7/17〜7/23のSANFRECCE Diary


<05.7.23> 中国新聞とホットニュースによると、前田が3試合ぶりにメンバー入り。「状態が戻ってきた、とは言いがたいが、ゲームに出ると、何かやってくれそうなムードを持っている」(小野監督)と言うことで、終盤の切り札としての起用が濃厚です。また西河は浦和戦に続いて2試合連続でベンチ入りします。小野監督は「スタートこそ出遅れたものの、韓国遠征やサテライトのゲームで安定したプレイを見せてくれている」と語っていて、サテライトでの頑張りが認められた形となりました。浦和戦では疲労によりパフォーマンスが上がりませんでしたが、今日は休養十分のジニーニョ、茂原を中心に相手を圧倒するようなサッカーを見せて欲しい、と思います。
 今日の試合会場は広島ビッグアーチで、午後6時キックオフ。試合前イベントとして、1時半からU-11とU-10の「サンフレッチェカップ」が行われます。また「Jリーグ・アカデミーキッズキャラバン」で使用している遊具を利用して「サンフレッチェ フットボールパーク」エリアを設置します。12歳以下限定ですが、ファミリーもOKだとのこと。ぜひサッカーボールを使った遊びの楽しさを体験してみてください。先着プレゼントは、10,000名様にオリジナルうちわ。ひろしん提供のうちわに、登録選手全員が手分けしてサインを入れたレアものです。また公共交通機関利用キャンペーンとして、アストラムライン及び広電バスを利用してご来場の方4,500名様に広島・東京V両クラブのユニフォームを裏表にデザインした携帯アクセサリーをプレゼントします。駐車場は混雑が予想されますので、なるべく公共交通機関を利用してご来場ください。更に今日はバックスタンドの一角で「激夏の人文字を作ろう大作戦」が行われます。参加希望の方は開門後に係員のところにお集まりください。この時に使用する「激夏応援パネル」は記念品としてお持ち帰りいただけます。今日の広島地方の天気予報は曇り時々晴れで、まずまずの観戦日和となりそう。夕立があるかもしれないので、雨具のご用意をお忘れなく。
 テレビ放送ですが、今日は生放送・同日録画ともにありません。(録画放送の初回は7/28(木)の午後8時からJ SPORTS 1で。)スタジアムに行けない方は、tssの速報などでどうぞ。
<05.7.23> 昨日サテライトが京都まで遠征してトレーニングマッチを行ない、2-0で勝ちました。広島のメンバーは、GK:佐藤昭、DF:森脇、吉弘、池田、吉田、MF:茂木、高萩、桑田、木村、FW:ジョルジーニョ、盛田、SUB:高柳、入船。対する京都は、GK:西村(→橋田)、DF:渡邊、辻本、鷲田、鈴木悟、MF:冨田、石丸、石井、池松、FW:小原、松田。試合は全体的に広島ペース。キャプテンマークを巻いた吉弘がDFラインを高く上げて京都の攻撃を封じ込め、決定的なシーンはFKのボールをバーに当てられたシーンぐらい。逆に攻撃は高い位置でのパスカットからの素早い攻撃から、何度も決定的チャンスを作りました。そして先制点は前半20分ぐらいで、桑田が高い位置での競り合いに勝ってボールを奪うとドリブルでペナルティエリアへ。DFの寄せをフェイントでかわしてそのまま決めました。また2点目は後半早々で、相手ゴール前でのセットプレーのこぼれを池田が押し込みました。今週は試合のない京都は休み明けで身体が重かったそうですが、広島から長時間(4時間ぐらい?)かけてバス移動したサンフも条件は厳しかったはず。そんな中で相手を圧倒する戦いができたことは、チーム全体の力の底上げができている、と言うことを示す結果だったと言えるかもしれません。
<05.7.22> 「激夏」のHOT6も明日が最終節。サンフレッチェはビッグアーチに東京Vを迎えます。
 中断前は14位だった東京Vは守備が完全崩壊し、1勝もできないままに17位に後退しています。
13A ●1-7 G大阪 【V】ワシントン、【G】アラウージョ3、大黒2、フェルナンジーニョ、宮本
14H ●0-7 浦和  【浦】長谷部、闘莉王、山田、永井、田中、平川2
15A △0-0 FC東京
16H △3-3 神戸  【V】ワシントン2、平本、【神】平瀬、三浦淳、ホージェル
17A ●0-6 磐田  【磐】中山、前田2、カレン2、太田
 中断前〜ナビスコ杯でもやや不安定な戦いが目立っていたものの何とか立て直しできるのではないか、と言う雰囲気だったヴェルディは、G大阪戦の前半はほぼ対等な戦いが出来ていました。しかし後半立ち上がりに失点すると一気に崩壊。その流れは次節浦和戦でも止まることなく、2試合で14失点という記録的な連敗を喫してしまいました。その後東京ダービーは押されながらも無失点に抑え、神戸戦では前半を3-1で折り返して復活の気配は見せました。ところがその流れは長続きせず、神戸の気迫に押されて引き分けに持ち込まれてしまうと、磐田戦ではまたもや守備が崩壊して大敗。選手は自信を喪失し、監督は立て直しの方策を失い、フロントもついに監督解任を決意せざるをえませんでした。監督代行になった石崎コーチは、早速豊富な経験を元に早速立て直しに着手。チームの雰囲気もずいぶん変わったそうで、気分を一新して広島に乗り込んで来ることになります。
 対するサンフは浦和戦でほとんど何もできないままに敗戦し、順位も6位まで落ちてしまいました。ただ客観的に見て連戦の疲れの差が大きく出たことは間違いなく、この結果から自分たちのサッカーに自信を失う必要はないでしょう。次節はジニーニョと茂原も戻ってきますし、ガウボンも足の具合が良くなって「90分プレーできる」と言っているとのこと。従ってこの試合はベストメンバーで、勝ち点3を狙いに行くはずです。
       下田

