3/13〜3/19のSANFRECCE Diary


<05.3.19> サンフレッチェは今日、ナビスコカップのグループリーグ初戦をG大阪と戦います。
 tssの携帯サイト等の情報によると、駒野の代役は今季初出場になる高柳。昨年のリーグ戦ではいまひとつでしたが、プロの試合に初出場したナビスコカップの東京Vではゴールを決めるなど活躍しているだけに、その時の再現と行きたいところです。また、その他のメンバーに入れ替えはなく、駒野が不在の分ベンチ入りするのは盛田になりそうです。
 今日の会場は万博競技場で、午後2時キックオフ。先着3,000名に200円のグッズクーポン券を配布するとのことですが、ガンバ公認の上着を身に着けている必要があるので、サンフレッチェサポーターには関係なさそうです。今日の大阪府北部の天気は晴れで、気温もそこそこ上がりそう。ただ、風は北寄りで冷たそうなので、防寒対策はお忘れなく。またテレビは生放送、録画放送ともに予定はありませんので、現地に行けない方はtssの速報等をどうぞ。
<05.3.19> 昨日サンフレッチェはW杯アジア最終予選に臨む北朝鮮代表に李漢宰が選出された、と発表しました。日本戦で膝の痛みをこらえながらプレーした李は広島に合流後は治療に専念していて、練習にも参加できない状態。北朝鮮は25日バーレーン、30日イランとホームでの連戦となりますが、中国新聞によると出場は難しいのではないか、とのこと。李は「今できることを精一杯やる」とコメントしていますが、ここで無理をして長期化させないようにして欲しいものですが。
<05.3.18> 明日はナビスコカップの第1節をG大阪と戦います。
 西野監督が5年目の指揮を執るガンバは、昨年は1st stageが4位で2nd stageが3位。流動的でダイナミックなサッカーで勝ちを重ねて、最後まで優勝争いに絡みました。そして今年は前線にアラウージョを補強し、攻撃力アップで初めての優勝を狙って来ています。しかしその意気込みとは裏腹に、リーグ戦ではまだ結果が出ていません。
1H ●0-2 大宮  【宮】桜井、森田
2A △2-2 鹿島  【G】アラウージョ、フェルナンジーニョ、【鹿】アレックス・ミネイロ、フェルナンド
 開幕戦では大宮の堅い守備を突き崩すことができず、膠着した状況を打開すべく終盤に前懸かりになって攻めたもののその裏を突かれてカウンターから2失点。昇格したばかりのチームに勝ち点3をプレゼントしてしまいました。続く鹿島戦では切り替えの速い攻防から点の取り合いになり、お互いに外国人選手が得点を決めて引き分けています。従って勝っていない、とは言え状態が悪いわけではなく、能力の高い「個」を生かしたサッカーは健在で、選手同士のコンビネーションが微妙に合っていない、と言うだけの問題。試合を重ねるに従って本来の力を発揮してくるのは間違いない、と思われます。ただ、このナビスコ杯は日本代表の宮本、大黒、遠藤が不在で山口が左太腿裏を負傷し森岡も膝を痛めるなどレギュラー級の半分がお休みになりそうです。予想メンバーは、GK:松代、DF:青木、シジクレイ、實好、MF:橋本、松下、家長、二川、フェルナンジーニョ、FW:アラウージョ、吉原。先発が予想される青木、松下らの若手がどれだけ機能するか、がポイントとなるでしょう。
 対するサンフレッチェは、第2節でレッドカードを受けて退場になった駒野が出場停止です。これに代わって右SBを任せられそうなのは高柳。昨年は2nd stageの開幕からの3試合に先発しましたが、その時以来の出場となります。市原戦では対面の村井にチンチンにされるなど苦い経験をした右サイドですが、高柳にとってはプロになって一皮むけたことを示す良いチャンス。U-20代表のブラジル遠征を前に、思いきったプレーを見せて欲しいものです。一方、森崎和やガウボンら他の怪我人はそれほどひどくはなかったようで、明日はほぼベストメンバーで臨む事ができそうです。
       下田

