2/6〜2/12のSANFRECCE Diary


<05.2.12> 昨日はサテライトが福岡とトレーニングマッチを行ない、2-3で敗れました。
 広島のメンバーは、GK:上野、DF:中尾、吉弘(→西河45分)、小村(→槙野45分)、吉田(→森脇45分)、MF:高柳(→田村45分)、高萩(→青山45分)、柏木、FW:木村(→前田45分)、盛田(→田中61分)、平繁。対する福岡は、GK:神山、DF:山形辰、長野、柳楽、木藤、MF:沖本、城後、大塚、立石、FW:釘崎、エジウソン(→多久島58分)。前半は中盤のミスが多く、「福岡のやりたいサッカーに蹂躙されてしまった」(広島フットボール)とのこと。10分に沖本のCKを柳楽に頭で決められ先制点を許すと、24分と36分にはエジウソンのスルーパスを受けた釘崎に決められ、前半で3点のビハインドを背負うことになってしまいました。トップのゲームに初めて出場した柏木、平繁にとっては非常に苦い前半となりました。
 しかし後半になると雰囲気が一変。前田、青山が入ったことにより柏木も再生し、素晴らしい試合を見せた(広島フットボール)そうです。前田は3分にペナルティエリア内でのドリブルからシュートすると、5分には4人に囲まれながらスルーパスを出して柏木のシュートを導くなどチャンスを量産します。そして32分、森脇が木藤からボールを奪うとドリブル突破からクロス。これをファーサイドで受けた青山がボレーシュートを決めました。更に37分には西河のロングパスで抜け出した前田がGKの位置を見て素晴らしいループシュートを決めて1点差に迫りました。結局そのまま2-3で敗れたものの、課題だけでなく成果もあったゲームだったものと思われます。
 なお、今日は試合はお休み。次の練習試合は明日、Kリーグの城南一和とのダブルヘッダーが行われる予定です。
<05.2.11> 日本サッカー協会は昨日トレーニングキャンプに参加するU-20代表候補を発表し、広島からは5人が選出されました。今回選ばれたのは次の29人。
【GK】山本(清水)、松井(磐田)、西川(大分)
【DF】吉弘、中尾(広島)、河本(神戸)、水本(千葉)、柳楽(福岡)、
    小林祐(柏)、丹羽竜(神戸)、丹羽大(G大阪)、森下(磐田)
【MF】杉山(清水)、寺田、家長(G大阪)、中村(福岡)、苔口(C大阪)、
    兵藤(早稲田大)、水野(千葉)、船谷(磐田)、狩野(横浜FM)、
    高萩、高柳(広島)
【FW】原(駒澤大)、平山(筑波大)、カレン(磐田)、辻尾(中央大)、
    城後(福岡)、前田(広島)
 カタール国際のメンバーから増田、本田、豊田が抜け、船谷や高萩、高柳などそれまでの「常連」を付け加え、更にニューフェイスを何人か加えたメンバーとなっています。中でも注目は初めて招集された中尾。これまで年代別代表には全く無縁だった彼ですが、身体能力の高さは間違いないと思われるので、世界と戦うために必要だ、と判断されたのかも知れません。
 この代表候補は2/14に宮崎に集合し、福岡、川崎F、大宮、仙台と練習試合を行う予定です。
<05.2.11> 宮崎キャンプの4日目の昨日は、Kリーグの強豪(昨年2位)蔚山現代とトレーニングマッチを行ない、2-2の引き分けに終わりました。
 サンフレッチェのシステムは4-3-3で、GK:下田、DF:駒野、ジニーニョ、池田、服部、MF:茂原、森崎和、ベット、FW:大木、佐藤寿、ガウボン。対する蔚山は新旧韓国代表(チェ・ソングク、ピョン・ソンファン、パク・チンソプ、ソ・ドンミョン)や五輪代表をずらりと並べた布陣だったそうです。広島フットボールによるとサンフは前日の疲れもあってか身体が重く、かなり蔚山に攻められたとのこと。5分にはホセ・カルロスにフリーで抜け出されてシュートを打たれたのを初めとして、何度も決定機を作られたそうです。しかし先制したのはサンフ。前半12分、大木のクロスを佐藤寿がワンタッチでスルーパス。飛び出したガウボンがGKをかわしてシュートを決めました。その後もサンフは大木や茂原のシュート等で追加点を狙いましたが、しかし前半33分、右サイドをホセ・カルロスのドリブルで崩され、こぼれ球をチェ・ソングクに押し込まれて同点に追いつかれます。前半は蔚山にゲームを支配されたもののしっかりと守り、少ないチャンスを生かすと言う感じで悪くない戦いだったようです。