    小村 ジニーニョ
駒野            服部

       森崎和
   李       茂原
       ベット

    ガウボン 佐藤寿

SUB:上野、吉田、森崎浩、大木、前田
 監督が代わったヴェルディはこれまでの5戦と戦い方を変えてくると思いますが、中4日で大きく変わることは無いはず。従って早い時間帯に得点を奪えば、再び崩壊する可能性は高いと思います。油断することなく戦って、HOT6の最後を締めて欲しいと思います。
<05.7.21> オフィシャルショップのV-POINTでは、7/24(日)と7/31(日)に「1日店長」を実施します。24日に店頭に立つのは、ジョルジーニョと吉弘。ジョルジーニョは11時から、吉弘は14時からそれぞれ1時間、商品の手渡しやサイン、写真撮影などを行います。選手直筆サイン入り写真を限定で20個販売するほか、「店長」が選んだお気に入りグッズ1品を、サンフレッチェクラブ会員限定で20%offで販売する予定です。
<05.7.20> サンフレッチェは昨日、FW田中俊也選手の愛媛FCへの期限付き移籍を発表しました。田中は石川県・星稜高校出身の20歳で、2003年に広島入り。初年度はトップチームでの出場はありませんでしたが、昨年はリーグ戦6試合、ナビスコカップ1試合に出場しています。そして2nd stage第7節東京V戦では後半から大木に代わって登場し、後半38分に木村のパスからプロ初ゴールを決めました。昨年はなぜかその後の出場機会が無く、今年はベンチ入りもありませんでしたが、サテライトではC大阪戦とG大阪戦で3ゴール、また韓国遠征でも水原三星戦で貴重な同点ゴールを決めるなど、その特異なゴール感覚を磨いています。J2昇格を目指す愛媛はJFLで現在3位に付けていますが、より上を目指すため得点力のあるFWの補強を狙っていたものと思われます。田中はまずはベテラン友近、ルーキー永富とのポジション争いに勝って、愛媛のJ2昇格に貢献して欲しいと思います。
<05.7.19> 昨日のJリーグ第17節浦和戦はいいところ無く0-2で敗れ、6位に後退しました。
 連日の暑さと詰まった試合日程、そして移動距離の長さ。HOT6のダメージがチーム全体に浸透してくる中で、小野監督はブラジル人3人をベンチに控えさせて、日本人だけで先発メンバーを組みました。
       下田

