9/4〜9/10のSANFRECCE Diary


<05.9.10> ホットニュース等によると、今日は久々に高柳がベンチ入り。小野監督は「前半から飛ばして...バテる選手も出てくるだろう...途中交代でもどのポジションもこなせるし」と語っていますが、代表招集などで疲れのたまっている駒野の調子が上がらない場合の「代役」と言う意味もありそうです。またスポニチによると森崎浩の調子も上がって来て先発の可能性もある、とのこと。筋肉を痛めていた(らしい)大木は復帰しているものの90分戦うのは難しいだけに、前回の対戦でゴールを決めた森崎浩の動きがカギとなりそうです。
 今日の試合会場は万博記念陸上競技場で、午後7時キックオフ。今日の大阪地方は晴れのち曇りの予報で、まずまずのコンディションで戦えそうです。また今日は久々にJ SPORTS 1(スカパーch306)で生放送があります。Jリーグに関心のある全ての人が注目の大一番。何としてでも勝って、優勝争いに食らいついて欲しいものです。
<05.9.9> 明日はアウェイでG大阪と対戦します。
 HOT6で一気に首位との差を詰めたG大阪は再開後も1敗の後3連勝。浦和と引き分けた鹿島を抜いて、ついに5年ぶりに首位に立ちました。
13H ○7-1 東京V 【G】アラウージョ3、大黒2、フェルナンジーニョ、宮本、【V】ワシントン
14A ○2-1 広島  【G】アラウージョ2、【広】森崎浩
15H ○3-2 柏   【G】宮本、フェルナンジーニョ、山口、【柏】小林、明神
16A ○2-0 大分  【G】山口、遠藤
17H △3-3 清水  【G】フェルナンジーニョ、アラウージョ2、【清】太田、チョ2
18H ○4-1 C大阪 【G】アラウージョ2、橋本、遠藤、【C】鶴見
NQA ○3-0 C大阪 【G】シジクレイ、橋本、家長
NQH △2-2 C大阪 【G】フェルナンジーニョ、アラウージョ、【C】ゼ・カルロス、古橋
19A ●2-4 新潟  【G】アラウージョ、大黒、【新】桑原、エジミウソン2、鈴木慎
20H ○3-1 磐田  【G】フェルナンジーニョ、アラウージョ2、【磐】前田
21H ○3-2 横浜FM 【G】渡辺2、大黒、【横】坂田、大島
NSH ○1-0 横浜FM 【G】アラウージョ
22A ○1-0 東京V 【G】アラウージョ

※NQはナビスコ杯準々決勝、NSはナビスコ杯準決勝。
 G大阪の強さの源がアラウージョを中心とした攻撃陣にあることは間違いないのですが、最近は守備の粘り強さも出てきたようで2試合連続完封勝利を飾っています。特に前節は東京Vに攻められながらも宮本、シジクレイを中心に踏ん張って、終了間際の勝ち越しゴールで勝利しました。Jリーグ開幕からここまで一度も優勝の美酒を味わったことのないG大阪ですが、今年はリーグ戦とナビスコ杯の2冠のチャンス。広島、柏、鹿島と続く9月ラウンドを制して、首位固めと行きたいところなのではないでしょうか。怪我で戦列を離れていた松代、二川が復帰する、と言う情報もあり、死角はありません。
 対するサンフですが、後半戦は3連勝で立ち上がったものの川崎Fと千葉に引き分けて一休み。首位との勝ち点差は8となっています。前節膝の怪我のため欠場したベットは、携帯サイトによると練習には復帰して全力プレーを見せていたとのことで、明日の出場は問題なさそう。また8月に太ももを2度も痛めた茂木もミニゲームでゴールを奪うなど復調をアピールしているとのことで、ベンチ入りの可能性があるとのこと。更に森崎浩もようやく調子が上がって来ているようで、練習では鋭い左足からのシュートを連発していたそうです。大木が筋肉を痛めているとの噂があるものの、明日はほぼベストメンバーで臨む事ができそうです。
       下田

