11/26〜12/2のSANFRECCE Diary


<06.12.2> 「ホットニュース」によると抜擢が濃厚だった橋内が昨日の練習で左足太もも裏を負傷して、静岡遠征には参加できないことになった、とのことです。これで、残るフィールドプレーヤーは16人。今日はその全員をベンチ入りさせなければならず、「総力戦」となる可能性が高そうです。ただ、ペトロヴィッチ監督の言うように「明日、試合に出る選手が、我々にとってのベストメンバー」であるのは間違いありません。これまで出場機会に恵まれなかった選手こそ、これまでの練習で培ったものを全て出し切ってチームの勝利に貢献して欲しい、と思います。  今日の試合会場は日本平スタジアムで、午後2時キックオフ。スカパーch186で生中継がありますので、スタジアムに行けない方はテレビの前で応援を。
<06.12.1> 明日はリーグ最終戦の清水戦が行われます。
 今シーズンは第4節からの3連敗を除けば安定した成績を残してきた清水。怪我人の続出などもあり終盤に失速して優勝争いからは脱落したものの、長谷川監督の2年目は見事なジャンプアップの年となりました。
18H ○4-0甲府  【清】枝村、マルキーニョス、兵働2
19A △3-3大分  【清】チョ・ジェジン、枝村、伊東、【分】高橋2、エジミウソン
20H ○2-0FC東京 【清】チョ・ジェジン2
21H ○1-0京都  【清】チョ・ジェジン
22A ○3-1千葉  【清】市川、マルキーニョス、藤本、【千】佐藤勇
23H ●1-2鹿島  【清】枝村、【鹿】フェルナンド、野沢
24A ●0-1浦和  【浦】ワシントン
25H ○4-0福岡  【清】枝村、高木純、矢島、OG
26A △1-1C大阪 【清】マルキーニョス、【C】古橋
27A △1-1名古屋 【清】チョ・ジェジン、【名】ヨンセン
28H △1-1新潟  【清】マルキーニョス、【新】矢野
29A ●0-3G大阪 【G】シジクレイ、マグノ・アウベス
30H △1-1大宮  【清】マルキーニョス、【宮】小林大
31A ○3-2横浜FM 【清】藤本2、矢島、【横】坂田、中澤
32H ○4-3川崎F 【清】藤本3、チョ・ジェジン、【川】中村、谷口2
33A ●0-1磐田  【磐】前田
 前節は磐田との「静岡ダービー」で素晴らしいサッカーを見せたものの、不運なPKにより失点して長谷川監督が「負けた気がしない」と言うような敗戦だったとのこと。明日の結果次第では4位〜6位の可能性があるだけに、最終戦は勝って終りたいと思っているのは間違いないでしょう。
 対するサンフレッチェですが、このところ公式戦6連勝。ペトロヴィッチサッカーが浸透して、少々メンバーが替わっても勝てる力強さを見せています。ただ、ウェズレイ、青山、前田が居ないのに加えて、上野、ダバツに続いて大木が脇腹痛、中里が首の痛みのため別メニューになるなどフィールドプレーヤーが17人しかいない緊急事態となっています。昨日の練習では中尾をボランチ、橋内をFWで起用したそうですが、どちらもトップチームでのプレーに戸惑ったのかミスを連発していた、とのこと。ペトロヴィッチ監督は「今いる広島のメンバーで、出来る限りのことをやるしかないだろう?」と不安の影もなく言い切っていた(携帯サイトによる)そうですが、むしろこれを若手にとってのチャンスと捉えているのかも知れません。メンバー予想は非常に難しいのですが、私は次のように予想します。
        下田

