9/5〜9/11のSANFRECCE Diary


<04.9.11> ファンクラブからのメールや中国新聞によると、西河のリーグ戦初先発が有力になっているようです。広島フットボールによると小野監督も「西河は単純な1対1ならチームの中でもトップクラス。まわりからも一目置かれる存在になって来ています」と語っていて、チーム内での評価も高まっている様子。不可解な退場で終わった4月のナビスコ杯から成長した姿を、見せてくれるのではないでしょうか。
 今日の清水戦の会場は日本平で、午後7時キックオフ。天気はやや湿度が高いものの晴れの予報で、雨具の用意はいらないと思います。テレビ放送は、久々の生中継がスカパーのch181で予定されています。清水まで行けない人は、テレビの前で応援を。
<04.9.11> 昨日から始まった埼玉国体のサッカー少年男子1回戦で福井選抜と対戦した広島選抜は、6-1で快勝して2回戦に進みました。この日のメンバーは、GK:佐藤昭、DF:大屋、槇野、藤井、森脇、MF:松水[観音](→長谷川[観音]57分)、柏木(→森重[皆実]HT)、桑田、FW:冨成、藤本[皆実](→岸本[観音]HT)、木原。(所属が無いのは全てサンフレッチェユース。HT〜ハーフタイム〜は35分。)先制点は2分で、CKで作ったチャンスから波状攻撃で冨成が決めました。そして前半は11分桑田、18分冨成、そして31分に藤本がゴール。前半終了間際に1点を返されたものの、後半27分に岸本、34分に槇野が決めて突き放しました。2回戦の相手は福岡を2-0で下した地元埼玉。クラブユースで広島に敗れた浦和ユースの選手が主力で「リベンジ」に燃えているはずなので、大観衆に負けずに返り討ちにして欲しいものです。
<04.9.10> 1週間休んで再開される2nd stage第4節。サンフレッチェは9年間勝っていないという「鬼門」の日本平での清水戦です。
 再建を期してアントニーニョ監督+石崎ヘッドコーチという万全の指導体制で臨んだはずの清水でしたが、「2頭体制」はやはりうまくいかず1st stageは勝ち点16で11位。アントニーニョ監督は最終節の試合後に辞任して、石崎氏が新監督に就任しました。また戸田が復帰しチョ・ジェジンを獲得して戦力的にもパワーアップ。勝ちにはあまり恵まれていないものの、まとまりの良い戦いを見せています。
1H ●1-2 横浜FM 【清】鶴見、【横】安貞桓2
2A ○2-1 FC東京 【清】久保山、斉藤、【F】阿部
3H ●0-1 G大阪 【G】大黒
N準々■1-2 東京V 【清】チョ、【V】山田、桜井
 この中で要注意は、新戦力のチョ・ジェジン。ナビスコ杯の東京V戦では30mぐらいの距離から強烈なシュートを叩き込むなど高い個人能力を持っています。またアラウージョも、スピードに乗ったドリブルとトリッキーなプレーで1st stageでは8点取るなど活躍。2nd stageはまだ点を取っていないものの、油断はできません。予想メンバーは、GK:西部、DF:森岡、斉藤、鶴見、MF:伊東、戸田、太田、市川、アラウージョ、FW:久保山、チョ。鶴見が復帰してベストメンバーを組んで来るものと思われます。
 サンフレッチェはこの2週間、3バックと4バックを併用して様々なシステムで練習を積み重ねてきました。そのポイントは、やはり右サイド。西河、大久保、リカルドらが試されて来ましたが、どうも決定打と言うべきパターンは見えていないようです。U-19代表合宿に行っていた選手のうち高萩が戻って来ているようなので、彼を生かすような布陣で戦うのではないかと思われます。4バックで戦うか、3バックになるかは微妙ですが、一応メンバーは次のように予想しておきます。
       下田