    池田  ジニーニョ
高柳            服部
       森崎和
   茂原     ベット

  佐藤寿       大木
      ガウボン

SUB:上野、小村、森崎浩、茂木、盛田
 「今年は全てのタイトルを取りに行く」(小野監督)と言うサンフレッチェにとって、ナビスコ杯も大事な公式戦。ここは敢えて若手を使わずに全力で勝ちに行って、開幕2試合でつかみかけたものを我がものにして欲しい、と思います。
<05.3.17> プリンスリーグの中国大会は、今週土曜日から始まります。サンフレッチェ広島ユースはAブロックで多々良学園(山口)、国泰寺(広島)、広島工(広島)、立正大学淞南(島根)、玉野光南(岡山)との対戦で、日程は次の通り。
3/19(土)13:30 国泰寺  × 多々良学園(広島ビッグアーチ)
     13:30 立正大淞南× 広島工  (広島広域公園補助競技場)
3/20(日)11:00 広島ユース× 国泰寺  (広島ビッグアーチ)
     11:00 多々良学園× 立正大淞南(広島広域公園補助競技場)
4/3 (日)13:30 広島工  × 玉野光南 (福田公園陸上競技場)
4/9 (土)11:00 玉野光南 × 広島ユース(倉敷陸上競技場)
4/16(土)11:00 広島工  × 広島ユース(吉田サッカー公園)
     13:30 立正大淞南× 国泰寺  (浜山運動公園球技場)
4/17(日)11:00 広島ユース× 立正大淞南(吉田サッカー公園)
4/23(土)11:00 玉野光南 × 国泰寺  (吉田サッカー公園)
     11:00 広島工  × 多々良学園(多々良学園高グラウンド)
4/29(金)11:00 国泰寺  × 広島工  (吉田サッカー公園)
     11:00 多々良学園× 広島ユース(多々良学園高グラウンド)
     11:00 立正大淞南× 玉野光南 (浜山運動公園球技場)
5/1 (日)13:30 多々良学園× 玉野光南 (多々良学園高グラウンド)
 因みにBブロックは広島皆実、広島観音、如水館(広島)、作陽(岡山)、西京(山口)、米子北(鳥取)の組み合わせ。各ブロックから3チームずつが上位リーグに進出し、高校年代のチャンピオンを決める高円宮杯への出場を賭けてセカンドラウンド(5/21〜7/16)を戦います。
<05.3.16> プレスリリースによると、日曜日に行われたサテライトの福岡戦に出場した吉弘は「右第五中足骨骨折」で手術を受け、全治3ヶ月となりました。U-20代表のワールドユースは6/10から。従ってこれへの出場は非常に難しい状況になってしまいました。またFC東京戦でGKと接触した森崎和も鼻骨骨折していたそうで、全治3週間。ただこちらはプレーには支障がないようで、一昨日は別メニューだったものの昨日は普通に練習参加していたようです。更に今野の頭の直撃を受けて途中退場したガウボンですが、救急車で運ばれたものの大事はなかったようで、昨日は普通に練習していたとのことです。
<05.3.16> 日本サッカー協会は昨日U-20日本代表を発表し、サンフレッチェからは前田、高柳、中尾が選ばれました。今回選ばれたのは次の26人。
【GK】松井(磐田)、西川(大分)
【DF】河本(神戸)、水本(千葉)、柳楽(福岡)、森下(磐田)、小林祐(柏)、中尾(広島)
【MF】杉山(清水)、渡邊圭(名古屋)、中村(福岡)、苔口(C大阪)、兵藤(早稲田大)、
    水野(千葉)、中山(京都)、船谷(磐田)、丹羽竜(神戸)、本田(名古屋)、
    家長(G大阪)、高柳(広島)
【FW】原(駒澤大)、平山(筑波大)、カレン(磐田)、辻尾(中央大)、前田(広島)
    森本(東京V)
 先日のトレーニングキャンプに選ばれたメンバーから山本(清水)、吉弘、高萩(広島)、丹羽大、寺田(G大阪)、狩野(横浜FM)、城後(福岡)が外れ、渡邊圭、中山、本田、森本が再招集されています。このメンバーは3/21からブラジルに行き、23日からサンカエターノ、ナシオナル、パルメイラス、ポンチ・プレッタ、ウニオン・サン・ジョアン、コリンチャンスと毎日1試合ずつ練習試合を行ない、30日に帰国する予定です。
