11/20〜11/26のSANFRECCE Diary


<05.11.26> Jリーグ第33節は明日、ヴィッセル神戸との対戦です。
 第7節から最下位を「独走」していた神戸は、度重なる監督交代や選手補強も実らず、前々節に4試合を残してのJ2降格が決まりました。
18A △1-1 FC東京 【神】栗原、【F】馬場
19H ○1-0 名古屋 【神】三浦淳
20A △2-2 浦和  【神】平瀬、三浦淳、【浦】永井、ポンテ
21H ○2-1 大分  【神】三浦淳、栗原、【分】吉田
22A ●1-2 C大阪 【神】菅原、【C】古橋、ファビーニョ
23H ●0-2 横浜FM 【横】グラウ、坂田
24A ●0-4 鹿島  【鹿】アレックス・ミネイロ、深井2、野沢
25H △1-1 東京V 【神】三浦淳、【V】ワシントン
26A ●0-1 柏   【柏】レイナウド
27H ●1-4 G大阪 【神】朴、【G】アラウージョ2、遠藤、吉原
28A ●0-4 千葉  【千】ポペスク、巻、ハース、中島
29H △1-1 新潟  【神】栗原、【新】ファビーニョ
30A ●1-3 川崎  【神】播戸、【川】ジュニーニョ、アウグスト、ジュニーニョ
31H ●0-1 大宮  【宮】森田
32A ●0-1 清水  【清】マルキーニョス
 遠藤、金古らを補強した成果が出て、中断後の3試合は2勝1分けと順調な立ち上がりを見せました。しかし続くC大阪戦から精神的支柱の三浦淳が欠場するとその後連敗。その三浦淳が復帰した東京V戦では引き分けに持ち込みましたが、その後はなかなか立ち直りのきっかけをつかめず、結局22節から31節まで10試合で勝ち点2しか取れずついにJ2降格となりました。チームの強化方針の揺らぎや主力選手の怪我、そしてチーム全体のバランスなどいろいろな要因が絡んでの降格で、これはいささかやむを得ない結末だった、と言わざるをえないと思います。ただ、結果が出てしまったため精神的重圧がなくなったと言う側面はあるでしょうし、明日は神戸にとってのホーム最終戦でもあります。選手もサポーターにも「勝ちたい」と言う強い気持ちがあるはずなので、舐めてかかればやられるのは間違いない、と言えるでしょう。
 対するサンフレッチェですが、2試合出場停止だったジニーニョが戻ってきます。大分戦で怪我をしたベットの状態は分かりませんが、怪我よりも精神的な問題の方が大きい様子なので明日の出場の可能性は低そうです。一方、柏戦で良いプレーを見せた西河の評価が高いようで、紅白戦でもジニーニョとの連係が良かった、とのこと。従ってDFラインはジニーニョと小村に戻すのではなく、西河との組み合わせで行くのではないか、と思われます。と言うことで、私のメンバー予想は次の通り。
       佐藤昭

駒野  西河  ジニーニョ 服部

       森崎和 

   李        高柳

       桑田

    佐藤寿  大木

SUB:上野、小村、木村、前田、ガウボン
 大分、横浜FMに連敗しましたが、柏戦では若手を多く起用した布陣で相手の強引な攻めを凌いで引き分けた、と言うのは好材料。ここまでずっと落ち目だったチームが、ようやくここで立て直しのきっかけをつかみつつある、と言うところだと思われます。久々に全国放送の生中継もあるので、サンフレッチェらしい良いサッカーを見せて欲しい、と思います。
<05.11.25> 火曜日に徳山大と多分サテライトが練習試合を行ない、6-1で勝ちました。リーグ公式戦前日と言うことでメンバー、得点者などは非公開、と言うことなのですが、終わった後になら公開しても良いのではないか、と思うのですが。
<05.11.24> AFCユース選手権予選リーグの初戦が昨日行われ、U-18日本代表はチャイニーズ・タイペイに5-0で勝ちました。日本のメンバーは、GK:秋元、DF:内田、堤、福元、MF:青山、梅崎、柳澤、柏木、森重、FW:森島、河原。「情報が完全にあったわけではなく、1トップか2トップかわからなかった」(吉田監督)と言うことで、吉田監督はSBもできる堤をCBに入れ、また本来ボランチの青山をセンターに入れたため槙野はベンチスタートとなりました。日本は前半10分に梅崎のゴールで先制したものの「1点目を取った後で2点目を取るまでチームがばらけていた」(福元)と言うことでなかなか追加点が奪えずに推移。43分に柳澤が追加点を奪い、64分からの5分間で河原の2ゴールと森島のゴールで何とか点差を付けたものの、北朝鮮との順位争いを考えればやや不満の残る結果となってしまいました。
<05.11.24> 昨日ビッグアーチで行われた第32節柏戦は、両チームとも激しく攻め合ったものの決定的チャンスを決めることができずスコアレスドローに終わりました。
 この日のサンフは桑田を久々に先発から起用して、次のような布陣だったようです。
       佐藤昭

