10/2〜10/8のSANFRECCE Diary


<05.10.8> 関東遠征の2日目、ジェフ千葉とトレーニングマッチを行ったサテライトは、4-4で引き分けました。サンフレッチェのメンバーは、GK:上野、DF:西河、吉弘、池田、中尾(→森脇45分)、MF:高柳(→高萩82分)、木村、桑田、前田、FW:ジョルジーニョ、茂木。前半の千葉は、GK:櫛野、DF:藤田、瀬戸、斎藤、MF:工藤、中島、楽山、滝澤、ポペスク、FW:要田、ハース、と言う感じだったらしく、ナビスコ杯準決勝に出なかったメンバーを揃えていた模様です。試合は立ち上がりに守備のミスからハースの2ゴールでリードを許したものの、16分に高柳のパスに茂木が飛び込んで倒されPKを得て、これをジョルジーニョが決めます。その後再び得点を許しましたが、41分には前田が左サイドを独走してクロス。逆サイドの西河が合わせて前半は2-3で折り返しました。後半はメンバーを大きく落としてきた千葉に対して、12分にジョルジーニョのスルーパスから茂木が決めて同点に追いつき、17分には縦パスで抜け出したジョルジーニョがゴール。その直後に追いつかれてしまったものの、遠征と連戦で疲れている中で粘りを見せた模様です。携帯サイトによると、この試合の中で目立っていたのは高柳、前田、西河。特に高柳は1対1に長足の進歩を見せていた、とのことで、ベット出場停止の穴を埋める第一候補に名乗りを上げました。
<05.10.7> 昨日サテライトは柏レイソルとトレーニングマッチを行ない、4-2で勝ちました。サンフレッチェのメンバーは、GK:佐藤昭、DF:西河、池田、吉弘、中尾、MF:高柳、木村(→森脇85分)、桑田、前田、FW:ジョルジーニョ(→高萩45分)、茂木。携帯サイトによると西河と中尾が右と左のSBを務め、ワンボランチに高柳、トップ下に前田で、MFは右が木村、左が桑田と言う布陣で、後半から高萩が左MFに入って桑田、前田が1列ずつ上に上がったとのことです。対する柏は、GK:加藤(→ノグチピント45分)、DF:中澤、小林祐、石川、MF:田ノ上、柳澤[U-18]、谷澤、鈴木(→小林亮45分)、宇野沢、FW:フランサ(→李45分)、矢野(→安永45分)。サンフレッチェの得点は次の通り。

13分:前田(茂木のクロスから)
40分:前田(DFの頭上をふわりと浮かして抜き、そのままシュート)
83分:前田(茂木が左サイドを切り裂きクロス。前田が点で合わせる)
85分:森脇(前田のパスからのゴール)

