8/7〜8/13のSANFRECCE Diary


<05.8.13> 今日は午後1時から広島ビッグアーチで「ファン感謝デー2005」が行われます。12時開門1時開会で、まずはピッチステージでオープニング。1時20分からは3Fコンコースでサイン会や選手と記念撮影(整理券は12時15分から選手数×30枚配布)と懐かしの縁日コーナー(整理券は12時より入場ゲートで先着1,000名様に配布)が行われます。また選手会主催の「お宝グッズチャリティ」や、屋台村でのサンフレッチェグッズの販売も行われます。
 2時45分からはピッチステージで、まずは「超美技FK選手権!」と題してどの選手が一番曲がるボールを蹴るかを競います。続いてマギー審司さんも参加する「紅白PK対決」では、選手がマギーチームと小野監督チームに分かれてPK対決を繰り広げます。これはRCCの「神様の宿題」の公開録画となるそうです。更に9/14に「Remember〜スタジアムへの道〜」をリリースする神園さやかさんがサンフレッチェの応援に駆けつけます。
 「みんなにチャンス!大抽選会!」では、入場の際にお渡しする抽選券を対象に試合用ユニフォーム上下セットなど豪華賞品が当たります。また、サンフレッチェクラブ会員限定プレゼントの抽選会ではサイン入り試合球などが当たりますので、会員の方はダイレクトメールをお忘れなく。
 一方、広島ホームテレビは開局35周年を記念する「ホームテレビ祭」の一環として、「やべっちFC」の公開放送?が行われるとのこと。4時半からは森崎浩、駒野両選手が出演して、おそらく堀池巧さんとの対談等が行われるものと思われます。
<05.8.12> キャンプ6日目の昨日はKリーグチャンピオンの水原三星と練習試合を行ない、トップは2-1で勝ち、控え組は0-0で引き分けました。30分×2で行われた1本目の布陣は、たぶんこんな感じ。
       下田

   ジニーニョ  小村(→西河45分)
駒野            吉田(→高柳38分)

     茂原  森崎和
     (→高萩45分)
   大木(→李38分)ベット(→前田52分)

   ガウボン   佐藤寿
 オフィシャルサイトによると立ち上がりはやや押し込まれたものの徐々にペースを握り返し、9分に吉田のクロスをガウボンがヘディングで決めて先制。24分には中盤での素早いパス交換から抜け出した茂原が決めて、2点目を奪いました。後半8分に相手にPKを与えて1点を失ったものの、その後は余裕で逃げきって勝利を挙げました。中国新聞によると服部の代役として先発した吉田は「穴を十分に埋める働きぶり」だったそうで、鹿島戦に向けて収穫の多い試合だったようです。
 続いて控え組が戦った2本目のメンバーは、次のようだったと思われます。
       上野(→佐藤昭30分)

     西河  池田(→西河40分)
森脇   (→吉弘30分)  高柳(→入船30分)

       高萩
   木村       李(→中尾30分)
       桑田

     盛田  前田(→ジョルジーニョ13分→前田35分)

<05.8.11> 北海道キャンプ5日目の昨日はキャンプ中最初で最後の紅白戦が行われ、別メニューの森崎浩と青山を除く全員が出場しました。携帯サイトによると、20分×2本で行われたゲームのメンバーは次の通り。

【1本目】白1-0紅 得点:佐藤寿
<白組>GK:下田、DF:小村、ジニーニョ、西河(→池田10分)、MF:茂原、森崎和、ベット、李(→大木10分)、駒野、FW:ガウボン、佐藤寿
<紅組>GK:上野、DF:池田(→西河10分)、吉弘、中尾、MF:吉田、木村、前田、桑田、高萩、FW:茂木、ジョルジーニョ

【2本目】白3-0紅 得点:佐藤寿2、茂木
<白組>GK:下田、DF:吉田(→高萩10分)、小村(→西河10分)、ジニーニョ、駒野、MF:ベット、森崎和、大木(→李10分)、茂原、FW:ガウボン(→前田10分)、佐藤寿(→茂木10分)
<紅組>GK:佐藤昭、DF:入船、吉弘、池田、中尾、MF:高柳、木村、桑田、森脇、FW:盛田、ジョルジーニョ