    池田 小村 吉田
    (→ジョルジーニョ76分)
駒野   李   森崎和   服部

   森崎浩     大木(→ベット55分)
   (→ガウボン55分)
       佐藤寿

SUB:上野、西河
 対する浦和のメンバーは、GK:都築、DF:坪井、闘莉王、堀之内、MF:酒井、三都主、平川、長谷部、内舘、FW:(→山田62分)、田中。立ち上がりはどちらもDFラインと中盤のブロックをしっかり作って、バイタルエリアを空けないようにする、と言う戦い方。サンフは主に右サイドへの長いパスからチャンスを作り、11分には駒野がライナー性のFKを放って大木が頭で合わせましたが枠外に外れます。また17分にも李が右サイドへのスルーパス。これを拾った駒野がクロスを入れましたが、ゴール前に入り込む人数が少なくシュートまで行けません。逆に21分、浦和の右からのCKに闘莉王がニアサイドで合わせ、痛い先制点を与えてしまいました。
 これで勢いづいた浦和は長谷部や平川、永井のドリブルでDFを引きつけ、田中が裏を狙うと言うパターンで何度も広島ゴールを脅かします。サンフは下田のセービングと小村を中心にした守備で耐え、逆襲の機会をうかがいます。しかし前線の動き出しが少なくパスの出しどころが無く、DFラインとMFとでボールを回すだけ。チャンスはロングボールが駒野に通ったときだけと言う感じで、なかなかシュートまでも行けません。前半の後半のチャンスらしいチャンスは、41分に速いパス交換で駒野が抜け出した時ぐらい。シュート数2対7と言う数字そのままの内容差で、前半を終了しました。
 後半追いつかなければならないサンフでしたが、頭からの交代はなし。システム変更で改善を試みたようで(テレビの画面からは分からなかった)、2分にはFKから李がミドルシュート、3分にも速いパス交換から森崎和が抜けてクロスを入れるなど相手陣内に攻め込むシーンが増えます。しかしそれも長続きせず押し返され、浦和ペースになってしまいます。ガウボン、ベット投入の準備を進める小野監督。しかしその交代の前に、この試合を決める1点が入ってしまいます。浦和のクリアボールを競り合う酒井と池田。しかしボールは酒井が拾って、ループでパスをDFラインの裏に出します。ここにうまく身体を入れてボールをキープした田中がワントラップしてシュート。ボールは飛びつく下田の指先を越えて、ゴールネットを揺らしてしまいました。
 その後、ベットとガウボンを投入して攻めの圧力を高めようとするサンフ。浦和も山田を入れて中盤を活性化させます。サンフはガウボンのキープと突破から何度か相手ゴール前に迫りますが、闘莉王を中心とした守備陣を崩す事ができません。31分にはジョルジーニョを投入。その直後に李のスルーパスでDFラインの裏に抜けたジョルジーニョのボールを佐藤寿がダイレクトでシュートしましたが、闘莉王にはね返されます。点を取りたいサンフでしたが、元気なのはジョルジーニョだけ。他の選手は足に鉛が入ったような感じで、相手を崩すには至りません。結局後半も決定機はジョルジーニョのFKぐらいで得点の予感が漂うことも無く、真っ赤に染まったスタンドを黙らせることは出来ないままに終わりました。
 試合後に森崎和は「今日は完敗だった。基本的な技術が劣っていた」と語っていますが、確かにそう思わざるをえないような内容だったと思います。サンフは全体的に動き出しが遅く、また流動的な動きもなく相手の嫌がることが何もできずに終わりました。逆に中盤で相手にスペースを与えて、ドリブルからパス、そして裏を狙う動きと浦和のやりたいようにやられてしまった、と言う感じでした。今シーズンのアウェイゲームは内容が悪くても何とか踏みとどまって勝ち点を奪ってきたのですが、さすがにここまで悪いとどうしようもなく、大差で負けなかっただけましだったと言えるかもしれません。
 なぜこうなってしまったのか。そこには、複合的な要因があったように思います。一つは、チームの戦い方がはっきりしていなかったことでしょう。佐藤寿が「今までやっていた2トップにトップ下1枚の形から1トップ2シャドウに変わったことでしっくりいかなかった」、森崎和が「1人が裏を狙うなら、誰かが引いてきたりしないといけないのに、3トップが1列に並んでいたりした」と語っているように、11人が同じ「絵」を共有することができなかったのは明らかで、ならばこう言う結果になったのも仕方がない、と言わざるをえません。ジニーニョ、茂原が欠けたと言う要因があったこと、中4日しか無く移動があったことなど苦しい事情があったのは確かですが、しかしそれは前から予想されていたことでもあります。従ってチームにコンセプトを浸透させる事ができなかった監督の責任は免れない、と思います。
