5/8〜5/14のSANFRECCE Diary


<05.5.14> 「ホットニュース」によると、今日の大宮戦のメンバーは前節とほぼ同じで、池田が久々にベンチ入りしそうです。また前田はU-20代表の合宿を早々に離脱してチームの練習に出ていたそうで、先発の可能性もありそう。大宮にリードを許すと崩すのはなかなか大変なので、「何としても先制点をとって、相手の攻撃の枚数を増やした上で、その裏をついて追加点をあげる」(小野監督)と言う戦いを見せて欲しいと思います。また復帰して4試合目となる森崎浩は「プレイの波は、かなり小さくなっていると感じている」とのこと。一昨年の大宮との対戦時は「僕が出た試合は負けていない」(先発した2試合は勝利、途中出場の試合は引き分けで、欠場した時に負けている)と言うことなので、今日も彼をどう起用するか、がポイントとなりそうです。
 今日の試合会場は熊谷スポーツ文化公園陸上競技場(大宮サッカー場にあらず)で、午後3時キックオフ。天気予報は曇りで、雨の可能性もあります。またかなり冷え込むとのことなので、防寒対策をお忘れなく。テレビ中継は生放送の予定は無く、明日の午後7時55分からのJ SPORTS 1(スカパーch306)の録画放送が初回です。現地に行けない方は、tssの携帯サイト等で経過をチェックするしかなさそうです。
<05.5.13> 明日はJリーグ第12節大宮戦が、熊谷陸上競技場で行われます。
 今季初めてJ1に昇格した大宮は当然のことながら「降格候補」の一つでした。しかし昨年で連勝記録を作ったサッカーはJ1でも通用して、ここまで5勝2分け4敗で4位に付けています。
1A ○2-0 G大阪 【宮】桜井、森田
2H △1-1 神戸  【宮】藤本、【神】三浦知
3H ○1-0 C大阪 【宮】クリスティアン
4A ●2-3 新潟  【宮】クリスティアン、トニーニョ、【新】エジミウソン、アンデルソン・リマ、ファビーニョ
5A ●0-2 鹿島  【鹿】野沢、小笠原
6H ●2-3 東京V 【宮】クリスティアン、森田、【V】ワシントン2、町田
7H ○2-1 横浜FM 【宮】トゥット、桜井、【横】奥
8H ○3-1 大分  【宮】クリスティアン2、西村、【分】梅田
9A ●1-2 清水  【宮】横山、【清】チョ・ジェジン2
10H ○1-0 柏   【宮】トゥット
11A △3-3 FC東京 【宮】トゥット、トニーニョ、森田、【F】石川、近藤祐、ルーカス
 J2時代は堅守速攻が持ち味でしたが、今年むしろ目立つのは得点力。リーグで8番目に多い16失点を喫しながら4位に付けているのは、失点を上回る得点(18点)を挙げているからでしょう。そして特に凄いのは終盤の粘り強さ。開幕戦89分の森田のゴールを初めとして、神戸戦(藤本83分)、横浜FM戦(桜井89分)など終了間際のゴールで勝ち点を奪っています。特に前節は76分までに2点のリードを許しながらその直後にセットプレーから1点差とし、ロスタイムにはカウンターから森田が同点に追いついてFC東京を地獄に突き落としています。また心配されていた層の薄さも今のところ破綻を見せておらず、クリスティアンが出場停止だった2試合も1勝1分けで無難に切り抜けました。どんな展開になっても最後まで気の抜けないチーム。それが今の大宮なのではないでしょうか。
 対するサンフレッチェはこれまで4勝5分け2敗。3位にはいるものの首位鹿島とは勝ち点11の差があり、負ければ一気に転落する可能性もある位置にいます。前節はメンバー落ちの横浜FMの堅守とカウンターに沈み、上位進出のチャンスを逃しました。ただ、疲れが溜まって重い身体だったにも関わらずほとんどの時間帯で攻め続けるなど内容は悪くなく、チームの勢いは衰えていません。1週間休んでリフレッシュしたことで、またアグレッシブなサッカーが戻ってくるのではないでしょうか。
       下田

