5/30〜6/5のSANFRECCE Diary


<04.6.5> 広島フットボール等の情報によると、今日のセレッソ戦は森崎浩、駒野のU-23代表組はお休みでベンチにも入らない模様です。その代わりに右サイドで起用されそうなのがユースの森脇。高校生らしからぬフィジカルの強さとスピードを持ち、攻撃にも絡む事のできるサイドバックが、来季のプロ契約を目指して挑む事になります。また先週初めてプロのゲームに出た「天才レフティ」前田もベンチ入りが有力。更にここまで怪我のためずっとメンバー入りできなかった八田もベンチ入りしそうです。厳しい戦いが続く事になる1st stage終盤の戦いに向けて、ここで少しでもチームの底上げを果たしておきたいところです。
 今日の試合会場は広島スタジアムで、午後3時キックオフ。この日は毎年この時期の恒例となった「ゆかた祭り」が開催されます。浴衣、あるいは甚平を来てご来場の方先着50名様に7/24のナビスコ杯東京V戦の自由席券をペアでプレゼントするほか、先着100名様にヤマザキの菓子パンをプレゼント。また普段は小学生以下限定の「選手とハイタッチ」に、浴衣か甚平を着用の大人の方も参加できます。ご希望の方は午後1時半から受付で整理券をお受け取りください。
 この他、試合前イベントとして「サンフレッチェといっしょにコクリツを目指そう」が催されます。今日のゲームの入場券をお持ちの小学生以下の方がドリブルゲーム、シュートゲームに挑戦し、その中から11名がナビスコカップ決勝の試合前イベントに招待されます。また前座試合のフォリアチャレンジは午後2時5分から。ファンクラブ・後援会員限定プレゼントはチアゴのユニフォーム型携帯アクセサリーと、抽選で茂木選手のサイン入りユニフォームです。更に選手サイン会は河原、高萩両選手。参加希望の方は午後1時から先着100名様に配付の整理券をお受け取りください。今日の広島地方の天気予報は一日中晴れ。暑くなりそうなので陽射し対策と水分補給をお忘れなく。テレビ放送の予定はありませんので、スタジアムに行けない方はネットやtssサイトの速報等で情報を得るしか無さそうです。
<04.6.4> 明日はナビスコ杯の第4節セレッソ大阪戦を、広島スタジアムで行います。
 わずか3試合で監督を解任すると言う荒療治を施したセレッソですが、リーグ戦ではこれまで2勝2分け7敗で15位と「低空飛行」から抜け出すことが出来ません。またナビスコ杯もここまでの勝ち点は1。リーグ戦同様に苦しい状況は変わっていません。
1H ●1-2 名古屋 【C】徳重、【名】角田、ウェズレイ
2A ●2-4 浦和  【C】大久保2、【浦】OG、長谷部、エメルソン2
N1H △1-1 東京V 【C】西澤、【V】林
3A ●1-2 横浜FM 【C】森島、【横】久保、中澤
4A ●1-2 磐田  【C】大久保、【磐】名波、グラウ
5A △1-1 FC東京 【C】千葉、【F】ルーカス
6H ○1-0 鹿島  【C】西澤
N2A ●1-4 東京V 【C】下村、【V】小林大、エムボマ、平本、玉乃
7A ●0-3 大分  【分】木島、吉田、高松
8H ●1-2 広島  【C】徳重、【広】森崎和、森崎浩
9A ○2-1 清水  【C】西澤、大久保、【清】アラウージョ
10H ●1-2 新潟  【C】西澤、【新】鈴木慎、安英学
11A △1-1 市原  【C】森島、【市】山岸
N3H ●0-1 横浜FM 【横】佐藤由
 前節はU-23代表から戻った大久保をフル出場させるなどほぼベストメンバーで臨みましたが、久保、坂田、中澤、安貞桓、柳想鐵、那須らを欠く横浜に一方的に支配され点差以上の完敗だったとのこと。その上次節は大久保と千葉が累積のため出場停止。更に森島も大腿部筋挫傷で全治3週間と言うことで、好材料は何もないと言って良いでしょう。勝ち抜きの可能性が薄くなったナビスコ杯よりもリーグ戦を優先して、明日はメンバーを大きく変えてくる可能性もありそうです。
 対するサンフは5月は無敗で来ていましたが、その結果が気持ちの緩みを生んだのか前節はいいところなく敗れました。これで勢いを止めてしまうのか、それとも「良い薬」にすることができるのか。明日のゲームが非常に重要だと言えるでしょう。メンバーですが、出場停止や主力選手の怪我もないのでベストメンバーを組む事ができます。しかし、このところ週2試合ペースが続いている森崎浩と駒野をどうするかが微妙なところ。また若手も伸びて来ているようなので、ある程度思いきった選手起用をしてくるかもしれません。と言うことで、メンバーは次のように予想しておきます。
       下田