 佐藤寿は30分間でハットトリックを決めたわけですが、1点目は、ガウボンと協力して高い位置からプレッシャーをかけてボールを奪い、ガウボンのドリブルからのスルーパスで抜け出して決めました。2点目は駒野のアーリークロスから、3点目は吉田(中国新聞ではベット)のスルーパスからいずれもDFラインの裏に抜け出して決めたとのことです。またこの日、服部が抜けた左サイドでプレーしたのは、1本目は茂原、2本目は吉田で、それぞれの特徴を発揮したプレーでアピールしたそうです。更に吉田に代わって入った高萩は右サイドで良いプレーを見せたそうで、何人もの選手が成長を見せたキャンプとなっているようです。
 キャンプ6日目の今日はKリーグの強豪・水原三星ブルーウィングスとの練習試合を行ない、残り2日となったキャンプの総仕上げとする予定です。
<05.8.10> 日本サッカー協会はW杯アジア最終予選のイラン戦に向けての日本代表を発表し、駒野が再び選出されました。今回選ばれたメンバーは、東アジア選手権と同じ23人。
【GK】土肥(FC東京)、川口(磐田)、楢崎(名古屋)
【DF】田中誠、茶野(磐田)、宮本(G大阪)、三都主、坪井(浦和)、
    中澤(横浜FM)、加地、茂庭(FC東京)、駒野(広島)
【MF】福西、村井(磐田)、小笠原、本山(鹿島)、遠藤(G大阪)、
    阿部(千葉)、今野(FC東京)
【FW】玉田(柏)、大黒(G大阪)、田中達(浦和)、巻(千葉)
 怪我をしている坪井、田中達を選んでいるのは、「イラン戦までの回復を期待するのと同時に、彼らのチームへの貢献を配慮して」だとのこと。選んだ選手は100%信頼している、と言うジーコ監督らしい理由だと思います。仮にここで別の選手を呼んだとしても起用される可能性はかなり低いと思われるので、このメンバーは妥当なものだと言えるでしょう。ただ問題は、イラン戦を北朝鮮戦の「Aセット」で戦うのか中国戦・韓国戦の「Bセット」で戦うのか、あるいはそれらを混合させたチームで戦うのか、と言うことでしょう。個人的な意見を言わせてもらえば、韓国戦の終盤のメンバー(中澤、小笠原投入後)が一番良いと思うのですが、ジーコ監督の判断が楽しみです。イラン戦は予選としては消化試合ですが、W杯のメンバー入りを目指す選手たちにとっては重要な試合。気持ちの入った好ゲームに期待したいと思います。
<05.8.10> 日本サッカー協会はSBSカップ国際ユースに出場するU-18日本代表を発表し、サンフレッチェユースからは槙野、柏木が選ばれました。今回選出されたのは次の
【GK】林(流経大柏高)、秋元(横浜FMユース)
【DF】福元(大分U-18)、槙野(広島ユース)、堤(浦和ユース)、
【MF】梅崎(大分)、山本(清水ユース)、森野(市船橋高)、
    中川(四日市中央工高)、柏木(広島ユース)、青山(名古屋)、
    長谷川(横浜FMユース)、内田(清水東高)、柳澤(柏ユース)
【FW】河原(新潟)、ハーフナー(横浜FMユース)、森本(東京V)、
    伊藤(中京大附中京高)
 新潟国際ユースのメンバーからGKの高橋、DFの三原、堀越、大島が外れ、林、堤、長谷川、森本が新たに招集されています。中でも注目は、「飛び級」でU-20代表に選ばれていた森本の選出。新潟ユースでは勝ったとは言えぱっとしない戦いぶりだった(らしい)だけに、エースとしての役割が求められることになりそうです。
<05.8.9> 怪我のため一昨日の練習を途中で切り上げた服部は、右肘の脱臼で全治3週間と診断されました。携帯サイトと中国新聞によると、小樽市内の病院で応急処置を受けた後広島に戻り、MRI等を用いた精密検査を受けたとのこと。脱臼に伴う大きな損傷はないようで、小野監督も「多少ほっとした」と語っています。8/20の鹿島戦への出場は微妙で、その場合は93試合連続フル出場が途切れることになりますが、あまり焦らず治療に専念して欲しいと思います。