   小村 リカルド 吉田

高萩  ベット  森崎和  服部

       森崎浩

     盛田  田中

SUB:林、西河、外池、大木、中山
 昨日たまたま見た「Jリーグナイト」では出演者全てが「決定力の差で清水の勝ち」と予想していましたが、そんな評価を覆すようなゲームを見せて欲しい、と思います。
<04.9.9> サンフレッチェは昨日吉田サッカー公園で九州共立大との練習試合を行いました。広島フットボールによると30分で行われた1本目はレギュラーチームが登場し、最初は3-5-2、15分過ぎから4-2-3-1。3バックの時は守備は安定するものの「攻撃面での驚きは少なかった」そうで、いつものようにボールは回せるもののなかなかゴールに結びつかない、と言う感じだったのではないでしょうか。そして4バックにチェンジした時にはリカルドが右SBに入り、積極的なオーバーラップからチャンスを作り、大木のゴールの起点にもなっていたそうです。中国新聞によると小野監督は「リカルドの右サイドはあくまでもオプション」と語っていたそうですが、カバーリング能力が高くドリブル突破もできるリカルドのサイドバックは、結構良い選択なのではないかと思います。代役のCBの目途さえ立てば、本番でも使う可能性は十分にあるのではないでしょうか。また、1点目は服部のクロスを頭で叩き込んだ盛田のゴール。盛田はポストプレーだけでなくスルーパスへの反応や守備での追い込みなどでも貢献していたそうで、パートナーとなった大木や田中との連係も良くなって来ているとのこと。大学時代から期待されていた盛田の能力が、J1初ゴールでようやく花開く時が来たのかもしれません。
 40分で行われた2本目は、田中がワンマンショーを演じて3点をゲットして3-0で勝っています。1点目はドリブルからのシュート。2点目はセットプレーからのクロスを叩き込み、3点目は左からのクロスに頭で合わせて決めています。以前から「シュートの上手さはチーム一」と言われていた田中でしたが、課題はその力をトップチームで発揮できるかどうか、ということ。一つゴールを決めれば波に乗ってくる可能性もあるだけに、ぜひ次のゲームあたりでブレイクして欲しいものです。
 因みに40分で行われた3本目は、茂木と松浦がゴールを決めて2-1で勝ったものの見るべきところの少ないゲームだった模様。このところサテライトのモティベーションが落ちている様子なのが気になるところです。リーグの中断中にレギュラー奪回のチャンスを与えられたにも関わらず取れなかったということで、もうだめだと言う気持ちになるのはわからないでもないのですが、そこで困難を乗り越えることが出来るかどうかが、結局のところプロとしての価値を決めるのです。茂木にしても松浦にしても、またその他の選手も良いものを持っているのは間違いないのですから、気持ちを強く持ってピッチ内で戦って欲しい、と思います。
<04.9.9> AFC U-17選手権の第3戦を中国と対戦したU-16日本代表は、3-1で勝ちました。しかし北朝鮮が4-1でタイを下したためA組3位に終わり、グループリーグ突破を逃しました。サンフレッチェユースの平繁は後半からの出場でしたが、2列目でのプレーで持ち味が出せなかったようでノーゴールに終わっています。
 これまで2回しかアジアの壁を突破したことがないこの年代は、チーム作りの時期がちょうど高校受験と重なることもあってなかなか難しいのは確か。そこで今回は、地元開催を招致したり何度も代表合宿を組むなどこれまでにないバックアップ体制で臨みました。しかしそこまでしても勝てなかったということは、今後の日本のサッカーの強化にとって重い課題を突きつけることになった、と言わざるを得ません。監督の人事やトレセン、クラブユースの体制なども含めて、再検討が必要なのではないでしょうか。
<04.9.8> 今週のサッカー専門誌によると、U-19代表の大熊監督は合宿に参加している選手について「Jリーグでレギュラーとしてプレーしている選手は、週末にはクラブに戻す」と語っていたそうです。日曜日の練習試合では西河や大久保が試された右サイドですが、今日行われる予定の九州共立大との練習試合の結果次第では、清水戦はやはり高柳が出場する、と言う可能性もありそう。個人的には、西河や大久保の「先輩としての意地」に期待したいところなのですが...
<04.9.8> 昨日西日本を通過した台風18号は広島県内で瞬間最大風速60.2mを記録するなど空前の猛威を振るい、各地で大きな被害が出来ました。広島西飛行場でも午後2時ぐらいから冠水し、ほとんどの施設が水没。サンフレッチェの事務所も床上まで浸水して、グッズ300万円相当や社有車に被害が出たそうです。職員の1人は「自然には勝てない。清水戦に勝ってくれればいい」と語っていたそうですが、それだけでは金銭的な被害は埋まらないわけですし、クラブの「サポーター」として何か助けになるようなことができないものでしょうか?
<04.9.7> 日本サッカー協会は昨日、仙台カップ国際ユースサッカー大会に出場するU-18日本代表を発表し、広島からは青山、佐藤昭、藤井が選ばれました。
【GK】八田(磐田ユース)、佐藤昭(広島ユース)
【DF】田中(桐光学園)、平岡(清水商)、青山直(前橋育英)、
    中川(四日市中央工)、藤井(広島ユース)、入船(鵬翔)
【MF】青山敏(広島)、藤本(熊本国府)、細貝(前橋育英)、
    本田(星稜)、柳澤(柏ユース)、山本(清水ユース)
【FW】大江(洛北)、興梠(鵬翔)、財津(東海大五)、
    ハーフナー(横浜FMユース)
 早生まれの青山敏弘選手がこの年代の代表に選ばれたのはおそらく初めて。唯一のプロ選手として、リーダーシップを発揮して欲しいと思います。またU-19代表候補が外れたこともあって、新潟国際ユースのU-18代表メンバーで残っているのは八田、佐藤昭、平岡、藤井、本田、柳澤、山本の7人だけとなっています。この年代は直接世界大会に出るわけではありませんが、来年以降のユース代表メンバー入りの可能性は十分にありえます。元広島の上野展裕監督の元で、レベルアップして欲しいものです。
【日程】
9/18(土) 対U-18ブラジル代表
9/20(月) 対U-18イタリア代表
9/23(木) 対U-18東北代表

