2/5〜2/11のSANFRECCE Diary


<06.2.11> 昨日横浜FMと行われた30分×3本の練習試合は、1-2で敗れ対外試合は2連敗となりました。
 レギュラー組が出場した1本目と2本目のメンバーは、GK:佐藤昭、DF:中里(→李41分)、ジニーニョ、小村(→西河30分)、服部、MF:森崎浩、戸田、森崎和、ベット、FW:ウェズレイ、上野優。対する横浜FMは、GK:榎本達(→榎本哲30分)、DF:那須、栗原、田中裕、MF:吉田(→田中隼30分)、上野良、奥(→山瀬功30分)、マグロン(→後藤30分)、ドゥトラ(→平野30分)、FW:清水、大島。11人での練習をあまり行っていないのが災いしたか、サンフは立ち上がりの守備が不安定で、5分にドゥトラのCKのこぼれを上野良に押し込まれて先制点を許します。また8分にもドゥトラからマグロンのスルーパスで抜け出した清水に決められ、あっと言う間に2点のビハインドとなりました。しかしこれで目を覚ましたのか、この後は広島ペース。12分にはCKから波状攻撃で横浜ゴールに迫り、19分には森崎和のシュートがバーを直撃。25分にも素早いリスタートから森崎和が抜け出してフリーでシュートしましたが、GKにクリアされます。サンフレッチェはウェズレイにボールが収まってMFの上がりを引き出し、また戸田と森崎和のチャレンジとカバーの関係が良く中盤を支配。森崎浩の守備も効いていたそうで、何度もビッグチャンスを作ります。そして2本目の21分、森崎浩のサイドチェンジからチャンスを作り、ベット、上野と繋いで抜け出した森崎和が決めて1点差に迫りました。その後もウェズレイや森崎浩、森崎和の決定的シュートなどがあって攻めたてたもののゴールは割れず、今季の2試合目も敗戦という結果に終わりました。ただ、内容的には見るべきものが多かったようで、「流動的な攻撃、ウェズレイの個人技、中盤からの飛び出しなど、攻撃面では素晴らしいものを見せた」(携帯サイトによる)とのこと。「9度はあった」と言う決定機で決められなかったことやロングボールへの対応など守備の連係面での課題は残ったものの、収穫の多い試合だったとのことです。
 なお3本目のメンバーは、広島がGK:河野、DF:西河、八田、吉弘、盛田、MF:青山、李、高柳、入船、FW:桑田、前田。怪我人が続出しているという横浜FMには広島から槙野と中尾が貸し出されて、GK:秋元、DF:天野、槙野[広島]、田中裕(→中尾[広島]10分)、MF:田ノ上、山本[練習生]、山瀬幸、後藤、平野、FW:角島[練習生]、ハーフナー、と言うメンバーだったようです。内容については分からないのですが、広島では青山と李が元気だったとのこと。結果は0-0の引き分けでした。
<06.2.10> 昨日から第二次キャンプのために宮崎入りした選手たちは、早速2時45分から1時間半にわたってみっちりと練習したそうです。この宮崎では昨年同様「試合で課題を抽出してレベルアップを図る」事を目標に、多くの練習試合が予定されています。その第一弾が、今日の横浜FM戦。ウェズレイ、戸田ら新戦力がどのようにフィットするかなど、なかなか興味深いものとなりそうです。
 ところで今年はユースからは2年生の平繁、遊佐、金山が参加。後から1年生の横竹、中野も合流するとのことで、将来のトップ昇格に向けて、あるいは今年のユースでの戦いに向けて貴重な経験を積むことになります。
<06.2.9> サンフレッチェは今年のスローガンを今年のチームスローガンを"WE GET DREAMS"にする、と発表しました。昨年はそれまでの"Creative Football, Burning Spirit"に"Road to Champ"を付け加えて「優勝を目指す」と言う意味を表現していましたが、今年は更に一歩前進して「夢(優勝)をつかむ」事を目標に掲げたことになります。小野監督のもとで培ってきた「創造的で熱い心で戦うサッカー」の集大成としてタイトル獲得を目指す2006年。チームが優勝を目指すと言うことだけでなく、サポーター、スポンサー、メディアなどそれぞれがそれぞれの「夢」を実現する、そしてそのために全力を尽くす年になって欲しい、と思います。
<06.2.9> サンフレッチェは昨日、新潟から完全移籍で獲得した木寺浩一選手と、韓国の浦項製鉄工高からプロ入りする趙佑鎮選手の入団会見を行いました。家庭の事情で合流が遅れた、と言う木寺ですが「ひょうきんな性格」(中国新聞)が幸いしてチームにすぐに馴染めた様子。下田のバックアップにとどまらない存在として、大いに期待できるのではないでしょうか。一方の趙はU-19韓国代表の一員としてカタール遠征に参加。スーパーサブとしての起用が多く日本戦でも途中出場だったようですが、「100mを10秒台で走るスピード」を自分の武器として挙げたことからも分かるように、高い身体能力を考えれば「伸びしろ」の多い選手だ、と思われます。中国新聞によると「俊足を生かし右サイドでの起用も検討している」とのことですが、むしろ目標だと語っていたクリスチアーノ・ロナウドのような選手になって欲しい、と思います。
<06.2.7> サンフレッチェは今週土曜日(2/11)に「J開幕まで待てない人集まれ!開幕イベント第1弾!」を行います。THE CRANE FLYが製作したオフィシャルイメージソング「光の射す方へ」のプロモーションビデオを上映するほか、彼らの生出演による製作秘話トーク、応援練習会の告知、監督・選手からのメッセージVTR放映、来場者の皆様によるメッセージ横断幕への寄せ書きとキャンペーンミサンガのプレゼントなどが行われます。会場は基町クレド前イベントスペースで、14:00〜16:00。小雨決行です。
 また開幕イベント第2弾は2/25(土)で、広島駅南口地下広場で選手トークショーやサイン会などが予定されていますが詳細は未定です。
<06.2.6> グアムキャンプ最終日となった昨日は、シュート練習やミニゲームなど1時間ほどの軽めのメニューで終了。レオパレスリゾートのスタッフに記念品を授与するなどセレモニーを行って15日間を締めました。選手とスタッフは今日帰国し、9日から宮崎キャンプ入りします。宮崎キャンプにおけるトレーニングマッチの予定は次の通り。
2/10(金)10:00 横浜FM(シーガイア)
2/15(水)13:00 甲府(シーガイア)
     15:00 甲府(シーガイア)
2/16(木)12:00 草津(シーガイア)
     14:00 九州学生選抜(シーガイア)
2/19(日)10:00 川崎F(シーガイア)
2/21(火)14:00 徳島(シーガイア)
     16:00 鵬翔高(シーガイア)
2/23(木)13:00 城南一和(シーガイア)
     15:00 城南一和(シーガイア)
 ダブルヘッダーや日を置かずに続けてゲームを行う事など、試合で鍛えるというコンセプトは昨年と同じ。昨年以上に厳しい夏の日程を切り抜けるために、体力、戦術だけでなく、精神面も含めてしっかり鍛えて欲しい、と思います。
 なおキャンプは2/24に打ち上げて25日はエールエールでのシーズン開幕キャンペーン、そして28日には恒例の清神社必勝祈願を行って、3/5の開幕を迎えることになります。
<06.2.5> グアムキャンプ14日目の昨日は初の対外試合を新潟と行ない、0-1で敗れました。30分ハーフを2試合行っていますが、携帯サイトによるとそれぞれのメンバーは次の通り。
【1試合目】
[広島]
GK:佐藤昭
DF:西河、吉弘、盛田
MF:高柳、森崎和、中里(→中尾30分)、入船、ベット
FW:森崎浩、ウェズレイ

