6/27〜7/3のSANFRECCE Diary


<04.7.3> プレスリリースによると、2nd stage開幕の1週間前となる8/8(日)に、プレシーズンマッチの大分トリニータ戦が行われることになりました。場所は尾道市のびんご運動公園陸上競技場で、午後6時キックオフ。サンパイオとアテネ五輪代表組を欠くメンバーでどれだけ戦うことができるのか。2nd stageを占う上で非常に重要なゲームとなるのではないかと思います。前売り券は指定席Sが3,000円、指定席Aが2,500円、指定席Bゾーンが1,500円で、自由席(おそらく芝生席)は大人が1,000円、小中学生が500円。V-POINT、広島市内のプレイガイド、ファミリーマート、ローソン、セブンイレブン、サンクスの他、中国新聞販売所各店で今日からの発売です。
<04.7.3> プレスリリースによると、サンフレッチェは7/7(水)〜7/13(火)の1週間、北海道の「ヤマハリゾート キロロ 森の広場」で夏季トレーニングキャンプを行います。参加選手はU-23代表の森崎浩、駒野、林を除く全選手で、ユースの佐藤昭、高柳、森脇、桑田、前田、槇野も参加の予定となっています。スケジュールを見ると毎日ずっと「トレーニング」となっていて、特に練習試合などは予定されてない模様。1st stage中に痛めた箇所のケアと、2nd stageに向けての身体作り、それともう一度チームの団結を固めるのが目的になるのではないでしょうか。
 なお、一昨日はキリンカップに臨む日本代表選手も発表されましたが、7/9(金)にビッグアーチで行われるスロバキア代表戦に向けて広島でトレーニングを行うとの噂です。原則として非公開らしいので練習見学などはできないものと思われますが、2000年のUAE戦の時に行われたような指導者向けのセミナー等はあるかも知れません。またこのゲームのチケットですが、6/30の時点ではカテゴリー1(メインスタンド中央)は完売してカテゴリー4と5(ゴール裏〜コーナー付近)も残りわずか。バックスタンド中央部のカテゴリー2とその両脇のカテゴリー3が数千枚ずつ残っているようです。また福山・松永・尾道方面からのバスツアーも予定されていますので、ご希望の方は広電中国新聞旅行福山営業所(084-923-2228)までお問い合わせください。
<04.7.2> サンフレッチェは昨日、眞中靖夫選手の横浜FCへのレンタル移籍と井川祐輔選手のレンタル解消・名古屋への再レンタルを発表しました。
 C大阪からレンタルで獲得した眞中は「J1復帰の切り札」として昨年の8月12日に広島入り。直後の横浜FC戦に出場して3得点に絡むと、その後14試合に出場して2得点を挙げてJ1昇格に貢献しました。そして彼の貢献は試合におけるものだけでなく練習や普段の生活からだそうで、その常に全力を尽くす姿勢は「100%プロとしての自分をデザインしろ」と言う小野監督の言葉を体現するものだったようです。今季はここまで6試合の出場で無得点でC大阪戦の幻のゴールは気の毒でしたが、その後出場機会がなかったのは若返りを図るチーム方針のためでしょう。眞中にとって4試合目のチームとなる横浜FCは兄の幹夫が在籍中で、プロとしては初めて同じチームでプレーすることになります。現在9位の横浜FCは勝ち点24で昇格争いに絡む可能性も残しているわけですし、持ち味である全力プレーを見せて欲しいと思います。
 井川も広島入りしたのは昨年の第3クールで、眞中の2週間後のことでした。いきなり先発起用された水戸戦は引き分けに終わりましたが、次の札幌戦からチームは7連勝。井川はその後リーグ戦終了まで全試合に先発して1得点を挙げて、J1昇格に貢献しました。森崎兄弟らと同じ「アテネ世代」と言うことで期待されてレンタル延長となり、今季も開幕から6試合に出場しましたがいまひとつ良い働きができず、その後駒野の復帰と吉弘の成長もあって出場機会を失っていました。昨年の働きや将来性を考えれば彼をここで失うのは残念なのですが、しかしいずれチームを離れる選手を我慢して起用するわけにもいかずチームにとっては仕方のない選択だ、と言えるでしょう。名古屋には秋田や角田等ライバルも多く井川にとってはこれまで以上に厳しいチャレンジとなりますが、昨年広島に来たときの気持ちを思い出して頑張って欲しいものです。