 他の怪我人ですが、右股関節周辺の炎症で痛みが出ていた森崎浩は、痛みが少なくなっているらしく昨日あたりからボールを使った練習に復帰するとのことです。また中尾は練習中に左足首を捻挫し、別メニュー調整。更に左膝前十字靭帯損傷の青山はリハビリ中で、歩くことはできるようになった模様です。
<05.8.8> 北海道キャンプ2日目のサンフレッチェは、ランニング中心の午前練習から1対1を強化する午後練習、そして終了後には地元の小学生との交流会を行ったそうです。携帯サイトによると午後は激しい練習だったにも関わらず「選手たちのテンションは本当に高かった」(小野監督)とのことで、充実した練習が出来ていた様子。GKを置いてのハーフコートでのミニゲームでは、ベットと大木が光っていたそうで、ベットのスルーパスがジニーニョのいるDFラインを切り裂き大木がゴールを決めたシーンは圧巻だったとのことです。
 なお、2003年シーズン以来フル出場を続けてきた「鉄人」服部が、昨日の練習中に転倒して右肩を痛め練習を取りやめた、とのことですが詳細は不明。大きな怪我でなければ良いのですが。
<05.8.8> 昨日の東アジア選手権最終戦の日本対韓国は、終盤に中澤のゴールで勝ち日本は2大会連続の2位となりました。
 GKに土肥を入れ、怪我の田中達に代えて玉田を入れた以外は中国戦と同じメンバー(GK:土肥、DF:坪井(→中澤60分)、茶野、茂庭、MF:駒野、阿部、今野、村井、本山(→小笠原69分)、FW:玉田(→大黒78分)、巻)で戦った日本。対する韓国は優勝のためには3点差以上での勝利が必要だったため、DFラインの裏へのロングボールとミドルシュート、そして高さを生かしたセットプレーで積極的に攻めに出てきます。日本はDFラインが踏ん張って裏を取らせない守備をし、強烈なミドルシュートは土肥が落ち着いたプレーで凌ぎます。逆に攻撃は何度か高い位置でボールを奪って速攻を試みましたが、前線でボールが落ち着かず、またシュートを打つ決断力に欠けてなかなか相手ゴールを脅かす事ができません。前半は攻める韓国、我慢の日本という構図のまま、スコアレスのまま折り返しました。
 後半立ち上がり、日本は駒野のシュート性のクロスを合図に、前半以上に戦う姿勢を明確に出します。そしてその流れが加速したのは、太腿の裏を痛めた坪井に代わって中澤が入ってから。どんどん押し上げてくる中澤に呼応するようにチーム全体が前懸かりになり、疲れが出てきた韓国を押し返します。ジーコ監督は後半24分に小笠原を投入。これで前線に落ち着きどころができた日本は、チャンスになる場面が増えて行きます。そして後半41分、何度目かの右からのCKを蹴るのは小笠原。鋭いボールに巻がニアで潰れてボールが中央に抜けると、そこに走り込んだ中澤が左足アウトサイドでGKの両足の間を抜き、待望の先制点を挙げました。そしてその後も無難に韓国の攻撃を抑えて、日本は最終戦に勝って今大会をフィニッシュしました。
 ジーコ監督はこの試合の意図として「ライバル国との対戦などの真剣勝負、その雰囲気の中でどれぐらい気持ちをプレーに出せるか見たかった」と語っていますが、そう言う意味で言えば成果は十分だった、と言って良いでしょう。相手の攻勢をじっくりと耐えて、ここぞと言うところで点を取って逃げきるのはジーコ・ジャパンの真骨頂。それを永遠のライバル・韓国を相手に経験の浅いチームがやったということは、今後に向けての大きな財産になったと言って良いのではないでしょうか。ジーコ監督は「特に駒野、阿部、村井、巻、田中達の5人は良かった」と名前を挙げましたが、その他にも今野や茂庭、茶野、土肥らが良いプレーを見せたことで、W杯本戦に向けてのメンバー争いが一気に激化したのは確かです。優勝こそできませんでしたが、この東アジア選手権の意義は大きかったと言えるでしょう。