 なお柏の得点は、前半にフランサ、後半に安永でした。
<05.10.7> 昨日大宮サッカー場で行われた高円宮杯全日本ユースの準々決勝。サンフレッチェユースは鹿児島実を1-0で下して、3年連続で準決勝進出を決めました。この日のメンバーは、GK:金山、DF:中山、槙野、横竹、遊佐、MF:福本、柏木、保手濱(→藤澤80分→篠原89分)、FW:木原、平繁、中野。得点は前半29分で、福本のFKから中野がゴールを決めました。後半は鹿児島実の攻勢に受け身になるシーンが多かったそうですが、全員が高い集中力を保って耐えぬいて勝利をものにしました。準決勝の相手は、星稜を2-0で下して勝ち上がったクラセン王者・ヴェルディユース。昨年(準々決勝で6-0)に続いてのトーナメントでの対戦となります。(なお、大分U-18戦と鹿児島実戦のレポートがV's FACTORYで読めます。)
 一方滝川二と戦った観音は、前半9分の失点を取り返すことができずに0-1で敗れました。ただ、内容的にはなかなか良いゲームだったとのこと。この借りは冬の選手権で返して欲しいものです。
<05.10.7> 昨日Jリーグは、明後日行われるJOMOオールスターサッカーのメンバーに森崎和幸選手が選ばれた、と発表しました。これは、サポーター投票でMF部門の3位だった遠藤保仁選手(G大阪)が怪我により出場辞退したことによるもので、遠藤とわずか367票差だった森崎和幸選手の繰り上げ当選、と言うことになりました。森崎和は初出場で、「昨年、ファン投票で選ばれながらケガで出場できなく、せっかく投票してくれたファンやサポーターに大変申し訳ない気持ちでいっぱいでした。だから、今年は選ばれて大変嬉しく思います。サンフレッチェ広島の代表として行くので、恥じないプレーをしてきたいと思います」とコメントしています。同じく初出場の佐藤寿人選手とともに、楽しんでプレーしてきて欲しいと思います。
<05.10.6> サンフレッチェは今日からサテライト中心で「試練の関東遠征」を行います。メンバーは携帯サイトによると次の通り。
【GK】上野、佐藤昭
【DF】池田、吉弘、西河、森脇、入船、中尾
【MF】木村、高柳、高萩、桑田
【FW】茂木、前田、ジョルジーニョ
 また試合の日程と場所は次のようになっています。
10/6(木)15:00 柏レイソル(日立台)
10/7(金)11:00 ジェフユナイテッド千葉(市原スポレクパーク
 このところサテライトリーグでも勝てず、若手からの突き上げがほとんど無い状態なのですが、ベットの出場停止で中断明けの2試合はポジションが空きます。そこに名乗りを上げるのは、名古屋戦途中出場でまずまずのプレーを見せた高柳か、ここまで4試合に出場してきた桑田か、あるいはなかなかチャンスを与えられていなかった高萩か。外国人枠も空くので、7/18の浦和戦以来ベンチ入りも無かったジョルジーニョにとっても大きなチャンスです。また茂木や吉弘、池田らコンディションを落としていた選手も、そろそろ上がってこないとシーズンが終わってしまいます。移動即試合、しかも連戦と言う厳しい条件を乗り越えて、1人でも2人でもレギュラーを脅かす選手が出てきて欲しい、と思います。
<05.10.5> 広島市スポーツ協会は10/9(日)に「第11回広島市スポーツ・レクリエーションフェスティバル」を行いますが、ここにサンフレッチェの選手が参加することになりました。このイベントは広島広域公園を中心に市内10会場で開催。ビッグアーチでの総合開会式の後、「スポーツ交歓競技大会」(ソフトボール、バレーボール等8種目。中区スポーツセンターなど)、ビッグアーチで「レクリエーション運動会」(リレー、長なわとび、かけっこ、玉入れなど。ビッグアーチ)、「スポーツ交流会」(フットサル、3on3バスケットなど。第一球技場)、「スポーツ・レクリエーション体験会」(ニュースポーツ、新体力テストなど。補助競技場)等が行われます。代表に招集されている駒野、オールスターに出場する佐藤寿、怪我の森崎浩を除く全選手が、ウォークラリーやキックターゲット、フットサル、玉入れ、トークショー等のイベントに参加します。なお、このフェスティバルの参加申し込みは団体競技は7月末、一般公募種目は9/12が締切となっていますが、玉入れと大じゃんけん大会、およびスポーツ・レクリエーション体験会は自由参加となっています。秋の1日を、サンフレッチェの選手との交流をしつつスポーツで過ごしてみてはいかがでしょうか?お問い合わせは広島市スポーツ協会事務局(082-243-0578)へどうぞ。
<05.10.4> オフィシャルホームページによると、広島県共同募金会は、駒野選手の写真をあしらったアストラムカード(1,100円分)を3,000枚製作しました。これは10月〜12月に行われる「赤い羽根共同募金運動」に合わせたもので、この期間中に2,000円のカード募金をして頂いた方へ1枚差し上げるとのこと。詳しくは、広島県共同募金会のホームページからどうぞ。
<05.10.4> オフィシャルショップ「V-POINT」では、10/8からの一般販売に先駆けて、11月、12月開催分のホームゲーム入場券の限定先行発売を行っています。対象となるのは11/12(土)の大分戦、11/23(水・祝)の柏戦、12/3(土)の清水戦で、会場はいずれも広島ビッグアーチ。前売り価格は、SS指定席4,500円、SA指定席3,500円等となっています。
<05.10.3> 昨日行われた高円宮杯の決勝トーナメント1回戦。サンフレッチェユースは大分U-18と対戦し、2-1で逆転勝ちでベスト8に進出しました。この日の広島ユースのメンバーは、GK:金山、DF:中山、槙野、横竹、遊佐、MF:福本、柏木、保手濱(→野田57分)、FW:木原、平繁(→江本88分)、中野。前半9分に柏木のパスミスを奪われて先制点を許したものの、25分にGKのクリアボールを保手濱が決めて同点に追いつきます。季節外れの暑さのため一進一退となった後半は栗死んだものの、29分に柏木が平繁のスルーパスを受けて見事なドリブルシュートを決めて勝ち越し。その後は全員の頑張りで大分の攻めを防いで、そのまま逃げ切りました。次の準々決勝の相手は、前橋育英を1-0で下した鹿児島実業。九州地区を4位、グループリーグA組を3位といずれもぎりぎりで突破してきた粘りをどのように打ち破るか。戦いの舞台は大宮サッカー場で、10/6(木)午後6時45分キックオフです。
 一方、中国地域第2代表の広島観音は東海地区優勝及びグループAを首位で突破した静岡学園と対戦し、0-0からのPK戦を制して同じくベスト8進出を決めました。準々決勝の相手は、グループリーグで引き分けた滝川二。関西ブロック優勝の強豪との再戦となります。試合は広島ユースと同じ10/6の午後6時45分。会場は江戸川区陸上競技場です。
<05.10.3> 昨日サテライトリーグのアウェイ鳥栖戦が行われ、0-1で敗れました。広島のメンバーは、GK:上野、DF:西河(→入船45分)、吉弘、池田、MF:森脇、高柳、桑田、木村、FW:茂木、盛田(→高萩70分)、ガウボン(→中尾83分)。鳥栖のメンバーは、GK:中林(→河原)、DF:奈良崎、一柳、八田、MF:竹村、高林、長谷川、阿部、佐藤、FW:氏原、下司。得点は45分に氏原でした。
<05.10.2> 昨日ビッグアーチで行われた第26節名古屋戦は1-2で敗れ、3位争いからも後退してしまいました。
 前節に続いて前田が先発。腰痛が再発した大木がベンチにも入らず、サンフは次の布陣でスタートしました。
       下田

