8/1〜8/7のSANFRECCE Diary


<04.8.7> 明日の6時から「Jリーグプレシーズンマッチ尾道」が尾道市のびんご運動公園陸上競技場で行われますが、そのアクセスのための臨時バスの案内が来ています。尾道駅前発の臨時バスは午後3時〜5時半に30分おきに出発の予定。3時、4時、5時の便は長江、3時半、4時半、5時半の便は桜土手を経由して、新尾道駅を通ってスタジアムに行きます。また帰りは7時30分発が最初の便で、後は試合終了に合わせての運行となります。現地には1,100台収容の駐車場がありますが、混雑が予想されますのでなるべく公共の交通機関を使ってお越しください。また当日券は午後3時からバックスタンド裏の総合案内所横で販売します。この試合は年間パスや年間指定席がご利用できませんのでご注意ください。
 なお、広島フットボールによると昨日の練習ではこの大分戦に向けてのメンバーの最終絞り込みとコンセプトの確認を行っていたそうです。チアゴは相変わらず怪我の具合が思わしくなく出場は無理ですが、好調を持続している盛田や茂木、木村ら若手の追い上げが急で、大木もコンディションが良くなって来ているとのこと。ガンバ戦の3本目から福山大戦でやっていた4-4-2の布陣がトップチーム相手に機能するかどうか、注目したいと思います。
<04.8.6> クラブユース選手権の準々決勝、サンフレッチェユースはFC東京U-18と対戦し、2-1で勝って2年連続3回目(たぶん)のベスト4進出を決めました。この日のメンバーは、GK:佐藤昭、DF:森脇、槇野、藤井、高柳、MF:桑田、柏木、平繁(→遊佐)、FW:木原(→佐藤将)、前田、冨成(→田中祐→藤澤)。先制したのは広島で、前半12分に森脇のスローインを受けた前田がドリブルからシュートを決めたとのことです。その後前半36分にドリブル突破からゴールを決められ同点に追いつかれたものの、後半6分に高柳のフィードを受けた前田が左足で決勝ゴール。エースの2得点で、このところ相性の悪かった相手を振り切りました。準決勝の相手は横浜FMを下して勝ち上がってきた浦和。1日休んで、明日の午後2時から対戦します。
<04.8.5> 昨日行われた福山大との練習試合は、トップは5-0、サテライトは2-0の結果でした。40分2本で行われたトップのゲームのメンバーは、GK:下田、DF:吉弘、リカルド、小村(→八田2本目0分)、服部、MF:李、ベット(→高木2本目32分)、森崎和、高木(→茂木2本目0分)、FW:盛田(→中山2本目23分)、大木(→木村2本目17分)。どちらも4-4-2で、1本目は吉弘、2本目は八田が右SBに入っていたそうです。得点は小村、大木、李、盛田、茂木。聞くところによると特に八田と左MFの位置に入った茂木が良かったそうで、これまで出場機会の少なかったこの2人が2nd stageのカギを握ることになりそうです。また40分+30分で行われたサテライトのゲームのメンバーは、GK:上野、DF:大久保、八田(→練習生2本目0分)、吉田(→田中2本目13分)、高木(→田村2本目0分)、MF:佐藤一、青山、外池、木村、FW:中山、田中(→松浦2本目0分)。1本目は吉田と八田がCB、2本目は大久保と外池がCBに入るなどポジションを大きく変えていた模様で、得点は2本目0分に田村、28分に中山でした。
<04.8.5> クラブユース選手権の3日目、グループリーグの最終戦をG大阪ユースと戦ったサンフレッチェユースは、3-2で勝って決勝トーナメント進出を決めました。広島のメンバーは、GK:佐藤昭、DF:森脇、槇野、藤井、高柳、MF:桑田、柏木、田中祐(→大屋)、FW:木原、前田、平繁(→遊佐)。後半に入ってから柏木、桑田のゴールでリードしたもののその後2点を取られて追いつかれ、勝ち抜きが苦しい状況になったそうです。しかし後半ロスタイムに桑田のクロスを高柳がダイビングヘッドで押し込み勝ち越し。直後に終了のホイッスルが鳴り、劇的な勝利を飾りました。なお、ライバル福岡はこちらも前半の2点リードを守り切れずに3-3のドローに終わり、広島は首位でグループリーグを突破。準々決勝はB組を首位で通過したFC東京U-18が相手となります。
