5/29〜6/4のSANFRECCE Diary


<05.6.4> 今日のG大阪戦ですが、「ホットニュース」によると「ここまでは身体が苦しくても気持ちでやってきてくれたが仕方がない」(小野監督)とのことで、大木のメンバー入りは難しいようです。またベットも欠場が決定的。そこで前節に続いて桑田、木村が入るほか、ユースの柏木がベンチ入りすることになりそうです。小野監督は早い段階でトップチームで試すことも考えていたようですが、怪我(右肩鎖骨骨折)のためこれまでその機会がなかったとのこと。U-18代表の遠征前に、良い経験を積んで行って欲しいものです。また紅白戦で絶好調だったという盛田もメンバー入りして、アピールの機会を狙う事になります。
 今日の試合会場は広島スタジアムで、午後3時キックオフ。「ナビスコキッズイベントコーナー」や「フォリアチャレンジ」「選手とハイタッチ」等いつものイベントが用意されていますが、選手サイン会は無いとのことです。その代わり、毎年恒例の「ゆかた祭」を開催。浴衣か甚平を着用してご来場の方を対象に、オリジナル扇子を400名様にプレゼント。普段は中学生以下限定の「選手とハイタッチ」への参加(1時から北側広場で先着100名様に整理券配布)や、選手といっしょの記念撮影(1時から受付で先着50名様)ができます。サンフレッチェクラブ会員限定の入場プレゼントは、先着3,000名様にジニーニョの選手フィギュアです。「マリーナホップ」の混雑はかなり緩和されたとの噂ですが、広島スタジアムはもともと駐車場が少ないのでなるべく公共の交通機関でお越しください。なお、今節のテレビ中継の予定はなし。スタジアムに行けない方は、tssの速報などでチェックしてください。
<05.6.4> 日本サッカー協会は昨日、ワールドユースメンバーから高柳が離脱し、代わって柳楽(福岡)が招集された、と発表しました。原因は急性肝炎とのことで、どんな様子なのか非常に心配です。
<05.6.3> 明日はナビスコカップ予選リーグ第5節のG大阪戦です。
 Jリーグ創設時の10チームの中で唯一、優勝も決勝に進んだこともないのがガンバ。しかし今年は初タイトルに向けて、リーグ戦では3位に浮上しナビスコ杯ではBグループの首位に立っています。
1H ●0-2 大宮  【宮】桜井、森田
2A △2-2 鹿島  【G】アラウージョ、フェルナンジーニョ、【鹿】アレックス・ミネイロ、フェルナンド
N1H ○4-2 広島  【G】シジクレイ、アラウージョ、吉原、フェルナンジーニョ、【広】大木2
N2A △2-2 川崎F 【G】OG、松波、【川】寺田、ジュニーニョ
3H ○3-2 川崎F 【G】大黒2、山口、【川】ジュニーニョ、アウグスト
4A △1-1 浦和  【G】アラウージョ、【浦】堀之内
5H △1-1 新潟  【G】大黒、【新】アンデルソン・リマ
6A △2-2 横浜FM 【G】實好、アラウージョ、【横】安貞桓、大島
7H ○5-3 FC東京 【G】OG、大黒3、アラウージョ、【F】戸田、石川、ルーカス
8A ●1-3 千葉  【G】吉原、【千】巻、水野2
9H ○3-1 神戸  【G】遠藤、大黒2、【神】松尾
10A ●1-2 磐田  【G】アラウージョ、【磐】前田、カレン
11H ○3-1 名古屋 【G】アラウージョ、遠藤、前田、【名】平林
12A ○4-2 C大阪 【G】大黒2、アラウージョ2、【C】西澤2
N3H ○5-3 東京V 【G】吉原2、アラウージョ2、シジクレイ、【V】小林慶、ワシントン2
N4H ○3-2 川崎F 【G】アラウージョ、フェルナンジーニョ、前田、【川】黒津、中村
 今年に入って16試合連続失点中。リーグ戦12試合の失点22は2番目に悪く、ナビスコカップの失点9も下から4番目(と言ってもグループでは一番よいのですが)と、リーグ有数の「ザル」な守備陣です。しかしそれを上回って余りあるのが得点力。リーグ戦の得点26は2位を大きく引き離してダントツで、中断前に3位に浮上した原動力になっています。また、その得点力は大黒のいないナビスコカップでもいささかも衰えることなく、4試合で14得点はやはり全体のトップです。前節はリードしながら追いつかれるという嫌な展開になりながら終了直前に勝ち越すなど、チームは勢いに乗っています。「最強の矛」をどう止めるか、が次節の焦点だと言って間違いなさそうです。
 一方、ナビスコカップ勝ち抜きの可能性がほぼなくなったサンフレッチェですが、しかしここでおめおめと引き下がってしまっては「リーグ2位」の看板が泣きます。ガンバとはリーグ再開後2試合目に対戦するだけに、ここはきっちりと勝って、良いイメージを残しておきたいところです。
 サンフレッチェのメンバーですが、前節出場停止だったジニーニョが戻ってきます。また前節足が攣って動けなくなった佐藤寿は、肉離れ寸前の状態だったようで週の前半は練習を休んだものの、昨日から復帰していて明日の出場には問題なさそうです。ただ、ベットが足の怪我の状態が悪く明日は出場できそうになく、池田も別メニューが続いているとのこと。更に大木がハムストリングに違和感を覚えて練習を休んだそうで、無理はさせない可能性が高そうです。従って「テストモード」かどうかに関わらず、新しいメンバーを起用せざるをえないのは確か。明日はフレッシュな選手を見る事ができそうです。
       下田

