3/12〜3/18のSANFRECCE Diary


<06.3.18> 中国新聞によると、昨日は広島ビッグアーチで約1時間にわたって前日練習を行ない、戦術を確認しました。これまで決してうまく行っている、とは言えない中盤フラットの戦術ですが、スタッフと選手たちは決して後戻りせずにやりきる決意を固めている様子。6年間勝てていない苦手・浦和相手に、どれだけ「自分たちのサッカー」が表現できるか、がポイントとなりそうです。なお、ホットニュースによると森崎浩がベンチから外れ、盛田が入る模様。かつて浦和でエース候補として期待された選手のDFとしての再チャレンジにも注目したい、と思います。
 今日の試合会場は広島ビッグアーチで、午後2時キックオフ。試合前イベントとして9時半からU-8とU-10の「サンフレッチェカップ」、12時から4種による「フォリアチャレンジ」が行われるほか、10時から第一球技場でユースがプリンスリーグの初戦・広島県工戦を戦います。また「選手サイン会」(1時20分からメインスタンド3Fコンコース。先着100名様)と「選手とハイタッチ」(1時15分からトレーニングルーム。小中学生以下先着100名様)は11時半からビッグアーチ正面広場で整理券を配布します。今日の先着プレゼントは、20,000名様に紫色の応援パネル。サンフレッチェクラブ会員先着3,000名様限定のプレゼントは、佐藤寿人選手のプレミアム選手カードとなっています。更に公共交通機関利用促進キャンペーンとして、広島・浦和両クラブのエンブレムをあしらった「オリジナル携帯アクセサリー」を3,800名様にプレゼント。アストラムラインの広域公園前駅か、広電バスのAシティ中央バス停、及びアルパーク発シャトルバス乗り場で10時から配布を開始します。今日は多くの観客で駐車場は混雑が予想されますので、なるべくアストラムラインかバスでご来場ください。
 テレビ放送ですが、地上波ではNHK広島放送局が生中継。またスカパーはch181で生中継と夜9時からの録画中継を行います。私もスカパーを見ながらブログで速報を行いますので、スタジアムに行けない方はそちらをご覧ください。
<06.3.17> ホームに強敵を迎える3月シリーズの第2戦。明日は広島ビッグアーチに浦和レッズを迎えます。
 リーグ戦2位、天皇杯優勝の昨年のチームにワシントン、小野、相馬、黒部らを加え、一気にパワーアップした浦和レッズ。スーパーカップではG大阪を下し、第1節のG大阪戦は粘られて引き分けたものの、前節は磐田を圧倒して前評判通りの強さを見せつけています。ワシントンの後にポンテ、小野を配し、後から長谷部、鈴木が飛び出し、両サイドを三都主、山田が駆け上がってくると言う布陣は、どこを潰せば良い、と言うものでもありません。今季の優勝どころか来季のACL参戦までも見越した補強をした、と言う浦和に死角はない、と言って良いでしょう。
 一方のサンフレッチェですが、前節は大分相手に終了間際にようやく引き分けに持ち込みました。キャンプから取り組んでいる中盤フラットの戦術も、まだまだ浸透しているとは言えない状態で、神戸との練習試合ではむしろサテライトの方が良いサッカーを披露していたそうです。(携帯サイトによる。)現状のサンフにとって浦和は非常に厳しい相手だと言わざるをえませんが、しかし逆にリスクを怖れず戦わなければ勝ちは見えてこないはず。ピッチ上の全員が味方を信じて激しく行けるかどうか、がポイントになると思われます。メンバーですが、おそらく大分戦と同じではないかと思われます。
       下田