   ジニーニョ  小村
駒野            服部
       森崎和
  茂原       ベット
       大木

    佐藤寿 ガウボン

SUB:上野、吉田、森崎浩、前田、茂木
 このところサブスタートの前田ですが、今週もU-20代表合宿に行っていたため起用法が難しそう。昨日の福岡大との練習試合に出ていたかどうか定かではないのですが、もし出ていたなら先発はないでしょう。ただ、高さのある大宮のディフェンス陣から点を取るには足元をかき回す方が効果的だと思われるので、サブから使うとしてもどう言う場面で行くか、がポイントになりそう。とにかく勝利への執念で、相手チームに負けないような戦いを見せて欲しい、と思います。
<05.5.13> 報知新聞の記事によると、この夏日本での親善試合を予定しているフィオレンティーナが、サンフレッチェとの対戦を予定している、とのことです。7/26に来日する同チームは28日に長居スタジアム(C大阪戦)、30日に広島ビッグアーチ、8/1に味の素スタジアム(東京V戦)と言う強行スケジュールで「巡業」していくとのこと。セリエA降格ラインぎりぎり(現在20チーム中17位)で中田英は来季チームにいるかどうかも分からない、と言う状況で、本当に来日するの?と言う感じなのですが、「紫対決」が実現するならぜひ見てみたいものです。
<05.5.12> 昨日U-20日本代表のU-20カメルーン代表との壮行試合が行われ、日本が1-0で勝ちました。この試合の日本の先発メンバーは、GK:西川、DF:増嶋、水本、小林祐、MF:中村、兵藤、伊野波、細貝、家長、FW:原、平山。得点は前半39分に平山。サンフレッチェの選手は、高柳が後半途中から出場したものの前田の出場機会は無かったようです。カメルーンは下の年代の選手も多くチームとしての完成度は低かったようで、試合のレベルはそれほど高くなかった模様。日本も森本が決定機を何度も外すなど、突き放すことができず少々低調な内容だったとのことです。
 一方、中国新聞によると骨折のためにリハビリしていた吉弘が昨日の練習から復帰し、ブランクを感じさせない動きを見せていたそうです。3/13のサテライト福岡戦で右足小指の付け根を骨折した吉弘は、当初は全治3ヶ月の診断でしたが、術後の経過も良くリハビリも予定を上回る早さで順調にこなした、とのこと。ワールドユースを目指す選手にとってはラストチャンスとなる5/24のチリ代表戦に向けて、試合勘や体力の回復につとめることになりそうです。
<05.5.11> 日本サッカー協会は昨日、5/15から行われるトレーニングキャンプに参加するU-18代表メンバーを発表し、サンフレッチェユースからはDF槙野とともにFW木原が初めて選ばれました。また皆実高のMF森重も引き続き選ばれました。今回選出されたのは次の30人。
【GK】林(流経大柏高)、武田(大津高)、秋元(横浜FMY)
【DF】福本(大分U-18)、槙野(広島Y)、西澤(浦和Y)、三原(ヴェルディY)、
    作田(星稜高)、伊藤博、安田(G大阪Y)、堀越、三澤(前橋育英高)、
    内田(清水東高)、大島(柏Y)
【MF】梅崎(大分)、村田(FC東京U-18)、横谷(G大阪Y)、森野(市船橋高)、
    森重(広島皆実高)、柳澤(柏Y)、大畑(星稜高)、中川(四日市中央工)、
    山本(清水Y)、青山(名古屋Y)
【FW】河原(新潟)、木原(広島Y)、ハーフナー(横浜FMY)、森島(滝川二高)、
    小澤(青森山田高)、伊藤翔(中京高)
 このU-18代表候補は5/17に浦和サテライト、5/18に千葉とトレーニングマッチを行います。そしてそこでメンバーをある程度絞り込んで、6/6からのポルトガル遠征(リスボン国際トーナメント)に行くものと思われます。
<05.5.10> プレスリリースによると、この6月末で契約が切れるベットとの今シーズン末までの契約延長が決まりました。昨年7月にサンパイオと入れ替わりで広島に来たベットは、期待に違わぬ活躍を見せて2nd stageは出場停止の1試合を除く全試合に出場しました。今年もここまで、千葉戦を除く全試合に出場。中盤のダイナモとして、素晴らしい働きを見せています。来日当初は練習に遅刻するのではないか、など性格を心配する向きもありましたが、いまやブラジル人選手の中のリーダーとしてチームに欠かせない存在になっているとのこと。チームのためにも本人のためにも、再契約が決まって良かったと思います。
<05.5.10> プレスリリースによると、田村祐基選手がブラジル2部のESバイーアに10月末までの期限付き移籍をすることが決まりました。サンフレッチェジュニアユース・ユースから初めてトップ昇格した田村は、プロ入り1年目の昨年のキャンプから頭角を現して、1st stage第5節名古屋戦で初出場。後半の頭から登場すると、4分後にはチームを連敗から救う同点ゴールを決めるという鮮烈なデビューを果たしました。そして1st stageは先発4試合を含む8試合に出場するなど、ポジションを確保したか、に見えました。しかしコンディションの低下とともにモティベーションも下がったようで、その後の出場機会はなし。今年は背番号15をもらいましたがその期待に応えることもできず、トップ出場はおろかサテライトでも途中出場が多く、結果が出ずに苦しんでいました。従って完全に壁にぶち当たってしまった現状を何とかしたいと言うことで、このブラジル移籍が決まったのではないでしょうか。ブラジルではU-20チームに所属するらしく同年代の選手たちとの激しいポジション争いが待っているものと思いますが、ぜひそこで心と技術を鍛えて、戦える選手になって帰ってきて欲しい、と思います。
<05.5.9> 昨日ビッグアーチに詰めかけた観客は今季最高の22,607人。しかし初出場2人を含む控え中心で来た横浜FMに対して内容的には圧倒したもののワンチャンスを決められ、ビッグアーチを歓喜で揺るがせることはできませんでした。
 前節出場停止だったベットが復帰。また前田をベンチスタートとして、サンフは次の布陣でスタートしました。
       下田

