9/25〜10/1のSANFRECCE Diary


<05.10.1> 中国新聞によると、前節先発に復帰した大木は腰痛が再発したとのことで、出場が微妙だとのこと。新潟戦の後半のように、トップ下は茂原が務めることになりそうです。またFWの先発は佐藤寿、前田の「ちびっ子ツートップ」で行く可能性が強いようで、高さのある名古屋のDFラインに対して、速さとコンビネーションでかき回すことになります。名古屋との対戦は2001年以降は7試合勝ちが無いらしいのですが、いつも接戦でそれほど「苦手」と言うイメージはないはず。前節の「ビッグスワン初勝利」に続いて、今日もジンクス破りを果たして欲しいものです。
 今日の試合会場は広島ビッグアーチで、午後3時キックオフ。U-8, U-11のサンフレッチェカップ(9時半より広域公園補助競技場と第一球技場)、選手サイン会(1時から正面広場で先着100名様に整理券配布)、選手とハイタッチ(1時より正面広場で小中学生以下先着100名様に整理券配布)等のイベントがあります。先着プレゼントは「オリジナルドラムバッグ」を先着10,000名様に。サンフレッチェクラブ会員限定のプレゼントは、青山選手のフィギュア(先着3,000名様)となっています。また、試合前にリーグ戦100試合フルタイム出場を達成した服部選手への花束と記念品の贈呈も行われるとのことです。
 テレビ放送ですが、地上波、BSともに今日の予定は無く、録画放送は10/5(水)の午後10時(J SPORTS 1)までありません。ただし今節はネット中継(J's GOAL TV プレミアム)が予定されています。視聴できる人数には制限があるようですので、お申し込みはお早めにどうぞ。
<05.10.1> 昨日、高円宮杯グループリーグ第3戦を戦ったサンフレッチェ広島ユースは3-0で那覇西を下し、決勝トーナメント進出を決めました。この日のサンフレッチェユースのメンバーは、GK:金山、DF:中山、槙野、横竹、遊佐、MF:福本、柏木、保手濱(→野田65分)、FW:木原、平繁(→江本65分)、中野(→古本76分)。先制は前半29分で、中野が自ら突破してシュート、そのこぼれを平繁が押し込んだとのことです。追加点は後半17分で、GKのクリアボールを拾った平繁が見事なミドルシュートを決めました。3点目は後半28分で、野田のクロスからのチャンスで中野がドリブルから左足で決めた、と言うものだったようです。公式記録によると、広島のシュートは18本だったのに対して那覇西は5本。横竹、槙野のCBが強さを発揮して、実力差を見せつけての勝利だったとのことです。結局「死のグループ」と言われたF組はG大阪ユースが全勝で1位抜け。広島ユースは2位で決勝トーナメントに進みました。ラウンド16(10/2(日)13:15 しらこばと)の相手は、B組2位の大分U-18。(グループリーグの成績は1勝1分1敗:3-2FCみやぎバルセロナユース、1-3浦和ユース、1-1浜名高)。これに勝てば鹿児島実(A組3位)と前橋育英(C組1位)の勝者との対戦で、順調にいけば準決勝でG大阪ユースとの再戦となります。
 一方E組の広島観音は滝川二と対戦。前半早々に2点リードを奪ったものの直後に追いつかれ、後半は一方的に攻められ退場者まで出たものの何とか引き分けに持込みました。この結果グループ3位となったものの成績上位の4チームの中に入り、こちらも決勝トーナメント進出を決めました。ラウンド16の相手はA組1位の静岡学園。相手にとってはホームと言える藤枝での試合ですが、思い切ってぶつかって来て欲しいものです。
<05.9.30> 明日の第26節はホームに名古屋を迎えます。
 今季は第6節〜第11節に2位をキープしていた名古屋ですが、その後はずるずると後退して順位を10位にまで落としました。後半戦に入ってからの勝敗は次の通り。
18H ○2-0 磐田  【名】中村2
19A ●0-1 神戸  【神】三浦淳
20A △1-1 FC東京 【名】藤田、【F】今野
21H ●0-2 浦和  【浦】闘莉王、マリッチ
22A △2-2 横浜FM 【名】ルイゾン2、【横】グラウ、山瀬
23H ○4-0 柏   【名】ルイゾン2、杉本、豊田
24A ●0-2 大分  【分】高松、マグノ・アウベス
25H ●1-3 C大阪 【名】中村、【C】古橋、前田、西澤
 過去最長の3季目となったネルシーニョ監督ですが、チーム掌握には最後まで苦労していた様子で、ウェズレイとの対立、マルケスの退団でシーズン途中で主力を失いました。7月には藤田を、8月にはルイゾンを補強して何とか形は整えたものの、そのルイゾンも来た途端に移籍話が表面化。ようやくフィットして得点を量産し出した矢先に、本当にサントスに移籍してしまいました。そしてそれと前後してネルシーニョ監督も解任され、前節から中田仁司コーチが代行として指揮を執っています。優勝の望みは遥かに去り、降格の可能性もまだ現実味を帯びない位置に落ち着いてしまった名古屋にとって、監督解任は最後の劇薬、と言ったところ。しかし前節C大阪戦はミスの連発で主導権を握られ、一度は追いついたもののすぐに突き放されて無抵抗のままに敗れています。個々を見れば能力の高い選手ばかりなので油断は禁物ですが、今の勢いからいえば「勝たなければならない相手」だ、と言っても良いかもしれません。
 対するサンフレッチェですが、今のところ怪我などの情報はありません。「ウィニングチーム・ネバーチェンジ」の法則によれば前節のメンバーをそのまま起用するのが妥当ですが、中国新聞によると茂原をトップ下に入れる可能性もあるとのこと。とすると、こんな布陣になるかもしれません。
       下田

