10/23〜10/29のSANFRECCE Diary


<05.10.29> ホットニュースと中国新聞によると、3試合勝ち星が無いと言う流れを変えたい小野監督は「強気なプレーをする選手を使う。布陣は後に考える」と言う方針から、若手2人を抜擢することに決めました。「決して消極的なプレーをしない。今、広島に一番必要なものを持っている」と言う西河は3バックの一角として先発し、また「どんな時でもピッチで頑張れる選手」と期待する木村が今季初めてベンチ入り。「前線から中盤まで幅広くプレイできる」(小野監督)力を生かして、試合の途中から流れを変える役割が期待されます。磐田は福西が左足首痛で出場が微妙だそうですが、成岡、船谷など若手の能力も高く侮るわけにはいきません。優勝争いから脱落して目標を失った両チームですが、こう言う時こそ問われるのは精神力。チームのために、自らのために頑張ることができるかどうかが勝敗を分けることになるのではないでしょうか。
 今日の会場はヤマハスタジアムで、午後3時半キックオフ。「プーマドリブルチャレンジ」やアカペラグループ「INSPi」のミニライブ、袋井商のマーチングバンドのハーフタイムショー等のイベントが予定されているそうです。テレビ中継は、NHK-BSと静岡放送が生中継。スカパーは11/2(水)の午後10時まで放送がありません。今日もブログで速報をやりますので、スタジアムに行けない&BSを見れない方は、そちらで経過を見てください。
<05.10.28> 日本サッカー協会は昨日AFC U-17選手権大会の予選ラウンドに臨むU-15日本代表を発表し、サンフレッチェびんごから岡本知剛選手が選ばれました。このチームは11/7に滝川二高と、11/9にC大阪U-18と練習試合を行ない、11/15, 17に行われるマカオ戦、韓国戦に挑みます。
<05.10.28> 明日はJリーグ第29節ジュビロ磐田戦がヤマハスタジアムで行われます。
 一時は3位にまで浮上した磐田でしたがここ3試合は引き分けが続き、順位も7位まで落ちて来ています。
18A ●0-2 名古屋 【名】中村2
19H ○3-1 横浜FM 【磐】カレン2、河村、【横】栗原
20A ●1-3 G大阪 【磐】前田、【G】フェルナンジーニョ、アラウージョ2
21H △1-1 FC東京 【磐】崔、【F】栗澤
22A ○2-1 大分  【磐】前田、金、【分】高松
23H ○2-0 大宮  【磐】カレン、太田
24A ●0-2 C大阪 【C】ファビーニョ、西澤
25H ○1-0 柏   【磐】中山
26A △4-4 東京V 【磐】中山、成岡、西、太田、【V】ワシントン3、ジウ
27H △1-1 鹿島  【磐】カレン、【鹿】増田
28A △1-1 清水  【磐】西、【清】兵働
 C大阪戦で怪我を負った前田が戦線を離脱しているものの、柏戦から成岡が、東京V戦から西が復帰して戦力的に落ちているわけではありません。内容は悪くないものの勝ちきれない、と言う試合が続いているのはサンフレッチェと一緒で、優勝が遠ざかったためにモティベーションが落ちている、と言う共通の問題があるのかも知れません。ただ、明日は1か月ぶりのヤマハスタジアムでのゲーム。本当のホームに戻ってきてサポーターの声援を受ければ、自ずと身体が動くに違いありません。
 対するサンフレッチェですが、チーム全体のパフォーマンスが落ちているのを見かねた小野監督が、今週はメンバーを入れ替えながら練習を続けているとのこと。競争を煽ることで「戦う力」を取り戻させようとしている様子です。携帯サイトによると昨日の練習では、木村がレギュラー組に抜擢され李が控え組に落とされたそうです。しかし、その李がミニゲームで爆発。積極的なプレーを見せ、素晴らしいパスから茂木のゴールを導いたとのことです。また前日は控え組でプレーした前田は昨日はレギュラー組に復帰して、アグレッシブなプレーを見せたとのこと。更にここ2試合出場停止で「正直、モティベーションが下がったときもあった」(中国新聞)と言うベットがドリブルからのシュートを決め、森崎和も昨日に続いてミドルシュートを叩き込むなど好調さをアピールしていた様子。レギュラー組を外された駒野を含め、磐田戦の先発の11人がどうなるか全く分からない状況となっています。と言うことで先発予想は良く分からないのですが、ここでは一応紅白戦のレギュラー組を挙げておきます。
       佐藤昭