森脇   小村 リカルド  吉田

        李  

  松浦        服部

       森崎和

    大木   チアゴ

SUB:佐藤昭、外池、前田、木村、田中
 ナビスコ杯のグループAは東京Vと横浜FMが勝ち点7で並んでいるのに対してサンフは勝ち点1。勝ち抜きのためには2勝1分け以上の成績が必要で、なおかつ上が負けるのを待つしかない状況ですが、しかしだからこそ思いきったことをして欲しい、と思います。ここで勝つことももちろん重要ですが、それ以上に後に繋がる戦いをして欲しいもの。特に来週以降は強豪相手の過密日程となるだけに、このゲームを良いきっかけにして欲しいと思います。
<04.6.4> トゥーロン国際大会の初戦が一昨日行われ、スウェーデンと対戦したU-19日本代表は前半4分に先制したものの後半終了間際に追いつかれ、1-1で引き分けに終わりました。
 日本のメンバーは、GK:西川[大分U-18]、DF:水本[市原]、増嶋[F東京]、柳楽[福岡]、MF:中村[福岡]、梶山[F東京]、高柳[広島Y]、苔口[C大阪]、兵藤[早稲田大]、FW:カレン[磐田](→森本[東京V]80分)、原[駒澤大](→豊田[名古屋]64分)。私はJ SPORTS 2は見れないのでネット上の情報によると、日本は序盤は主導権を握り早々に先制しましたが、その後はスウェーデンにペースを握られ西川の好セーブとポストの活躍?によって1点リードを守ったそうです。そして後半もほぼ同じ展開のまま我慢が続きましたが、後半35分にFKのボールを西川がパンチング。それが運悪く高柳に当たりこぼれ球を押し込まれた、とのことです。
<04.6.3> 水曜日は紅白戦の日、と言うことで昨日サンフレッチェは20分×2本の紅白戦を行いました。ヴェルディ戦で「ぬるい試合」で惨敗を喫した後と言うことでかなり気合いの入ったゲームだった様子で、広島フットボールによると「骨のきしむ音が聞こえる。ゴツゴツという音が、選手たちが激突する度に聞こえる。激しい。気持ちと気持ち、汗と汗がぶつかりあう」ゲームだったそうです。メンバーは分からないのですが、先週に続いてユースの森脇と前田が参加し、田村や松浦、木村、田中らがチャンスをつかもうと闘志を見せていたそうです。また、7月いっぱいで退団するサンパイオの後釜を狙う選手のうち高萩がワンタッチプレーで、高木が前への気持ちを出したプレーでアピールしていたとのことです。得点はレギュラー組から生まれていて、1点目は森脇のクロスに森崎和が飛び込んでゲット。2点目は大木のスルーパスを受けたチアゴが角度のないところから叩き込み、3点目は森崎和の鋭いスルーパスで飛び出したチアゴがGKとの1対1から決めています。C大阪戦で大量に若手を起用する、と言うことはないと思いますが、ここまで過密日程を戦ってきた森崎浩と駒野を休ませる事は十分に考えられます。ここに名前を挙げた選手だけでなく、このところ出場機会を失っている井川や佐藤一らの「逆襲」にも期待したいと思います。
<04.6.2> 昨日札幌で行われたU-23マリ代表との親善試合は、1-1の引き分けに終わりました。
 日本のメンバーは、GK:黒河、DF:茂庭(→菊地46分)、那須(→今野46分)、北本、MF:駒野、鈴木啓(→松井69分)、阿部、根本(→森崎浩46分)、山瀬(→大久保46分)、FW:高松(→前田59分)、坂田。相変わらず「テスト」が好きな山本監督は、トルコ選抜戦に出場機会のなかった選手全員(GKを除く)を起用して臨みました。選手達は「これが最後のチャンス」とばかりに見ていて痛々しいほどの頑張りぶり。身体能力の高いマリの選手たちに対して組織で対応し、集中力の高い戦いを見せました。ただ、攻撃面でのコンビネーションの悪さは相変わらずで、何度かDFラインの裏へのパスでチャンスは作ったものの単発的で、3人目、4人目の動きでチャンスを作るシーンはあまり見られませんでした。本番を想定した厳しい展開の中で戦う姿勢を見せたことは収穫ですし、ミスからの失点を自分たちの力で取り返したことは良かったと思いますが、所詮は個人の能力と頑張りのおかげでしょう。山本監督は会見で「コンビネーションがアップしたところもあるし、単純なコミュニケーションミスもあった。これは試合を重ねる中で多少時間がかかってしまうかなと思う」と語っていますが、そんなチーム作りをしているのは彼自身なわけで、そう言う事をヒトゴトのように言って欲しくはないわけです。「レギュラー組」で戦ってあまり内容の良くなかったトルコ選抜戦と「サブ組」が頑張ったU-23マリ代表戦の結果を、どのように「後の絞り込みに向けての判断材料」(山本監督)にするのか。オーバーエイジを選ぶのか、怪我で抜けた林、闘莉王、田中達、石川はどうするのかなども含めて、誰が選ばれたとしても納得できないような気がします。
