6/26〜7/2のSANFRECCE Diary


<05.7.2> 中国新聞の記事によると左膝の怪我で今季まだ出場の無い李漢宰の先発が確定的。古巣相手に燃える茂原とともに、運動量と精神力で中盤を制圧してくれるものと思われます。また「ホットニュース」によるとベンチ入りメンバーにジニーニョが入っていませんが、別に怪我などの情報はないので単なる書き忘れでしょう。(^_^;) 更にガウボンもベンチ入りの可能性が高そうだとのことですが、今後のことを考えればなるべく無理をさせたくない、と言うのが正直なところ。ベット、佐藤寿のツートップで早めに点を取って、楽な展開に持ち込みたいところです。一方の柏ですが、怪我で別メニューだった選手が続々と戻って来ているようで、クレーベル、リカルジーニョも出場できそうだとのこと。両チームともベストメンバーに近い状態で戦う事ができそうです。
 今日のゲームは日立柏サッカー場(通称日立台)で、午後7時キックオフ。当日券はローソンで0時から、オフィシャルショップとチケットぴあで10時から販売するほか、柏駅当日券売り場で午後4時から、スタジアムで午後4時半から販売します。アウェイのゴール裏は300枚残っているそうですので、行くのを迷っている方もぜひどうぞ。因みに天気ですが、今のところ曇りの予報で、梅雨前線の影響はあるものの大崩れは無さそうです。
 テレビ放送ですが、今日は生放送、当日録画ともになく、最初の録画放送は明日の午後8時から(J SPORTS 1:スカパーch306)となっています。現地に行けない方は、ネットや携帯サイトの速報でチェックするしかなさそうです。
<05.7.1> いよいよ明日からJリーグ再開。22日間に6試合を戦う灼熱の戦い"Hot 6"が始まります。サンフレッチェの最初の試合は17位の柏レイソルです。
 昨年は最下位に終わり入れ替え戦に勝ってようやく残留を果たしたレイソルは、守備の安定と得点力不足の解消と言う2つの課題を抱えての出発でした。そのうち守備の安定はある程度の目途が立ったものの、得点力不足は相変わらず。特にエース・玉田がいまだにノーゴールと苦しんでいる上に、切り札として獲得した「韓国のマラドーナ」崔成國も力を発揮できないままに終わり、既に退団が決まっています。ここまでのリーグ戦と、中断後のナビスコ杯4試合の成績は次の通り。
1H △ 1-1 川崎F 【柏】山下、【F】ジュニーニョ
2A △ 2-2 千葉  【柏】クレーベル、OG、【千】巻、阿部
3H ● 1-3 鹿島  【柏】谷澤、【鹿】フェルナンド、アレックス・ミネイロ2
4A ○ 2-1 清水  【柏】クレーベル、大野、【清】杉山
5H ● 0-1 横浜FM 【横】安貞桓
6A △ 1-1 C大阪 【柏】安永、【C】西澤
7H ● 0-2 名古屋 【名】中村、クライトン
8A ○ 2-0 FC東京 【柏】クレーベル、平山
9H ● 0-4 磐田  【磐】中山、太田、前田、川口
10A ● 0-1 大宮  【宮】トゥット
11H △ 0-0 新潟
12A ● 0-1 東京V 【V】平本
N3H ● 0-1 大分  【分】ドド
N4H ● 1-5 千葉  【柏】宇野沢、【千】林2、巻、斎藤、ポペスク
N5A △ 0-0 FC東京
N6A △ 0-0 大分
 ここまでの柏の試合を見た感じでは、そう悪い内容ではなくまずまずのサッカーはしています。もともと技術の高い選手が多い上に若手も育って来ていて、ボールを良く動かして相手ゴールに迫り、決定機を作るところまではできています。ただ、問題はそこから。フィニッシュの雑さから点が奪えず、逆にちょっとしたミスから相手にゴールを許してそのままズルズル行ってしまう、と言うパターンの繰り返しで、勝てていないチームの典型的なパターンにはまっています。特に点が取れない症状は深刻で、5/1の磐田戦以来ナビスコ杯も含めた8試合で1点しか取れていません。その上、ハードなキャンプのためか主力組に怪我人が続出。パリSGから獲得したレイナウドもまだ起用できないようで、あまり好材料のないままで再開を迎えることになります。
 一方のサンフレッチェですが、ナビスコ杯の4試合は1勝1分け2敗に終わり、トーナメント進出を逃しました。特にリーグ戦12試合で8失点の堅守はどこへやらと言う感じで、この4試合は合計10失点と守備の崩壊も経験しました。ただ、その中で駒野、ジニーニョ、ガウボンの不在と言う状況のシミュレーションができたのは好材料。特に3バックや桑田の起用などいくつかオプションを作る事ができたのは、いずれどこかで効いてくるのではないでしょうか。またずっと怪我で出られなかった李漢宰も元気に合流して、A代表で活躍した勢いを持ち込んでいます。
       下田