駒野   西河  小村   服部

       森崎和 

   李        高柳(→ガウボン45分)

       桑田(→木村81分)

    佐藤寿  大木(→前田77分)

SUB:上野、吉弘
 対する柏は前節から7人を入れ替え、GK:加藤、DF:波戸、土屋、永田、MF:増田(→谷沢75分)、小林祐、大野、大谷、平山、FW:矢野、宇野沢(→鈴木79分)、と言うメンバーでした。立ち上がりは柏の気迫が上回り、低い位置にブロックを作って長いボールで矢野、宇野沢を走らせる戦術で攻め込みます。しかしサンフはその攻勢を凌ぐと、途中からペースを握り返します。23分には大木の展開のパスを受けた李がシュートしましたが、DFに当たってわずかに外。28分には李のクロスから佐藤寿がヘッドで落とし、大木が決定的なシュートを放ったもののバウンドが合わず。31分には駒野のクロスに李が長い距離を走って頭で狙いましたが、「球が速すぎてうまく合わせられなかった」(李)ため枠外に外れます。逆に柏は前半終了間際、平山のクロスを宇野沢が落として矢野が決定的なボレーシュートを放ちましたが枠外に外れました。
 後半、小野監督は高柳に代えてガウボンを入れ、攻撃的な姿勢を見せます。しかし負ければ16位以下が決まる可能性のある柏は、人数をかけて攻め込んで来ます。サンフは佐藤昭と西河、小村が集中を切らさず守り、カウンターに賭けます。16分には李の縦パスのこぼれを大木が強烈なミドルシュート。このバーに弾かれたボールに詰めていた佐藤寿が押し込みましたが、残念ながらオフサイドを取られます。19分にはCKから連続攻撃を仕掛け、最後は服部がシュートしましたが枠外。その後はなかなか相手ゴール前にボールを運べず、シュートゼロに抑え込まれます。終盤は柏の攻勢にさらされたものの何とか凌ぎ、そのままスコアレスドローに終わりました。
 これでサンフは3試合続けて勝ち星が無く、横浜FMとFC東京に抜かれて順位も10位に後退。中国新聞によるとこの日の試合後には「サポーターの拍手はなし。ブーイングばかりが響いた」のだそうです。両チームともベストメンバーが組めなかった、とは言え前節から半分以上を入れ替えた柏に対して、サンフはほぼ同じメンバー。それぞれの順位や戦術の完成度を考えれば相手を圧倒することを期待してスタジアムに足を運んだ人も多かったはずで、その気持ちが裏切られた、と言うことだったに違いありません。ただ、試合前にも書いたようにこの試合に臨む両チームの賭けるものの違いを考えれば、気迫に負けて敗戦を喫しなかっただけでもましだった、と言えるかも。特にシーズン途中までの快進撃を支えた下田、ジニーニョの守備陣を欠く布陣で何とか無失点に抑えたこと、ルーキー5人を起用して試合を壊さずに戦えた事をポジティブに捉えるしかありません。リーグ戦は残り2試合で天皇杯が続きますが、むしろこの戦いは来年以降に繋がっていると言うつもりで、もう一度立て直すしかないのではないでしょうか。
<05.11.23> ホットニュースによると小野監督はここ数試合について「内容は悪くありませんでした...そう言った中で明日のメンバーを大きく替えてしまうと、言葉とは裏腹に『ダメだった』と言っていることになってしまいます」と語っています。従って今日のメンバーは前節とほぼ同じで、小村・西河をCBに入れた4バックで臨むことになりそうです。対する柏は「攻撃陣が5人離脱」(日刊スポーツ)で苦しいメンバー構成が予想されますが、しかし逆にそのために選手がまとまるのは間違いない、と思います。3年前のこの日のビッグアーチ、サンフは圧倒的不利の予想を覆して柏に快勝し、J1残留の望みを残しました。今回の立場は逆になりましたが、あの日の気持ちの入ったプレーを思い出して、ホームのサポーターに3か月ぶりの勝利を見せて欲しい、と思います。