 ところでサンフレッチェから選ばれた2人ですが、駒野は先発フル出場、森崎浩は後半の頭からの出場でした。トルコ選抜戦で素晴らしいプレーを連発した駒野は昨日も絶好調。タイミングのよいオーバーラップや精度の高いクロスだけでなく、守備面でも大活躍でピンチを何度も救いました。山本監督も「想像以上でうれしい。まだまだやってもらうこともあるが、新しいオプションが増えたと思う」と語っていて、五輪本番に呼ばれるのもほぼ間違いない、と言う出来だったと言えるのではないでしょうか。一方の森崎浩は後半からの出場。彼も「最後のアピール」と言うことで何度も左の空いたスペースでボールを受け、単独でのドリブル突破を試みるなど積極的なプレーを見せていました。またセットプレーの精度も日に日に高くなる、と言う感じで、得点には繋がらなかったものの何度も一歩手前の状況を作っていました。ただ、いつも書くことですがやはり彼はサイドではなく、中央で動いたときに持ち味を発揮するプレーヤーだと思います。昨日のゲームでも終盤に中央に絞るだけでなく時には右サイドにまで進出していましたが、その時のボールカットからの逆襲や駒野とのパス交換に光るものがありました。ポジションを争う根本の出来が悪かっただけに普通に考えれば彼も「五輪当確」と言いたいところですが、しかしオーバーエイジの可能性もあるだけに何とも言えないところ。森崎浩本人にとってもクラブにとっても(またファンにとっても)、落ち着かない日が続きそうです。
<04.6.1> サンフレッチェは6/26(土)に行われるジュビロ磐田戦の「アウェイ応援バスツアー」の募集をしています。日程は6/26の朝4時半に広島西飛行場に集合(広島駅新幹線口には5時)して午後3時からの磐田戦を観戦し、試合終了後に帰途について深夜1時10分に広島駅、1時半に広島西飛行場に戻ってくるという「弾丸ツアー」です。料金は貸しきりバス代、自由立ち見席チケット代を含んで大人・高校生15,000円、小中学生14,000円で、いつものようにファンクラブ・後援会員は2,000円の割引になっています。早朝集合・深夜出発の厳しいスケジュールになっていますが、広島西飛行場の駐車場に車を置けば大丈夫ではないかと思われます。またバスは山陽道を通っていくので、どこかのサービスエリアで乗り降りすると言うのも可能だろうと思います。申し込みと詳細についてのお問い合わせは、デオデオ旅行社「サンフレッチェ広島アウェイ・ジュビロ磐田戦バスツアー」係(082-240-3447、受付は午前10時〜午後7時)までどうぞ。申し込み期間は今週の日曜日(6/6)までです。
<04.5.31> 昨日サテライトは国体少年選抜とトレーニングマッチを行い、2-0?で勝ちました。ある情報源によると、サテライトのメンバーはGK:河原、DF:井川、八田、練習生、MF:外池、高木、佐藤一(→高萩)、木村、松浦(→田中)、FW:眞中(→青山)、中山(→茂木)。対する国体選抜は遠征から帰ったばかりの前田、森脇らサンフレッチェユースの選手に他の高校の選手を加えたメンバーで、立ち上がりは互角だったそうです。しかしキープ力に勝るサテライトが徐々にペースを握ると、後半からFWに上がった木村や途中から入った茂木、田中らを中心に攻め込み、後半8分?に高木からのスルーパスで抜け出した田中が先制ゴール。更に30分頃に茂木からのクロスを木村がワントラップしてゴールに流し込み、2点目を取ったとのことです。結果的にサテライトが貫禄を見せた形になりましたが、特に後半からのメンバーが良さを発揮していたとのこと。若手選手の下からの突き上げで、気持ちの緩んだレギュラー陣を脅かして欲しいと思います。
<04.5.31> 土曜日にプリンスリーグの上位リーグが行われ、サンフレッチェユースは皆実高を1-0で下して2連勝となりました。このゲーム、ユースは年代別代表(高柳、槇野、柏木、平繁、野田)やトップ(佐藤昭、森脇、前田)に選手を取られて苦しいメンバー構成となり、ジュニアユースの横竹をベンチ入りさせるなどして苦しい戦いを強いられました。しかし前半にラッキーな形で先制すると、その後一進一退の後皆実の反撃を食い止め逃げきりました。
<04.5.30> 昨日国立競技場で行われたナビスコ杯第3節東京V戦は、ボールを支配しつつも失点を繰り返し0-3で敗れました。
 小野監督はベンチにユースの佐藤昭と前田を入れたもののU-23代表の森崎浩と駒野も先発させ、ベストメンバーを組んで臨みました。
       下田