   森崎和  戸田   盛田

         李
駒野              服部
    柏木     森崎浩

      桑田  佐藤寿

SUB:木寺、八田、吉弘、槙野、入船、中尾、橋内
 10試合勝ち無しからスタートし、一時は最下位まで落ちた2006年のJリーグも明日が最終戦。苦しい戦いが予想されるものの、チームが勝てなかった時の苦しさに比べればなんて事はない、と思います。明日はいつも以上にチーム一丸となって、困難な戦いに臨んで欲しい、と思います。
<06.11.30> 昨日U-21日本代表はアジア大会の初戦をパキスタンと戦い、3-2で辛勝しました。
 日曜日のJリーグの試合を優先して2つに分かれてドーハ入りしたU-21代表でしたが、先発の11人中8人を遅れて合流した選手から選んで、GK:松井、DF:青山直(→田中)、一柳、水本、MF:辻尾、青山敏(退場89分)、谷口、本田圭、増田(→本田拓)、FW:カレン、平山(→前田77分)、と言う布陣でスタートしました。いきなり先制点を挙げたのは日本で、2分に本田圭が直接FKを決めました。そしてその後も技術に勝る日本のペース。前半は一度危ないミドルシュートを打たれたもののほぼ日本がボールを支配し、32分に青山敏のパスを受けたカレンがDFラインとGKとの間にクロス。これを谷口が押し込んで2点リードで折り返しました。
 後半も日本のペースだったのですが、しかしハードスケジュールの影響か日本の選手が徐々に動けなくなりパキスタンの逆襲を受けます。後半21分に谷口が辻尾のシュート性のボールを頭で押し込んで3点差を付けたものの、後半25分にはFKのボールがDFに当たって軌道が変わり1点を奪われます。続いて37分にはカウンターか左サイドを破られ、強烈なミドルシュートを沈められて1点差に迫られ、その後も攻め込まれるシーンが増えます。更に終了間際には青山敏が2枚目のイエローを受けて退場となり、数的不利となってますます苦しくなります。しかし日本は何とか落ち着いてプレーしてその後は決定機を与えず、何とか1点差で逃げ切りました。
 この試合のポイントは、日本の選手の疲れと不安定なジャッジにありました。先週の韓国戦に出場し、Jリーグにも出ている選手にとっては、12日間で5試合目と言う強行日程。特に日曜日に試合に出た選手はすぐにカタールまで移動して休む間も無く試合になった、と言う感じで、これで動け、と言っても無理な話でしょう。タイトルのかかった試合なので1試合でも無駄にしたくない、と言う反町監督の意図も分からないではないのですが、それにしても相手を考えてもう少しフレッシュなメンバーを使っても良かったのではないか、と思えてなりません。また、ジャッジも全体的に日本に厳し目で、特にパキスタンのラフプレーにはおとがめ無しで日本に不利な笛ばかりを吹かれていたような気がしてなりませんでした。青山敏のイエローは1枚目はハンドを取られたもので2枚目は危険なタックルだったのですが、ハンドは仮に手に当たっていたとしても意図的だとは思えないシチュエーションでしたし、2枚目はイーブンボールに2人が飛び込んだシーンで青山だけが悪かった、とは思えません。むしろあれだけ不安定なジャッジが続く中で日本の選手がよく最後まで切れずに戦った、と言って良いぐらい。アジアの戦いの厳しさを改めて思い知らされる試合となりました。
