9/11〜9/17のSANFRECCE Diary


<05.9.17> 明日はJリーグ第24節。4位浦和を広島ビッグアーチに迎えます。
 序盤は調子が上がらず一時は最下位にまで沈んだ浦和でしたが、徐々に本領を発揮して第18節には3位にまで浮上しました。しかし前節は17位大分にまさかの敗戦。優勝を狙うためにはこれ以上負けるわけにはいかない状況に陥っています。
13H ○2-1 新潟  【浦】山田、田中、【新】エジミウソン
14A ○7-0 東京V 【浦】長谷部、闘莉王、山田、永井、田中、平川2
15H ●1-2 大宮  【浦】闘莉王、【宮】トニーニョ、桜井
16A ●0-3 柏   【柏】矢野、クレーベル2
17H ○2-0 広島  【浦】闘莉王、田中達
18A ○1-0 清水  【浦】闘莉王
19H ○2-1 FC東京 【浦】永井、ポンテ、【F】ササ
20H △2-2 神戸  【浦】永井、ポンテ、【神】平瀬、三浦淳
21A ○2-0 名古屋 【浦】闘莉王、マリッチ
22A △2-2 鹿島  【浦】田中達、ポンテ、【鹿】小笠原、アレックス・ミネイロ
23H ●1-2 大分  【浦】田中達、【分】梅田、マグノ・アウベス
 中断期間中に補強したポンテとマリッチは、浦和にとっては待望のトップ下とポストプレーヤーで、優勝に向けての「ラストピース」となるはずでした。しかし、田中達が代表で怪我を負って2試合欠場。三都主も疲れが溜まって名古屋戦と鹿島戦の先発を回避し、ナビスコ杯で骨折したマリッチも鹿島戦、大分戦を欠場しています。また神戸戦では長谷部が、大分戦では闘莉王が出場停止になるなどなかなかメンバーを固定できていません。そのためかどうかは知りませんがチームとしてのまとまりがいまひとつで、全体的にちぐはぐな印象を受けます。鹿島戦では闘莉王の退場があって一丸になることができましたが、それは外的要因があったから。逆に「勝つべきゲーム」で勝ち点を落としているのは精神面に問題があるからだ、と言えるのかも知れません。ただ、逆に言えば戦力的にはいまだトップクラスをキープしていて、はまれば強さを発揮するのは相変わらず。5位が相手のサバイバルマッチと言う条件でモティベーションを落とすとは考えにくいだけに、明日は広島の前に「強い浦和」として立ちふさがるに違いありません。
 対するサンフレッチェは前節G大阪に正面から戦いを挑み、一時は2点のリードを奪うなど健闘したものの粉砕されてしまいました。これで首位との勝ち点差は11となり「優勝争い」と言う点から見れば崖っぷちまで追い詰められています。その上森崎浩が骨折で今季絶望となり、小村も累積警告で出場停止。現有戦力を何とかやりくりして、上位に食らいついて行くしかありません。中国新聞によると小野監督は、この苦境を打開するため森崎和のリベロ起用と言う賭けに打って出る、とのこと。3試合ぶりの先発が予想される西河とともに、浦和の強力な攻撃陣に対します。
       下田