<05.3.15> 先週発売のオフィシャルマガジン「紫熊倶楽部」4月号(Vol. 86)は、キャプテンマークを巻いた森崎和幸選手が表紙です。これまで正式に「キャプテン」と言う役職が無かったサンフレッチェでしたが、宮崎キャンプでのG大阪戦終了後に小野監督が「カズを今年のキャプテンに指名しました」と発表。これまで風間、森保、上村、服部らが務めてきたチームリーダーの役割を、23歳で引き継ぐことになりました。少年サッカーの時代から周りにどんどん言うタイプだった、と言うカズは、U-20代表でも投票の結果キャプテンに選ばれるなどもともとリーダーとしての素質を持つ選手。昨年までは年齢のこともあり、また「殻を破って欲しい」と言う小野監督の意向もあってまだチームを引っ張る、と言う立場には立っていませんでした。しかし五輪代表に漏れるというショッキングな出来事もあり、自分を成長させたいと言う強い欲求が湧き上がってきているとのこと。この記事では今季、サンフレッチェを引っ張る新リーダーの姿を描いています。
 今年のルーキーを取り上げる短期集中連載は「キン肉マン」こと森脇良太選手。最初はダメ超人だった「キン肉マン」が成長していったように、色々な悔しさをポジティブなエネルギーに変えながら成長してきた森脇の歩みを紹介しています。
 中国新聞の佐藤記者によるコラムは、こんなにいい準備ができた年は珍しい、と言う今季に向けての期待を綴っています。日刊スポーツの奈島記者のコラムは、「みんなが待っている2ゴール目」と言うタイトルで、昨年1ゴールを決めた田村、田中両選手を取り上げています。「広島担当記者以外のライターが、サンフレッチェについて書いたコラム〜今年の広島の優勝争いは可能なのか。キャンプを見て考えた」と言う長いタイトルの記事を書いているのは、J2を中心に広くJリーグを見ているスポーツライターの江藤高志氏。J1全体を見渡しながら、広島が優勝を狙うためには何が必要か、を考えています。
 今号から新連載となる「サポーターコラム〜ユースをよろしく!」は、Hiroshima fantasista&仔熊倶楽部を運営しているsquallさんによる記事で、今季のユースの選手たちを紹介しています。広島ホームテレビの望月ディレクターによる「月曜日のファンタジスタ」は、2年越しのラブコールの末広島入りした佐藤寿人選手について。私のコラムは「ナビスコカップを狙おう」と言うタイトルで書いています。
 「紫熊短信」「Topics」「Reader's Area」を挟んで、後半の記事は8ページにも渡る拡大版の清水戦マッチレポート。「日本平の呪いは、吹き飛ばせたか」と言うタイトルで、試合全体を振り返っています。トップページの「サンフレッチェを支える人々」はサンフレッチェ事業部の山西博文さんで、今年5年目となるオリジナル弁当のご紹介。最終ページの石井百恵アナによる「大好き!サンフレッチェ」は、サテライトで奮闘する若手選手を取り上げています。
 紫熊倶楽部は定価350円で、V-POINT、広島県内の主要書店などで発売中。通信販売をご希望の方は、紫熊倶楽部ホームページよりどうぞ。
<05.3.14> 昨日サテライトの福岡戦が行われ、0-2で敗れました。サンフのメンバーは、GK:上野、DF:高柳、西河、吉弘(→森脇42分)、吉田、MF:木村(→高萩45分)、青山(→田中74分)、森崎浩、桑田、FW:ジョルジーニョ、盛田(→前田62分)。福岡のメンバーは、GK:塚本、DF:立石、長野、柳楽、山形辰、木場、MF:木藤、大塚、山形恭、FW:福嶋、太田。失点は前半15分に太田にクリアミスを拾われGKとの1対1から決められ、41分にはPKを山形恭に決められました。色々な情報を総合すると敗れはしたもののペースは圧倒的に広島だったようで、ボールを支配して両サイドからクロスを入れてチャンスを量産。決定機も何度もあって倍以上のシュートを放つなど圧倒していたそうです。しかしシュートはことごとくバーを叩き、相手GKのスーパーセーブ連発もあって最後までゴールを割れなかったとのこと。敗れはしたものの、それほど悲観すべき内容ではなかったようです。
<05.3.13> 昨日ホーム開幕戦を戦ったサンフレッチェは、雪の降る中FC東京と激しい攻防を繰り広げましたが、残念ながら2戦連続の引き分けに終りました。
 サンフレッチェの布陣は、前節と同じで次のような感じ。
       下田

