10/29〜11/4のSANFRECCE Diary


<06.11.4> 今日の天皇杯C大阪戦ですが、中国新聞によると遠征メンバー、先発とも横浜FM戦と同じになる模様。一方のC大阪は出場停止の大久保、怪我の西澤、ゼ・カルロスを除いたベストメンバーで戦うようです。J1残留を賭けた試合とはまた別の熱い戦いが、鳥取の地で行われることになります。
 今日の試合会場は鳥取バードスタジアムで、午後1時キックオフ。テレビ放送はありませんので、途中経過などは携帯サイト等でチェックするしか無さそうです。
<06.11.4> 一昨日行われたAFCユース選手権のグループリーグ第3戦は1-2で逆転負けを喫しましたが、得失点差で1位を守って準々決勝進出を果たしました。日本はタジキスタン戦から数人メンバーを入れ替えて、GK:林、DF:内田、槙野、柳川、柳澤、MF:梅崎(→香川77分)、田中、柏木(→山本59分)、青山、FW:森島(→ハーフナー46分)、青木。立ち上がりはどうしても勝たなければならないイランのペースで、7分には決定的なシーンを作られます。しかし18分にはスローインからのチャンスから青山のヘディングシュート。19分にも田中のクロスを青山が頭で狙います。そして22分、柏木がドリブルで突き進むとペナルティエリアのやや外からDFラインの裏へのスルーパス。ここに走り込んだ梅崎がしっかりと決めて、日本は3試合連続で先制点を奪いました。更に35分には柏木が相手ゴール前で倒されてFKのチャンス。これを自ら蹴ったボールはバーに弾かれ、1点リードで前半を折り返しました。後半に入ってハーフナーを投入し、その高さを生かそうとした日本。しかし後半7分、自陣ゴール前での競り合いから柏木がボールを奪われ、そのままドリブルで持ち込まれて同点ゴールを許します。16分には青木の突破から山本が決定的なシュートを放ちましたが枠外。その直後にはイランの選手が決定的なシュートを放つもGK正面。両チームとも決定的な場面を決めれないままに推移した後半27分、深い位置からのFKを得たイランがゴール前にボールを入れると頭で当てたイランの選手がループシュート。これがGKを越えてゴールネットを揺らし、そのまま敗れました。なお、このグループのもう一つのゲームは北朝鮮が終了間際のゴールでタジキスタンを下して、やはり勝ち点6。日本、北朝鮮、イランが同勝ち点で並びましたが得失点差で日本と北朝鮮が勝ち抜きました。準々決勝の日本の相手はD組2位のサウジアラビア。U-20W杯への出場権を賭けた戦いは、11/6の16時(現地時間)からです。
<06.11.3> 明日は天皇杯4回戦。鳥取市のバードスタジアムでC大阪と対戦します。
 残留争いまっただ中のC大阪ですが、ここ5試合負けていない上に2連勝中。サンフレッチェに勝ったことをきっかけにして、調子が上がって来ているのは間違いありません。
24A ●0-1福岡  【福】布部
25H △2-2鹿島  【C】名波、酒本、【鹿】ファビオ・サントス、野沢
26H △1-1清水  【C】古橋、【清】マルキーニョス
27A △1-1大分  【C】ピンゴ、【分】高松
28H ○4-2広島  【C】ゼ・カルロス、大久保2、河村、【広】OG、森崎和
29A ○1-0甲府  【C】ゼ・カルロス
 もともと力のある選手が揃っているC大阪ですから、ここ数試合の好結果は自信を取り戻してきたから、と言う面が大きいものと思われます。また戦術面では下村の先発復帰が大きく、中盤を引き締めています。天皇杯はフルメンバーで来るかどうか微妙なところですが、今朝の新聞報道によると監督は「(天皇杯で敗退して)リズムが悪くなるより、リーグ戦と並行していい流れをキープしていた方が得策でしょう」と語っているとのこと。リーグ戦と同じメンバーで戦う可能性が高そうです。
 対するサンフレッチェですが、今朝の中国新聞によるとこちらも監督は「横浜FM戦と同じベンチ入りメンバーで行く」と語っていて、現状のベストメンバーで戦うことになりそうです。
        下田