駒野  ジニーニョ 小村  服部

     戸田  森崎和
 李           ベット

    佐藤寿 ウェズレイ

SUB:木寺、吉弘、高柳、青山、森崎浩、大木、上野
 神戸との練習試合では、森崎浩や柏木、桑田、青山らが中盤から次々と飛び出して良いリズムを作っていたそうなので、先発はともかく途中から流れを変える役目を与えられる可能性は高そう。「タイトル」を取るためには撃破しなければならない相手に、思い切りぶつかって行って欲しい、と思います。
<06.3.16> オフィシャルサイトの情報によると、今日の夕方4時から広島パルコ本館付近で試合告知活動を行います。これにはサンフレッチェ広島のスタッフやサポーター有志(たぶんBigFlagの関係者)の他、クレインフライも参加する模様です。またキリンビールからのプレゼントもあるとのこと。一般の方の協力も歓迎するとのことですので、希望する方はユニフォームなど紫のものを身につけてお気軽にご参加ください。
<06.3.16> 昨日吉田サッカー公園で神戸と練習試合を行ない、3-1で勝ちました。こちらのメンバーは不明ですが、中国新聞によると1本目の35分はレギュラー組が出場し、2本目と3本目(ともに30分)はサテライトが出場しました。一方の神戸は3本ともサテライトで、1本目がGK:徳重、DF:石櫃、小林、河本、増田、MF:田中、練習生、中村、FW:大江、平瀬(→木下26分)村瀬。2本目と3本目はGK:徳重(→紀氏30分)、DF:石櫃、増田、小林(→中村30分)、柴垣、MF:田中、練習生、大江、FW:平瀬(→村瀬30分)、木下、豊満。得点は1本目の34分に森崎和、3本目の8分に森崎浩、21分に木下、32分に八田でした。
<06.3.15> 先週発売の「紫熊倶楽部」4月号(Vol. 98)は表紙が開幕戦の集合写真で「2006・J1・開幕!!」の字が躍っています。そして最初の記事は今年も主将を務めている森崎和のインタビュー。新しい戦術の狙いをどう消化するか、リーダーとして苦闘している様子が分かります。続くインタビューは、久々に久保社長が登場。今年を「下部組織育成・普及元年」と位置づけて、広島県だけでなく中国5県を見据えた青写真作りが今年の事業計画の柱になるそうです。また戸田とウェズレイを取った今年の補強について、サポーター作りから組織作り、そしていつもスタジアムに3万人を集めるためにどうすれば良いかなど、クラブのトップとしての考えを語っています。
 2つのインタビューに続くのは、「小野剛監督、そして選手たちの言葉で追う、2006年宮崎キャンプダイヤリー」。コラムは4本で、金広督子さんは「今年も強いぞ!G大阪ユース」、tssの石井アナウンサーは「試合終了のホイッスルは」、広島ホームテレビの望月氏は「サンフレにもワールドカップがやってくる」そして私は「開幕戦を終えて」と言うタイトルで、それぞれの立場から今年のシーズンに向けての思いを綴っています。
 「紫熊短信」と「Reader's Area」を挟んで、「サンフレッチェを支える人々」はホームテレビの望月氏。105秒のサンフレッチェ情報番組「ファンタジスタ」をどのような意図で立ち上げたか、について語ります。そしてうしろのカラーページは、開幕戦となった鹿島戦のマッチレポートとなっています。
 「紫熊倶楽部」は定価350円で、V-POINTとホームゲーム会場、広島県内の主要書店、及び新宿の「ひろしまゆめてらす」で発売中。通信販売と定期購読のお申し込み、お問い合わせは、紫熊倶楽部ホームページからどうぞ。
<06.3.14> 今週末から始まるJFAプリンスリーグU-18中国2006の日程が先日発表されました。今年は昨年までとは違って12チームによる1回戦総当たり。7/22までの約4ヶ月にわたって、高円宮杯を目指した熱戦が繰り広げられます。連覇を目指すサンフレッチェユースの日程は次の通り。
3/18 10:00 広島県工(広島広域公園第一球技場)
4/8  11:00 銀河学院(吉田サッカー公園)
4/15 13:30 江の川(福田公園陸上競技場)
4/30 13:30 境(東山運動公園陸上競技場)
5/20 11:00 防府(広島広域公園補助競技場)
5/27 11:00 作陽(福田公園陸上競技場)
6/24 11:00 岡山学芸館(吉田サッカー公園)
7/1  11:00 広島国泰寺(広島スタジアム)
7/8  11:00 多々良(多々良学園高校グラウンド)
7/15 11:00 広島皆実(吉田サッカー公園)
7/22 11:00 広島観音(広島広域公園第一球技場)

<06.3.13> 昨日行われた大分戦は、後半ロスタイムにウェズレイのゴールで追いつき1-1で引き分けました。
 前節FC東京にいいところ無く敗れた大分は、オズマールと西山が初先発。また怪我の深谷に代わってU-19代表の新人福元を起用して、GK:西川、DF:三木、上本、福元、MF:梅田、トゥーリオ、エジミウソン、根本、西山(→内村76分)、FW:高松(→森重89分)、オズマール(→松橋76分)、と言うメンバーでした。対するサンフは鹿島戦の後半を踏襲して、次のような布陣でスタートしました。
       下田

駒野  ジニーニョ 小村  服部

    戸田    森崎和
 李(→森崎浩75分)   ベット(→上野81分)