   ジニーニョ  小村
駒野            服部

       森崎和
   茂原      李
       ベット

    佐藤寿 ガウボン

SUB:上野、西河、森崎浩、前田、茂木
 Jリーグは残り試合が明日を含めて12。仮にG大阪に敗れると、首位との勝ち点差が11に開いて残り試合数と同じになってしまいます。逆に勝てばG大阪との勝ち点差は5。こちらは鹿島次第ではあるものの、一気に首位との勝ち点差を縮めるチャンスでもあります。サンフレッチェにとってもG大阪にとっても非常に重要な明日の大一番。「我々が優勝するにふさわしいチーム」(小野監督)であることを、ぜひとも示して欲しいと思います。
<05.9.8> 昨日日本代表は宮城スタジアムでホンジュラス代表と親善試合を行ない、5-4で逆転勝ちしました。
 試合は序盤からホンジュラスのペース。高いキープ力にプレッシャーをかけることができず、ボールを回されてDFラインはズルズルと下がるばかり。必然的にバイタルエリアが空いてそこを使われてホンジュラスの攻勢を止める事ができません。1対1で勝てない上に守備の連係が曖昧では点を取られるのは必然で、前半8分には早くも左サイドをあっさりと崩されて最初の失点を喫してしまいました。続いて27分にもまたもや三都主が抜かれて決定的シーンを作られ2失点目。33分に高原のゴールで追いすがったものの、前半ロスタイムには中田英のミスからボールを奪われ3失点で前半を折り返しました。後半は3分にセットプレーから柳沢がヘディングシュートを決めましたが、その直後に相手左サイドの突破を加地がファウルで止めることすらできずにぶち抜かれて失点。後半の後半は足が止まったホンジュラスから3点を奪って逆転で勝ったものの、課題が噴出したゲームだった、と言えるのではないでしょうか。
 試合後にホンジュラスのデラバス監督は「日本はワールドカップを目指す上で、オフェンスだけでなくディフェンスにも力を入れるべきだと思う。日本の将来のため、そして本大会での成功を願って、あえて言わせていただいた」と語っていましたが、まさにその通りでしょう。ホンジュラスの選手の技術の高さが予想以上だったのかもしれませんが、それにしても連動性が全くないに等しい守備にはがっかりでした。また両SBの1対1の弱さも致命的。特に三都主は相手のドリブルとパス回しに棒立ちになるシーンが目立ちました。そもそも守備組織が崩壊していたので駒野だったら大丈夫だった、とは言いませんが、それにしてもあれではやられすぎ。3バックならともかく4バックで三都主を使うのだけは勘弁して欲しい、と改めて思いました。
<05.9.7> 日本サッカー協会は一昨日、仙台カップ国際ユースに参加するU-18代表を発表し、サンフレッチェユースからは槙野、柏木が選ばれました。今回のメンバーは次の通り。
【GK】林(流経大柏高)、秋元(横浜FMユース)
【DF】福元(大分U-18)、槙野(広島ユース)、堤(浦和ユース)、内田(清水東高)、
    伊藤博、安田(G大阪ユース)
【MF】梅崎(大分)、横谷(G大阪ユース)、柳澤(柏U-18)、山本(清水ユース)、
    柏木(広島ユース)、青山(名古屋)、松本(青森山田高)
【FW】河原(新潟)、ハーフナー(横浜FMユース)、森本(東京V)
 先月行われたSBSカップのメンバーから森野(市船橋高)、中川(四日市中央工高)、森重(皆実高)、長谷川ア(横浜FMユース)、伊藤翔(中京大附中京高)、長谷川悠(流経大柏高)が外れ、伊藤博、安田、横谷のG大阪ユース勢が加わっています。このチームは9/12に仙台育英高とトレーニングマッチを行ない、9/15〜19にU-18クロアチア代表、U-18ブラジル代表、U-18東北代表と対戦します。