<04.9.7> AFC U-17選手権の第2戦を戦ったU-16日本代表はタイに1-2で逆転負けを喫し、1分け1敗の勝ち点1になりました。A組のもう1つの試合は中国が北朝鮮を2-1で下して勝ち点を6に伸ばし、グループリーグ突破を決めています。日本が2位以内に入るためには中国に勝ち、北朝鮮がタイに勝つか引き分けて、かつ得失点差で上回ることが必要。従って、とにかく中国に2点差以上で勝つことが目標になります。なお平繁は先発出場しましたが、あまり印象に残るプレーはできなかった模様です。
 一方B組は、韓国がラオスに圧勝してこちらもグループリーグ突破を決めました。日本がトーナメントに進出してもこの韓国との対戦になる可能性が高く、ペルー行きの切符を手にするためには厳しい条件となっています。
<04.9.6> 昨日吉田サッカー公園で、サンフレッチェのトップチームと国体少年選抜との練習試合が行われました。25分×3で行われたゲームの1本目のメンバーは、GK:下田、DF:西河、リカルド、小村、服部、MF:森崎和、ベット、森崎浩、FW:大木、中山、盛田。開始早々に森崎浩のクロスを盛田が右足で押し込んで先制すると、中山も追加点を上げるなど2-0で勝って貫禄を見せました。ただ、西河の右サイドは攻められることが多く、またこちらはほとんど上がる事ができずあまり良くなかった様子です。続く2本目は2人入れ替えてGK:下田、DF:小村、リカルド、吉田、MF:大久保、森崎和、ベット、服部、森崎浩、FW:大木、盛田。3本目はGK:上野、DF:大久保、リカルド、吉田、MF:高柳、外池、ベット、服部、木村、FW:田中、中山。時間を追うごとに国体選抜に押されるようになり、特に3本目は素早いプレッシャーと連動した動きに翻弄され、こちらはバラバラで酷い出来だったそうです。そんな中、相手のロングフィードに吉田が目測を誤り、抜け出した木原のボールを岸本が押し込んで1点を奪われます。更に松水のパスを受けた木原のミドルシュートがゴール右上に突き刺さって、結局2-2の引き分けに終わりました。国体での優勝を目指す相手に比べてモティベーションが低かったのかもしれませんが、本来の力の差を考えればこの結果は少々情けないと言わざるをえないでしょう。
 続いて行われたサテライトの神戸戦は、0-0の引き分けに終わりました。サンフのメンバーは、GK:林、DF:西河、八田、吉弘、MF:青山、木村(→前田45分)、高萩、李、西村(→高木45分)、FW:田中(→松浦69分)、茂木(→田村84分)。対する神戸は、GK荻(→不老45分)、DF:仲里、石澤、西嶋、増田、MF:木村、大森、青野、安里、FW:村瀬、木下。神戸は半分がユース所属の選手と言う「二軍半」のメンバーだったこともあってボールはこちらが支配したようですが、ゴールに向かうという意欲が見られない戦いに終始してあまり面白くないゲームだったとのことです。
<04.9.5> AFC U-17選手権(来年ペルーで行われる「FIFA U-17」の予選なのでこの名前が付いているが、実際はU-16の大会)は昨日から静岡県と福島県を会場に始まり、初戦を北朝鮮と戦った日本は0-0で引き分けました。私は出張中だったため見れなかったのですが、日本はかなり緊張していたらしく苦戦を強いられた模様。雨のためもあってパスが繋がらず、フィジカルの強い北朝鮮に押し込まれてやっと引き分けたと言う感じだったようです。なお、サンフレッチェユースの平繁は後半の頭からの出場でしたが、あまりボールに触る事ができずシュート1本ぐらい?だったとのことです。なおこの組のもう1試合は、中国はがタイを2-1で下して首位に立っています。グループリーグ突破のためには次のタイに(出来れば大差で)勝ち、強いと言う噂の中国戦を迎えなければならなくなりました。
 なお、B組は韓国がオマーンに3-0で勝ち、ベトナムに勝ったラオスとともに勝ち点3となっています。
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