     小村 ジニーニョ
駒野             服部
       森崎和
  李(→ガウボン64分)ベット(→高柳38分)
       茂原

    佐藤寿  前田

SUB:佐藤昭、西河、桑田
 対する名古屋のメンバーは、GK:楢崎、DF:秋田、古賀、角田、MF:中谷(→本田82分)、クライトン、藤田、安英学、杉本(→山口85分)、FW:中村、中山(→豊田68分)。監督交代後2試合目の名古屋に対して組織力で勝るサンフでしたが、しかし先制点は名古屋。前半13分、何でもない左からのクロスに対して下田がキャッチに行きましたが、その前に走り込んだジニーニョが足を出し、クリアボールは大きく跳ねてゴールネットへ。コミュニケーションの不足としか思えないつまらない形で、先制点を許してしまいました。
 このオウンゴールに限らず前半のサンフはミスを連発。名古屋の出来の悪さにも助けられてボールは運べるものの、前線での組み立てができずなかなか決定的なシーンを作れません。この中で特にミスが目立っていたのはベットだったそうで、空回りするばかりでピッチ上の混乱が収まりません。34分にはFKのこぼれを服部がダイレクトでシュート。35分には前田が突破を図るなどチャンスを作ったものの得点を奪うには至らず。「見るべきところのない」(携帯サイトによる)内容で、前半を折り返すことになりました。
 後半も立ち上がりにジニーニョのミスからピンチを招くなど不安定だったサンフですが、10分頃から徐々にペースをつかみ、駒野のシュートや高柳、佐藤寿のシュートで何度か名古屋ゴールを脅かします。そして後半19分、動きが悪くなった李に代えてガウボンを投入して、前田をトップ下に入れる布陣に変更しましたがこれが大当たり。交代直後にガウボンのポストのボールを受けた前田のスルーパスで抜け出した佐藤寿が、楢崎もかわしてゴールに流し込んで同点。前半はあまり見られなかった両サイドの上がりも活発になって、チャンスを量産します。サンフが勝ち越すのも時間の問題かに見えたそうですが、しかし33分、左サイドを杉本に突破され、クロスを藤田がそらしてファーサイドでフリーになっていた豊田へ。豊田はこれにダイレクトで合わせ、あっと言う間に2点目を許してしまいました。
 これで攻める必要が無くなった名古屋は、ボールを回してリスクを冒さないプレーに専念します。逆に焦るサンフは突っかけてはかわされる、の繰り返し。運動量が落ち、ガウボン目がけて蹴ってもはね返されるばかりで、シュートにも行けなくなります。結局最後まで有効な手を打つことも無くタイムアップ。試合終了後のビッグアーチにはブーイングがこだましました。
 私はまだ映像を見ていないので現地からの情報からの推測なのですが、この試合は一言で言えば「自滅」だったようです。優勝争いのためには負けられなかったG大阪戦と浦和戦。これ以上連敗は許されない新潟戦。これらを終えて次は調子の上がらない名古屋ということで、選手たちの心の中にはちょっとした隙が生じたのかもしれません。何となく緊張が欠けたままで試合に入り、うまく行かないままにつまらないミスから失点。その後ようやくペースをつかんで同点に追いついたものの、突き放すことができずにまたもや失点。それで気持ちを上げるのではなく、そのまま下を向いてしまっての敗戦。中田新体制のもとで、不格好でも良いから何とか勝ちたい、と言う名古屋の「気持ち」にチーム全体として負けてしまったのが、敗因だと言って間違いないでしょう。試合後に小村が語っているように、「今、チームが上にいるし、そのことによって、何とかなるだろう、という気持ちがあった」のであれば、勝てないのも当然のこと。昨日勝てば3位に浮上できたのに、そのチャンスを自ら失った痛恨の1敗だった、と言えるでしょう。
 サンフは勝ち点39で足踏みで、4連勝の川崎Fにも抜かれて8位に転落しました。首位との勝ち点差は今日のG大阪の結果次第ですが、優勝の可能性は限りなく小さくなってしまった、と言わざるをえないでしょう。しかし、だからと言ってこれで終りではあまりにも寂しすぎます。今年見せた「可能性」を大きく咲かせなければ、本当に強いチームになることはできません。2位だったことも、首位を破ったことも全ては過去のこと。サンフレッチェのチームとしての、そして選手一人一人の価値が問われるのは、ここからなのではないでしょうか。
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