駒野  リカルド  吉田  服部
(→前田66分)
    李  サンパイオ(→小村66分)

  森崎浩      森崎和

     大木 チアゴ
     (→松浦82分)

SUB:佐藤昭、外池
 対するヴェルディも代表に招集された三浦と森本が不在だったもののほぼベストで、GK:高木、DF:米山、戸川、ウベダ、MF:山田、林、小林大(→玉乃86分)、平野(→相馬83分)、小林慶、FW:平本(→エムボマ77分)、桜井、と言うメンバーでした。序盤からボールを支配したのはサンフレッチェの方だったそうで、「前半は、やろうとしていたことができてチャンスがあったと思う。実際、前半の5〜10分間でいけると思っていた」(小野監督)「立ち上がりから、いつか点が入るだろう、という安易な気持ちがあった」(下田)ようです。しかし先制点を奪ったのはヴェルディ。前半15分に下田がスローしたボールをサンパイオが吉田にバックパス。しかしこれが弱く桜井に奪われ、そのままペナルティエリアまで持ち込まれてゴールを許しました。更に25分にはCKに桜井が頭で合わせ、これがファーサイドのネットを揺らします。逆にサンフは6分、12分、24分、32分にチアゴ、17分に森崎浩が決定的なシュートを放ちましたがことごとく外し、その他にもチャンスを作るもののゴールは奪えず。両チームともミスが続出する大味な展開ながら、相手ミスを生かしたヴェルディの2点のリードで前半を折り返しました。
 後半は守りを固めてカウンターを狙うヴェルディに対して積極的に攻めに出たサンフでしたが、服部のクロスに合わせたチアゴのヘディングシュートが外れるなど点が奪えない展開が続きます。後半21分には前田と小村を投入して3-4-3にするなど何とか打開を図るもののなかなか効果を発揮せず、逆に37分には吉田がペナルティエリア内で桜井を倒してPKを与えて3失点目。その後松浦を投入したものの時既に遅く、結果的には0-3での完敗となりました。
 私は「スーパーサッカー」のダイジェスト映像しか見ていないので内容については何とも言えないのですが、広島フットボールによると「収穫に乏しく、集中の切れた、今季今まで見たことのないような、ゆるい試合だった」とのことです。これまでリーグ戦では高い緊張感を持って戦っていたのが、ナビスコ杯だということで緩んでしまったのか、あるいはつまらないミスから失点して精神的にダメージを受けたのかは分かりません。しかし、ここまで作り上げてきたものから「何か」が欠けていたゲームだった事は間違いない様子で、実際に選手の口からは「もっと集中してやらないと勝てない」(森崎浩)「今の課題が出た試合」(森崎和)など反省の言葉ばかりが出て来ていたようです。思うに、降格の心配はとりあえず遠ざかり、優勝争いをするにはまだまだ、と言う中位チームの典型的なメンタリティが出てしまったと言えるのでは?これを克服するのはそう簡単な事ではないのですが、こう言うゲームがナビスコ杯だったと言うのはラッキーだったと思って、もう一度「戦うチーム」になって欲しいと思います。
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