     小村 ジニーニョ
駒野             服部
       森崎和
   李       ベット
       茂原

    佐藤寿  ガウボン

SUB:上野、西河、高柳、大木、前田
 残り9試合で首位との勝ち点差は9。サンフが優勝の可能性を残すには、このまま勝ち続けることが必要です。ホームでは8/24の大宮戦以来勝っていないだけに、ぜひともここで勝利を見せて欲しい、と思います。
<05.9.29> 先日の新潟戦で、服部公太選手は100試合連続フルタイム出場を達成しました。この記録がスタートしたのは2002年2nd stageの第15節札幌戦。前節累積警告で出場停止だった服部は、左WBとして先発フル出場。チームメイトともにJ2降格の屈辱を味わいました。J2で戦った2002年はチームでただひとり全試合に出場。昨年も当然のようにフルタイム出場を続け、今年の第4節鹿島戦でそれまでの藤山の(参考)記録78試合を抜き、トップに立っていました。今年は夏のキャンプで右ひじ脱臼の大怪我を負いながら鹿島戦には当然のように出場して勝利に貢献。その後も素晴らしいパフォーマンスを見せ続けています。2002年までは警告も少なくはなかった服部ですが、ここ数年は年間1つか2つ。相馬、栗田の正式記録の更新(残り19試合)もほぼ間違いないのではないでしょうか。なお、ここまでの通算記録は次の通り。

順位

試合数

選手

期間

100試合

服部公太(広島)

2002年J1-2nd15節〜2005年J1-25節

78試合

藤山竜仁(FC東京)

1999年J2-19節〜2001年J1-2nd15節

1位

73試合

相馬直樹(鹿島)

1998年J1-1st1節〜2000年J1-1st9節

1位

73試合

栗田泰次郎(水戸)

2003年J2-1節〜2004年J2-29節

3位

71試合

坪井慶介(浦和)

2002年J1-1st1節〜2004年J1-1st11節

69試合

奥野誠一郎(大宮)

2003年J2-22節〜2005年J1-2節

4位

68試合

鷲田雅一(山形)

2002年J2-13節〜2003年J2-36節

5位

65試合

トニーニョ(清水)

1994年J-1st5節〜1995年J-1st25節

62試合

サンドロ(FC東京)

1999年J2-19節〜2000年J1-2nd11節

6位

56試合

青葉幸洋(甲府)

2002年J2-4節〜2003年J2-15節

6位

56試合

飯島寿久(川崎F/福岡)