 一方、サンフレッチェは大宮のFW盛田剛平選手のレンタルでの獲得を発表しました。「利き足は?」と聞かれて「頭」と答えたと言うエピソードを持つほどヘディングに自信を持つ選手で、駒澤大から99年に浦和入りしたていきなり19試合に出場するなどエース級の扱いを受けましたが、その年は結局無得点。浦和のJ2降格の「戦犯」とまで言われていました。その後2001年にはC大阪に移籍したもののここでも無得点に終わりましたが、その後川崎、大宮で70試合に出場して7得点を挙げています。イメージ的には浦和に移籍した梅田に似ているのですが、実績は盛田の方が上。今年はほとんどプレーしていない(3試合0得点)のが気になるところではあるのですが、「性格も真面目で、常に全力で戦う選手」(広島フットボール)らしいので期待して良いのではないでしょうか。
<04.7.1> 日本サッカー協会は昨日、7/6から始まる石垣島合宿に参加するU-23代表候補を発表し、広島からは林、森崎浩、駒野が選ばれました。今回選出されたのはオーバーエイジの曽ヶ端を含む26人。
【GK】曽ヶ端(鹿島)、黒河(清水)、岩丸(神戸)、林(広島)、川島(名古屋)
【DF】闘莉王(浦和)、茂庭(FC東京)、北本(神戸)、那須(横浜FM)、徳永(早稲田大)、菊地(磐田)
【MF】森崎浩、駒野(広島)、松井(京都)、石川、今野(FC東京)、鈴木、山瀬(浦和)、
    根本(大分)、阿部(市原)、前田(磐田)
【FW】高松(大分)、大久保(C大阪)、田中達(浦和)、坂田(横浜FM)、平山(筑波大)
 これまで「競争」と称していろいろな選手を呼んだり落としたりしてきた山本監督ですが、今回はトルコ選抜戦・マリ戦と同じメンバーを選んでいます。五輪本番まで1か月半となってさすがにチームを「熟成」させなければならない、と言う事なのでしょうが、マスコミ報道によるとオーバーエイジとして小野(フェイエノールト)、高原(ハンブルガー)も所属クラブの同意が得られ次第合流させる方針だとのことなので、彼らを除いた25人からアテネ行きの15人が選ばれる事になりそうです。従って選手達は相変わらず「競争」と「アピール」を強いられるわけで、彼らにとっては相当精神的にきつい合宿になるのは間違いない、と思われます。
<04.7.1> サンフレッチェは昨日、サンパイオに代わる新外国人としてベット(ジョベルト・アラウジョ・マルチンス)を獲得した、と発表しました。ベットはブラジル代表としても13試合に出場したMFで、運動量豊富な守備的MFとしてプレーするだけでなく積極的に攻撃に絡む力も持っています。昨年は札幌のJ1昇格の「切り札」として来日し、広島戦では危険なFKを含むシュート7本を放つなど高い存在感を見せていました。ただ、札幌では当時のジョアン・カルロス監督と対立して2ヶ月で突然帰国。「ホームシック」と言うのは後付けの理由のようですが、いささか信義に欠ける振舞いをした事は間違いありません。またその後在籍したバスコ・ダ・ガマでも練習への遅刻などを繰り返していたそうで、真面目タイプの選手ではなさそうです。これまでの実績を見る限りでは能力の高い選手であることは間違いないようですが、バスコのジェニーニョ監督も「私は、彼の起こすトラブルに対し、いつも忍耐強く対処してきた。日本でプレーするならば、彼は自分を律する必要がある」と語っていたそうで(中国新聞)、そのへんをコントロールできるかどうかが鍵になりそうです。