<05.9.6> 昨日、サンフレッチェクラブからようやく「assist」の2005夏号が届きました。表紙は、満面の笑顔の大木選手。トップ記事はその大木選手で、彼のスパイクに対するこだわりを紹介しています。
 続く記事は、「広島に棲む、カナリアたち」と題して、広島の快進撃を支えるブラジル人、ジニーニョとベットの対談です。お互いのブラジルでの出会いから始まって、広島での生活について、日本人について、そしてチームメイトについて等、いろいろと語っています。またこれに続いて、若手ストライカーの茂木、前田とキャプテン・森崎和が対談しています。
 ビッグアーチに行くと真っ先に観客を出迎えるのが、「広島市スポーツイベントボランティア」の皆さん。ホームゲームを縁の下で支える方々に1日密着取材して、その素顔に迫っています。
 モノクロで6ページを割いているのは小野監督のインタビュー。今回はサンフレッチェの事を離れて、彼のサッカー観について、世界のサッカーの流れや好きな選手の話なども絡めながら縦横に語っています。これに続くのは、「ビッグアーチへラクラクアクセス」「2005ゲームスケジュール」「チケット購入方法」の3つの情報。topicsとして、8/13に行われたファン感謝デーと、そこに出演した歌手・神園さやかさんをレポートしています。また「この秋、あなたもアウェイデビュー」と言う記事では、大分戦を題材にしてホームにないアウェイゲームの魅力を紹介。団体でアウェイに乗り込むバスツアーのお勧めをしています。更に4人のサポーターの方(URSUSのmitonyさん、携帯サイト「超ワールドサッカー」でコラムを執筆する白川さん、関東在住で2年連続全試合観戦中の石井さん、バックスタンドから見守っている下山さん)がそれぞれの立場からサンフレッチェに対する思いを綴っています。そしてモノクロページの最後では、フィオレンティーナとの親善試合について紹介しています。
 後ろのカラーページには、再びブラジル人プレーヤーが登場。バーベキューパーティーの様子や過去に在籍したブラジル人プレーヤーを紹介し、ベットの奥さんと母親も出てきます。囲み記事には「カナリアじゃないけど 中尾真那インタビュー」もあります。その後の記事では、上野選手が愛車RX−8とともに登場しています。
 「ビッグアーチうまいもんMAP」「キリンビールおすすめのうまい店」、そしてサッカーに適したメガネ等のお役立ち情報、服部選手に聞くクロスボールの秘密、読者プレゼント、そしてU-18代表の森保コーチへのインタビューなど、全48ページにはサンフレッチェ情報が盛りだくさんの「assist」は定価350円。お買い求めの方は、オフィシャルネットショップe-vpointからどうぞ。
<05.9.5> Jリーグのユースチーム同士がチャンピオンを争う「Jユースサハラカップ」(タイガー魔法瓶がスポンサーについてこんな名前になったらしい)のサンフレッチェユースのグループリーグ初戦が昨日行われ、アウェイで鳥栖U-18に7-1で快勝しました。この日のユースのメンバーは、GK:金山(→兼田77分)、DF:中山、田中(→佐藤68分)、槙野、横竹、MF:福本、遊佐、木原(→保手濱75分)、FW:中野(→藤澤63分)、江本(→篠原54分)、平繁。得点は19分平繁、22分江本、38分平繁、48分平繁、55分平繁、72分木原、89分槙野でした。これまで期待に押し潰されて?不振に喘いでいた平繁が4得点と大爆発したことは、23日から始まる高円宮杯に向けて好材料だと言えるのではないでしょうか。
<05.9.4> 昨日ビッグアーチで行われた第22節千葉戦は、後半早々に先制されたものの追いつかれ、2試合連続のドローに終わりました。
 練習中に右膝を負傷したベットが欠場したサンフは、4試合ぶりに李を先発で起用してたぶん次のような布陣だったと思われます。
       下田

