4/3〜4/9のSANFRECCE Diary


<05.4.9> 中国新聞などの情報によると、前日練習ではジョルジーニョ、大木、茂木のスリートップを中心にやっていたようで、ジョルジーニョの今季初先発が有力だとのこと。ガウボン、盛田も練習に参加していたので不確定要素はありますが、ここはサテライト3戦連続ゴールに勢いに賭けることになりそうです。
 今日の会場は広島ビッグアーチで、午後3時キックオフ。試合前イベントとしては、少年サッカー大会(9時から補助競技場、第二球技場)、フェイスペイント、キックターゲット&キックスピード(ともに12時から正面広場)、フォリアチャレンジ(1時から)、選手とハイタッチ(1時から正面広場で小中学生以下先着100名様に整理券配布)等が行われます。選手サイン会は2時からメインスタンド3Fコンコースで、田中、入船両選手。1時から正面広場で整理券を配布しますので、ご希望の方はそちらを先にどうぞ。またサンフレッチェクラブ会員限定の先着プレゼントは、森崎浩司選手の特製フィギア。アストラムラインと広電バス利用の方先着4,500名様には、広島・鹿島両チームのユニフォームをあしらった携帯アクセサリーをプレゼントします。アストラムラインをご利用の方は試合のチケットを提示すると1日乗車券を600円で購入できますので、駅に行く前にV-POINT等でご購入ください。今日の天気ですが、予報によると一日中晴れで雨の心配は無く、絶好の観戦日和となりそうです。
 テレビ中継ですが、NHK-BS1で生放送がありますので、ここのWEBLOGで速報を行う予定です。現地に行けない方、BSを見れない方はそちらで経過をチェックしてください。
<05.4.8> 明日はホームでJリーグ第4節鹿島戦が行われます。
 ここまでの鹿島は2勝1分け。FC東京、大宮と並んで勝ち点7で、2位に付けています。
1A ○1-0 浦和  【鹿】鈴木
2H △2-2 G大阪 【鹿】アレックス・ミネイロ、フェルナンド、【G】アラウージョ、フェルナンジーニョ
N1A △1-1 清水  【鹿】フェルナンド、【清】チョ・ジェジン
N2H ○2-1 名古屋 【鹿】フェルナンド、アレックス・ミネイロ、【名】角田
3A ○3-1 柏   【鹿】フェルナンド、アレックス・ミネイロ2
 ここまで勝ちを重ねて来ている原動力は、何と言ってもフェルナンド、アレックス・ミネイロの2人の決定力でしょう。ナビスコ杯も含めた5試合でそれぞれ4ゴールずつ。ゴール前の「嗅覚」を持つだけでなく自ら突破してゴールを陥れることの出来る能力を持つアレックス・ミネイロと、低い位置からの飛び出しと強烈な左足のあるフェルナンドの存在は、「いつか決めてくれる」と言う安心感を与えています。従ってまわりの選手の役割は、この二人に点を取らせるようなお膳立てをすること。日本代表などで選手が抜けても、ほとんど影響を感じさせることはありません。明日のゲームは右足首の炎症で欠場中の鈴木の復帰は難しいようですが、そこは組織でカバーしてくるはず。開幕から厳しい相手が続いているサンフレッチェですが、これまで以上に厳しい相手と戦わなければなりません。
 逆にここまで5試合で4得点のサンフレッチェは、何と言っても決定力が課題。得点力不足解消の切り札として獲得したはずのガウボン、佐藤寿がまだ無得点の現状に、そろそろてこ入れが欲しいところです。その一つの手段は、サテライトで3試合連続得点中の「第4の外国人」ジョルジーニョの抜擢です。今週の紅白戦ではAチームの一員として試されていて、積極的にゴールを狙う姿勢でアピールしていたそうです。潰れ役として前線で身体を張っていたガウボンを使えないのも痛いのですが、ホームとは言え質の高い選手を中盤に揃える鹿島にある程度支配されることを前提に考えれば、スピードのある選手を並べてカウンターを狙う、と言う選択は十分に有り得ると思います。と言うことで今回は、次のようなメンバーを予想します。
       下田

   ジニーニョ  小村
駒野            服部
       森崎和
   茂原     ベット

  茂木        大木
     ジョルジーニョ

SUB:上野、池田、高萩、佐藤寿、盛田
 得点を取らなければ勝てないのは確かですが、そのベースに無ければならないのはやはり強固な守備。前節鹿島に完敗した柏が苦しんだのは、前半16分で2点リードを許してしまったところに原因があります。相手が強敵であることは確かですが、それで腰を引いてしまうのではなく高い位置から積極的な守備に行くこと。そこで自分たちのサッカーを続ける事ができれば、勝利を手にするのはそれほど困難なことではないはずです。
<05.4.7> プレスリリースによると、「紙屋町・基町回遊性向上連絡協議会」と言うところの主催でホームゲーム開催日にイベント「サンフレッチェスクエア」が行われることになりました。開催場所は基町クレドのふれあい広場で、参加費は無料。試合日当日の3時間前から15分間、ビッグアーチからの生中継や選手からのメッセージ紹介、選手サイン入りオリジナル応援フラッグが7名様に当たる抽選会等が行われます。抽選券はキックオフ3時間半前からふれあい広場特設テントで、前売り入場券をお持ちの方先着300名様に配布する、とのことです。このイベントはビッグアーチでホームゲームを行う日限定で、4/9の鹿島戦から4/16, 4/23, 5/1, 5/8, 7/6, 7/13, 7/23の計8回。アストラムラインでビッグアーチに行く前にお立ち寄りください。
<05.4.6> スカパーの放送予定が第8節まで出ていましたので、今後の予定をまとめてみます。

