ビッグアーチ)
3/21 12:30 多々良 × 松江商(広島ビッグアーチ)
   12:30 サンフ × 境  (広島広域公園補助競技場)
4/ 4 11:00 広島工 × 倉敷南(広島広域公園補助競技場)
4/ 4 11:00 多々良 × 境  (多々良学園高校グラウンド)
4/10 11:00 倉敷南 × 松江商(福田公園サッカー場)
4/11 13:30 倉敷南 × サンフ(福田公園サッカー場)
4/17 11:00 広島工 × サンフ(竹ヶ端運動公園陸上競技場)
4/24 11:00 松江商 × サンフ(浜山運動公園球技場)
   11:00 倉敷南 × 多々良(未定)
   13:30 境   × 広島工(未定)
4/29 11:00 境   × 倉敷南(明石緑が丘公園サッカー場)
   11:00 多々良 × サンフ(多々良学園高校グラウンド)
   13:30 松江商 × 広島工(未定)

【B組】
3/20 11:00 広島皆実× 小野田工(広島ビッグアーチ)
   11:00 広島観音× 銀河学院(広島広域公園補助競技場)
   13:30 作陽  × 大社  (広島広域公園補助競技場)
3/21 10:00 広島観音× 大社  (広島ビッグアーチ)
   10:00 小野田工× 銀河学院(広島広域公園補助競技場)
   10:00 広島皆実× 作陽  (広島広域公園第一球技場)
4/ 4 13:30 銀河学院× 大社  (広島広域公園補助競技場)
4/17 13:30 広島皆実× 広島観音(竹ヶ端運動公園陸上競技場)
4/24 11:30 小野田工× 広島観音(多々良学園高校グラウンド)
   13:30 銀河学院× 作陽  (多々良学園高校グラウンド)
   13:30 大社  × 広島皆実(未定)
4/25 13:30 小野田工× 作陽  (福田運動公園サッカー場)
4/29 11:00 作陽  × 広島観音(未定)
   13:30 大社  × 小野田工(明石緑が丘公園サッカー場)
   13:30 銀河学院× 広島皆実(多々良学園高校グラウンド)
 またこの後の上位と下位に分かれた2次リーグは5/22, 5/29, 6/26, 7/10, 7/17に、残留決定戦は7/24に行われる予定。サンフレッチェユースが昨年優勝を逃した高円宮杯を目指す戦いは、ここから始まることになります。
<04.3.7> 昨日、開幕前の最後の練習試合をC大阪と行い、チアゴの2ゴールで逆転勝ちしました。
 広島フットボールなどによると、サンフレッチェのメンバーは次の通り
       下田

   小村 リカルド 吉田
   (→高木73分)
     李 サンパイオ(→外池63分)
     (→佐藤一58分)
松浦(→井川45分)     服部
       森崎和

    チアゴ  眞中(→松浦73分)
    (→田村58分)
 対するC大阪は、GK:多田、DF:カブラル、上村、ラデリッチ、MF:斉藤(→佐藤45分→徳重60分)、久藤、布部、徳重(→千葉45分)、森島、FW:西澤(→中井59分)、大久保(→苔口56分)。立ち上がりはセレッソのプレッシャーの前に押され気味の展開で、セレッソの誇る大久保、西澤、森島の攻撃陣の脅威にさらされたそうです。20分には下田がバックパスをキャッチしてしまってペナルティエリア内からの間接FKのピンチ。その2分後にも大久保にシュートを打たれますが、これも外れます。そしてその直後からサンフのペースになったそうで、松浦のクロスからチアゴの飛び込み、あるいは李のFKをサンパイオがヘッド、更に森崎和のパスを受けた眞中が決定的な場面に顔を出しますが、シュートミスで得点機を逃します。サンフの攻勢で推移した前半の時間帯でしたが、30分にクロスを下田がキャッチミス。これを森島に押し込まれて先制点を許してしまいました。しかしイレブンはこれで下を向くことなく逆襲に転じ、何度もチャンスを作ります。そしてついに40分、森崎和のパスを受けたチアゴが「素晴らしいボールタッチであっというまにDFを置き去り。落ち着いて放ったシュートは、計ったようなコースを辿り、左隅に決まった」(広島フットボール)のだそうです。G大阪戦以来無得点が続いていたサンフでしたが、久々の得点は「新エース」チアゴの足から生まれました。
 後半から井川が右WBに入ったサンフはそのままペースを握り続け、服部、眞中らが立て続けにシュートを放ちます。そして後半13分、サンパイオと服部のコンビで左サイドを崩すと、服部が鋭いクロス。これをチアゴが長い足でゴールに突き刺しました。この後、思うようにサッカーが出来ないセレッソが苛立って15分には佐藤がレッドカードで退場になります。(練習試合のため、徳重が代わりにin。)サンフはチアゴに代えて田村を投入し、更に森崎和をボランチに下げて佐藤一をトップ下に使う布陣を試します。天候の悪化によりやや大味な展開になったようですが、しかし25分には服部のアーリークロスから佐藤一がDFラインの裏に飛び出し、その直後にも眞中が飛び出してフリーでシュート。38分と42分にもシンプルなパス交換から服部や松浦がシュートを放つなどチャンスを作ります。30分過ぎからはセレッソの攻勢を受けますが集中を切らさずに守り切り、「今季初勝利」を挙げる事ができました。
 試合後に小野監督は、やはりチアゴの存在感の高さを認めた上で「いい形で開幕が迎えられる」と語っていたそうです。今季は焦らずじっくりとチーム作りを進める心づもりのようですが、それが形になりつつあることを示したゲームだった、と言えるのではないでしょうか。ただ唯一不安があるとすれば、主力メンバーが欠けたとき。特にこの日2ゴールを決めたチアゴの体調が万全で無かったとき、あるいは森崎和がU-23代表に招集されてしまったときにどうするか、と言う問題が残ります。昨日予定されていたサテライトの練習試合は雪のため中止になったそうですが、大阪遠征したメンバーだけでなく、それ以外のメンバーの奮起にも期待したいと思います。
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