 今日の試合会場は広島ビッグアーチで、午後3時キックオフ。U-9の「サンフレッチェカップ」(10時半〜14時、補助競技場)、「ファミリーフットボールパーク」(11時半〜13時半、第2球技場)、「フォリアチャレンジ」(13:00〜、ビッグアーチ)、「選手サイン会」(13時から整理券配布)、「選手とハイタッチ」(13時から整理券配布)などいつものイベントが用意されています。サンフレッチェクラブ会員限定のプレゼントは、李漢宰選手のフィギュアを3,000名様に。14時半からのスタジアムFMには、3年前の柏戦で「魂のプレー」で勝利に貢献した沢田ユースコーチが出演します。今日の広島地方は一日中好天に恵まれるとの予報ですので、多くの方がビッグアーチに行って大きな声援でサポートして欲しい、と思います。なお、テレビ中継ですが11/26(土)10時からのJ SPORTS 1での録画放送まで予定はありません。現地に行けない方は、ネットの速報か携帯サイトで経過をチェックするしかなさそうです。
<05.11.22> 明日はビッグアーチに柏レイソルを迎えて第32節を戦います。
 選手補強やラモスコーチの招聘などで降格圏からの脱出を図っていた柏でしたが、第27節から5試合勝ちなしでなかなか勝ち点が伸びず、15位清水との勝ち点差は4、17位東京Vとの勝ち点差は5。今のところ入れ替え戦行きの最有力候補となっています。
18A △0-0 横浜FM
19H ●1-2 千葉  【柏】レイナウド、【千】巻、羽生
20A △1-1 大分  【柏】玉田、【分】マグノ・アウベス
21H △1-1 C大阪 【柏】大谷、【C】ファビーニョ
22H ○4-2 FC東京 【柏】レイナウド2、玉田2、【F】ササ・サルセード、阿部
23A ●0-4 名古屋 【名】ルイゾン2、杉本、豊田
24H ○2-1 G大阪 【柏】玉田2、【G】アラウージョ
25A ●0-1 磐田  【磐】中山
26H ○1-0 神戸  【神】レイナウド
27A ●0-7 浦和  【浦】ポンテ、田中達、マリッチ3、酒井、横山
28A ●1-3 川崎F 【柏】レイナウド、【川】箕輪、ジュニーニョ、マルクス
29H ●1-2 大宮  【柏】土屋、【宮】トゥット、藤本
30A △2-2 新潟  【柏】大谷、小林亮、【新】エジミウソン、ファビーニョ
31H ●1-2 清水  【柏】レイナウド、【清】マルキーニョス、チェ・テウク
 闘争心を前面に出したサッカーを展開してG大阪を押しきるなど光明に見えたか、に思えた柏でしたが、そのラモスコーチと言う劇薬も既に期限切れ、と言う感じ。浦和に惨敗を喫してからは緊張の糸が切れたのか、ことごとく競り合いに負けて勝ち点を失っています。前節清水戦は15位との直接対決と言うことで、ぜひとも勝ち点3が欲しかったゲーム。そこで開始15秒で先制点を奪うという幸先の良い出足だったにも関わらず、明神の負傷退場やクレーベルの一発退場もあって流れを失い、最後は清水の猛攻を耐えきれずに逆転負けを食らいました。次節はそのクレーベルと累積警告のレイナウドが出場停止。玉田も骨折が判明して出場は不可能で、明神と小林亮も怪我から復帰する目途は立っていません。入れ替え戦と降格だけは何とか阻止したい柏ですが、好材料と言えるものはほとんどない、と言って良い状況です。ただ、そういう時こそ戦い方を整理して、守りを固めてカウンター、と言う形に持ってくる可能性はありそう。相手を舐めて油断をしたら、間違いなくやられると思っておいた方が良いと思います。
 対するサンフレッチェですが、ジニーニョはこの試合も出場停止。ベットの状態は不明ですが、モティベーションを落としていると言う噂もあるので次も出場できない可能性がありそうです。その他の選手ですが、体力的に問題のある大木が前節フル出場しているのも不安材料。また小村も疲れがたまっている様子なので、DFラインと中盤に手を入れてくる可能性は十分にありうる、と思います。と言うことで、私の予想(と言うより希望)は次の通り。
       佐藤昭