<04.8.4> もう一つプレスリリースによると、1st stageに行って好評だった「アストラムライン・広電バスに乗って、ビッグアーチに行こう!」企画が2nd stageも行われることになりました。第5節の横浜Fマリノス戦(9/18土)、第13節のジュビロ磐田戦(11/20土)、第14節大分トリニータ戦(11/23祝)の3試合限定で、アストラムラインで来場の方4,000名と広電バス利用の方1,000名に、サンフレッチェと対戦相手のユニフォームをあしらったオリジナルピンバッチをプレゼントします。また同時に1日乗車券を大人500円(通常は800円)、子供300円(同400円)で、自由席入場券と乗車券をセットにした「サンフレッチェセットカード」を大人2,200円(同2,800円)、中高生1,000円(同1,300円)、小学生700円(同900円)で販売します。発売は試合日の10日前からで、本通駅、県庁前駅、大町駅(1日乗車券のみV-POINTでも)ご購入ください。
<04.8.4> プレスリリースによると、次の日曜日に尾道で行われるプレシーズンマッチをtssのiモードサイトで生中継することになったそうです。対象となるのはドコモの携帯電話FOMAで、「週刊iガイド/週刊i中国/サンフレッチェ応援TV/TSSサンフレッチェ広島」から見る事ができます。番組は17時からプレシーズンマッチの見どころ紹介、そして18時から20時まで試合の実況放送が行われるとのこと。ドコモのFOMA限定、当然パケホーダイの人しか見ないでしょうし、全てを見ようと思っても電池がもたないだろうことはほぼ確実で、果たしてどれだけアクセスがあるのか。だいたい携帯の小さな画面でサッカーを観戦して面白いものなのかどうか。私はFOMAじゃないので見ることは出来ないのですが、なかなか興味深い試みである、と言えるでしょう。
<04.8.3> 昨日のクラブユース選手権第2戦のアビスパ福岡U-18戦は、1-1の引き分けに終わりました。サンフレッチェユースのメンバーは、GK:佐藤昭、DF:森脇、槇野、藤井、高柳、MF:福本(→前田)、桑田、平繁、FW:木原、柏木、冨成(→田中祐)。立ち上がり早々に福岡のループシュートが入って先制され、その後もペースをつかめなかったとのこと。その後前田、田中祐の投入により攻め込んだものの、なかなか点が奪えない展開だったようです。しかし後半終了間際にセットプレーから田中祐が決めて同点に追いつき、その後に柏木のループパスから前田がオーバーヘッドシュートを放つもバー直撃!と言うシーンもあったそうですが同点に追いつくのがやっと。結局勝ち点1を分け合う事になりました。またD組のもう一つのゲームはG大阪が4-2で柏を破って、トーナメント進出の望みを繋ぎました。現在の順位は福岡と広島が勝ち点4で、総得点で福岡が1位。最終戦の結果による広島の順位は、次のようになります。
(1) G大阪に勝った場合。福岡が負けか引き分けならば文句無く1位通過。福岡が勝った場合は得失点差の勝負となる。
(2) G大阪と引き分けた場合。福岡が勝ちか引き分けの場合は2位。福岡が敗れれば1位。
(3) G大阪に敗れた場合。2位の可能性もあるが、勝ち点4では勝ち抜きはほぼ絶望。
 決勝トーナメント勝ち抜きの条件は、グループリーグの1位か2位の上位2チームに入ること。B組とF組は既に2チームずつが勝ち点6を取っているので、広島はG大阪に勝たなければこの条件をクリアできないことになります。昨年のこの大会では初戦に勝ち、2戦目に引き分けて「勝たなければだめ」と言う状況でG大阪戦を迎えたのですが、ここを7-1で激勝して波に乗り、初優勝まで突っ走っています。ユースの選手達は今日はゆっくりと身体を休めて、昨年の再現を狙って欲しいものです。
<04.8.2> 昨日からJヴィレッジで始まったクラブユース選手権の初戦を戦ったサンフレッチェユースは、柏レイソルに1-0で勝ち連覇に向けて好スタートを切りました。前日大阪でトップのゲームに出た高柳はベンチ外からの観戦で、GK:佐藤将、DF:森脇、槇野、藤井、大屋(→桑田)、MF:柏木、福本、前田、FW:田中祐(→野田)、木原、平繁(→冨成)、と言うメンバーだったようです。得点は前田で、開始早々にドリブル突破を倒されて得たPKを自ら決めたそうです。広島が入ったグループDは柏の他にG大阪(またもや...)と福岡が同居していますが、こちらの対戦は福岡が3-2でG大阪を下したとのこと。今日はその福岡との対戦となります。また他のグループは磐田が川崎に3-0、FC東京が新潟に5-0、ヴェルディが神戸に4-0で圧勝。また浦和も大宮を1-0で下し、「優勝候補」と言われるチームがほぼ順当に勝っています。
<04.8.1> 昨日万博公園で行われたサンフレッチェとG大阪の練習試合は、30分を3本戦った末、3-3の引き分けに終わりました。
 レギュラー同士の対戦となった1本目のサンフレッチェのメンバーは次の通り。
       下田

