1/29〜2/4のSANFRECCE Diary


<06.2.4> グアムキャンプ13日目の昨日は雨が降ったり止んだりの不安定な天気の中で、チーム戦術の入り口となるグループ戦術を磨き上げる練習を行っていたそうです。携帯サイトによると、特に凄かったのは午後に行われた4対3の練習。3人のDF(+GK1人だと思われる)に対して攻撃側の3人がチャレンジする、というもので、単純にボールを奪いに行くだけでなく3人がチェーンのように繋がって連動することが求められると言う、身体的にも頭を使うと言う点でも消耗の激しい練習だったそうです。その中で特に光っていたのがベットとウェズレイのコンビだったそうで、前線に張るだけでなく中盤に下がったりサイドに流れたりするウェズレイにボールを預け、空いたスペースにベットが走り込むと言うシーンが度々見られたそうです。またこれに森崎浩が絡むと更に素晴らしいプレーが見られたとのこと。今日は初の対外試合が新潟との間で行われる予定ですが、そこでこの3人がどのように相手に挑むのか、あるいはここに上野や前田がどのように絡むのか、なかなか興味深い試合となりそうです。
<06.2.4> 日本サッカー協会は昨日、下田崇選手を日本代表のアメリカ遠征に追加招集する、と発表しました。宮崎でキャンプ中の日本代表は厳しい練習が災いしたか負傷が増えているようで、特にGKに怪我人が続出。曽ヶ端、土肥が怪我のためアメリカ遠征帯同を断念したため、都築(浦和)とともに下田が追加招集されたものです。ジーコ監督の日本代表の「序列」の中では5番目と6番目になるであろう下田、都築の両選手ですが、これから半年で何があるかわからないわけですし、精一杯アピールしてきて欲しい、と思います。
 なお、昨日は鵬翔高との練習試合を行った日本代表ですが、駒野、佐藤寿の2人はサブ組のメンバーとして2本目に出場しました。J's GOALによるとチームの出来は2本目の方が良かったとようで、佐藤寿は得点こそ無かったものの「持ち前の速さと裏に抜ける鋭さをしばしば見せていた」のだそうです。アメリカ戦での先発の可能性は薄いと思いますが、途中からのチャンスは必ずあるはず。1週間後の試合では、何としてでも決めて欲しいと思います。
<06.2.4> サンフレッチェは昨日、横浜FCを退団した佐藤一樹氏がユースコーチに就任する、と発表しました。佐藤氏は97年に筑波大から横浜フリューゲルスに入り、合併後の横浜FMから京都、大分、横浜FMを経て2004年はサンフレッチェでプレー。リーグ戦3試合、ナビスコ杯1試合の出場にとどまったものの、サテライトでも腐らずに練習に打ち込む姿勢は若手選手たちのお手本となっていました。佐藤氏は指導者としてはここがスタートとなりますが、森山監督のもとでいろいろと学んで、今度は高校生たちのお手本になって欲しい、と思います。
<06.2.3> グアムキャンプ12日目の昨日は、午前中は休日開け恒例の「センパチ」(1000m×8本のランニング)でスタート。午後は「シュート練習とミニゲームを中心に、フィニッシュの精度とアイディアを磨いた」(携帯サイトによる)のだそうです。若手のポジション取りへの意欲はチーム全体を刺激しているようで、練習後にはウェズレイが居残りでFKの練習を行ったほか、ランニング嫌いのベットまでが宿舎まで30分の道のりを走って帰ったのだとか。これまで怪我人もなく来ていて、非常に順調だと言って良さそうです。
<06.2.3> 一昨日行われたカタール国際の決勝で、U-19日本代表は0-0からのPK戦で韓国を破り、昨年の雪辱を果たしました。この試合の日本のメンバーは、GK:林、DF:内田、槙野、福元、堤、MF:梅崎(→伊藤106分)、青山、田中、柳澤(→安田85分)、FW:森島(→長沢72分)、河原(→青木52分)。韓国の高い個人技を生かした攻撃を警戒した日本は、前半は意識的に長いボールを使い、後半からフレッシュな選手を投入して攻めに出る、と言う戦い方を意図していたそうです。その結果守備は安定したものの攻撃はやや単調で、サイドからの放り込みに終始。特に後半途中に韓国が退場のため2人少なくなり、引いた相手をなかなか崩せない、と言う展開になってしまったそうです。最後のPK戦は林の奮闘で勝ちを収めましたが、内容的に良い結果、とは言えなかった様子で、優勝したことによる自信とともに課題も見つけた今回の遠征だったようです。