   西河  森崎和 ジニーニョ

     茂原   李
駒野            服部
       ベット

    佐藤寿 ガウボン

SUB:上野、池田、桑田、大木、前田
 携帯サイトの情報によるとルーキー・桑田の成長が著しいそうで、小野監督も「クワシンは今、本当にいいですね。クローズした日の練習でもいい働きをしてくれました」と「桑田がトップ下の候補であることを言明」したとのことです。桑田にとっては浦和の闘莉王は特別な思いのある選手だそうで、ユース時代の天皇杯水戸戦でのできごと(闘莉王のレッドカードものの肘打ちで藤井(現新潟)が昏倒し、それが決勝ゴールを奪われる遠因となった)以来、「打ち倒すべき相手」として意識しているとのこと。大木も「身体のコンディションを崩している」(携帯サイトによる)と言うことなので、桑田のアグレッシブなプレーが、浦和のDFラインを崩すカギになるかもしれません。
 ともあれ、明日は浦和にとっても広島にとっても勝ち点3が必須の背水の戦いです。キャンプからここまでの、いやむしろ小野監督の3年間の集大成のつもりでぶつかって行って欲しい、と思います。
<05.9.16> 明後日予定されているホームの浦和戦ですが、オフィシャルホームページによると前売りが良く売れているようで、指定席全般とビジターシートが残りわずかになっています。また電子チケットぴあ限定で扱っている「大人ペアチケット」と「親子ペアチケット」は既に完売。以上の券種はSA指定席以外は当日券の販売は無さそうです。浦和戦は優勝争いへの生き残りを賭けた大事なゲームで浦和サポーターも沢山来ることが予想されるだけに、応援で負けないようにしたいところ。幸いバックスタンド自由シートとサポーターズシートには余裕があるので、応援に行く方はお早めにチケットをご購入ください。
 この日は先着20,000名様にオリジナルナップサックがプレゼントされるほか、30,000名様には非売品のJリーグチップスカード(駒野、長谷部が表と裏になるらしい)のプレゼントもあるそうです。今季一番入場者数が多かったのは横浜FM戦の22,607人ですが、浦和戦はこの数を越えるのは間違いなさそう。開門はいつものキックオフ2時間前を30分早めて12時半になるようなので、早めに動いた方が良さそうです。
<05.9.15> G大阪戦で怪我のため途中退場した森崎浩司選手は左腓骨(足首から膝までの長い骨の細い方)の骨折と診断されていましたが、昨日広島県内の病院で手術を行ない、全治3ヶ月と診断されました。これにより今季の出場は天皇杯も含めて絶望的で、来季のキャンプはリハビリから始めることになりそうです。今シーズンの森崎浩はキャンプから不調が続き、開幕戦ではベンチ入りもできないというスタートで、その後は精神的な問題からチームを離れていた時期もありました。4月末には復帰して5/1の新潟戦から出場し、7/6のG大阪戦では今季初ゴールを決めたものの、中断期間中に股関節周辺の炎症でリタイア。最近ようやく二度目の復活を果たして、上位を狙うチームを引っ張って欲しいと思っていた矢先の大怪我となってしまいました。ただ、本人のホームページによると「落ち込むというよりも今年の自分を象徴してるなと思った」と書いてあって、精神的には特に問題は無さそう。骨折はこれまでも何度も経験している(2000年12月と2001年10月)だけに?、それほど不安は無いのかも知れません。チームとサポーターにとっては非常に残念なのですが、ここは落ち着いてじっくりと直して、来季は最初から元気にプレーして欲しいと思います。
<05.9.14> 先週発売の「紫熊倶楽部」10月号(Vol. 92)の表紙はジニーニョと下田のツーショット。これに対応して、前と後ろのカラーページはそれぞれ下田、ジニーニョのインタビューとなっています。下田のタイトルは「孤高の人」。最初は前川、河野と言うリーグを代表するGKとポジションを争い、レギュラーとなってからは1人でゴールマウスを守ると言う責任感と戦い、J2降格の前後には林の存在と戦ってきました。その中で「ポジションを絶対に明け渡さない」と言う強い気持ちで怪我をも克服し、成長を続けてここまで来ています。堅守・広島を支える最後の砦の「いま」の言葉を聞いてください。
 ジニーニョの記事のタイトルは「優美な男」。決して激しいプレーをしているようには見えないのに、鮮やかな身のこなしで相手のボールを奪い取るジニーニョが、どう言う理由で広島に来たのか。1日でも早く選手の顔を覚えよう、と選手名鑑を手放さなかったグアムキャンプ。開幕からの活躍。そして大宮戦で試合を決めたゴール。広島でプレーできて幸せだ、とその思いを語っています。
 下田のインタビューの後の記事は、劇的な勝利を挙げた鹿島戦、大宮戦のドキュメント。首位にチャレンジした大一番から、「選手も、監督も、コーチも、スタッフも、記者も、そしてサポーターも、誰もが叫び、誰もが握手を交わした劇的な試合」までの流れを10ページに渡って綴っています。マッチリポートはその鹿島戦、大宮戦と、それに続いた川崎F戦と千葉戦です。
 コラムは「月曜日のファンタジスタ」と「ユースをよろしく!」はお休みで、私の記事と石井百恵アナウンサーのものが2本。私は「アウェイサポーターとしての日常」、石井さんは「遅れてしまうからこそ、感じてしまうもの」と言うタイトルで書いています。また、最初のページのいまおかゆう子さんの「サンフレッチェを支える人々」はe-vpoint店長の森脇豊一郎さんを、最終ページの「私たちは、サンフレッチェサポーターです」は広島市の品川さん母子を取り上げています。
 「紫熊倶楽部」は定価350円。V-POINTとホームゲーム会場のほか、広島県内の大手書店と新宿の「ひろしまゆめてらす」で販売中です。また通信販売と定期購読のお問い合わせ、お申し込みは紫熊倶楽部ホームページからどうぞ。
<05.9.13> Jリーグは昨日、10/9(日)に大分で行われるオールスターの出場選手を発表し、サンフレッチェからは佐藤寿人が初めて選出されました。プレスリリースによると佐藤寿は「選出して頂き大変嬉しく思っています。チームメイト、チーム関係者、そしてサポーターの皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。僕自身、中学1年生だった95年のオールスターに1人のサポーターとして見に行き、夢を与えてもらったことを今でも鮮明に覚えています。今度は僕が夢を与える事ができるよう、頑張ります!!」と喜びの言葉を語っています。