日程

対戦相手

生中継

同日録画

録画

第4節(4/9)

鹿島

NHK-BS1

J-SPORTS1(4/12 26:00, 4/14 7:00)

第5節(4/13)

東京V

日本テレビ(26:38)

J-SPORTS1(4/16 18:00, 4/19 9:00)

第6節(4/16)

神戸

ch181

ch181(23:00)

J-SPORTS1(4/17 25:00)

第7節(4/23)

川崎F

J-SPORTS1(4/25 20:00, 4/26 11:00)

第8節(4/28)

C大阪

J-SPORTS1(4/30 25:00)

第9節(5/1)

新潟

NHK広島

第10節(5/4)

千葉

スカパー

第11節(5/8)

横浜FM

NHK-BS1

今のところ今週末の鹿島戦では、BSを見ながらブログで速報を行う予定です。また神戸戦はできませんが、千葉戦、横浜FM戦でも速報します。(たぶん)
<05.4.5> 下田崇選手は土曜日の名古屋戦で先発フル出場し、J1リーグ戦出場200試合を達成しました。サンフレッチェの選手の中では小村が324試合出場で記録更新中で、広島在籍中に200試合を達成した選手は森保が293試合、桑原が237試合、沢田が235試合、上村が228試合の記録を残していますが、GKでは下田が初めてです。途中交代がめったにないこのポジションで200試合以上出場している選手は、楢崎(名古屋、274試合)、真田(清水、243試合)、小島(草津、239試合)、土肥(FC東京、230試合)、下川(横浜FM、222試合)、本並(東京V、209試合)だけ。下田はJ2でも43試合に出場していることを考えれば、既に楢崎に次いでリーグを代表するGKになっている、と言って間違いないでしょう。98年に怪我でリタイアした前川からポジションを奪ってから7年間広島のゴールを守ってきた「守護神」は、今年も圧倒的な存在感を見せつづけています。このまま怪我なくいけば、3年後には300試合出場も達成しているのではないでしょうか?
<05.4.4> 昨日サテライトがC大阪とリーグ戦を戦い、2-0で勝ちました。サンフのメンバーは、GK:上野、DF:中尾、森脇、西河、吉田、MF:高柳、桑田、青山(→田中45分)、FW:木村、盛田、ジョルジーニョ(→田村84分)。対するC大阪は、GK:多田、DF:千葉、斎藤、下村、MF:藤本、中井、酒本、苔口、濱田、FW:米山、永井。先制点は前半8分。木村が高い位置でカットしジョルジーニョへ。ペナルティエリアやや外でボールを受けたジョルジーニョは、落ち着いて左足のミドルを突き刺しました。前半は高い位置からのプレッシャーをかけてペースをつかむサンフと両サイドのスピードから攻め込むC大阪という図式で、特に右SBの中尾が苔口の突破を止められず危ないシーンもあったようです。しかし後半は相変わらずの高い位置からのプレッシャーで流れをつかむと、3分に盛田が倒されて得たFKを混戦から田中が蹴り込んで2点目をゲット。その後は一方的な広島ペースで、相手にほとんどチャンスを与えず逃げきったとのことです。見た人の話によると、盛田が高さを生かしたプレーやキープ等で大活躍だったとのこと。木村、上野、森脇、ジョルジーニョらも光るプレーを見せていたそうで、このへんから次節抜擢される選手が出てくるかもしれません。
<05.4.3> 昨日行われたJリーグ第3節名古屋戦は、終盤に追いつかれてまたも引き分けに終わりました。
 収容4万3千人のサッカー専用スタジアムの豊田スタジアムに初見参のサンフは、東京V戦と同じメンバーでスタートしました。
       下田

   ジニーニョ  小村
駒野            服部
       森崎和
   茂原     ベット(→池田81分)