<06.2.2> サンフレッチェは昨日、木村達朗選手のツエーゲン金沢への移籍を発表しました。地元広島市出身の木村は、ユースのエースストライカーとして活躍したのち、2003年にトップ昇格。1年目は試合出場がなかったものの、2年目はリーグ戦4試合とナビスコ杯1試合、3年目となった昨年もリーグ戦3試合、ナビスコ杯1試合に出場しました。ユース時代には決定力の高いストライカー、と言う印象でしたが、プロでは1.5列目で起用される事が多くいまひとつ特徴を生かせなかった、と言う感じで、サンフレッチェでは結果を残すことができませんでした。しかし苦しい立場に置かれても真面目に練習に取り組む姿は小野監督も高く評価していたようで、その姿勢はきっとどこかで報われるはず。ツエーゲン金沢はJリーグを目指して立ち上がったばかりのアマチュアチームで、当面は仕事をしながらプレーすることになると思いますが、夢を諦めないで頑張って欲しい、と思います。
<06.2.1> グアムキャンプの10日目、第2クールの最終日となった昨日は今季初めてフルコートでの紅白戦を20分×2本で行いました。チーム戦術はまだまだこれからという事で、目的はここまで取り組んで来た1対1の確認。移籍組や若手が競い合って、なかなか良い感じのゲームとなっていた模様です。携帯サイトによるとこの中で生まれたゴールは4つで、1点目はウェズレイ。青山が奪ったボールを受けてそのままドリブルで持込み、左足で豪快にぶち込んだそうです。2点目は上野で、森崎和のスルーパスを受けた大木がドリブルでDFを引きつけてパス。このボールに上野が飛び込み、シュートがDFに当たってそのままゴールになりました。3点目と4点目はいずれも前田。自ら得たPKを決めたのに続いて、逆サイドに開いた森崎浩を囮に使いながらループシュートを決めた、とのことです。この中で特に目立っていたのがウェズレイだったそうで、20分間のうちに放った4本のシュートはいずれも素晴らしいもので、前線からの守備も良かったそうです。また得点を奪った上野、前田はもちろんのこと、大木や森崎浩も素晴らしいプレーを連発していたとのこと。怪我から復帰した下田、青山の活躍も光ってようで、グアムキャンプはここまで順調に来ていると言って良さそうです。
<06.2.1> 一昨日行われたカタール国際の準決勝でU-19代表はドイツを破り、決勝に進出しました。メンバーは、GK:林、DF:内田、槙野、福元、堤、MF:梅崎(→森重81分)、青山、田中、柳澤、FW:青木(→河原66分)、伊藤(→森島46分)。前半は相手にボールを支配されて攻め込まれるシーンが多かったようですが、「最後の最後は福元とゴール前を固めてフィジカルで守った」(槙野。J's GOALによる)ことで後半につなげます。そして65分、青木のパスを受けた森島がGKにシュートを当てたものの落ち着いて押し込み先制点を挙げると、84分には内田のパスを受けた森島がループを決めて突き放します。終了間際にドイツのパワープレーに押し込まれPKを与えて1点差に迫られたものの、最後はしっかりと守って逃げ切りました。決勝は今日、韓国との対戦となります。
<06.1.31> グアムキャンプの9日目となった昨日は、午前中はステップ、ジャンプ、スラローム等のサーキットトレーニング。そして午後はクロスカントリーの予定から一転してプールでのリカバリー。厳しい練習の連続で疲労がたまっていることを考えて、軽めのメニューとなったそうです。
<06.1.31> サンフレッチェは昨日、高木和正選手のFC岐阜への移籍を発表しました。香川西高出身の高木は強化指定選手を経て2003年に広島入り。第10節の福岡戦で鮮烈なデビューを飾ると、その後は22試合にベンチ入りし、11試合に出場するなど実績を積み重ねました。そして翌年は背番号も若返って飛躍が期待されましたが、リーグ戦2試合とナビスコ杯2試合の出場にとどまりベンチ入りもできなくなります。そこで昨年は山形に期限付き移籍して環境を変えてチャレンジしましたがわずか8試合の出場にとどまり、シーズン後には山形からも広島からも戦力外となってトライアウトに参加していました。
 高木と言えば、今でも思い出すのはデビューした福岡戦。後半途中から大木に代わってピッチに入ると、細かいタッチのドリブルで次々と相手選手をぶち抜いて勝利に貢献しました。またその後も途中出場からリズムを変える役割を果たし、将来性を感じさせるプレーを見せていました。しかしその後伸び悩んだのは、プロとしての武器を確立できなかったから、なのかも。切れ味の鋭いドリブルも、得意だと言っていた正確なキックも、その後のプロの舞台で輝くことはありませんでした。