 駒野ですが、この日も先発フル出場して存在感を示しました。中国戦は慎重さが目立ちましたが、この日はかなり積極的。バックパスするシーンはほとんどなく、前に出る意思を明確にしていました。前半はほとんど見せ場はありませんでしたが、これはそもそもボールが回って来なかったためでしょう。駒野がボールを呼んでなかったと言う側面も多少はあるかもしれませんが、それよりもDFの展開力や中盤の散らしの問題の方が大きかったように思います。そしてそれがはっきりしたのは、中澤が入ってから。中澤は坪井よりも高いポジションを取る上にどんどん押し上げてくるので、駒野もそれに押し出されるような形で高い位置からチャレンジできるようになりました。その駒野の最大の見せ場は後半40分前後で、パス交換からの上がりやドリブル突破でチャンスを作り、その流れが結果的に日本の1点に繋がった、と言って良いでしょう。また正確で強いボールを蹴ることができるのも駒野の良さの一つですが、この日は後ろからのビルドアップの部分でその一端を披露していました。更に中国戦で見せていた堅実な守備はこの日も問題なし。ジーコ監督が名前を挙げるまでもなく、勝利に貢献した1人であることは間違いありません。今後中盤に欧州組が入り、またチーム全体と駒野とのコンビネーションが良くなっていけばもっともっと活躍できることは確実。イラン戦以降の日本代表が、非常に楽しみになりました。
<05.8.7> 昨日飛行機で2時間、陸路を2時間かけてキロロリゾート入りしたサンフレッチェのメンバーはすぐにトレーニングの準備をして、5時15分から練習をスタートさせました。東アジア選手権に参加している李、駒野を除く全メンバーが揃って(森崎浩と青山が別メニュー)、12分のフリーランニングを2本走った後4チームに分かれてミニゲームを行ない、昨日の練習を終了したそうです。今後は1対1のトレーニングを中心に午前・午後の2部練習で鍛えていくとのこと。北海道でキャンプを張るKリーグのチームとの練習試合も予定しているそうで、「前半をしっかり振り返り、後半に向けてのポイントを整理することで優勝への可能性を示す」(小野監督・携帯サイトによる)ことになるようです。また小野監督のキャンプではいつもやっているように「チームをリセットしてやっていく...全ての選手を横一線のスタートにさせる」とのこと。若手選手たちはここでポジションを取る意気込みで、頑張って欲しいと思います。
<05.8.7> 昨日韓国戦前日の会見を行ったジーコ監督は、「連携面で問題はあったものの、非常に意欲的で(周囲から)吸収しようと積極的だったので、今回もチャンスを与えることにした」と語り、土肥と玉田以外は中国戦と同じ先発メンバーで戦う、と明言しました。これにより2試合連続での先発出場が確定的となった駒野は「まず自分から仕掛けることが先になる...こっちもどんどん攻め上がっていくようにしたい」と語っています。中国戦では何度か良い攻め上がりを見せたものの慎重さが目立っていただけに、今日は思い切ったプレーに期待したいと思います。
 なお、ジーコ監督はW杯予選の最終戦となる8/17のイラン戦は「今いるメンバーで戦う」、また10月の欧州遠征は「欧州組がチームの主体になるだろう」とし、11月にはその集大成としてベストメンバーを組むと語っています。今後の代表生き残りに向けて、選手たちにとってこの韓国戦は非常に重要なものとなるのは間違いありません。
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