   小村 リカルド 吉田

高柳  ベット  森崎和   服部

    木村    中山

       盛田
 対するG大阪は、GK:松代、DF:山口、シジクレイ、實好、MF:橋本、渡辺、家長、二川、フェルナンジーニョ、FW:マグロン、大黒。広島フットボールによると小野監督は「1本目は、ほぼ互角にやれたと思う」と語っていますが、お互いに潰し合いのような状況で決して満足できるような内容では無かったようです。(私は1本目には間に合わなかった。)サンフは前からのディフェンスがうまく機能しないため後ろからの押し上げができず、攻撃の形もあまり作れなかったとのこと。22分にはフェルナンジーニョのドリブル突破を小村が倒してFKを与え、これを芸術的なキックでネットに沈められて先制点を許しました。
 続く2本目はG大阪はごっそりとメンバーを入れ替え、GK:吉田、DF:小暮、青木、矢野、FM:松下、森岡、家長、寺田、FW:吉原、中山、松波、で「一軍半」とも言うべきメンバー。それに対してサンフは4バックに切り替えて、GK:下田、DF:高柳、小村(→吉弘22分)、リカルド、服部、MF:李、森崎和、ベット、FW:木村(→田中17分)、盛田、中山、と言う4-3-3の布陣でした。立ち上がりは4バックが不安定で、DFラインの裏への飛び出しをつかまえられず何度かピンチを招きます。逆に攻撃面では木村の強引な突破からのシュートや中山のヘディングシュート等で何度かガンバゴールを脅かすものの何故か入らない、と言うパターンの繰り返し。「すべてにおいて中途半端だった」(小野監督)と言うほど酷い内容だったとは思わなかったのですが、ボールを回す事ができてもゴールできず、速い攻撃から逆襲を食らう、と言う1st stageで良く見られたゲーム内容だったように思います。失点は23分で、中盤でボールを持ったベットが展開のパスを出そうとしたところで主審に当たり、これが絶妙な基点のパスになってカウンターを食らいます。右サイドを寺田?に突破されて入れられたクロスを、ファーで待ち構えていた松波が落ち着いて決めました。その後小村を吉弘に代えて少々落ち着き、終了間際には中山のミドルシュートがあったもののサンフはまたもや得点を奪えないままに終了しました。
 トップ、サテライトともに好内容で落ち着いて休憩するガンバ。それに対してサンフは小野監督が大きなボードを取り出して、入念に戦術のチェックをします。そして練習試合には珍しく円陣まで組んでピッチに散ったメンバーは、GK:上野、DF:高柳、リカルド(→中山20分)、吉弘、服部、MF:李、外池、ベット、森崎和、FW:田中(→木村16分)、盛田。対するガンバは2本目と同様に一軍半で、GK:木村(→日野15分)、DF:小暮、丹羽、矢野、MF:青木、松下、岡本、寺田、FW:吉原、中山、松波。「練習ではほとんどやっていない」(広島フットボール)と言う中盤をフラットにした4-4-2でしたが、これが大当たり。左MFの森崎和がベットとポジションチェンジをしながら服部のためのスペースを空け、外池もベットとの位置関係を見ながら前後に大きく動いてボールを回し、李がシンプルなプレーで右サイドを引き締めます。また盛田、田中のツートップ、特に田中が2本目とは見違えるような動きを見せてチャンスを量産します。1点目は5分で、服部が森崎和のスルーパスで抜け出してゴールライン際から正確なクロスを入れ、中央に走り込んだ田中が豪快なヘディングシュートを突き刺しました。更にその3分後には右からのパスをゴール前でキープした田中がDFを引きつけてすぐ右にいた盛田にパス。盛田は左足でダイレクトでループシュートを放ってゴールネットに沈めました。
 3本目は完全に支配してゲームを進めるサンフ。16分には吉弘がロングボールの目測を誤って(折しも台風の影響の強風が吹いていた)松波に抜け出されて再びリードを許しましたが、その直後にまたもや左サイドを抜け出した服部のクロスを、交代で入ったばかりの木村がヘディングで決めて3点目。その後サンフは外池、吉弘のCBコンビを試すなど収穫の多い3本目となりました。
 全体的に見て、2本目と3本目のサンフの「豹変」が面白かったと思います。システムとメンバーを変えたと言っても微調整の範囲内で、やっているサッカーはほぼ同じ。相手も半分サテライトと言う点では似たようなメンバーで、特に手を抜いたと言うわけではないでしょう。(実際、西野監督は3セット目の内容にかなりオカンムリだったらしい。)しかしこれだけの違いが出るということは、サンフが目指しているサッカーが間違っているわけではないものの、まだまだ完成していないと言うことなのだ、と思うのです。1st stageは点が取れないことが大きく取り上げられ、FWの補強が必要なのではないかと言われていたサンフでしたが、田中、盛田、木村がゴールを決めた事でも分かるようにFWが誰であろうと点が取れるときは取れるし取れないときは取れない。そしてそれは自分たちのサッカーができていたかどうかで決まるのだ、と言えるのではないでしょうか。広島フットボールには「進んでいくべき道が見えた。『手ごたえをつかんだ』とカズは語ったが、そういう印象を強く受けた一戦だった」と書かれていましたが、ここで得た手応えをこれから2週間で確信に変える事ができるかどうか。それができれば、2nd stageは何も心配する必要はないかも知れません。
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