   ジニーニョ  小村
駒野            服部

       森崎和
   茂原      李(→桑田81分)
       大木(→森崎浩63分)

    佐藤寿 ガウボン(→前田75分)

SUB:上野、西河
 対する千葉はポペスクが久々に先発復帰して、GK:立石、DF:斎藤、ストヤノフ、結城(→林55分)、MF:坂本、阿部、佐藤勇、ポペスク(→工藤53分)、山岸(→中島81分)、羽生、FW:巻。右サイドに坂本を配して服部対策とし、左は山岸と佐藤勇が駒野をケアする、と言う布陣だったそうです。携帯サイトによるとそのため中央が空くことが多く、それを突いて前半はずっとサンフレッチェのペースだったとのこと。速い出足で中盤を制して、何度も相手ゴールに迫りました。25分にはガウボンがDFラインの前から思い切って左足を振り抜いて、GKの横を抜いたもののポストを直撃。33分には森崎和のスルーパスに大木が飛び出し、37分には服部のクロスに佐藤寿がわずかに合いません。千葉は巻のヘディングや阿部の強烈なボレーシュートなどがサンフゴールを襲いましたが下田が冷静に対処して、前半は広島ペースで折り返すことになりました。
 後半立ち上がり、右サイドの深い位置からのジニーニョのフィードボールにガウボンが走ったものの、DFが身体を入れてGKがキャッチするか、に見えました。しかしDFの後ろから長い足を伸ばしたガウボンが先にボールに触れるとそのボールは立石を抜いてゴールへ。ガウボンの粘りがサンフの先制点をもたらしました。
 リードを許した千葉は動きの悪かったポペスクに代えて工藤を投入。更にDFを1枚外して「2バック」にして攻勢をかけてきます。とても中2日で遠征してきたとは思えない運動量に押し込まれたものの、サンフはカウンターから何度かチャンスを作り森崎浩の決定的なシーンなどもあったそうです。しかし後半29分、サンフが攻め入ったシーンで佐藤寿が倒された時、ファウルか、と思って足が止まった瞬間に千葉がカウンターからペナルティエリアに侵入し、羽生が走り込んだ山岸にパス。このボールには駒野?が先に触ったもののクリアのボールが走ってきた山岸の足に当たり、これが下田の意表を突いたシュートになってゴールネットを揺らされてしまいました。その後サンフは前田と桑田を投入して前線に起点を作って何度かチャンスを作ったものの決めきれず、そのまま終了のホイッスルを聞くことになりました。
 この試合のポイントは、水曜日に試合をしたばかりの千葉に対してサンフが主導権を取れるかどうか、と言うことだったと思います。そしてその結果は半々、と言ったところで、前半はまずまずだったものの後半は押し込まれてしまいました。特に後半の千葉はオシム監督自身が「それにしても、ウチの選手たちは、疲れていたはずなのに、あれだけ動くことができた。そのことには、とても驚いている」と語ったほどだったそうです。ただ選手インタビューなどを見ると、水曜日に戦ったことは決してマイナスばかりでなく、むしろ浦和相手に良い勝ち方をしたことでチームの良いムードを持続できたことがプラスに働いたようです。小野監督も言っているように「我々のチームは着実に良くなっている」ものの「もう一つ高めないといけない」のも確か。上位の争いに生き残るためにはライバルに負けないこと、勝ち点を1でも拾うことが重要なので、そう言う意味では悪くない結果だった、と言っても良いのかも知れません。昨日は鹿島と浦和が引き分け、G大阪が勝って上位陣に変動がありましたが、これからもっともっと縺れて行くはず。そこに食らいついて行くことでチームが成長していくこと。今のサンフにはそれこそが一番重要なのではないかと思います。
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