 しかしその一方で、選手の身体に重くのしかかる疲れがあったのも確かだ、と思います。この間、サンフは柏→広島→大分→埼玉と移動を繰り返しながらの戦いでした。一方の浦和は、と言うと埼玉と東京を二往復しただけ。ずっとホームに居座っていたようなものです。従って「言い訳」と言われようがどうしようがその有利、不利は明らかで、こればかりはどうしようもないものです。「ガウボンとベットはフルでいくにはダメだろうという判断」(小野監督)をせざるをえなかった事が流れを失って取り戻せない、と言う結果に繋がってしまったわけで、ここはある程度は仕方のない事だった、と言わざるをえません。前半は何とかゼロに抑えて後半勝負、と言うゲームプランがうまく行かなかったのは結果論でしかないわけで、そこが思い通りに行かなかったからと言って責めるわけにはいかないでしょう。このような苦境をはね返すことができるのが真に力のあるチームなわけですが、それができなかったからと言ってがっかりする必要はない、と思います。
 この結果サンフは磐田、浦和に抜かれて6位に後退してしまいました。長いシーズンのちょうど半分を終わって勝ち点25の6位と言うのは決して悪い成績ではないわけで、そこには自信を持って良いと思います。ただ、課題がいろいろと見えてきたのもまた確かです。次の東京V戦はまた新たな戦いの始まりだと考えて、ここはしっかりと切り替えて「激夏」の最後に挑んで欲しいと思います。
<05.7.18> ホットニュースと中国新聞によると、昨年強化指定選手としてリーグ戦5試合、カップ戦1試合に出場した西河が今季初めてベンチ入り。3バックの一角を吉田と争うことになります。またジョルジーニョも遠征メンバー入りして、久々の出場を狙います。両チームともスピード系のFW対高さに強い3バック、と言うマッチアップで、最初から最後までスリリングな展開になるのではないでしょうか。昨日は上位の多くが軒並み勝ち点を落としているだけに、ぜひともこのチャンスを生かして優勝争いに絡んでいって欲しい、と思います。
 今日の試合会場は埼玉スタジアムで、午後7時4分キックオフ。さすがに前売り完売とはいかないようで、当日券3,500枚が発売されます。スタジアム南・北のチケット売り場の他、ファミマ、チケぴ、セブンイレブン、ローソン、サンクスでも購入可能だとのことです。今日の首都圏の天気予報は晴れのち曇り。夕立の可能性があるので、念のため雨具の用意をして行った方が良いかもしれません。
 テレビ中継ですが、NHK-BSで生放送の予定となっていますが、スカパーは7/21(木)の午後8時まで放送予定はありません。当サイトではWEBLOGで速報をしますので、テレビで見れない&スタジアムに行けない方はそちらをどうぞ。
<05.7.18> 先週末と今週末に行われたプリンスリーグでサンフレッチェユースは国泰寺、皆実に連勝して3年連続優勝を飾りました。上位リーグの第4節、第5節の結果は次の通り。
【第4節】
広島ユース 5-0 広島国泰寺
広島皆実  3-2 広島観音
多々良   3-2 作陽
【第5節】
広島ユース 2-1 広島皆実
広島観音  4-0 多々良
作陽    3-0 広島国泰寺
 大敗しなければ高円宮杯進出が決まるというユースは、槙野、柏木がU-18代表に呼ばれて不在だった上に遊佐が累積警告で出場停止。更に福本が発熱と非常に苦しいメンバーでの戦いだったそうです。そして後半17分に森重にヘッドで叩き込まれて先制点を許してしまいました。しかしユースは28分に横竹が混戦からゴールを決めると、後半40分に藤澤がミドルシュートを決めて勝ち越し。その後もしっかりと攻め切って、見事な優勝を決めました。今年は昨年のような圧倒的な力を見せることはできませんでしたが、その分勝ち越されても追いつく粘り強さを見せていて、森山監督は今年も面白いチームを作りつつあるようです。なおこの結果、上位リーグの最終成績は次のようになりました。
       勝点 勝 分 負 得点 失点 得失点
-------------+----+---+---+---+-----+-----+--------
1広島ユース  13   4   1   0    12     4     +8