   ジニーニョ  小村
駒野            服部
       森崎和
  茂原       森崎浩
       桑田

    佐藤寿 ガウボン

SUB:上野、吉田、高萩、木村、盛田
 一応前節のメンバーを中心に並べてみましたが、中盤の構成がどうなるか。特に問題はトップ下で、桑田でなく森崎浩か木村の可能性もありそうです。ホームでは5/1の新潟戦以来勝っていないだけに、明日はすっきりとした勝利を見せて欲しい、と思います。
<05.6.2> 昨日から始まったトゥーロン国際トーナメントで、U-21日本代表は初戦をメキシコと戦い0-0の引き分けに終わりました。この日のメンバーは、GK:徳重、DF:酒本、大井、青木、倉本、MF:工藤、高橋、谷口、藤本(→高木66分)、FW:矢野(→三木79分)、茂木(→北野58分)。前半はなかなか良いサッカーをしていたようで、茂木も何度かチャンスに絡んでいた模様です。しかし後半は一転してメキシコペース。その流れを耐えて、何とか引き分けに持ち込んだと言うゲームだったとのことです。
<05.6.1> 昨日日本サッカー協会はポルトガル遠征をするU-18代表を発表し、サンフレッチェユースからは槙野、柏木が選ばれました。今回選出されたのは次の18人。
【GK】林(流経大柏高)、秋元(横浜FMユース)
【DF】福元(大分U-18)、槙野(広島ユース)、伊藤博、安田(G大阪ユース)、
    内田(清水東高)、大島(柏ユース)
【MF】梅崎(大分)、横谷(G大阪ユース)、森野(市船橋高)、柳澤(柏ユース)、
    中川(四日市中央工)、柏木(広島ユース)
【FW】河原(新潟)、ハーフナー(横浜FMユース)、森島(滝川二高)、伊藤翔(中京大中京高)
 このチームの「常連」となっている槙野は背番号5で、DFラインを統率する役目を任させるはず。また柏木は怪我から復帰したばかりなのにも関わらず招集され、背番号10を与えられています。また、今回は吉田監督がワールドユースに帯同するため森保コーチが監督を務める事になるとのこと。安達アシスタントコーチ(横浜FM)と加藤GKコーチ(広島)のサポートを受けてどのような「初采配」を見せるか、注目です。
 今回のU-18代表は6/7に集合して11日から始まるリスボン国際トーナメントに参加。開催国のポルトガルの他、ポーランド、アメリカとリーグ戦を戦います。またその後は7月の新潟国際ユース、8月のSBSカップ、9月の仙台カップ、10月のトレーニングキャンプを経て、11月のAFC U-20選手権予選に臨む予定です。
<05.6.1> 先週末にプリンスリーグの上位リーグ第2節が行われ、サンフレッチェユースは観音と引き分けました。この試合、先制されなかなか追いつけない嫌な展開だったそうですが、終了間際に柏木のCKから槙野が決めて追いついたとのことです。なお、他の試合の結果は次の通りで、勝ち点1差に4チームが並ぶ大混戦となっています。
【上位リーグ】
作陽  1-1 皆実
多々良 2-0 国泰寺
観音  1-1 広島ユース