   ジニーニョ  小村
駒野            服部
       森崎和
  茂原(→森崎浩82分)ベット
       大木(→茂木82分)

    佐藤寿 ガウボン
    (→前田65分)

SUB:上野、吉田
 対する横浜FMは主力を休ませたものの中澤が復帰して、GK:榎本哲、DF:中西、中澤、栗原、MF:山瀬功、熊林、塩川、後藤(→奥62分)、山瀬幸、FW:坂田、清水(→北野89分)。立ち上がりは両チームとも中盤での潰し合い。横浜はさすがにミスが多くなかなか広島ゴール前に行けなかったものの、速い出足と運動量でプレッシャーをかけ続けます。しかし10分過ぎからは広島がペースをつかみ、両サイドの崩しから何度も決定機を作ります。12分にはガウボンがドリブルで突き進み佐藤寿へ。ヒールパスを受けたベットが左足で合わせましたがヒットせず枠外に外れます。20分には右からのボールを大木がスルー、これを受けたガウボンが反転して左足で狙いましたがGKがキャッチ。24分にも相手セットプレーのこぼれを強引に奪った服部がドリブルで走りながら大木へ。DFラインの裏に抜け出した大木がシュートしましたが相手DFに寄せられシュートミスに終わります。30分には右からの駒野の高速クロスにガウボンがフリーでヘディングシュートしたもののこれも枠外。直後にも駒野が中に切れ込んで左足でシュートしましたがGKに抑えられます。ショートパスをつないで来る横浜の攻撃は集中してはね返し、サイドの崩しから何度か決定機を作ったものの決めきれず。最後はやや疲れが出た感じでスコアレスのまま前半を折り返しました。
 後半に入ると前半以上に守りを固めてきた横浜FMに対して、サンフはボールは支配するものの攻め切れない、と言う展開が続きます。中央を攻めても人垣に囲まれて突破できず、クロスを入れても弾き返されるだけ。中澤を中心にしたクレバーで強いディフェンスにてこずり、シュートも打てない展開が続きます。横浜はロングボールで坂田、清水を走らせる作戦でしたがそこはジニーニョががっちりとブロック。高い位置に網を張って、裏に抜けさせないディフェンスで抑え込みます。両チームともチャンスを作れず膠着状態に陥ったと思われた後半15分、ついに試合が動きます。横浜のゴール前でベットが抜けようとしたところでボールを奪われてしまいロングボールが坂田へ。ここはジニーニョがカバーして前を向かせなかったものの、マイナスに戻したボールを熊林が右からファーにクロスを送ります。ここに走り込んだ塩川、そして茂原。茂原が前に入ってクリアできたか、に見えましたがここで何故か茂原が頭を下げてスルー。塩川は身体を投げ出すようにしてボールに頭をぶつけ、先制点は横浜に転がり込みました。
 点を取られて目が覚めたのか、その後サンフは同点を狙って激しく攻めます。18分には駒野のパスを大木がボレーで狙いますがDFに当たり、20分にはベットが強烈なミドルシュートを放ちましたが、味方に当たってしまいます。39分には茂木のワンタッチのパスを受けた前田が単独で突破。ペナルティエリアの中からクロスを入れ波状攻撃を仕掛けますが、横浜の集中したディフェンスにはね返されます。更に44分には前田のクロスに茂木が頭で合わせ、枠に行ったボールをDFが手で止めたように見えましたがファウルを取ってもらえず。ロスタイムにも波状攻撃を仕掛けましたが、どうしてもゴールを割る事ができません。そして4分のロスタイムもあっと言う間に過ぎて、得点を奪えないままにタイムアップの笛を聞くことになりました。
