5/21〜5/27のSANFRECCE Diary


<06.5.27> インドに遠征中のU-19代表は25日にU-19インド代表と対戦し、1-0で勝ちました。この日のメンバーは、GK:林(→武田73分)、DF:内田篤、柳川(→槙野46分)、福元、佐野(→堤73分)、MF:青山、田中、山本(→柏木46分)、梅崎、FW:森本(→青木66分)、森島康(→ハーフナー61分)。得点は後半31分に青木。槙野と柏木はハーフタイムから入りましたが、これは柳川、山本のコンディションを考えての事だった模様です。ただ、J's GOALのレポートによると柏木が入ったことによりリズムが変わった、とのこと。遠征と練習で身体が重く、また相手に引かれた中での戦いだったにも関わらずきっちりと勝利を収めたことは、評価して良さそうです。
 続いて昨日は地元クラブのHALAPORTSVLUBとの練習試合を行ない、5-1で勝ちました。メンバーは、GK:秋元(→武田73分)、DF:大島、山下、森重、堤(→佐野61分)、MF:河原(→柏木89分)、横谷、長谷川、安田理、FW:伊藤(→青木80分)、長沢(→ハーフナー80分)。得点は5分に河原、19分に長沢、21分に大島、35分に伊藤、61分に横谷。相手のレベルが低く、また引いて守ってこなかったこともあって狙い通りのサッカーができた、とのことです。最終戦は再びU-19インド代表が相手ですが、吉田監督はコンディションを見ながら調子の良い選手を起用するつもりだ、とのこと。槙野、柏木にとっては、レギュラー取りに向けて大事な試合になりそうです。
<06.5.27> 日本サッカー協会は先日U-16代表候補25人を発表し、サンフレッチェユースからはGKの原裕太郎とDFの岡本知剛の2人が選ばれました。今回は月曜日から関西でトレーニングキャンプを行って、地元の高校や大学と練習試合を行います。今後は豊田国際ユースや北海道国際ユースを経て、8月末からシンガポールで行われるAFC U-17選手権に向けて強化して行くことになります。
<06.5.26> プレスリリースによると、明日ダイヤモンドシティ・ソレイユで、サンフレッチェ広島応援イベント「がんばれ!サンフレッチェ広島」が行われます。場所は屋外にあるえんとつ広場で、時間は午後2時から4時。李漢宰、西河翔吾両選手が参加して、トークライブやゲーム大会、サッカーワンポイントアドバイス等を行うとのことです。
<06.5.26> W杯に出場する駒野選手は昨日広島に戻って県庁や広島市役所などを表敬訪問し、秋葉市長や藤田知事、後援会長の宇田誠・商工会議所会頭にジーコ監督と自分のサイン入りにユニフォームを贈ったそうです。そして午後は買い物などをして、つかのまの休暇を堪能していたとのことです。ドイツに向けて出発するのは今日の午前中で、広島空港の出発ロビーで壮行会を行うとのこと。一般の方の参加も可能なようですので、希望する方は8時20分までにお越しください。
<06.5.25> 日刊スポーツの記事によると、森崎浩がリーグ再開からのレギュラー奪回に向けて気合いを入れている、とのことです。今年は開幕戦で先発しながら次節から外され、第7節の川崎F戦からレギュラーを奪い返したものの、今度は監督交代で出場機会が激減。リーグ戦の出場時間数は12試合で346分にとどまっています。コンディションに問題が無いにも関わらずこれだけ使われない、と言うのは2002年にレギュラーを取って以来初めてのことですが、しかしそこで腐って自ら落ちて行ったりせず、前向きに頑張ろうとしているのは彼自身の成長の現れだ、と思います。チームは2週間のオフに入っていますが、森崎浩は1週間ゆっくりした後に自主トレを始める、とのこと。それも、自宅で休養中の兄を誘ってやることを考えているそうです。新監督が就任すれば、ポジション争いはまた一からのスタート。浩司に限らず、全選手にレギュラーを目指して頑張って欲しい、と思います。