J-WEST

チーム

J-EAST

反町康治(新潟)

監督

イビチャ・オシム(千葉)

西野朗(G大阪)

コーチ

ギド・ブッフバルト(浦和)

西川周作(大分)

GK

櫛野亮(千葉)

野澤洋輔(新潟)*

曽ヶ端準(鹿島)*

宮本恒靖(G大阪)

DF

中澤佑二(横浜FM)

三浦淳宏(神戸)

加地亮(FC東京)

アンデルソン・リマ(新潟)

松田直樹(横浜FM)

森岡隆三(清水)*

トニーニョ(大宮)*

鈴木慎吾(新潟)

MF

阿部勇樹(千葉)

福西崇史(磐田)

小笠原満男(鹿島)

遠藤保仁(G大阪)

石川直宏(FC東京)

藤田俊哉(名古屋)*

今野泰幸(FC東京)

森島寛晃(C大阪)*

長谷部誠(浦和)*

大黒将志(G大阪)

FW

田中達也(浦和)

中山雅史(磐田)

玉田圭司(柏)

マグノ・アウベス(大分)

巻誠一郎(千葉)

高松大樹(大分)

ワシントン(東京V)*

佐藤寿人(広島)*

ジュニーニョ(川崎F)*

*はJリーグ推薦。

 J-EASTのオシム監督は初めての選出で、その他にも千葉からは3人が選出されています。「数少ない千葉のサポーターがきっと何度も何度も投票してくれたのだろう」(オシム監督)と言うように、「1日1オシム」の運動?が実を結んだのではないでしょうか。一方、大分からは史上最年少の西川を初め3人が選出。こちらは初めての九州でのオールスター開催に大分のサポーターが頑張った結果だろう、と思われます。なお、サンフレッチェの選手の中では森崎和幸がわずか300票差でMF部門の4位。J-WESTの次点組の中では一番票数が多かったので、誰かが辞退すれば繰り上がり当選、と言う可能性もありそうです。
 一方日本代表はこの前後に欧州遠征を行ない、ラトビア、ウクライナと試合を行います。オールスターに選ばれたメンバーはこちらを優先して少なくともラトビア戦は欠場し、DF数人がウクライナ戦から合流するとのこと。加地、三浦淳の2人がオールスターに選ばれている事から、少なくともラトビア戦の右サイドは駒野で決まり、と言うことになるのではないでしょうか。
<05.9.12> 先週から行われている岡山国体夏季大会ですが、サッカー少年男子の広島選抜に、サンフレッチェユースからはGK金山、DF槙野、田中、中山、野田、MF遊佐、柏木、福元、FW横竹、木原、平繁が選ばれていた模様です。9日から1回戦が行われて広島は2試合勝ち抜きましたが、昨日の準々決勝では東京選抜に敗れベスト4進出を逃しました。なお、足を痛めていて1回戦に出場できなかった柏木ですが、2回戦では後半から出場して14分間のプレー。そして準々決勝ではフル出場したとのことで、もう心配なさそうです。
【1回戦】
広島選抜 2-1 北海道選抜 【広】横竹、森重、【北】蟻川