2001年J2-16節〜2002年J2-27節

*はリーグがまたがることによる参考記録。
<05.9.28> 昨日日本サッカー協会はラトビア・ウクライナ遠征を行う日本代表を発表し、広島から駒野が選ばれました。今回選出されたのは次の21人。
【GK】土肥(FC東京)、川口能(磐田)、楢崎(名古屋)
【DF】田中誠(磐田)、箕輪(川崎F)、三都主、坪井(浦和)、駒野(広島)、茂庭(FC東京)
【MF】中田英(ボルトン)、中村(セルティック)、本山(鹿島)、中田浩(マルセイユ)、
    稲本(ウェストブロミッチ)、小野(フェイエノールト)、村井(磐田)、松井(ルマン)
【FW】鈴木(鹿島)、柳沢(メッシーナ)、高原(ハンブルガーSV)、大久保(マジョルカ)
 Jリーグオールスターと同時期に行われる遠征ということで、「欧州組」のほぼ全員が招集されている一方で、宮本、中澤ら「国内A組」のほとんどのメンバーはお休み。事前の噂ではDF陣はラトビア戦のみ欠場しウクライナ戦から合流するのでは、とのことでしたが、どうやらそれも無さそうです。特に加地は足首の状態が悪くオールスターもリーグ戦も欠場の可能性があるようなので、駒野としてはレギュラー奪取の絶好のチャンスだ、と言えそうです。
 ところで、今回の代表発表で最大のサプライズは箕輪の初選出でしょう。ユニバ代表の実績を引っ下げて99年に磐田入りしたものの翌年のシーズン途中に川崎Fに移籍。昨年までのJ1出場はその年の1試合だけで、その後はずっとJ2でプレーしていました。しかし今年は出場停止の1試合と突発性難聴で欠場した3試合を除く21試合に出場し、187cmの長身を生かした守備で川崎Fの躍進に貢献してきました。個人的には特に強い印象はないのですが、中澤の不在でDF陣の高さに不安がある、ということで選ばれたのかも。ホンジュラス戦以降は新たなメンバーは呼ばない、と言っていたはずのジーコ監督ですが、今後もこのような突発的な招集があるのかもしれません。
<05.9.27> 一昨日ビッグスワンで行われた第25節新潟戦は、前半42分の前田のゴールを守り切り1-0で連敗脱出。上位進出の可能性を残しました。
 小村、大木のベテラン2人が復帰したサンフは、久々に前田を先発から起用して次の布陣で戦いました。
       下田

     小村 ジニーニョ
駒野             服部
       森崎和
  茂原(→西河88分)ベット
       大木(→李58分)

    佐藤寿   前田(→ガウボン45分)