   西河  小村  吉弘

       森崎和 
駒野            服部
   李       茂原

    佐藤寿  前田

SUB:上野、高柳、桑田、大木、ガウボン
 このところ2試合続けて3失点以上と、守り切れないゲームが続いています。また最近10試合の成績は2勝2分け6敗で、柏以下の勝ち点しか取れていません。特にホームゲームでは4連敗中と、最悪に近い状況となっています。下田の怪我やベット、ジニーニョの出場停止など原因と言えるものはいくつかあるものの、負け続ける理由はそれだけではないでしょう。勝ちたい、と言う強い気持ち。チーム全体からほとばしるような闘志が無ければ、どんな相手にも勝てるはずがありません。相手の状況が悪いからと言ってそれに合わせる事の無いように注意して、全力で叩き潰して欲しいと思います。
<05.11.21> 昨日のJリーグ第31節横浜FM戦は、前半早々に先制したものの久保の活躍で逆転され、結局1-3で敗れました。
 ジニーニョが出場停止で、ベットがコンディション不良で欠場したサンフは、高柳を先発から起用して次の布陣で戦いました。
       佐藤昭

駒野   西河  小村   服部

       森崎和 

   李(→茂原81分) 高柳(→桑田62分)

       大木

    佐藤寿  ガウボン(→前田62分)

SUB:上野、吉弘
 対する横浜は、GK:榎本哲、DF:中西、松田、河合、MF:ドゥトラ、上野(→那須85分)、田中、山瀬功(→奥80分)、マグロン、FW:久保(→大島76分)、グラウ。立ち上がりはサンフが素晴らしいサッカーを見せたそうで、3分には高柳のクロスを佐藤寿が落とし李がミドルシュートを打つなど、サイドから何度も良いクロスが入って横浜ゴールを脅かしたそうです。そして前半9分、ゴール前22mからのFKのチャンスで駒野が壁の下を狙った強烈なシュートを叩き込み、先制点を奪いました。
 その後も流れは広島。11分には森崎和がミドルシュート。17分には服部、続いて駒野とシュートを放ち、「美しいサッカー」(携帯サイトによる)を展開しました。しかしその流れを一発で変えたのが、横浜のエース・久保でした。前半21分、素晴らしいオフザボールの動きで西河のマークをはがすと、田中のクロスに合わせて宙に舞い、そして頭でファーサイドへ。ルーキー佐藤昭は飛びつくこともできずにゴールネットが揺れるのを見送りました。更にその1分後、小村のミスパスを拾った久保がスルーパス。これを受けたグラウが冷静に蹴り込み、あっと言う間に逆転を食らいます。37分には駒野のFKに合わせた森崎和のヘディングシュートがネットを揺らしたにも関わらずオフサイドを取られ、逆に41分、久保のドリブルを止めた森崎和のプレーでPKを取られ(位置的にはペナルティエリアぎりぎりで微妙なところだったらしい)横浜に追加点。運にも見放されたサンフは2点のリードを許して前半を折り返すことになりました。
 後半サンフは何とか追いつこうと戦う姿勢は見せたそうですが、ラストパスの精度が悪くなかなかシュートまでも行けません。逆に横浜はがっちりと守りを固め、両サイドからクロスを入れて広島ゴールに攻め入ります。結局後半の横浜のシュートは9本だったのに対して広島はゼロ。前田が何度もチャレンジしたもののそれも実らず、そのまま終了のホイッスルを聞くことになりました。
 いろいろな情報を総合すると、決して広島の内容が悪かったわけではなくそれなりにやりたいことはできていたそうです。しかし、不運だったのは相手には久保がいたこと。その存在感は圧倒的で、これで落ち着いて横浜に思い通りの展開を許してしまった、と言うことのようです。この敗戦は残念ですが、しかし佐藤昭、西河、高柳、前田、桑田とピッチに登場したルーキー5人にとっては良い経験になったはず。このお返しは、いずれ絶対にしなければなりません。
<05.11.20> 今日の横浜FM戦ですが、中国新聞によるとジニーニョの出場停止を受けて、西河、吉弘の若手コンビが出場しそうだとのことです。またベットが前節の試合中の怪我の影響か練習を休んでいたそうで、「フィジカル的にもコンディション的にもまだ試合に臨める状態ではない」(小野監督)とのこと。そのため今回の横浜遠征には、高柳と桑田が参加しています。前回の対戦ではこちらがベストメンバー、横浜が控え中心のメンバーだったにも関わらず、横浜がサンフレッチェの攻勢を耐え続けてワンチャンスを生かし、1-0で勝利をおさめています。今回は久保、山瀬功が戻った横浜にジニーニョ、ベット抜きで対峙することになりますが、何としてでも勝ちをもぎ取って来て欲しい、と思います。
 今日の試合会場は日産スタジアム(前の横浜国際競技場)で、午後2時キックオフ。試合の生中継はなく、明日の午後9時からの録画放送(J SPORTS 1)が初回放送となっています。
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