    小村 ジニーニョ
駒野            服部

     李  森崎和
  大木        茂原

    ベット  佐藤寿

SUB:上野、吉田、森崎浩、前田、ガウボン
 携帯サイトの情報によると、6/4に骨折して「全治6週間」の診断を受けたガウボンが、何と水曜日の紅白戦に登場したとのこと。その中で決定的なシュートを2本放つなど、存在感を発揮していたそうです。本人は思い切り足を振ると痛みがある、と言っているようなのでいきなり先発はなさそうですが、リバウンドさえなければ遠征メンバーに入る可能性は高そう。とりあえずベット、佐藤寿のツートップでスタートして、切り札として投入されることになりそうです。また森崎浩は好調の李漢宰の代わりにベンチスタートになりそうですが、彼もコンディションは上がって来ているそうで、練習でも好調だったとのこと。前田(茂木)を含め、試合途中での交代がポイントになりそうです。
<05.7.1> 携帯サイトの情報によると、肝炎のためワールドユースを辞退せざるをえなかった高柳が、一昨日の練習からチームに復帰したそうです。彼自身は特に自覚症状はなかったもののオランダ行き直前の健康診断で肝臓の数値の悪さが明らかになり、最悪の事態を避けるためには入院加療が必要、と判断されたのだそうです。やることと言えば検査だけで、あとは安静を強いられた3週間。耐えるばかりの試練でしたが何とか乗り越え、一昨日はまだ歩くだけだったものの明るい表情だったとのことで、まずは一安心と言うところでしょうか。
<05.6.30> サンフレッチェは昨日、青山敏弘選手が「左膝前十字靭帯再腱術」の手術を受けた、と発表しました。青山は5/22のサテライト神戸戦で左膝の靭帯を損傷。その後保存療法で治療を進めていましたが、おそらくその経過が良くなかったものと思われます。全治は8ヶ月と言うことで、今シーズンは絶望となりました。今年を勝負の年と位置づけていたに違いない青山にとっては痛い怪我ですが、しかし過去には上村や中山のように同じ怪我から復帰した選手もいます。手術のたびにより強くなって帰って来た上村のように、別の部分を鍛えて戻ってきて欲しい、と思います。
<05.6.29> 読売新聞の記事によると、27日の市議会で広島市の秋葉市長は新球場について「現在地での負担は困難。ヤード跡地での新設にせざるをえない」と述べた上で、現在地をサッカー専用スタジアムにする可能性について語ったそうです。
 広島にサッカー専用スタジアムが欲しい、と言うのはサンフレッチェにとっては長年の願いで、久保社長は「ライフワークとして取り組む」とも言っています。その中でこれまで「広島スタジアムの改修」や「広域公園第一球技場の改修」「千田町の広大キャンパス跡地への新設」等の案が出てきましたが、いずれも困難が横たわっていてなかなか前に進んでいません。昨年1月の段階では五日市の埋め立て地への新設が最有力となっていて、所有者の広島県も土地提供に前向きである、との報道が出ていました。この土地が使えるようになるのが2010年以降であること、スタジアム新設の資金(100億円程度と言われている)をどこから出すかと言う問題が解決していない事など困難はあるものの、久保社長の力をもってすれば何とかなるのではないか、と見ています。
 そんな中で出てきた今回の「市民球場改修案」ですが、これははっきり言ってこれまでの流れを無視したもの、と言わざるをえないでしょう。広島市としてはあくまで野球場をどうするかが優先で、それもお金をかけずに新しくするには「改修」と「新設」のどちらが良いか、と言うもの。現在地での改修のために広島市が払うのは40億円(+市債45億円)、ヤード跡地での新設なら32億円(+市債26億円)なので、より安い方を取りましょうと言う理屈です。従って「現在地については、サッカー専用スタジアムへの改修を含めた検討を進める方針」と言うだけで、別に積極的にここをサッカー専用として使いましょう、と言っているわけではありません。もし市民球場を本格的なサッカー専用スタジアムに改修しようとしたら取り壊しを含めて100億円以上かかることは間違いなく、本当にそうしようと思えば今の議論が吹っ飛んでしまうのは明白です。「サッカー専用スタジアムの建設」を公約の一つとして掲げた秋葉市長としてはサッカーも忘れてません、と言う姿勢を示すことも必要なのかも知れませんが、それにしても現実味の薄い話だ、と言わざるをえないでしょう。
 「シムシティ」と言うゲームでは、「スタジアム建設」は住民の満足度を上げて町を繁栄させるための重要なアイテム。それは現実の社会でも同じで、スタジアムを核にしてどのように町作りをするか、と言う長期的なビジョンが必要です。個人的な考えとしては市の中心部に気軽に行けるスタジアムがあるのは良いと思うので、本当に市民球場跡地にサッカー専用を作るなら大賛成なのですが、今の広島市のスタンスには到底納得できるものではありません。
<05.6.28> オフィシャルホームページによると、韓国遠征を行ったサテライトメンバーは、1勝1分け1敗で全日程を終えました。結果とメンバーは次の通り。
【6/23】 広島 0-3 湖南大学 (得点者:なし)
 GK:佐藤昭、DF:森脇、西河、池田、入船(→篠原85分)
 MF:高萩、桑田、田中、木村(→野田80分)
 FW:茂木、ジョルジーニョ