   森崎和  戸田  盛田

        青山
駒野              服部
   李        森崎浩

     佐藤寿 ウェズレイ

SUB:木寺、八田、ダバツ、中里、高柳、前田、上野
 リーグでのC大阪戦での敗戦は、戦術的な問題よりも「気持ち」の面で負けていたから。本来のサンフレッチェのサッカー、ペトロヴィッチ監督の元で積み上げてきた「走るサッカー」をやりきれば、どこが相手であろうと対等以上に戦えるはずです。J1残留が決まっていないところで「天皇杯」と言っても今一つ盛り上がらない気がするのも確かですが、しかしプロである以上、どんな試合でも全力を尽くすのが当然。むしろこれをリーグ戦の屈辱を晴らすチャンスだと考えて、力いっぱい戦って欲しいと思います。
<06.11.2> 先日紹介した「assist」に掲載されていた「サンフレッチェ広島応援パン」が、昨日から発売されているそうです。これは山崎製パン広島工場のオリジナル商品で、取り扱うのは広島県内のスーパーとコンビニなど。「3本の矢」をイメージした「チョコ&チョコチップスナック」と「クリームスナック」、サッカーボール風に焼き上げた「黒いボールパン」、そして「ブルーベリーチョコリングドーナツ」。いずれも袋にサンチェ、フレッチェの絵柄が入っています。お問い合わせは山崎製パン広島工場(082-818-6111)までどうぞ。
<06.11.1> U-19日本代表は昨日AFCアジアユースの第2戦を戦い、タジキスタンに4-0で快勝してグループ首位に立ちました。日本の先発メンバーは北朝鮮戦から中盤2人を入れ替えて、GK:林、DF内田、槙野、福元、堤、MF:山本、森重、梅崎、柏木、FW:森島、河原。AFCのサイトによると日本は序盤、パスをつないでみたもののピッチの悪さに諦めたようで、ロングボールを蹴るサッカーに変えたようです。そしてそれが功を奏したのか先制点は7分。梅崎、山本がつないで森島が右足で蹴り込みました。その後はタジキスタンに決定機を与えたりもしたものの概ね日本のペースだったようで、34分には山本のクロスに森島が頭で合わせ2点リードで前半を折り返しました。そして後半12分、梅崎がドリブルからシュートしたこぼれを伊藤がつなぎ、前線に走り込んでいた柏木が2試合連続ゴールを決めて試合を決定づけます。更に22分には森重が強烈なミドルシュートをたたき込み、日本は2連勝となりました。なおこのグループのもう一つの試合は北朝鮮がイランを5-0で下して初勝利を収めています。日本は次のイラン戦に勝ちか引き分けで首位通過となり、負けても大量失点さえしなければトーナメント進出が決まります。
<06.10.31> 次節・福岡戦のアウェイ応援ツアーの募集が土曜日から始まっています。日程は11/11(土)で、8時半に広島西飛行場、8時45分に広島駅新幹線口に集合し、午後3時からの福岡戦を観戦して夜の9時半に広島駅、10時に西飛行場に到着すると言うスケジュール。バス代とチケット代、旅行保険代金を込みで大人9,100円、小中高生7,600円(サンフレッチェクラブ会員はそれぞれ2,000円引き)となっています。募集人数は先着80名で、最小催行人数30名に達しない場合は中止となる場合もあるとの事です。お申し込み、お問い合わせはデオデオ旅行社「サンフレッチェ広島アウェイ・アビスパ福岡戦バスツアー」係(082-240-3447、受付は10時〜19時)まで。締め切りは11/5(日)です。