SUB:上野、高柳
 新潟はエジミウソン、萩村が出場停止で、GK:野沢、DF:アンデルソン・リマ、高橋、喜多(→梅山45分)、菊地、MF:桑原、ファビーニョ、本間(→岡山65分)、FW:上野、寺川(→末岡80分)、鈴木慎。立ち上がりはどちらかと言うと新潟ペースで、左からの鈴木慎の突破や右からのアンデルソン・リマのクロスでチャンスを作ります。12分にはカウンターからファビーニョのシュート。15分には左からのCKに上野がファーで合わせましたがシュートミスで難を逃れます。しかし21分、大木がGKからのパスを受けたDFにチャレンジしてボールを奪い、GKもかわしてシュート性のクロスを入れたもののポストに当たる、と言う超決定機を作ります。ここは飛び込んだ佐藤寿も合わずに得点にはなりませんでしたが、しかしこれで試合の流れが劇的に変わります。26分には前田が右サイドを突破してクロスから大木のシュート。28分にはスローインのボールを受けた佐藤寿がペナルティエリア内で反転してシュートし、大木、前田が続けざまにシュートします。サンフは前田が良いアクセントとなって攻撃を構築し、新潟を押し込みます。そして42分、ベットのスルーパスで抜け出した服部がダイレクトでクロス。これを佐藤寿がDFと競り合いながら落とし、GKの前に身体を入れた前田が頭で押し込み先制点を奪いました。その後もサンフは攻め手を緩めず1-0で前半を折り返しました。
 後半からストッパー入れ替えて守備を修正した反町監督に対して、小野監督は大活躍だった前田に代えてガウボンを投入します。この積極采配に選手が応え、開始早々にベットのスルーパスを受けた佐藤寿がシュート。12分には森崎和がミドルシュートを放つなど追加点を奪いに行きます。新潟は両サイドからのクロスで崩そうとしますが、下田とジニーニョ、小村の守備陣はシュートチャンスすら与えません。疲れの出てきた大木に代えて李を投入した後は完全に広島ペースで、中盤で次々と新潟のボールを奪って速い攻撃を仕掛け、ペナルティエリアに釘付けにします。25分にはガウボンが落としたボールをベットがシュート。27分にはカウンターから茂原が、そのこぼれをガウボンがシュート。29分には李のパーフェクトなクロスに服部がヘッドで狙い、30分にも駒野のクロスにガウボンが走り込みましたが枠外に外れます。新潟は28分に鈴木慎が強烈なミドルシュートを放ち下田が横っ飛びでセーブしましたが、ピンチらしいピンチはそのシーンだけ。広島陣内にボールを運ぶことすらできず、終盤にはロングボールを放り込みに来ましたがこれも問題なし。後半は得点こそ入らなかったもののシュート数9対1という数通りの内容差で、サンフは堂々と1-0で逃げ切りました。
 上位対決に2連敗。リーグ最少失点の守備が崩壊し、暫定ながら順位も8位に後退していた試合前のサンフレッチェ。その上、ビッグスワンは昨年も一昨年も3失点を喫して敗れた「鬼門」とも言えるスタジアムで、ここでの試合は今季を左右する正念場、とも言えるものでした。この試合は勝つことはもちろん、内容的なものも問われる戦いでした。そしてそこでサンフレッチェの監督と選手たちは、最高の「回答」を見せてくれた、と思います。得点こそ1点でしたが、中盤で相手の攻撃を次々と潰し、ボールをしっかりつないで決定機を量産するなど内容差は圧倒的。試合終了後には新潟サポのブーイングが響いていたそうですが、それも当然と言えるほどの差だった、と思います。今節は磐田、千葉、C大阪が勝ったため順位は7位までしか上がりませんでしたが、3位との勝ち点差は2で首位との勝ち点差は9。まだまだ上位進出、そして優勝争いの可能性が残っていることを示した、貴重な勝利だったと言えるのではないでしょうか。
 そしてその原動力となったのは、前節は先発できなかった小村、大木、前田の3人でした。小村は新潟のロングボールが飛ぶところはどこにでも現れる、と言う感じ。またその闘志も一級品で、特に後半33分に寺川のバイシクルシュートを顔で受けたにも関わらず、何気ない表情で守備に戻ったのには驚きました。大木もまたクレバーなプレーで貢献。前半21分の決定機に決めれなかったのは残念ですが、しかしそれを作り出したのは彼の読みの鋭さのなせるものだった、と言えるでしょう。更に前田はゴールのみならず何度も決定的なシーンを作り、そればかりか守備でも走り回って相手を混乱に陥れました。彼らを先発から起用した小野監督の采配とともに、この勝利に不可欠な要素でした。更にその他の選手たちも1人としてサポることなく、最後までピッチ上を走り回りました。前線で相手にプレッシャーをかけ続けた佐藤寿。中盤を制圧した茂原、李、ベット、森崎和。新潟の誇る両サイドを押し込んだ駒野と服部。そして守備の要として一度も破綻しなかった下田とジニーニョ。チーム全体として戦うサンフレッチェのサッカーを、最大限に表現できたからこその勝利だった、と言えるでしょう。この勝利は、逆襲に向けての狼煙です。ここから9試合、全て勝つつもりで戦って欲しい、と思います。
<05.9.26> 高円宮杯の第2戦が昨日雨の中で行われ、宿敵・G大阪ユースに0-3で敗れてしまいました。この日のサンフレッチェユースのメンバーは、GK:金山、DF:中山(→野田)、横竹、槙野、遊佐、MF:福本(→江本)、保手濱(→佐藤)、柏木、FW:木原、中野、平繁。開始早々の4分に横谷のゴールで先制を許したものの、その後は拮抗した展開だったとのこと。しかし後半20分頃に中山が負傷して交代し、その直後に岡本のゴールで2点のリードを許します。サンフレッチェユースはその後前懸かりに攻めたものの終了間際に星原に決められ、悔しい敗戦となりました。なお、同グループのもう一つの試合は那覇西が2-0で横浜FMユースを下しています。この結果G大阪ユースの2位以上が決まり決勝トーナメント進出が決定。サンフレッチェユースは那覇西に引き分け以上が勝ち抜きの条件となりました。
 一方、グループEの広島観音高はヴェルディユースに0-4で敗れて得失点差で3位に後退しました。こちらは最終戦の滝川二高に勝てば2位以上が決まり、引き分けでも他のグループの結果次第で決勝トーナメント進出の可能性が残ります。
<05.9.25> ホットニュースによると、前節のメンバーから桑田、吉弘、茂木が外れて小村、大木、高柳が入っていて、ほぼベストメンバーが組めそうです。一方の新潟は攻守の軸が出場停止でメンバー的に苦しいようですが、「広島で0-5で負けていることもあり、気持ちを入れて向かってくるだろう。我々の思うようにはやらせてくれない」(小野監督)のは間違いないところ。4万人の観客に圧倒されることなく、自分たちのサッカーを貫いて勝ち点3を取って欲しいものです。
 今日の試合会場は新潟スタジアムビッグスワンで、午後3時キックオフ。サンフレッチェとの相性の悪いNHK-BSでの生中継(今季は0勝4敗)がありますが、新潟も決して相性は良くない(今季1勝4敗)ので大丈夫?でしょう。WEBLOGで速報をやりますので、現地に行けない&BSを見れない方はそちらをどうぞ。
<05.9.25> 昨日サテライトリーグD組のサガン鳥栖戦が行われ、スコアレスドローに終わりました。サンフレッチェのメンバーは、GK:佐藤昭、DF:中尾、池田、吉弘(→入船3分)、吉田、森脇、MF:桑田、木村、高萩、FW:茂木、盛田。吉弘は開始早々に怪我でピッチを後にしたとのこと。大怪我でなければ良いのですが。
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