     勝点 得失点差
広島ユース 4   +1
皆実    4   +1
観音    4   +1
多々良   3   +1
作陽    1   -1
国泰寺   0   -3

【下位リーグ】
西京  2-0 如水館
米子北 1-0 広島県工

     勝点 得失点差
西京    6      +7
米子北   6      +2
如水館   3      -1
立正大淞南 0      -1
玉野光南  0      -1
広島県工  0      -6

<05.5.31> ヴェルディ戦ですが、引き分けに終わったものの得るところの多い試合だった、と思います。サンフレッチェのリーグ戦の好調を支えているのは12試合で8失点の強固な守備ですが、その中心がジニーニョ。彼が欠けたときにどうするかと言う重要なテーマに一つの回答を与えたのが、この試合でした。小村を中心に右に池田、左に吉田を配した3バックは、常に高いラインを意識しながらワシントン、平本のツートップに対して粘り強く対応していたと思います。1失点目はワンツーで綺麗に抜かれてのものでこれは言い訳のきかない守備のミスでしたが、それ以外のシーンはまずまずの出来。GKとのコンビネーションも良く、個人の力で戦いを挑んで来るヴェルディの攻撃陣に対してしっかりと戦っていました。
 また、この3バックは駒野不在の状況に対する回答でもありました。川崎F戦では森脇を右SBに入れて形を崩さずに戦って敗れたわけですが、それよりは3バックにして右のMFに茂原を入れる、と言うこの日の形の方が、チーム全体のバランスが良かったと思います。この形は大宮戦の後半でもまずまずの結果を残していますが、それを再確認することができた、と言えるでしょう。
 ただそうは言ってもヴェルディ戦は、「駒野」という存在の大きさを改めて確認した試合でもありました。攻めながらもなかなか得点を奪えなかったサンフは後半19分、駒野を投入して4バックにシフトチェンジしたわけですが、ここから試合全体がスピードアップ。サンフの攻撃に対抗してヴェルディもカウンターを仕掛けて来て、スリリングな展開となりました。そして、そこで飛び出した駒野のピンポイントクロス。ガウボンはただジャンプして合わせるだけでいい、と言うだけのボールで、改めて駒野のキックの質の高さを思い知らされました。
 またこの試合は、ルーキー・桑田のデビュー戦でもありました。勝ち抜きの可能性が残っている限り勝ちに行く、と語っていた小野監督ですが、この試合のメンバーを見ればその意図が別のところにあったことは明白でしょう。これまで全試合に先発してきた大木とベットを外して桑田を入れたのは、単に彼が頑張っていたからというだけではなく、夏場の連戦に向けて最も重要なポジションのバックアップを作っておきたい、と言うことだと思います。桑田はボールに絡んだ回数は多くは無かったのですが、常にバランスに気をつけながらDFラインの前からゴール前まで良く動いていた、と思います。そして2、3度決定的なシーンにも絡んで、デビュー戦としてはまずまずだったのではないでしょうか。今後は局面によってはもっとアグレッシブに行くこと、そして長い時間戦える体力を付けることが課題でしょう。
 全体としてこの試合は、引き気味の位置からカウンターを仕掛けてくるヴェルディに対して良い戦い方が出来ていた、と思います。中盤をコンパクトにして高い位置でプレッシャーをかけ、ボールを奪ったら速く攻めると言う自分たちのサッカーが表現できていたと思います。そして1点リードされて終盤になっても決して慌てず、バランスを崩さずに攻め切って一度は逆転したことは、このチームの成長を表していると思います。ただ、だからこそ最後の最後で同点に追いつかれてしまったのは痛かった。佐藤寿が足を攣って動けなくなっていたことや、ワシントンのシュートが守りようの無いものだったことなど、不運が重なった面はあったと思います。しかしそれでも勝ちきれる強さを身につけることが、今後優勝を争っていく上で一番大事なことなのかも知れません。
 ところでこの日の引き分けでナビスコ杯は4試合を終えて勝ち点1。グループ1位の可能性は消滅し、2位抜けの可能性がわずかに残るだけとなりました。しかし可能性がある、とは言えそれは数字上のもので、実質的には敗退が決まった、と言って良いでしょう。となれば残り2試合は、リーグ戦に向けてのシミュレーションとチーム全体の底上げに使うべきだと思います。ジニーニョ、駒野と並んで代えのきかない選手である森崎和や服部、下田の不在にどう対処するのか。サテライトで結果を出している木村、高萩、ジョルジーニョらを起用するのかどうか。小野監督の采配に、注目したいと思います。
<05.5.30> 昨日大分で行われたサテライトの大分戦は、0-0の引き分けに終わりました。現地からの情報によるとサンフレッチェのメンバーは、GK:上野、DF:遊佐、森脇、西河、入船、MF:李(→田中58分)、木村、高萩、桑田、FW:ジョルジーニョ(→横竹89分)、盛田。大分のメンバーは良く分からないのですが、吉田、梅田、西山、原田、木島、吉村、高嵜ら実績のある選手が入っていたようです。前半は中盤の底に李、左サイドハーフに高萩と言う布陣。主に高萩からの展開で攻撃を作っていたものの、両サイドが押し込まれロングボールも前線に収まらずでシュートまで至らない、と言う感じだったようです。
 後半立ち上がりは広島ペース。途中から高萩が中盤の底に入り、またトップ下に田中を入れた布陣もなかなか良かったそうです。ただ、30分前後にサイドを狙われ大分に攻め込まれ、何度か決定的なピンチも招いたとのこと。この時間帯を凌ぐと終盤にはジョルジーニョのドリブル突破や盛田のプレーで攻めましたが及ばず、結局スコアレスドローに終わりました。観戦した人によると全体的にはそう悪くなく、個々の戦う気持ちの見える試合だったそうです。しかしチーム全体で相手を崩すと言う点で今一つだったようで、特に両サイドが押し込まれて厚みのある攻撃を仕掛けることができず、結局はジョルジーニョ頼みだったと言うことです。ほぼ敗退が決まったナビスコ杯は、今後は層を厚くすることがテーマ。サテライトのメンバーから、1人でも2人でも戦力になって来て欲しいものです。
<05.5.29> 昨日のナビスコ杯第4節東京V戦は2-2のドローに終わり、グループリーグ1位の可能性が消滅しました。
 ジニーニョを出場停止で欠くサンフレッチェは今季初めて3バックにし、更に桑田をプロ入り初先発で起用して次の布陣でスタートしました。
       下田