[新潟]
GK:野澤
DF:三田、海本慶、喜多、中野
MF:千葉、寺川、宮沢(→鈴木30分)、六車(→栗原30分)
FW:中村、矢野

【2試合目】
[広島]
GK:河野
DF:服部、小村(→中尾30分)、ジニーニョ、八田
MF:戸田、李、青山、桑田
FW:上野、前田

[新潟]
GK:北野
DF:鈴木、永田、藤井、海本幸
MF:青野、本間、岡山、梅山
FW:栗原、中原
 新潟の得点は1試合目の前半8分で、宮沢のタックルで中里が悶絶してボールを奪われ、集中を欠いたところで入れられたクロスに矢野が合わせた、と言うものでした。
 サンフレッチェのメンバーの中で驚きなのは、盛田のDFとしての起用。大宮である時期サイドハーフを務めたのを除けばずっとFWとしてやってきた盛田でしたが、性格的なものから限界を感じてらしく昨年末の契約時にDFへの転向を申し出ていたとのこと。小野監督も「剛平はDFとして非常に高いポテンシャルを持っている。彼のメンタリティもDFに向いている」として、このキャンプではずっとCBとしての練習を行っていたそうです。その初めての実戦となった昨日の試合では左サイドのCBとしてプレーし、1対1、球際、空中戦の強さ、そして「絶対に抜かせないぞ、と言うDFとしての精神力を発揮」(小野監督)したとのこと。中国新聞によれば、合格点を与えられる出来だったようで、ジニーニョ、小村、西河、吉弘、八田、中尾、槙野とのポジション争いに名乗りを上げました。
 一方、攻撃面では森崎浩。相手ボールを奪いに行くアプローチの速さや奪った後の動き等で鋭さを見せ、1試合目のほとんどのチャンスの起点になっていたそうです。その中で2本の決定的なシュートを放ったそうですが、特に相手ボランチにプレッシャーをかけてボールを奪い、ウェズレイに預けて50mを走りきってシュートしたシーンは強烈だったとのこと。野澤のスーパーセーブに阻まれたものの、彼らしいダイナミックなプレーを見せて、復活を印象づけました。
 ただ全体的には動きが悪く、ミスの多い試合だった模様。フィジカル中心のキャンプを行ってきた事による疲労の蓄積と、チーム戦術にまで至っていないことが原因だったのだろうと思いますが、それでも最後まで頑張る、と言う姿は見せていたそうで、小野監督も「課題と収穫、両方で意義深いゲームだった」と笑顔で振り返っていたとのことです。
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