 なお、サンフレッチェは同時に京都からGK上野秀章選手のレンタルでの獲得を発表しました。上野は「アテネ世代」の23歳で、室蘭大谷高から2000年に京都入りし、02年にはリーグ戦4試合、昨年も2試合に出場しています。またU-19、U-21、U-22の年代別代表にも招集されるなど潜在能力の高さは間違いないものと思われます。ただ昨年までは平井を抜くことができず、今季は19歳の西村にポジションを奪われてベンチ入りもできないなど完全にサテライトに埋没していました。噂では能力の問題ではなく監督に嫌われていたからだそうですが果たしてどうか。当面は河原、佐藤昭とベンチ入りを争うことになりますが、これを大きなチャンスだと思って頑張って欲しいと思います。
<04.6.30> 未確認なのですが、昨日の中国新聞の1st stage総括の記事の中に、「日本人FWを補強する」と言う事が書いてあったそうです。今年のFWの軸と頼んだチアゴは能力の高さは見せましたが、怪我に弱く出場はわずかに7試合。他のFWも田村が1ゴールした以外は結果を出せず、苦戦の原因となりました。チアゴは順調に回復しつつあるようで、早ければナビスコ杯のC大阪戦にも復帰するのではないかと見られますが、それにしても急に身体が強くなるとも思えず危機管理は必要です。となると日本人FWの補強は当然考えられるところですが、問題は誰を取るのか、と言うことでしょう。他チームがレギュラークラスを放出するはずはないので、出場機会が少ない(干されている)選手を見つけてくるしかないと思うのですが、そんな中に役に立つFWがいるかどうか。ざっと見渡したところで可能性がありそうなのは、羽地(市原)、矢野(柏)、安永、阿部(横浜FM)、森田(新潟)、氏原(名古屋)、松波、中山(G大阪)、和多田(神戸)ぐらいなのですが...
 なおこれも未確認なのですが、吉田安孝氏のホームページのトップに「超大物外国人の獲得に動いている」と出ていたそうです。何でも織田強化部長が酔っ払って言っていたとかで、期待はあるものの現実味と言う点ではかなり割り引いて考える必要がありそうです。だいたい一口に獲得、と言っても「動く」「打診」「オファー」「内定」「決定」にはそれぞれ大きな差があって、最後の「決定」が出るまではどこでひっくり返るか分からない。強化の責任者の織田部長が超大物を含む外国人の獲得に「動いて」いるのは確かでしょうが、それが今季のためなのか、それとも来季以降を見越しての事なのかと言うと後者である可能性が高いのではないか、と思います。今後残留争いに巻き込まれたり、チアゴが長期離脱になったりすればどうなるか分かりませんが、当面は今いる選手のレベルアップに期待する方が良いのではないでしょうか。
<04.6.29> 今週末に行われる「2004 JOMOオールスターサッカー」のメンバーが昨日発表され、サンフレッチェからは森崎浩司、駒野友一両選手が選出されました。2人とも初めての出場で、森崎浩はファン投票で、駒野はJリーグ推薦での出場。別にファン投票選出の選手が先発しなければならないと言う規定はなかったはずなので、2人とも先発の可能性が高そうな気がします。監督の考えは分かりませんが、勝ちに行くならGK:松代、DF:駒野、秋田、宮本、根本、MF:鶴見、シジクレイ、森崎浩、藤田、FW:大久保、ウェズレイ、と言う感じでスタートして欲しいところです。
 ところで激戦となったJ-WESTのファン投票MF部門は、森崎浩、森崎和の両選手が中間発表の2位、4位からジャンプアップして堂々のワンツーフィニッシュ。森崎浩の得票数はJ-WEST全体でも2番目の多さでした。これで待望の森崎ツインズ揃ってのオールスター出場になるところでしたが、残念ながら兄は怪我のため辞退。繰り上げ当選は4位の名波、5位の福西、7位の遠藤はチームからの人数制限に引っかかり、6位の森島も怪我で今季654分しか出場していない瀬戸(大分)になりました。またGK部門1位の楢崎も出場を辞退し、FW部門4位ながら得票数が多かったイルハンも出場できないと言うことで、それぞれ次点の佐藤(磐田)と高松(大分)が選ばれています。せっかくのオールスターなのに、J-WESTの現役代表クラスの選手は宮本と藤田だけと言う、やや寂しいメンバーになっていますが、森崎浩にしろ駒野にしろアテネ五輪代表が有力視される「次代のスター」です。同世代の大久保や根本、高松とともに、元気なプレーを見せて欲しいものです。