【2回戦】
広島選抜 2-0 兵庫選抜  【広】角田、森重

【準々決勝】
広島選抜 0-1 東京選抜  【東】小川

<05.9.11> 昨日万博で行われたJリーグ第23節G大阪戦は、前半早々に2点をリードしたもののひっくり返され、首位が遠ざかる痛い1敗を喫しました。
 前節怪我のため欠場したベットが復帰。また森崎浩をFWで起用して、サンフレッチェはG大阪に負けない攻撃的布陣で戦いを挑みました。
       下田

   ジニーニョ  小村
駒野            服部

       森崎和
  ベット       李(→西河67分)
       森崎浩(→大木54分)

    佐藤寿 ガウボン(→前田67分)

SUB:上野、高柳
 対するG大阪のメンバーは、GK:藤ヶ谷、DF:シジクレイ、宮本、山口、MF:遠藤、アラウージョ、家長(→松波85分)、渡辺(→二川45分)、橋本、フェルナンジーニョ(→森岡85分)、大黒。強力な攻撃力を持つG大阪に対してガチンコ勝負を挑んだサンフは、前半1分いきなり先制点を奪います。左からのCKを蹴った李のボールは鋭く中央へ。ここに後ろから飛び込んだガウボンがDFの前で頭に当ててゴール。チームトップタイに並ぶ8ゴール目を決めました。その後もサンフは積極性を失わず、服部の強烈なミドルシュートや駒野のクロスに合わせた佐藤寿のシュート等でガンバゴールを脅かします。そして14分、ガウボンからの折り返しを受けた李がGKの位置を良く見てループ気味のシュート。これが見事に決まって、サンフは怒涛の攻撃で2点をリードしました。
 しかし、殴られても殴り返すのが今年のガンバの強さの源。これですっかり目を覚ましたガンバに、直後に1点を返されます。前半15分、右サイドで駒野?が倒されボールを奪われ、そのままアラウージョが持込みシュート。ブロックに入った小村の足に当たったもののこれがかえって悪く、コースが変わったボールには下田も反応できずにゴールネットを揺らされてしまいました。
 これで一気に流れをつかんだガンバは、攻めの圧力を高めてきます。フェルナンジーニョとアラウージョの驚異的なキープ力に広島の選手が2人、3人と引き寄せられ、サイドをフリーにしてしまって抜かれるシーンが続出。特に茂原不在の影響か駒野が1対1にさらされることが多く、押し込まれる展開が続きます。そして前半26分、中盤からのロビングのパスで抜け出そうとした家長を駒野が倒します。足がかかっていたかどうか微妙でシミュレーションと取られても不思議でないシーンでしたが、主審の判定はPK。このボールを遠藤が冷静に決めて、同点に追いつかれてしまいました。その後もカサにかかって攻め込んで来るガンバ。サンフはベットや森崎浩のビルドアップからDFラインの裏を狙おうとしますが、ガウボン、佐藤寿へのパスが合わずに決定機を作れません。41分には佐藤寿がこぼれ球をシュートしましたが惜しくも枠を外れ、激しい攻め合いのまま同点で前半を折り返しました。
 後半、西野監督は怪我から復帰したばかりの二川を右WBに起用して勝負をかけてきます。サンフは立ち上がりこそガンバ陣内に攻め込みましたが、徐々に押し返されるとDFラインに張り付く時間が増えます。そして6分、森崎和が攻め上がろうとした瞬間にカットされ、左サイド深く侵入され遠藤がクロス。ゴール前中央でフリーになっていたアラウージョがこのボールを無駄にするわけもなく、頭で決められついにリードを許しました。