    池田  ジニーニョ
駒野            服部
       森崎和
   茂原     ベット

  佐藤寿(→森崎浩83分)大木(→茂木75分)
      ガウボン(→小村89分)

SUB:上野、高柳
 対するFC東京も前節と同じメンバーで、GK:土肥、DF:茂庭、ジャーン、金沢、加地、MF:今野、宮沢(→浅利71分)、栗沢、FW:ルーカス、戸田(→鈴木規77分)、石川。真冬なみの寒波が襲来しているとのことで、気温は0.6℃。時折激しく雪が舞うと言う厳しい条件の中で、両チームともラインを上げ高い位置からのプレスでボールを奪おうとします。どちらも足元のボールを繋ぐことが難しくなり、ハイボールに身体をぶつけ合ってこぼれ玉を拾う、と言うサッカーをせざるを得なくなります。立ち上がりはどちらもボールが落ち着かず我慢の時間帯。そんな中、最初にビッグチャンスをつかんだのはサンフで、15分に右サイドで駒野のバックパスを受けた茂原が中にボールを入れ、これをベットがまたいでスルー、ここに走り込んだ服部が左足アウトサイドで狙いましたがボールは枠を外れます。18分にはDFラインから流れるようなパスが前線まで繋がってシュート一歩手前まで行きます。また29分には右サイドのスペースを駆け上がった駒野のクロスに大木が飛び込みましたが、ボールはGKにキャッチされます。33分にもベットの展開のパスからガウボンがシュート。こぼれに佐藤寿が詰めましたが得点できません。逆にFC東京は石川の突破から何度かチャンスを作ろうとしますが、ジニーニョを中心にがっちりと守ります。35分には左からのクロスを池田がクリアしきれず石川が拾ってGKと1対1になりましたが、ここは下田ががっちりと足を踏ん張ってシュートに反応しスーパーセーブ。またその後、池田が膝、森崎和が鼻を痛めて外に出ている間に攻め込まれます。39分には石川のエリア内からのシュートを下田がまたもスーパーセーブ。更にCKのこぼれをジャーンがシュートしましたが枠外に外れます。サンフは良く動き良くパスをつなぎ良いサッカーをしていたものの、シュートの一歩手前で潰されることが多くあまり決定的シーンを作れない前半でした。。
 後半も前半同様、中盤での潰し合いから始まります。3分にはガウボンの落としを大木がミドルシュートを打ちましたが、DFに当たって枠外へ。12分には森崎和が起点となり茂原がクロス。これをベットがシュートしましたがGKのナイスセーブに阻まれます。17分には駒野が絶妙なロビングパスをDFの裏に落とし、ここにベットが飛び込みましたがわずかに届きません。24分にも良いパス交換から佐藤寿のクロスにガウボンが頭で合わせましたが惜しくも枠外へ。29分に小野監督は、大木に代えて切り札・茂木を投入。茂木はいきなり左サイドを切り裂いてクロスを入れ、40分には服部のクロスに飛び込んでGKと当たってファウルを取られ、41分にも茂原のパスを受けてミドルシュートを打ちましたがGKに弾かれます。両者激しく攻めあう中で43分に駒野が足元にタックルを仕掛けて2枚目のイエローカードを受けて退場。ロスタイムには相手のセットプレー時に顔を強打したガウボンが一時意識を失って小村に交代します。サンフはこれで3バックにして1点を奪いに行きましたが及ばず、そのままスコアレスドローに終わりました。
 ホーム開幕戦に集まった観客は15,465人。平均2万人を目指す今年の動員目標には及ばないものの、真冬並みの寒波が来ていたことを考えれば良く集まった方だと思います。そんな中で攻めながらもなかなか点が取れずにスコアレスに終わったと言う結果は、決して満足できるものでは無かったのは確かです。試合後にサポーターからは拍手とともにブーイングもありましたが、それも故無いことではありません。しかし、選手が戦っていなかったか、と言うと絶対にそんなことはなく、むしろ雪が降りピッチも滑ると言う悪コンディションの中でも集中を切らさず良く戦っていた、と思います。スーパーセーブ連発で失点を防いだ下田はもちろん、クレバーなプレーでDFラインを引き締めたジニーニョ、終始身体を張り続けた池田、石川と加地を相手に守備面で貢献していた服部、何度も右サイドを切り裂いた駒野。森崎和は何度もスーパーなパスを出してチャンスを作りましたし、茂原はピッチを縦横無尽に走ってボールに絡んでいました。そして前線の選手たちも何度も創意に溢れたプレーを見せてチャンスを作りました。勝てなかったのは残念ですが、それはあくまで結果。不用意な失点をしなかったこと、人もボールも良く動くサッカーをしていたこと、内容的に良いものであったことは、間違いないと思います。幸い、2試合を終えて首位は勝ち点4のFC東京で、広島との差は2しかありません。混戦になるのは必至の今年のJリーグで重要なのは、一つ一つの結果に一喜一憂することなく自分たちのサッカーをやり抜くことでしょう。次の2週はナビスコカップで次節まで間が開きますが、ここで必要な微調整を施して、次こそは今季初勝利を挙げて欲しいものです。
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