 ところで不運な退場を食らった青山ですが、全体としては良いプレーを見せていたと思います。中盤の底に位置して相手の攻撃を止め、またボールを散らして味方の攻撃のリズムを作る役割で、判断の速さとパスの正確さはさすが、と言えるもの。2点目の起点となったパスはDFラインの裏を狙っていたカレンにダイレクトで送ったもので、非常に質の高いものでした。またFWを追い越して前に出る動きやミドルシュートも何度も狙っていて、日本の中盤にダイナミズムを与えていました。ただ、さすがに後半は疲れが出たか動きが悪くなり、ボールを失うことも多く相手にペースを握らせる原因になってしまったような感じもありました。退場処分を受けたのは残念ですが、しかしこれで次の試合はゆっくりと休めることになり北朝鮮戦以降に向けて鋭気を養うことができます。反町監督にとって青山の不在は痛いと思いますが、本人にとってはこの退場はむしろ良かった、と言えるかも知れません。
 一方前田は後半32分からの登場で、前線でボールを失うことの多かった平山に代わって投入されました。その出来は、と言うと悪くは無かったものの流れを変えるほどのインパクトも無く、むしろチーム全体が押し込まれる中に埋没してしまった、と言う印象でした。一度相手のDFと競り合いながらボールをキープしてシュートまで持ち込みましたが、見せ場と言えばそのシーンぐらい。まだまだオフ・ザ・ボールの動きが少なく、課題は持ち越しと言うところではないでしょうか。家長と細貝が土曜日以降の合流になるため少ないメンバーで戦わなければならない事を考えると、前田が起用される機会はまだまだあるはず。その時には思い切ったプレーで、彼自身の「良さ」を発揮して欲しい、と思います。
<06.11.29> サンフレッチェは次の日曜日(12/3)にファン感謝デー2006として「サンフレッチェエンジョイフェスタ」を行います。会場は広島スタジアムで時間は午後1時〜3時。選手と一緒に行う「フットサル大会」やドリブルマスター、キックターゲット、キックボーリング、スローイングゲーム、ルーレット、さいころゲーム等の「アトラクション」(整理券配付は12:30より)、「選手サイン会」(12:15より整理券配付)、「お楽しみ大抽選会」等が予定されています。入場は無料ですので、ぜひご家族でお越しください。またサンフレッチェクラブ会員には会員限定プレゼントがありますので、先に送られているチラシをご持参下さい。
<06.11.28> サテライトが昨日G大阪と練習試合を行い、5-0で勝ちました。サンフレッチェのメンバーは、GK:木寺、DF:中尾、吉弘、八田、MF:遊佐、槙野、橋内(→趙70分)、桑田、入船、FW:平繁、趙(中野60分)。対するガンバは、GK:藤ヶ谷(→木村45分)、DF:青木、植田、入江(→二戸50分)、伊藤、MF:丹羽、安田、ルーカス、フェルナンジーニョ(→岡崎45分)、FW:平井、岡本。G大阪のオフィシャルサイトによると立ち上がりはお互いに様子の探り合いだったものの、15分に相手の守備のミスから趙が決めて広島が先制。その後もペースは広島で、槙野、平繁が22分と29分にゴールを決めて3点リードで前半を折り返しました。後半はガンバもユースの選手を投入してきましたが広島のペースは落ちず、76分に趙、84分に中野が決めてそのまま勝ちました。
<06.11.27> 昨日ビッグアーチで行われた第33節新潟戦は、佐藤寿が終了間際にゴールを決めて12年ぶりの5連勝。順位も9位に上がりました。
 ウェズレイに加えて戸田も体調不良のためにメンバー入りせず、ダバツをリベロに起用すると言う新しい布陣で戦いました。
        下田