【6/24】 広島 4-3 壇国大学 (得点者:ジョルジーニョ3、茂木)
 GK:佐藤昭、DF:森脇、西河、池田、入船
 MF:野田(→篠原68分)、桑田、高萩、木村
 FW:ジョルジーニョ(→田中66分)、茂木

【6/25】 広島 3-3 水原三星 (得点者:ジョルジーニョ、茂木、田中)
 GK:佐藤昭、DF:森脇(→入船45分)、西河、池田(→田中30分)
 MF:野田、高萩、桑田、木村
 FW:茂木、ジョルジーニョ
 最後の水原戦は前半に1点を許すなど苦しい展開ながら、終了間際の田中のゴールで追いついた模様ですが詳細は不明です。
<05.6.27> 出雲キャンプの3日目の昨日は大社高校との練習試合を行ない、7-0で勝ちました。携帯サイトによると、20分4本で行われたこの試合のメンバーは次の通り。
【1,2】GK:上野、DF:駒野、ジニーニョ、小村、服部
   MF:李、森崎和、茂原、大木、FW:ベット、佐藤寿
【3】GK:上野、DF:吉弘、小村、ジニーニョ、吉田
   MF:森崎和、森崎浩、茂原、ベット、FW:前田、佐藤寿(→盛田7分)
【4】GK:上野、DF:駒野、吉田、吉弘、服部
   MF:森崎和、森崎浩、茂原、李、前田、FW:盛田
得点は1本目に佐藤寿(茂原の左からのクロスをヘディングシュート)、李(大木のスルーパスで抜けたベットのクロスを決める)、ベット(佐藤寿のパスでGKと1対1になって)、2本目に佐藤寿(大木のクロスを足先で押し込む)、大木(CKのこぼれをミドルシュート)、3本目に前田2(吉田のクロスを受けてドリブルで2人を抜いて決めたのと、森崎浩のスルーパスを受けてシュート)で、4本目は無得点だったとのこと。中国新聞によると2列目、3列目の積極的な飛び出しが見られ、キャンプで取り組んで来た厚みのある攻撃が良くできていたそうです。この中では特に2点目を決めた李の動きが目立っていたそうで、小野監督も「ハンジェが非常に良かった。W杯予選の経験をして自信をつけている」と高く評価していたそうです。なお、出場しなかった下田ですが携帯サイトによると「下半身の筋肉に張りがあると言うことで出場を回避」したとのことで、深刻なものではなさそうです。
<05.6.26> プリンスリーグの上位リーグ第3節が昨日行われ、サンフレッチェユースは多々良に逆転勝ち。勝ち点を7に伸ばして暫定ながら首位に立ちました。先発メンバーは、GK:金山、DF:遊佐、槙野、田中、中山、MF:福本、柏木、横竹、FW:木原、平繁、保手濱。「広島三矢組」によると立ち上がりはパワーに勝る多々良のペースだったそうで、23分頃にFKのボールを押し込まれて先制点を許しました。しかし前半終了間際にセットプレーからPKを得て平繁が決めて同点に追いつきます。後半は保手濱に代わって入った中野のポストプレーから平繁、木原が飛び出す攻撃でゲームを支配。5分に柏木が左足で決めて勝ち越します。その後槙野が負傷退場するアクシデントがあったものの、代役で入った佐藤が奮闘。最後まで攻め続けて一次ラウンドの借りを返しました。今日は第3節の残り2試合、国泰寺×皆実と観音×作陽が行われ、この時点での順位が確定します。
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