  茂木(→佐藤寿74分)大木(→前田89分)
      ガウボン

SUB:上野、高萩
 対する名古屋はウェズレイ、角田以外はベストメンバーで、GK:楢崎、DF:古賀、山口、増川、渡邊(→中谷67分)、MF:中村、クライトン、安英学、本田(→吉村45分)、FW:マルケス、杉本(→豊田67分)。立ち上がりはサンフの高い位置からのプレッシャーが良く効いていましたが、5分頃からしばらくは名古屋ペースとなります。主に名古屋の右サイドから攻め込まれ、6分には中村の右からのクロスがファーに走り込んだ本田に合いましたが下田がファインセーブ。CKをはね返してもセカンドボールを拾われて攻め込まれ、我慢の時間帯が続きます。しかし16分に駒野が単独で右サイドを切り裂くと、その後はサンフがゲームの流れを掌握します。22分には縦パスで抜け出したガウボンがペナルティエリア直前で倒されてFKのチャンス。その後の流れから大木がヘディングで狙いましたが枠外に外れます。27分には森崎和のパスに反応した大木がシュートしましたが惜しくもGK正面を突いてしまいます。サンフは高い位置でボールを奪い、相手の陣形が整わないうちに攻め込むと言うサッカーが機能。試合後にネルシーニョ監督が「前半はマークミスで苦しんだ。前の3人と2列目の3人にスペースを与えてしまった」と語っているように、激しい運動量で相手にプレッシャーをかけ、流動的に動いて相手のマークを外して攻め込みます。30分には駒野のサイドチェンジからベットのクロスを茂木が決定的なシュートを放ち、31分にも茂原のクロスに飛び込んだ茂木が強烈なシュートを打ちましたがバーに弾かれます。名古屋も時折訪れるチャンスにボールをつないで攻め込んで来ますが、サンフのDFが高い集中力ではね返します。前半は両チームとも質の高い攻防でしたが守備の集中が切れることはなく、スコアレスで折り返すことになりました。
 後半、中盤を菱形にして戦い方を微調整してきた名古屋でしたが、その形が調わないうちにサンフが攻め込みます。3分にはガウボンのドリブル突破から作ったチャンスから大木がシュートするなど、渡邊のサイドを突いて攻め込みます。そして後半9分、森崎和のスルーパスで抜けた大木がドリブルでDFを引きつけて右側を並走する茂木にパス。増川がカバーに入りましたが茂木は構わず強烈なシュートで楢崎の横を抜き、ようやく先制点を奪いました。
 サンフはその後も茂木を中心に攻めますが、しかし徐々に運動量が落ちると中盤での守備が効かなくなって、名古屋にボールを支配されます。22分にはネルシーニョ監督は、渡邊、杉本に代えて中谷、豊田を投入。直後にCKから古賀がフリーでヘディングシュートしましたが、下田が身体を沈めてキャッチします。茂木に代わって投入された佐藤寿は前線で激しく動いてカウンターの起点となり、30分には駒野が右サイドを突破して決定的なクロスを入れましたが中央に走り込んだ2人(佐藤寿とガウボン?)はわずかに届きません。攻め続ける名古屋。引いて守りを固め、カウンターに賭ける広島。サンフは中盤でのプレッシャーが効かず、ゴール前に厚い壁を築いて必死に耐えます。後半35分にはベットが痛んで担架で運び出され、その隙にCKから放たれた増川のヘッドはバーがクリア。その跳ね返りは下田が掻き出して、何とか凌ぎます。しかし後半42分、深い位置からのクロスを豊田が競り合いながら折り返し、ファーで待ち構えていたマルケスが、小村のマークをものともせずにオーバーヘッドシュート。さすがの下田もこれを抑えることはできず、残りわずかで追いつかれてしまいました。
 必死の守りが報いられなかったサンフのイレブンでしたが、しかし大木に代わって前田が投入されると再び顔を上げて攻めに転じます。44分には右サイドの深いところで前田がドリブルを倒されてFKを得ると、自ら直接狙って楢崎がクリア。こぼれを駒野が狙いましたが枠外に外れます。その後も広島が攻め続けましたがロスタイム3分はあっと言う間に過ぎて、審判の終了のホイッスルにがっくりと膝をつきました。
 先制されながら追いついた清水戦。お互いに点が取れなかったFC東京戦、そして終了間際に追いつかれてしまった名古屋戦と、3試合戦って全てのパターンの引き分けを経験してしまい、昨年同様の「引き分け地獄」に陥ったかに見えるサンフレッチェ。試合終了後に森崎和は「去年からの課題が出た。気持ちとか集中力の問題...勝たないと意味がない」と怒りに燃えていたそうです。確かにリードしながら追いつかれる、と言う試合は昨年一番良く見たパターンで、結局同じことを繰り返していると言われても仕方がないことではある、と思います。こう言う苦しい試合を競り勝ってこそ「優勝争い」ができると言うもので、ここまで3試合(ナビスコ杯を入れると5試合)戦って勝ちが無いことも含めてまだまだ物足りない、と言わざるをえないでしょう。
 ただ、全く成長がないか、と言うとそれも違うと思います。昨年は一度ペースを失うと終りでしたが、昨日は前半の相手の流れを止めて自分たちのサッカーに引き戻すことができたし、また失点後には再び顔を上げて戦う事ができました。J2からの昇格組ということで何となく引け目を感じながら戦っていた?昨年とは違い、自分たちから仕掛け、自分たちのサッカーをしていると言う色合いがより強くなっているのは間違いない、と思います。自分たちは格下かもしれない、と言う意識を払拭できなかった昨年とは違い、しっかりとゲームをコントロールできるようになったのは確かで、そのへんは成長しているのではないでしょうか。あとは、「良いサッカー」を「勝てるサッカー」に持って行くだけ。これまで少しずつ破ってきた殻を一気に打ち破る何か、が必要なのだろうと思います。
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