 またサポーターグループURSUSも独自にツアーを企画していて、こちらはチケット代別で5,000円。詳しくはURSUS2002.netをどうぞ。
<06.10.30> AFCユース選手権インド2006は昨日開幕し、日本は北朝鮮を2-0で下して幸先の良いスタートを切りました。この日は梅崎がコンディション不良でベンチに控えることになり、先発はGK:林、DF:内田、槙野、福元、堤、MF:青山、山本、田中、柏木、FW:森島、河原。フル代表も苦労したバンガロールのピッチは相変わらず劣悪で、選手達はボールコントロールに苦しみ序盤は一進一退の攻防でした。しかし日本が徐々にペースをつかむと前半33分、速いパス交換で相手DFを揺さぶり河原が強烈なミドルシュートを叩き込んで先制点を奪いました。後半は開始直後にピンチを迎えましたがその後は再び日本のペース。中盤でしっかりとプレスをかけて相手を自由にさせず、また攻撃時にはしっかりと動いてスペースを作り相手の守備網に穴を開けます。そして後半38分、河原がドリブルで突き進んで相手を引きつけてロビングのパス。これをDFラインの裏に走っていた柏木が胸トラップから倒れ込みながらゴールに流し込み、待望の追加点を奪うことに成功しました。そして試合はそのままタイムアップ。「この世代のアジア最強」と前評判の高かった北朝鮮を圧倒して、グループリーグ突破に向けて大きく前進しました。
<06.10.30> 昨日サテライトリーグの愛媛FC戦が行われ、サンフレッチェが3-0で勝ちました。サンフレッチェのメンバーは、GK:佐藤昭、DF:八田、ダバツ、入船、MF:趙、中里、大木、高柳、佐伯(→不老83分)、FW:前田(→大西69分)、上野。大西はユースの2年生、小西、佐伯は1年生で、ユースも試合があったためサブ組の選手をサテライトに連れて行った模様です。試合内容については良く分からないのですが、どうやら前田の活躍が目立っていたらしく、55分の先制ゴールは前田でした。また2点目は61分に高柳、3点目は77分に佐伯でした。
<06.10.30> 昨日Jユース杯の第3節名古屋戦がホームで行われ、サンフレッチェユースは1-2で敗れました。広島三矢組によると前半は素晴らしいサッカーで圧倒して、中野のゴールで先制したそうです。しかし後半に微妙な判定でGK兼田が退場になり、そこで与えたPKで同点に追いつかれました。そしてその勢いのままにCKから逆転を喫し、その後セットプレーやダイレクトパスでチャンスを作るも相手GKの好守に阻まれ敗れました。このグループのもう一つの試合はG大阪が清水を4-0で下し3連勝で勝ち抜き決定。これを勝ち点4の広島と名古屋が追い、清水は勝ち点0のままとなっています。
<06.10.29> 昨日ビッグアーチで行われた第29節横浜FM戦は、広島の誇るツートップが爆発して3-0で快勝し、16位との勝ち点差8をキープしました。
 前節出場停止だった佐藤寿が復帰したものの柏木がU-19代表で不在と言うことで、2試合連続で李を先発で起用して次の布陣で戦いました。
        下田