西河  小村 ジニーニョ  服部

       森崎和

  茂木       ベット

       大木

    佐藤寿  ガウボン

SUB:上野、駒野、高柳、李、前田
 このところ内容は悪くないながらも勝てないゲームが続いていますが、そんな状況を打開するのはチーム全体で戦う、と言う強い気持ちでしょう。今週の激しいメンバー争いから1人でも2人でも「チームを変える」選手が出てくること。それが磐田戦勝利のカギなのではないでしょうか。
<05.10.27> 昨日トップチームは吉田サッカー公園で広島修道大と30分×3本の練習試合を行ない、6-0で勝ちました。C大阪戦の敗戦を受けて主力組のメンバーを入れ替えたそうで、特に驚きだったのは駒野が外れたこと。violet soulによると1本目は、GK:佐藤昭、DF:西河、小村、ジニーニョ、服部、MF:森崎和、ベット、茂木、李(→大木15分)、FW:佐藤寿、ガウボン、と言うメンバーだったそうです。携帯サイトによると小野監督は「ここ最近、彼のパフォーマンスは明らかに低下していた...1対1で勝てていない。自信を失っている...自分の状態は本人が一番分かっていると思う」と語っていたとのことで、代表での疲れが悪循環を生んでいるのかもしれません。得点は1本目の27分にガウボン、29分に森崎和。2本目は26分にジョルジーニョ、3本目の6分に入船、8分に前田、14分に木村。1本目の2点は大木が起点になった、とのことです。
<05.10.27> U-18代表は昨日韓国と練習試合(30分×3)を行ない、2-0で勝ちました。メンバーは、GK:林[流経大柏]、DF:大島[柏Y]、吉田[名古屋Y]、槙野[広島Y](→伊藤博[G大阪Y]89分)、安田[G大阪Y]、MF:梅崎[大分]、森重[皆実]、柳澤[柏Y]、堂柿[関西学院](→森島[滝川二]60分)、FW:星原[G大阪Y](→小澤[青森山田]73分)、伊藤翔[中京大中京]。一方の韓国も最初は控え組が中心で、3本目から主力が登場した模様です。日本は森重と柳澤を起点に攻めを構築し、またDFラインも槙野と吉田が奮闘したとのこと。先制点は2本目の23分で、堂柿の突破からの折り返しを梅崎が決めました。また2点目は3本目の開始直後で、伊藤翔が決めました。J's GOALによると、前日の大敗を受けて選手だけでミーティングしたことが効果を及ぼしたらしく、特に槙野がリーダー的立場でチームを引っ張った様子。1か月後の本番に向けて、ようやく明るい光が見えたと言えそうです。
<05.10.26> 韓国遠征中のU-18代表は昨日U-18韓国代表と対戦し、2-5で敗れました。この日のメンバーは、GK:秋元[横浜FMY]、DF:内田[清水東]、槙野[広島Y]、伊藤博[G大阪Y](→森重[皆実])、堤[浦和Y]、MF:柳澤[柏Y]、横谷[G大阪Y](→安田[G大阪Y]60分)、梅崎[大分](→堂柿[関西学院]74分)、青山[名古屋Y]、FW:ハーフナー[横浜FMY](→星原[G大阪Y]、小澤[青森山田](→伊藤翔[中京大中京]50分)。J's GOALの記事によると、序盤の韓国ペースを凌ぐとその後は押し返し、何度か決定的なチャンスを作るものの決められない、と言う展開で前半を折り返しました。しかし後半、いきなりバックパスのミスを奪われ得点を許すと、その2分後にも左サイドを破られ最後はオウンゴールで失点。後半7分に得たFKのチャンスに槙野が決めて追い上げたものの、前懸かりになったところの裏を突かれて続けざまに失点し、最後に安田が一矢報いたのも及ばず大敗を喫してしまいました。
 この日のU-18代表は山本[清水]や柏木[広島Y]、福元[大分U-18]、森本[東京V]ら主力を怪我で欠き、メンバー構成が苦しかったのは確かだったようです。しかし課題はそこよりもむしろチーム内部にあって、「声が足りない」(柳澤)と言う言葉にもあるようにコミュニケーションの不足が目立ったとのことです。劣勢になると自ら崩れてしまう、と言う弱点は仙台カップの東北代表戦でも露呈しましたが、ここを克服しなければ予選を勝ち抜けないのは間違いのないところ。このチームの立ちあげから主力としてプレーしている槙野と柏木には、ぜひともリーダーシップをとって欲しい、と思います。
<05.10.25> 日本サッカー協会はベトナムに遠征するU-20代表から柳楽(福岡)、苔口、藤本(C大阪)が辞退し、松下(磐田)、丹羽(G大阪)、桑田(広島)の3人を追加招集した、と発表しました。桑田は、「初めてこうした世代別代表に選ばれたので、自分の良いところをしっかりとピッチで表現し、自分を成長させられるようチャンレジしてきたい」と語っています。昨年のサンフレッチェユースの「黄金世代」の中で、これまでただ1人代表のユニフォームに縁が無かった桑田ですが、追加招集とは言えU-20代表に選ばれたと言うことは、この1年の成長が認められた、と言うことでしょう。せっかくのチャンスですから思い切って自分のプレーをアピールしてきて欲しい、と思います。
<05.10.24> 昨日第28節を戦ったサンフレッチェは先制したものの逆転を食らい、C大阪に2000年5月以来の敗戦を喫しました。
 下田を負傷で欠いたサンフはルーキー佐藤昭を初先発させ、次の布陣で戦いました。
       佐藤昭