 後半のサンフのメンバーは、GK:下田、DF:駒野(→高柳78分)、ジニーニョ(→吉弘66分)、池田(→西河66分)、服部、MF:森崎和、茂原、ベット(→高萩78分)、FW:茂木、ジョルジーニョ、ガウボン(→森崎浩66分)。対する蔚山はボランチのキム・ヒョンボムをアテネ五輪代表のイ・ユンミンに代えただけの布陣でした。後半も蔚山が押し気味の展開だったようですが、しかし先に点を取ったのはまたもサンフ。後半18分、茂原のスルーパスでガウボンが抜け出し、GKをもかわして抜けようとした瞬間、後ろから足を払われて倒れます。公式戦なら一発退場もののプレーでPKをもらうと、自ら豪快に蹴り込んでこの日2点目をゲットしました。しかし後半22分。一挙に3人を交代させた隙を突かれたのかチェのスルーパスで抜け出したキム・ジニョンに決められ同点に追いつかれます。そしてその後も何度か攻め込まれたものの吉弘、西河が身体を張って守り切り、何とか引き分けに持ち込みました。中国新聞によるとこの日2得点のガウボンは評価が高まっているそうで、小野監督も「スルーパスを受けるタイミングもよく、抜けてからもスピードと迫力があった。DFとの駆け引きもできる」と喜んでいるとのこと。前線からの守備も積極的で、評価は急上昇しているそうです。
 なお、今日は13時から福岡との練習試合。おそらく蔚山戦に出場しなかった選手を中心にメンバーを組むものと思われます。
<05.2.10> 昨日、宮崎で柏と練習試合を行ない、4-3で勝ちました。
 今季初の本格的な対外試合で、小野監督が組んで来たフォーメーションは昨年2nd stageでやろうとしていた中盤がフラットな4-4-2。GK:下田、DF:駒野、ジニーニョ、池田、服部、MF:森崎浩、森崎和、茂原、ベット、FW:ガウボン、佐藤寿、と、現状でベストと思われる布陣でスタートしました。対する柏は、GK:ノグチ、DF:土屋、永田、近藤、MF:増田、明神、リカルジーニョ、大野、クレーベル、FW:安永、山下で、こちらも南、玉田がいない以外はほぼベストメンバーだった、と思われます。広島フットボールによると前半はチーム全体が良く機能して、ボールも選手も良く動いて何度もチャンスを作り出していたそうです。中でも茂原の動きは秀逸で、豊富な運動量で中盤を支え、森崎和やベットとのパス交換やポジションチェンジで柏を押し込んでいたとのこと。また新戦力で構成したCBとツートップも良かったようで、収穫の多いゲームだった模様です。得点ですが、先制点は前半21分。速いセットプレーからの服部のクロスに森崎浩が飛び込んでゴールを決めました。2点目もセットプレーからで、前半40分にベットのFKをジニーニョが落とし、森崎和が押し込んだとのこと。前半は他にも4点ぐらい取れそうなチャンスがあり、非常に面白いゲームだったようです。
 後半サンフは選手を入れ替え、次のような4-3-3で戦いました。GK:上野、DF:高萩、ジニーニョ、池田、服部、MF:森崎和、茂原、ベット(→木村59分)、FW:茂木、大木、ガウボン(→盛田59分)。こちらのメンバーはやはり少々苦しかったようで、特に右サイドを平山に狙われバランスを崩すシーンが多かったとのこと。点を取ったのは広島が先で、後半14分に服部のクロスをガウボンが頭で叩き込みましたが、23分と24分には続けざまにセットプレーから土屋にヘディングシュートを決められ1点差に迫られます。27分には盛田が素晴らしい縦への突破を見せて大木の得点を導きましたが、30分には平山のクロスを谷澤に決められ再び1点差に迫られます。しかしその後はお互いに追加点を挙げることはなく、4-3で終了しました。