   森崎和  戸田  盛田

        青山(→中里89分)
駒野              服部
   李(→高柳74分) 森崎浩

     佐藤寿 ウェズレイ(→上野86分)

SUB:木寺、八田、ダバツ、前田
 対する横浜のメンバーは、GK:榎本哲、DF:那須、中澤、栗原、MF:ドゥトラ、上野(→狩野78分)、田中隼(→山瀬幸63分)、山瀬功、河合、FW:久保(→大島70分)、マルケス。立ち上がりにペースをつかんだのは横浜で、高い技術を元にしたボールキープから右サイドは田中隼と河合、左はドゥトラとマルケスが協力して崩してきます。1分にはドゥトラにクロスを入れられたのを手始めに、両サイドから何度もクロスを放り込まれピンチになります。この中で最も危なかったは6分で、ドゥトラのパスで抜け出したマルケスが広島の右サイドを深々と破ってクロス。中央に飛び込んだ久保がダイレクトで叩いたボールは完全に枠を捉えていましたが、下田が素晴らしい反応で右足で弾きます。また8分にも右からのボールが久保の足元に入りましたがDFが集中力を切らさず必死でクリア。その後も何度かゴール前に放り込まれて耐える時間が続きました。しかし粘って守るうちに徐々に流れを取り戻すと、12分にはウェズレイが倒されて横浜ゴール前でのチャンスを得ます。慎重にボールをセットしたウェズレイが右足で蹴ると、このボールは強烈な弾道を残してゴールの左上隅に突き刺さります。ウェズレイの今季初めてのFKでのゴールで、サンフは先制点を奪うことに成功しました。
 これで落ち着いたかその後はサンフレッチェのペース。16分には駒野が右サイドを駆け上がり、中に入れたボールをウェズレイが強烈なシュート。GKが弾いたボールを拾って更にシュート性のクロスを入れます。21分には戸田の上がりからチャンスを作り最後は盛田がロングシュート。24分にも青山がミドルを放つなど積極的に横浜ゴールを脅かします。逆に横浜は1点リードされて気持ちがダウンしたのかボールを回すだけ。サンフの前線からの守備が機能して、全くチャンスを与えません。37分には佐藤寿とのワンツーで服部が抜け出しペナルティエリア内からのシュートを打ちましたがわずかに外れ、39分にも相手のDFラインからボールを奪った佐藤寿がそのままミドルシュートを放ちましたが惜しくも枠を捉える事が出来ません。更に41分にも森崎浩の左からのクロスを佐藤寿がダイレクトで叩きましたがこれもわずかに外。序盤の横浜の攻勢を耐えたサンフがウェズレイのゴールでペースを取り戻し、その後は圧倒したと言う流れで前半を折り返しました。
 後半立ち上がりは横浜にやや攻め込まれたものの、2分に駒野の強烈なシュートを佐藤寿が方向を変えて横浜に冷や汗をかかせると、その後は再びサンフのペース。6分にはカウンターからウェズレイが1人でドリブルで持ち込み、DF2人とGKを引きつけて中央へ鋭いパス。ここにフリーでいた佐藤寿が冷静に押し込んで、待望の追加点を奪いました。
 その後は余裕の試合運びで、横浜はサイドからクロスを放り込んでくるばかりで全く脅威になりません。逆にサンフはボールを奪うとパスを回して相手の隙を窺い、遅攻速攻を織り交ぜて何度もチャンスを作ります。そして後半29分、右サイドから逆に振ったところに服部が飛び出して中央にクロス。佐藤寿がスルーした先にいたウェズレイがそのまま蹴り込んで、ホーム通算350ゴール目をゲットします。その後は両チームとも選手を入れ替えて戦ったものの流れは変わらず、サンフは見事なゲーム運びで4年ぶりに横浜FMに勝ちました。
 この試合の勝因は、C大阪戦の敗因の裏返しだと言えば分かりやすいのではないでしょうか。相手の横浜は優勝の可能性が消滅し、J1残留もほぼ決まって目標の無い状態。逆にサンフは前節「崖っぷち」のC大阪に完敗を喫してお尻に火がついた感じで、この試合に賭ける気持ちに大きな差があったのは間違いない、と思います。実際この日のサンフは前節とは見違えるような動きで、特に中盤とFWはピッチ全面をアグレッシブに走り回って横浜にスペースを与えませんでした。またDFも集中を切らさず、1度振り切られても諦めずに相手に食いついて自由にシュートを打たせませんでした。そして、何と言ってもチームに勇気を与えたのは守護神・下田。立ち上がりのピンチ、特に6分の久保のシュートは超決定的な場面でしたが、これを「(どう防ぐかと)考えている時間はない。体に当たって入ってもおかしくなかった」(中国新聞)と言うセービングで先制点を与えなかったのが大きかった、と思います。更に素晴らしかったのがウェズレイで、先制のFKは毎日の猛練習の賜物。また2点目は40mを独走するドリブルで相手を引きつけ、佐藤寿は押し込むだけで良かったと言う感じでした。更に3点目は疲れの出てくるはずの時間帯だったにもかかわらず、きっちりとゴール前の危険なところに詰めていました。昨夜から風邪で体調が万全ではなかったと言うのに試合になるときっちりと仕事をすると言うのはさすがプロの鑑。ホーム350点目と言う節目のゴールを決めたのは、決して偶然ではないと思います。下田とウェズレイの2人を頂点にチーム全員が一丸となったからこその勝利で、サンフはJ1残留にまた一歩前進することが出来ました。
 とは言え、まだまだ安心だとはいえないのも事実。昨日は京都が破れたもののC大阪と福岡が共にアウェイで勝ち、勝ち点差は8のままとなっています。またFC東京や名古屋など不調だったチームも昨日はきっちりと勝ちを収め、勝ち点30台のチーム同士の争いもまた激しくなってきています。これからシーズン終了に向けて、チームが置かれた状況によってモティベーションが大きく違ってくる時期です。下位チームだからと言って簡単に負けるとは考えにくく、むしろ下位だからこそ勝ち続けてくる、と思った方が良いでしょう。C大阪、福岡がこのまま勝ち続けるとすると、最終勝ち点は40になります。となればこちらは先に勝ち点41まで到達すれば良いわけです。残り5試合、ノルマは2勝2分け以上。特に次の福岡戦には絶対に勝って、下からの脅威を一つでも減らして欲しい、と思います。
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