 絶対に負けるわけには行かないサンフは、その1分後に森崎浩がガンバの右サイドの裏に突破して決定的なクロスを入れ、佐藤寿が飛び込んだもののわずかに合わない、と言う場面を作ります。反撃の狼煙を上げた、と言って良いシーンでしたが、しかしその直後に森崎浩は天を仰いだまま立てず担架で運ばれてしまいました。急遽大木が投入されたもののつかみかけた流れは泡のように消え去り、ガンバの再びの攻勢にたじたじとなってしまいます。そして後半14分、今度は二川からのパスを受けたアラウージョがペナルティエリア内から思い切ったシュート。これがまたもやDFに当たって軌道が変わり、下田の反応の及ばない範囲に飛んでハットトリックを許してしまいました。
 これで完全に余裕を持ったガンバは、サンフの中盤をズタズタに引き裂いて何度もチャンスを作ります。小野監督は22分に早くも残った2枚のカードを切って勝負に出ますが、気持ちがダウンしたサンフの選手はゴール前で耐えるのが精一杯。下田が必死で奮闘するシーンばかりが続きます。しかしそんな時、フィールドプレーヤーでただひとり、諦めなかったのが佐藤寿でした。疲れた身体に鞭打って猛烈な頑張りを見せてピッチ上を走り回り、チームメイトを鼓舞します。そして森崎和、前田、大木らがこれに応えて、何とか1点でも取ろうと挑みます。しかし2点リードで落ち着いたガンバの守備は最後まで崩れることはなく、2-4の悔しい敗戦に終わりました。
 この試合を一言で表現するならば、「力負け」と言って良いと思います。サンフは小細工を弄せず、ガツンとぶつかりに行ってそのまま砕けた。2-4と言う結果は両チームの得点力、ここまでの勢いの差がそのまま出た、と言うことなのだろうと思います。優勝争いに顔を出そうというサンフレッチェにとって、この結果はこれまで築き上げた自信を打ち砕かれたような気分だったかも知れません。特に絶好調のアラウージョとフェルナンジーニョのキープ力と突破力、そして周りの選手をも使えるクレバーさは飛び抜けていて、ちょっとやそっとの組織力では何ともならないのではないか、と言う印象さえ受けました。ガンバがここで首位に立ったのはフロックでも何でもないこと、優勝を狙うにふさわしいチームである事を見せつけられたような気がします。
 ただ、このガンバも一朝一夕でできたチームでは無いことを忘れてはいけない、と思うのです。西野監督がこのチームの指揮を執ったのは2002年から。その年は1st stageに4位、2nd stageに2位と言う成績を収めたものの、翌年は1st stageは12位、2nd stageは7位に沈みました。その間に新井場が去り、吉原や宮本ら主力選手と監督との不協和音の噂もありました。そんな状況にサポーターが危機感を募らせ、チーム改善を求める署名活動までしていたものでした。しかしその間にガンバは休むことなく大黒、二川、橋本らを育て、着実にチーム力を高めてきました。そして昨年1st stageは4位、2nd stageは3位。アラウージョはあくまでラストピースで、その前に十分に準備してきた事がこの結果に繋がっている事を忘れてはならない、と思います。
 昨日は3位浦和も敗れたものの磐田が勝って、サンフは5位まで落ちてしまいました。そしてそれ以上に首位との勝ち点差が11になったことで、残り11試合で追いつくのは非常に厳しい状況になってしまいました。森崎浩が怪我をしてしまい(9/12付けのスポニチによると右足首の骨折)、小村は次節出場停止。大木も李も茂原も駒野も疲労がたまり、100%のパフォーマンスを見せるのは難しい状態です。ただ、だからと言ってここで諦めてはいけない。成長を止めてはいけないのです。ここで味わった悔しさを忘れずに、戦い続けることなしにはサンフレッチェの未来は開けない。サンフレッチェが上を狙うチームなのかどうかは、ここから問われることになるのです。
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