駒野  小村 ジニーニョ  服部

       森崎和

  茂原(→西河69分) 李

       大木(→ガウボン69分)

    佐藤寿  前田(→ジョルジーニョ85分)

SUB:上野、高柳
 対するC大阪は、GK:吉田、DF:ブルーノ・クアドロス、柳本、前田(→藤本73分)、MF:布部、ファビーニョ、ゼ・カルロス(→徳重22分)、久藤、古橋、FW:森島(→宮原82分)、西澤。立ち上がりはC大阪のパス回しに押し込まれるシーンが多かったのですが、DFの集中が高くシュートを打たせない守備が機能します。そして7分、前田のパスで左サイドを崩して得たCKのチャンス。李が蹴ったボールを森崎和が難しい体勢から頭でゴールに流し込み、良い時間帯に先制点を奪う事ができました。
 勢いづいたサンフは、この後も速い攻撃からチャンスを作ります。8分には大木がミドルシュート。11分には服部が左サイドを破ってクロスを入れましたが前田に合わず。19分にも大木がこぼれ球をダイレクトボレーで狙いましたが、枠外に外れます。セレッソはゼ・カルロスが左サイドからの攻撃を試み、痛んで下がった後は徳重がチャンスを作りますが、佐藤昭も落ち着いてゴールを死守します。サンフは34分、35分、37分と続けざまに前田がチャンスに絡みましたが、追加点を奪うには至りません。しかし流れは広島で、このまま前半をしっかりとリードして折り返したい、と思っていたロスタイム、右から攻めてきたC大阪が、スローインから古橋?がクロスを入れ、頭で合わせた森島のボールが佐藤昭を襲います。横っ飛びでキャッチしてナイスセーブか、と思われましたが、こぼしたところに詰めていたのが西澤。佐藤昭の痛恨のミスで、同点に追いつかれてしまいました。
 後半も立ち上がりはC大阪ペース。しかしサンフはしっかり守ってはね返すと、速い攻撃でセレッソゴールを狙います。7分には大木とのワンツーでフリーになった前田が決定的なシュートを放ちましたが枠外。9分には李が左足でミドルシュートを打ちましたが、ヒットせずGKがキャッチします。14分にも前田のクロスがDFとGKの間を抜けてファーで佐藤寿が合わせましたが枠外。両チームともチャンスを作るものの攻め切れず、膠着した展開となります。しかし20分、C大阪がサイドチェンジでフリーになったファビーニョが右から中央にクロス。これに森島が頭で合わせて流し込み、ついにリードを許してしまいました。
 何とか追いつきたいサンフは、この後攻勢に出ます。21分にはDFラインの裏に抜け出した佐藤寿が左足でシュートしましたが勢いがなくGKがキャッチ。22分には服部がミドルシュートしましたが枠外に外れます。小野監督は、疲れが出た大木と茂原に代えてガウボンと西河を投入。31分には右から前田がループ気味に狙いましたが惜しくも外れます。6連勝中のC大阪は落ち着いたボール回しで時間を消化。サンフは足が止まってなかなかボールが奪えなくなります。終盤のジョルジーニョの投入も効果はなく、最後はガウボンがペナルティエリアから頭で狙ったもののGKがあっさりキャッチ。サンフはまたもやホームゲームを失いました。
 この試合、下田が不在のサンフにとって難しい試合だったのは確かだ、と思います。佐藤昭は良く頑張っていたものの安定感の違いは明らか。失点に繋がったミスはともかくとして、それ以外の場面でも飛び出しのタイミングが良くないような感じがしました。これがDFの守り方にも影響を与えたのは確かで、下田がいるときの「シュートを打たせるディフェンス」ができずに何とかその前に潰そう、と必死になっていたのが見て取れました。ただ、2失点はいずれもC大阪の右からのクロスがきっかけで、森島に頭で合わされたところまで同じ。ほとんど同じパターンで点を失ったのは守り方が悪かったと言わざるをえないでしょう。