 FC岐阜は東海リーグ1部に昇格したばかりのチームながら、Jリーグを目指して積極的な活動を行っています。森山泰行選手と伊藤哲也選手と2人の元サンフレッチェの選手を初めとして多くの元Jリーガーを所属していて、岐阜県から初めてのプロクラブを生み出そうとしています。高木はU-17代表からU-18代表、U-19代表に選ばれ、昨年はU-21代表としてトゥーロン国際に出場するなど才能があることは間違いないのですから、これを最後のチャンスだと思って頑張って欲しい、と思います。
<06.1.30> グアムキャンプ8日目は、午前中は300m×20のランニングと筋トレのハードメニュー。午後は3対3、7対7のミニゲームを行ったそうです。その中で、注目の選手として携帯サイトが取り上げたのは吉弘、中国新聞は八田でした。吉弘は昨年シーズン当初に怪我を負い、驚異的な回復でワールドユース代表の座を射止めたものの出場機会はなし。チームでもなかなかチャンスを与えられず1試合の出場に終わりましたが、3年目の今年を勝負の年と考えて歯を食いしばって厳しい練習に耐えているそうです。特に西河との「ライバル対決」では「互いの意地と意地、闘志と闘志がぶつかり合う激しいバトルが展開された」(携帯サイト)とのこと。7対7のミニゲームでは積極的な攻撃参加を見せるなど、気迫を前面に出して今年に賭ける気持ちを示しているとのことです。一方の八田は今年が勝負の年。秘めた潜在能力はもちろんのこと昨年は鳥栖で29試合に出場するなど若手DF陣の中では一番の経験を持っているだけに、本来ならジニーニョ、小村の牙城を崩す一番手とならなければならないはずです。吉弘、八田だけでなく西河、槙野、中尾と能力の高い選手が揃った広島のDF陣。今年はここが一番の激戦区となりそうです。
<06.1.29> グアムキャンプ7日目の昨日は、1日休んだと言うことでまずは身体をいじめる事を目的に、1000m×8のランニング(通称センパチ。めちゃくちゃ厳しいらしい)やメディシンボールを使った筋トレ、更には1対1のぶつかり合いなど様々なメニューをこなしました。また練習後には地元グアムの小中学生およそ50人を相手にサッカークリニックを開催。子どもたちも選手たちも楽しく過ごす事ができた、とのことです。
 なお中国新聞と携帯サイトによると、戸田の存在がチームに良い刺激を与えているとのこと。センパチでは常にトップ集団で走り抜き、1対1練習でも対人プレーの強さを見せていたそうで、「すべてのトレーニングを自分のものにしようと貪欲に取り組んでいるし、そう言う姿は嬉しい」(携帯サイト)と小野監督も高く評価していたそうです。
<06.1.29> 昨日はナビスコ杯の日程も発表になっています。それによると、サンフレッチェのグループリーグの日程は次の通り。

開催日
kick off
対戦相手
競技場
TV中継
1
3/29(水)
19:00
ジェフユナイテッド市原・千葉
フクダ電子アリーナ
2
4/12(水)
19:00
清水エスパルス
日本平スタジアム
3
4/26(水)
19:00
ジェフユナイテッド市原・千葉
広島スタジアム
4
5/14(日)
15:00
アルビレックス新潟
広島スタジアム
5
5/17(水)
19:00
清水エスパルス
広島スタジアム
6
5/21(日)
15:00
アルビレックス新潟
新潟スタジアム

 「タイトルを取る」事を目標に掲げて戦う今季は、ナビスコ杯もチャンスがあれば狙いたいところ。グループリーグの前半はリーグ戦と平行して進行し、後半は代表抜きで戦わなければなりませんが、苦しい中でもチーム力を落とさないようにして戦いたいもの。若手の成長が望まれるところなのではないでしょうか。
<06.1.29> 木曜日にカタール国際のグループリーグ最終戦を戦ったU-19日本代表は、オーストリアとスコアレスドローに持込み1位でグループリーグを突破しました。この日の先発はフランス戦と同じで、GK:秋元、DF:内田、槙野、福元、堤、MF:柳澤、梅崎、横谷(→田中68分)、青山、FW:森島(→長沢61分)、河原。両チームとも引き分けで突破が決まる、ということでお互いに慎重な戦いに終始したようで、特にオーストリアの引きっぷりはなかなかのものだったようです。しかしそんな中で焦れることなくグループリーグ突破と言う結果を残したことは、このチームの成長を表していると言って良いのではないでしょうか。なお、グループリーグのもう一つの組は韓国が1位、ドイツが2位で突破したそうで、月曜日に予定されている準決勝ではドイツと戦うことになります。
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