 一方、2試合目に行われた鵬翔高との練習試合は広島が5-0で勝っています。前半のメンバーは、GK:佐藤昭、DF:森脇、西河、中尾、高柳、MF:木村、吉弘、高萩、青山(→前田38分)、FW:田村、ジョルジーニョ。後半は、GK:佐藤昭、DF:中尾、槇野、西河、柏木、MF:田村、青山、高柳、平繁、FW:前田、田中。前半は0-0で終わったものの後半は前田が2得点2アシストの活躍で、レベルの違いを見せつけていたそうです。
 今日もまた練習試合で、相手はKリーグの蔚山現代。tssの携帯サイトでは、今日も速報があるとのことです。
<05.2.9> 広島フットボールによると、宮崎キャンプ2日目の昨日はボールを使った激しい練習が行われ、午前中はチーム戦術やミニゲーム、フルコートの実戦練習など2時間近くやっていたそうです。そして午後からはシュートやセットプレー練習などを行いましたが、明日から始まる練習試合に向けてやや軽めのものだったようです。明日は午後から柏と鵬翔高との試合の予定が組まれており(tssの携帯サイトで試合速報をやるそうです)、それに向けてトップとサテライトとの色分けがはっきりしてきたそうです。ただ、分けると言っても固定されたものではなく、小野監督も「どんどんメンバーは入れ替えをして、組み合わせを見ていく」と語っていたとのこと。実戦の「内容にも結果にもこだわりたい」(駒野)のはもちろんですが、それ以上にポジションを巡ってのチーム内での激しい攻防を楽しみにしたいと思います。
<05.2.7> 広島フットボールによると、サンフレッチェは昨日、グアムキャンプから合流したガウボン、茂原と、U-20代表でカタールに行っていた前田の入団発表を行いました。
 他の新人選手とは別のお披露目となった前田は「心細い」と照れ笑い(中国新聞による)しつつ「サポーターが見て、ワクワクするようなプレーをしたい」と決意表明。また「自己管理ができる選手になりたい」と新人研修を終えたばかりらしい?コメントをしています。
 「柏が始動した後にオファーを受け、正直迷った」と言う茂原は、小野監督だったからと言うことと自分が必要とされているから、と移籍を決めた理由を説明。「柏も若手が多いチームでしたが、サンフレッチェは...もっと若いチームだとびっくり」した、と語りました。
 「広島に入団できて幸せ」と言うガウボンは、自分の得意なプレーとして「ペナルティエリア内でのポジション取りやヘディングの強さ」を挙げました。日本のサッカーについては02年に新潟に在籍したベットと03年にC大阪に在籍したアクセウから「スピードが速い」と聞いていたとのこと。チームの勝利に貢献したい、と真面目そうな受け答えをしていたようです。
<05.2.6> サンフレッチェは昨日、昨年限りで退団した西村英樹選手のSC鳥取入りが決まった、と発表しました。2002年にG大阪ユースから広島入りした西村は、怪我の影響もあって3年間でナビスコ杯1試合、リーグ戦4試合の出場にとどまりました。しかし2002年にはSC鳥取に期限付き移籍し、9月下旬から11月上旬までの1か月半プレー。チームのJFL残留に貢献しました。昨年の退団後にトライアウトやあちこちのチームの練習に参加したもののまとまっていませんでしたが、ここで鳥取入りが決まったのはレンタル時のつながりがあったからに違いありません。西村もせっかくチャンスが与えられたわけですし、ぜひとも鳥取で頑張って、再び輝いて欲しいと思います。
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