   森崎和  ダバツ  盛田

        青山(→中里62分)
駒野              服部
    柏木     森崎浩
    (→桑田60分)
      前田  佐藤寿
      (→大木77分)

SUB:木寺、吉弘、槙野、中尾
 対する新潟は、GK:北野、DF:三田、海本慶、千葉、内田、MF:松下(→岡山81分)、寺川、シルビーニョ、鈴木慎(→ファビーニョ71分)、FW:田中(→河原76分)、矢野。サンフはダバツがラインコントロールしたものの右足の不安からからあまり押し上げることが出来ず、相手にスペースを与えて攻められる事が多かったそうです。しかし「自分がウェズレイのような役割を果たさないといけない、と思った」と言う佐藤寿の頭脳的なポジショニング(左サイドで基点になるようなプレーが多かったらしい)からチャンスを作り、得点に結びついたのが前半14分でした。服部が左サイドを突破してクロスを入れるとペナルティエリアの中まで飛び込んでいた駒野がフリーでこのボールに左足を合わせ、サンフは待望の先制点を奪うことが出来ました。
 しかしその後は同点を狙う新潟のペース。連戦で疲れが溜まっている青山、柏木にミスが多かったようで、なかなか押し返せない時間帯が続いたそうです。何度もバーやポストに当たるシュートを打たれるなどピンチが続く中、後半19分には松下のクロスに矢野が合わせてついに追いつかれます。その後途中交代で入った中里や桑田、大木の奮闘で何とか耐え、逆襲のチャンスを狙います。後半32分にはCKから盛田が決定的なヘッド。更に森崎和がボレーシュートで続き、その4分後にも服部のクロスに佐藤寿が合わせましたが惜しくもセーブされます。ボールを支配しているのは新潟ながら、決定機は広島の方が多かった展開ながらどちらも決め切れず、勝ち点1を分け合うか、と思われた後半ロスタイム。森崎浩の展開から右サイドを突破した駒野がDFラインとGKの間に速いクロスを入れます。そして、ニアに飛び込んだ桑田が潰れてボールがファーに流れところに飛び込んだのが佐藤寿。彼自身の昨年の記録に並ぶ18ゴール目が、チームに勝利を呼び込みました。
 ウェズレイ、戸田と言う攻守の中心選手を欠いていた上に、中盤のダイナモ・青山と柏木に精彩がなかったためか、昨日のサンフはかなり苦しい戦いを強いられたようです。しかしそんな中で奮闘したのが駒野や佐藤寿、服部、森崎浩、盛田、そして途中交代で入った選手達だったとのこと。文字通りチーム一丸となった戦いで、苦しいゲームをものにしました。ペトロヴィッチ監督も「今日の試合は満足している。もしかしたら、これまでの試合の中でいちばん満足した試合かもしれない。相手もいいチームだったし、何人かの選手が抜けた中でも、選手たちは最後まで戦った。しかも、日本代表で選手たちが抜け、全員がそろっての練習ができない中での勝利だ。選手たちをほめてあげたい」と語り、勝利を喜んでいたそうです。残る1試合は、苦手の日本平。青山、前田がアジア大会に出場のためチームを離れ、ウェズレイも戻ってこれるかどうか分からない状況でのゲームとなりますが、チーム全体の力で勝って、そして天皇杯と来季に繋げて欲しい、と思います。
<06.11.26> ホットニュースと中国新聞によると、昨日は戸田が風邪で体調を崩して練習を休み、点滴を打って今日に向けての準備をしていたそうです。また盛田も右足首の痛みを訴えて練習を回避した、とのこと。更にダバツも調子が戻り切っておらず、ペトロヴィッチ監督は吉弘、槙野、中尾の名前を代役として挙げていたそうです。ウェズレイの帰国に続いてメンバーに苦心することになりますが、ただ「残留」の呪縛が無くなったところなので若い選手を試すには良いチャンスかも。誰が出るにしても、チーム一丸となって戦ってホーム最終戦を飾って欲しい、と思います。
 今日の試合会場は広島ビッグアーチで、午後2時キックオフ。試合前イベントとしてU-8とU-10によるサンフレッチェカップが9時半から、4種によるフォリアチャレンジが12時から行われます。選手サイン会は午後1時20分からで、11時半から正面広場で500名様に整理券を配付し1時頃電光掲示板で当選番号を発表します。また11時半から賑わい広場でキックターゲット・キックスピードを行います。先着プレゼントは「オリジナルナップサック」を2,000名様に。サンフレッチェクラブ会員限定の「プレミアム選手カード」は前田俊介選手です。UFJニコスの特設テントでは、サンフレッチェカードを提示することにより先着100名様限定で選手サイン入りグッズ等が当たる抽選会を実施します。更に公共交通機関利用促進キャンペーンとして、広島・新潟両クラブのエンブレムをあしらった「オリジナル携帯アクセサリー」を先着4,000名様にプレゼントします。無料駐車場は混雑が予想されますので、ぜひアストラムラインか広電バスをご利用下さい。
 テレビ中継ですが、今日も生放送はなく録画のみ。その録画放送も11/30(木)の午後8時(J SPORTS 1)までありません。スタジアムに行けない方は、携帯サイト等で経過をチェックするしかなさそうです。
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