2広島観音   10   3   1   1    11     4     +7
3広島皆実    7   2   1   2     7     7      0
4多々良学園   6   2   0   3     7    10     -3
5作陽      4   1   1   3     7     9     -2
6広島国泰寺   3   1   0   4     1    11    -10
 この結果、サンフレッチェユースと広島観音高が高円宮杯出場を決め、皆実と多々良が来年のプリンスリーグ出場権を獲得しました。また広島国泰寺と玉野光南(下位リーグ1位)、作陽と西京(下位リーグ2位)が、来年のプリンスリーグ出場を賭けて残留決定戦を行います。
<05.7.17> いよいよ残り2試合となったHOT6。明日のサンフレッチェの対戦相手は、昨年2nd stage覇者の浦和レッズです。
 ここまでの浦和は6勝5分け5敗。勝ち点23で現在8位にいます。
1H ●0-1 鹿島  【鹿】鈴木
2A △3-3 川崎F 【浦】酒井、岡野、闘莉王、【川】ジュニーニョ、我那覇、アウグスト
3A ●0-1 大分  【分】高松
4H △1-1 G大阪 【浦】堀之内、【G】アラウージョ
5H △1-1 清水  【浦】長谷部、【清】チョ・ジェジン
6A ○2-0 FC東京 【浦】エメルソン、堀之内
7H ●1-2 C大阪 【浦】横山、【C】西澤2
8A △2-2 磐田  【浦】永井、エメルソン、【磐】前田、中山
9H ○3-0 名古屋 【浦】田中、エメルソン2
10A ○1-0 神戸  【浦】田中
11H △0-0 千葉
12A ○1-0 横浜FM 【浦】永井
13H ○2-1 新潟  【浦】山田、田中、【新】エジミウソン
14A ○7-0 東京V 【浦】長谷部、闘莉王、山田、永井、田中、平川2
15H ●1-2 大宮  【浦】闘莉王、【宮】トニーニョ、桜井
16A ●0-3 柏   【柏】矢野、クレーベル2
 圧倒的な攻撃力を武器に昨年初めてステージ優勝した浦和は、山瀬を失ったにも関わらず大きな補強なしに今季を迎えました。その裏には現有戦力でも戦えると言う判断があったのだろうと思いますが、それが良かったのか悪かったのか、というと今のところはマイナスに出ていると言わざるをえません。3人の外国人のうちアルパイは1節、3節にレッドカードを食らって2試合出場停止になり、その後もほとんど戦力にならないままにクビになってしまいました。ネネも怪我?のため第8節以降は出場なし。そして12節まではフル出場していたエメルソンも、中断期間中にブラジルに帰国するとそのまま来日することなくカタールに移籍してしまいました。そんな状況にありながらも徐々に盛り返し、第13節には4位に浮上したのはこのチームの地力の表れであることは間違いない、とは思います。特に東京Vを7-0で粉砕した力は、このチームの爆発力が相変わらずであったことを、思い知らされることになりました。ただ、その一方でここ2試合の出来はあまり良くなかったらしく、特に柏戦は自滅に近い敗戦だったとのこと。相手を舐めていたのか、あるいはエメルソン不在の影響が出ているのかは知りませんが、チームの方向性に迷いが出ているのは確か。鈴木啓太が出場停止の上にトップ下を務めてきた山田暢久を外すという情報もあり、どのような戦い方をしてくるのか読めません。
 対するサンフレッチェですが、HOT6の4試合で1勝2分け1敗といまひとつ波に乗りきれていません。特に次節はジニーニョ、茂原が出場停止で、メンバーの再構成を余儀なくされます。ただ、前節久々に起用された池田が良いパフォーマンスを見せたのは好材料。疲れが溜まっていた李も温存できましたし、森崎浩もいよいよ先発で出れるとの情報もあります。と言うことで、私の先発予想は次の通り。
       下田

    池田 小村 吉田

駒野   李   森崎和   服部

   ベット    森崎浩

       佐藤寿

SUB:上野、吉弘、大木、ジョルジーニョ、ガウボン
 小野監督の7月の目標は、勝ち点で10〜12取ることだったとのこと。とすれば残り2試合、連勝しなければ目標に達することはできません。暑い中の連戦による疲れが出てくる頃ですが、ここは気力を振り絞って、勝ちに行って欲しいと思います。
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