    佐藤寿 ウェズレイ

SUB:木寺、吉弘、高柳、青山、大木
 立ち上がり早々に李が右サイドを破ってクロスを入れたのを皮切りに、序盤はサンフが圧倒します。2分には森崎和と戸田が攻撃参加して波状攻撃を仕掛け、5分には李がこぼれ球をダイレクトでボレーシュート。8分にも森崎和がミドルを狙いましたが大きく外れます。21分には左右からクロスを入れ、最後は駒野が強烈なミドルシュートを放ちましたが惜しくもGKの正面。30分には服部が左サイド深くまで切り込んで入れたクロスに佐藤寿が頭で合わせましたが、ボールは上に外れます。攻め込みながらもなかなか点を奪えないサンフ。大分はDFの高さを生かして何とか凌ぐと、30分過ぎからチャンスを作れるようになります。32分には梅田が、37分には西山が遠目からシュート。39分にはロビングのパスに走り込んだ根本が頭で狙いましたが、下田がキャッチします。やや押し返されていたサンフでしたが、前半終了間際には駒野が右サイドの深い位置からクロス。ニアに飛んだウェズレイ、センターに走り込んだベットが潰れてファーの佐藤寿がシュート体勢に入りましたが、ボールはDFに当たります。前半は広島が攻め切れず、大分に息を吹き返させてしまった、と言う展開でした。
 後半は大分の動きが良くなり、中盤で良くボールをつないで攻め込んで来るようになります。サンフはウェズレイのキープ力とシュート力を生かして攻めを構築しようとしますが、大分の強固なDFラインを崩す事ができません。7分には西山がミドルシュート。10分にはCKのボールを三木。16分と21分には大分が波状攻撃でサンフの守備陣を釘付けにします。サンフはDFとGKの高い集中力でこれを凌ぐと、24分にはウェズレイから佐藤寿につないでベットがミドル。26分には李のパスカットからウェズレイがマイナスのクロスを入れて、ここにベットが走り込みましたがわずかに合わず。サンフも決定機を作りながらなかなか点に繋がりません。
 膠着した状況を打開するため、両チームの監督は選手交代に動きます。そしてそれが当たったのが大分でした。後半34分、代わったばかりの内村が左サイドから広島のゴール前にボールを放り込みます。下田に任せようと足を止める小村。しかし下田は飛び込んで来た松橋に気を取られてボールに触ることができず、ボールはそのままゴールに飛び込んでしまいました。
 その後もなかなか状況を打開できないサンフ。37分には服部のクロスに佐藤寿が頭で合わせましたが、またしても枠外に外れます。そしてロスタイムは3分。上野を入れて3トップにしたサンフは、最後の攻撃を仕掛けます。そして45分、戸田のロビングパスをウェズレイが落として佐藤寿へ。ゴール前でDFと競り合ってマイボールにした佐藤寿が流したボールをウェズレイが右足で押し込み、ようやく2連敗を免れました。
 前節は中盤の守備が機能せず、思うようなサッカーができなかったサンフ。この日は李の積極的な動きでリズムを作り、何度もチャンスを作る事ができていました。前半からあった決定機をしっかりとものにしていれば、そう難しいゲームでは無かったのではないか、と思います。しかしラストパスがわずかに合わず、あるいはシュートに正確性を欠いてリズムを失い、相手を蘇らせてしまった、と言えるのではないでしょうか。また失点は不運と言えば不運ですが、防ぐことは可能だったシーン。途中交代で出場した若手の活躍で先制点を奪った、と言うことで大分を元気にしてしまった「負の効用」はことのほか大きく、流れとしては敗戦の一歩手前まで行っていました。最後にウェズレイと佐藤寿のコンビで同点に追いついたのは、この2人の卓越した個人技があったからこそ。チームとして戦う、と言うコンセプトがまだまだ浸透していないような、そんな印象だけが残ったゲーム内容でした。相手に自在なボール回しを許し、こちらはあまり効果的な攻めを構築できなかった中盤のみならず、DFラインとGKとの連係も含めて、次節・浦和戦に向けて課題の解決が必要です。
<06.3.12> 今朝の中国新聞と携帯サイトの情報によると、今日は森崎浩に代わって李が先発するとのことです。李は「90分もたせるつもりは無い。どんどん動き回って飛ばしていきたい」と意欲を見せていたとのこと。サンフレッチェのサッカーの生命線である高い位置からのプレッシャーで、リズムを作って欲しいと思います。また、青山の今季初のベンチ入りも決まりました。練習試合の川崎F戦で前向きなプレーができていた事が自信になったそうで、その後サテライトでも気持ちを落とさずにプレーしてきたことが評価された様子です。昨年、左膝前十字靭帯断裂の大怪我を負ってシーズンのほとんどを棒に振った青山ですが、そのリハビリの中で培った上半身の強さと精神力を見せて欲しい、と思います。今日の試合は九州石油ドームで午後2時キックオフ。テレビはBS-iとスカパーのTBSチャンネル(ch363)で生放送があります。現地に行けない方は、テレビの前で応援を。
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