   池田  小村  吉田
   (→駒野64分)
    森崎和  森崎浩(→大木83分)
茂原           服部
       桑田(→ベット53分)

    佐藤寿  ガウボン

SUB:上野、木村
 対する東京Vは、GK:高木、DF:戸川、李康珍(→戸田80分)、上村、MF:林、小林慶、久場、平野、玉乃(→小林大71分)、FW:ワシントン、平本。東京Vの先制点は前半19分。ワシントンとのワンツーで抜け出した平本がGKとの1対1を制して決めました。同点に追いついたのは後半33分で、駒野のスーパーなロングクロスにガウボンがファーで合わせています。更に後半41分、服部のクロスをゴール前で胸トラップしたガウボンがスライディングしながら押し込んで勝ち越し、これで勝負あったか、に見えました。しかし4分あったロスタイム、もうほとんど終わろうという時間帯に、戸田の後ろからのクロスを中央で受けたワシントンにスーパーなボレーシュートを決められてしまい勝ち点1に終わりました。(詳細は今日の遅くか明日書きます。)
<05.5.29> 昨日、ワールドユースに出場するU-20代表メンバーが発表され、サンフレッチェからは吉弘、高柳、前田が選出されました。最終登録に残った21人は次の通り。
【GK】山本海(清水)、松井(磐田)、西川(大分)
【DF】増嶋(FC東京)、吉弘、高柳(広島)、水本(千葉)、小林(柏)
【MF】中村(福岡)、苔口(C大阪)、兵藤(早稲田大)、伊野波(阪南大)、
    水野(千葉)、梶山(FC東京)、船谷(磐田)、本田(名古屋)、家長(G大阪)
【FW】平山(筑波大)、カレン(磐田)、前田(広島)、森本(東京V)
 合宿に選出された29人から落ちたのは、河本(神戸)、柳楽(福岡)、森下(磐田)、杉山(清水)、細貝(浦和)、山本真(清水Y)、原(駒澤大)、豊田(名古屋)。怪我から復帰したばかりの吉弘はぎりぎりで滑り込み、梶山も完治を待たないままの選出となりました。
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