 試合後に岡田監督は「五分と五分でやったら、今のサンフレッチェにはかなわない」から「勝つためには、全員でしっかりと守り、カウンターかセットプレイでゴールを狙うしかなかった」と語っていますが、まさにその岡田監督のゲームプラン通りに試合が進み、そして思惑通りに敗れてしまった試合でした。シュート数は15本対7本でしたが、決定機の差はそれ以上。フレッシュな横浜の選手に対してサンフはやや身体の重さが見られたものの、それを上回るパフォーマンスで内容的には圧倒していました。チャンスを量産し、相手のカウンターはがっちりと抑え込む。こちらのやりたいことも九分通りはできていた、と思います。しかし、果たしてそこに油断は無かったか。いつでも点を取れる、と言う気持ちの隙が無かったか。相手がここぞと言うところで上がって来ている可能性を見逃していなかったか。結局のところそう言うほんのわずかの差、勝ちに対する貪欲さの違いが、この敗戦に繋がってしまったのではないか、と思います。選手の誰を起用するかとか交代時期が早いとか遅いとか、そう言うことはたぶん関係なくて、チーム全体に残っているほんのちょっとの「甘さ」が、この敗戦に繋がったような気がしてなりません。この部分を克服しなければ、チームがもう一つ上のレベルに上がることはできないのではないか、と思います。
 昨日は鹿島が勝ちましたが、名古屋が敗れ、上位の多くのチームが勝ち点を伸ばせず広島はまだ3位にとどまっています。しかし3位以下は、勝ち点3の間に9チームがひしめく大混戦。次節敗れれば、一気に7位ぐらいまで順位が下がる可能性があります。今年の目標である「優勝争い」に参加するためには、この集団から脱落しないこと。連敗を避けて、とにかく上位グループに食らいついていくことです。選手たちにはもう一度初心に帰って、挑戦者の気持ちで全力で次節を戦って欲しい、と思います。
<05.5.8> 「ホットニュース」とtss携帯サイトの情報によると、千葉遠征に参加しなかったベット、前田はコンディションが良さそうで、どちらも今日の試合に燃えている様子です。また前節怪我で途中交代となった佐藤寿も大事には至らなかったようで、3試合連続ゴールを期待しても良さそうです。一方の横浜FMですが、怪我で3試合欠場していた中澤が復帰しそうだとのこと。また奥も復帰する可能性があるようです。その上、腰の椎間板ヘルニアで昨年の10/3以来ベンチ入りも無かった久保が遠征メンバー入りしたそうで、先発はないもののスーパーサブとしての起用が濃厚だ、とのこと。主力温存とは言え、横浜の層の厚さを見せつけるようなメンバーとなりそうです。
 今日の試合会場は広島ビッグアーチで、キックオフは午後3時。試合前イベントとしてU-9のサンフレッチェカップサッカー大会(10時半から補助競技場)、キックスピード&キックターゲット(1時〜3時に正面広場。小中学生限定で、ミニカー"Mr.ピッチ号・芝町行き"を250名にプレゼント)、フェイスペイント(12時〜3時に正面広場)、選手サイン会(1時から正面広場で整理券配布)、選手とハイタッチ(1時から正面広場で整理券配布)が行われます。先着プレゼントは「収納式応援バッグ」を25,000名様に、「特製オリジナルユーティリティーバッグ」を700名様に。サンフレッチェクラブ会員へのプレゼントは、先着3,000名様にガウボン、佐藤寿両選手の選手フィギュアとなっています。更に「公共交通機関利用促進キャンペーン」として、サンフレッチェと横浜FM両チームのユニフォームをあしらった携帯アクセサリーを4,500名様にプレゼント。アストラムラインの広域公園前駅か、広電バスのAシティ中央バス停またはアルパーク発シャトルバス乗り場で11時からお受け取りください。なお駐車場の用意もありますが台数が限られており混雑が予想されるので、なるべくアストラムラインかバスでお越しください。
 今日の天気ですが、一日中晴れの予報ですので絶好の観戦日和になりそう。テレビ中継もNHK-BSで生放送が予定されています。(スカパーは5/12(木)4時からの録画放送が初回。)今日もWEBLOGで速報をやりますので、現地に行けない&テレビで見れない方はそちらをどうぞ。
<05.5.8> 昨日サテライトが神戸に遠征してトレーニングマッチを行ない、3-0で勝ったそうです。得点は10分にジョルジーニョ、60分に森脇、65分に桑田でした。
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