 一方のJ-EASTですが、こちらも坪井、エメルソン、久保が怪我のため出場を辞退して、代表クラスは茶野、小笠原、玉田、三浦淳というところ。阿部が最高得票で選出されているほか、闘莉王、那須、石川、田中達、今野とU-23代表が名を連ねています。また4チームを渡り歩いた苦労人・上野が選ばれた一方で16歳の森本が選出されるなど、なかなか面白いメンバーとなっています。
<04.6.28> 一昨日、プリンスリーグの第8節が行われ、上位リーグで観音と対戦したサンフレッチェユースは1-2で敗れました。ユースのメンバーは、GK:栗崎、DF:中山、槇野、藤井、大屋、MF:桑田、高柳、柏木、FW:木原、田中祐、富成。対する観音は半分近くをサンフレッチェのジュニアユース出身者が占めるメンバーだったそうです。前半はユースが優勢で押し気味に進めましたが、前半23分に観音の松水に30mはあろうかというスーパーロングFKを決められて先制点を許しました。しかし後半12分に桑田が引っ掛けられてPKをゲットし、これを自分で決めて同点に追いつきました。そしてその後もユースが中盤を支配して攻めたものの観音のタイトな守備にゴールを奪えず、逆に後半43分に長谷川にミドルシュートを決められて敗れました。この日も佐藤昭と前田がトップに呼ばれるなどメンバーが苦しかったこともありますが、むしろ悪いピッチコンディションと観音の戦術にやられた、と言う感じだった模様です。なお、他のゲームは多々良が広島工に6-0、皆実が作陽に2-0で勝ってそれぞれ勝ち点4となり、高円宮杯への出場権が得られる3位を争っています。
<04.6.27> 昨日行われた磐田戦は前半8分に先制したものの、4点取られて逆転負け。サンフレッチェはサンパイオの最終戦を飾ることはできませんでした。
 前節に続いて怪我のチアゴ、森崎和が欠場し、それだけでなく森崎浩も体調不良で先発を回避して、サンフは次のメンバーで戦いました。
       下田

   小村 リカルド 吉田

駒野   李 サンパイオ  服部
     (→森崎浩56分)
    田村    大木(→前田56分)
    (→高萩36分)
       中山

SUB:佐藤昭、吉弘、高萩、前田、田村
 対する磐田のメンバーは、GK:佐藤、DF:鈴木、田中、山西、MF:福西、服部、西、名波、藤田、FW:前田、グラウ(→中山90分)。優勝のためには勝ち点3が欲しい磐田がやや堅い立ち上がりだったと言うこともありましたが、サンフはそれを気持ちと運動量で上回ります。中盤をコンパクトにして相手にスペースを与えずパス回しを封じ、素早くボールをつないで相手ゴールに迫ると言うサンフレッチェのサッカーを展開します。そしてそれが実ったのが前半8分でした。中山がクサビのパスを服部に戻すとドリブルからシュート性のクロス。これをファーサイドに走り込んでいた駒野がゴールネット上部に叩き込み、早い時間帯に先制点を奪う事ができました。
 その後は両チームともしっかりボールをつないで隙をうかがうと言う戦い方を展開します。ボール支配は磐田が優勢だったもののサンフの守備の組織は崩れず、下田の好セーブもあってゴールを許しません。30分過ぎから前線の運動量が落ちて来たと見るや、小野監督は田村に代えて高萩を投入します。しかしその直後、左サイドでグラウと競ったリカルドが肘打を食らいます。悶絶して転がるリカルド。が、これを見逃した主審はそのまま流します。フリーでボールを持った福西が中を確認してクロスを入れると、ファーに飛び込んだグラウが頭で押し込み、後味の悪い同点弾を決められてしまいました。