 一方の攻撃ですが、好調だったはずの前田、佐藤寿のツートップが何度かあった決定的チャンスを決められなかったのが痛かったのは確かです。しかしどんな選手にも調子の波はあるものだし、ゴールには運、不運の要素があるものです。FWが決めれなくても他のポジションの選手が決めればいいわけで、お互いにカバーし合うのがチーム、と言うものでしょう。J's GOALによると森崎和は「C大阪はみんな声が出ている。でも、ウチは何人かしか声が出ていない。そういうところも違うと思う」と語っていますが、チーム一丸となってピンチを乗り越え、勝利を奪い取るという気迫が無かったことがこの結果を招いた、と言う気がしてなりません。両チームのサッカーの内容や選手の質に差があるようには見えなかったのに、試合の結果に差が出てしまったのはまさにこの違い。6連勝で首位に肉薄してきたC大阪と、すっかり8位に定着してしまった広島との「気持ちの差」が、勝者と敗者を分けたと言わざるをえません。
 本気で「優勝争い」を目標にして迎えた2005年シーズン。キャンプで苦しい連戦に耐え、開幕直後の勝ちきれない時期を乗り越え、2位で5月の中断を迎えました。そして地獄の「HOT6」を何とか凌ぎ、8月以降の熱い戦いでも何とか上位に食らいついてきたわけです。しかし、ここに来てどうもそれまでのギラギラしたものを感じないのはなぜでしょう?口では「諦めていない」と言いつつも、その気持ちがゲームで表現できないのはなぜでしょう?このまま今シーズンを終えてしまったら、何も得たことにならないでしょう。降格が無いことで満足するチームではなく、もっと上を目指すチームだと言うことを、これからの戦いで示さなければならないのではないでしょうか。
<05.10.23> ホットニュースと中国新聞によると、今日のゴールマウスを守るのはやはり佐藤昭になるとのこと。「下田のために」を合い言葉に、チーム全員の力で戦います。他のメンバーですが、FC東京戦と同じ先発と控えになりそう。好調のツートップと途中から登場するはずのガウボン、ジョルジーニョがどのように点を取るか、にも注目です。
 今日の試合会場は広島ビッグアーチで、午後3時キックオフ。ミズノスポンサードゲームとして、中学生以下の方を対象に「こんなユニフォームあったらいいな!」と言うイベントを行います。自由な発想でユニフォームをデザインしてもらって、ミズノの担当者に渡すというもの。使用していただいた色鉛筆セットは参加者にプレゼントされます。正午から先着200名様となっていますので、ビッグアーチ正面の特設コーナーまでお越しください。またハーフタイムにはミズノ契約10選手(小村、ジニーニョ、ベット、ガウボン、大木、西河、青山、ジョルジーニョ、桑田、中尾)のサイン入りサッカーシューズと、アルゼンチン代表のアイマールのサイン入りゲームシャツを抽選でプレゼントします。また正午からは補助競技場にてミズノサッカー教室が行われます。
 その他、前座試合の「フォリアチャレンジ」は午後1時から。「選手サイン会」と「選手とハイタッチ」はそれぞれ先着100名様に午後1時から整理券を配布します。サンフレッチェクラブ会員限定の先着プレゼントは、吉弘選手のフィギュアです。今日の広島の天気予報は晴れですが、気温が下がりそうなので防寒対策をお忘れなく。
 テレビ中継ですが、今日はデジタルBSのBS-iとスカパーch363で生中継があります。私のブログで実況をやりますので、現地に行けない&テレビを見れない方はそちらをどうぞ。
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