 後半立ち上がり、今度はサンパイオが接触してピッチ中央で倒れます。しかし太田主審はこれも無視してプレーを続行。西のクロスは下田がキャッチして事なきを得ましたが、しかしその直後に勝ち越し点を許してしまいます。磐田の右サイドからのFKは、ファーサイドでフリーになっていた田中に飛びます。田中が入れた速いクロスはゴール前を横断し、逆サイドに飛び込んだ鈴木に押し込まれてしまいました。更に後半8分にはロングフィードで抜け出した前田遼一に対してオフサイドがかからず、そのまま反転されてゴールを許します。直前にシミュレーションでイエローカードをもらった前田遼一の意地の一発で、磐田は安全圏とも言える3点目をゲットしました。
 かさにかかって攻める磐田。サンフは気持ちが落ち込んだか、磐田の一方的な攻勢を受けます。そこで小野監督は、温存していた森崎浩と前田俊介を投入して勝負に出ます。森崎浩のキープ力と鋭い動きはサンフにもう一度攻めのリズムを思い出させます。そして後半16分、中山が倒されて得たFKを森崎浩が蹴ります。50mぐらいはある長距離キックとなりましたが、しかしこのボールは絶妙な軌道を描いてワンバウンドしてゴールへ。DFのミスともGKのミスとも言えるラッキーなゴールではありましたが、しかし気持ちを攻撃的にシフトした成果の出た2点目だった、と言えるでしょう。
 そしてその後しばらくは、勢いの出たサンフのペース。17分には森崎浩が倒されてペナルティエリア直前でFKをもらい、20分にも森崎浩のスルーパスに前田が反応しますが惜しくも合いません。磐田も疲れが出たのかミスが目立つようになり、サンフが同点に追いつく可能性も高いか、に見えました。しかし25分、カウンターからグラウ、前田のパス交換から最後にグラウに押し込まれ、決定的とも言える4点目を失いました。
 その後は余裕を持って戦いを進める磐田に対し、前田俊介が何度もドリブルで突っかけます。しかし全体的に疲労の色が目立ちなかなかボールを追う事ができなくなります。最後は前田が右サイドからドリブルで突破してシュートまで持ち込みましたがGKに止められ、直後に試合終了のホイッスルが吹かれました。
 梅雨の真っ最中の昼間のゲーム。蒸し暑い中で行われた磐田相手のゲームで、2-4と言う結果はほぼ実力通り、と言って良いかもしれません。選手の質だけでなく勝負に賭ける集中力やチーム戦術の熟成度を含めて、リーグ2位のチームとは差があることは確かだったと思います。しかし、それは正面からぶつかったからこそ分かること。前半から積極的に自分のサッカーにチャレンジしたからこそこう言う結果になったわけで、それを恥じる必要もなにもないと思います。サンパイオが語っているように90分間集中し続けること。主力選手がいなくても、リードを許しても諦めずに戦うこと。チーム全員が自分たちのサッカーを信じてハードワークし続けること。それができるなら、優勝を争うチームとでも対等に戦えることを示したのではないでしょうか。2年ぶりのJ1で、1st stageは勝ち点15の13位に終わりましたが、この結果にネガティブになる必要は全くない、と思います。8月中旬の2nd stage開幕に向けて、今日からまた新たな戦いを始めて欲しいと思います。
 そして、このゲームを最後に広島を離れるサンパイオには、改めてありがとうと言いたいと思います。世界的なプレーヤーなのにも関わらずJ2に落ちたサンフレッチェに来てくれたサンパイオ。昨年の苦しい時期には「昇格Tシャツ」を自費で作成して配ったりして、落ち込みそうになるチームメイトとサポーターを鼓舞し続けてくれました。また今年も苦しい時にチームを落ち着かせ、常に戦う気持ちを思い出させてくれました。「自分の心は全てサンフレッチェ・ファミリーの中にある。私は、このチームを愛している」(広島フットボール)と語ってくれたサンパイオ。2nd stageは必ず1st stage以上の成績を収めて、サンフレッチェの未来を信じる彼の気持ちに応えて欲しい、と思います。
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