<06.5.24> 遅くなりましたが、今月号の「紫熊倶楽部」(Vol.100)を紹介します。表紙は「勝った!!!」と言う文字とともに大喜びする駒野と佐藤寿の写真です。そしてスペシャルインタビューはこの2人。W杯メンバー決定前のインタビューだったこともあって、まずはそれぞれの代表に賭ける思いを語っています。しかし、それ以上に気にかかるのはやはり今年なかなか調子が上がらなかったチームのこと。今年は何が悪かったのか、どう解決すべきなのか等々、それぞれの思いを語っています。
 "SUPPORTER SPECIAL"と題した記事は、「サンフレッチェを愛してやまず、テレビでコメントするだけでなく、サポーターとともに声を張り上げ、チームを鼓舞する元Jリーガー」の吉田安孝さん。優勝を目指してスタートしながら迷路に迷い込んでしまった序盤戦の戦いから、望月監督の事など、チームについてのあれこれから、サポーターの力について、更に今後の戦いと期待の選手についてなど、、吉田さんらしく縦横に語っています。
 コラムは6本で、トップページは「情熱の男、広島を去る」と言うタイトルで小野元監督を取り上げています。また「サンフレッチェを支える人々」はフィジカルコーチの生駒氏。金広督子さんの「ユースをよろしく!」では、今年ユース入りした1年生12人を紹介しています。tssの石井百恵アナウンサーの「大好き!サンフレッチェ」は辞任した小野前監督の言葉を思い出しながら、この3年半を振り返っています。そしてホームテレビの望月ディレクターと私のコラムは、どちらも監督交代について書いています。
 マッチレポートは、4/12のナビスコ杯の清水戦から小野監督の最後の試合となった磐田戦、望月監督に代わってからのC大阪戦、千葉戦、横浜FM戦、初勝利を挙げた大宮戦、そして福岡戦。一番苦しい時期から何とか勝ち点3を取れるまでになった苦闘の1ヶ月を振り返っています。
 サンフレッチェオフィシャルマガジン「紫熊倶楽部」は定価350円。サンフレッチェクラブ会員はV-POINTでは280円で購入できます。また遠くの方はぜひ通信販売か定期購読をどうぞ。
<06.5.23> 今朝のスポーツ紙の報道によると、サンフレッチェの次期監督として昨年まで鹿島を率いたトニーニョ・セレーゾ監督の可能性が急浮上した、との事です。鹿島を6シーズン率いたトニーニョ・セレーゾ氏は今年からグアラニの監督を務めていましたが、首脳陣と衝突して4月に電撃辞任。その後はJリーグ復帰を熱望していたそうで、日刊スポーツによると「広島からアプローチがあった」と接触した事実を認めていたそうです。
 小野監督の辞任から望月監督の下で戦ってきたサンフレッチェですが、W杯の中断までの暫定政権だと言うのは規定路線。クラブはチームを立て直すことのできる新監督を招聘する方針で、ここまで交渉を進めていました。セレーゾ氏以外にもハシェック(元神戸監督。サンテティエンヌ監督就任)やアントニオ・ロペス(元コリンチャンス監督)等をリストアップしていたそうですが、最終的には「Jでの指導経験があり、守備の再建、若手育成の手腕を評価」(日刊スポーツ)してセレーゾ氏に絞った、とのこと。広島側は1年契約換算で50万ドルを提示したのに対してセレーゾ側は70万ドルを要求して難航していたそうですが、出来高契約を設けることによりほぼ合意に達し交渉も最終段階に来ているそうです。早ければ来週にも発表されて、6月初旬の練習再開には姿を見せてくれるのではないでしょうか?
<06.5.23> 日曜日にサテライトが愛媛FCとトレーニングマッチを行ない、0-3で敗れました。メンバーは、GK:佐藤昭(→河野45分)、DF:槙野、西河、中尾、入船、MF:野田(→佐藤拓63分)、保手濱、柏木、岡本(→野田75分)、FW:趙、前田でした。
<06.5.23> 20日にプリンスリーグの第5節を戦い、サンフレッチェユースは防府に8-0で勝ちました。これでユースの対戦成績は4勝1敗で、観音に引き分けた銀河学院に勝ち点1差に迫りました。また、作陽と皆実も岡山学芸館と広島県工に勝って4勝目。上位の混戦状態に変化はなく、ユースとしては負けられない戦いが続きます。
<06.5.22> 昨日新潟スタジアムビッグスワンで行われたナビスコ杯最終戦の新潟戦は、佐藤寿のゴールを守り切り1-0で勝ちました。
 「ナビスコカップの最後の試合というよりも、7/19から再開されるリーグ戦に向けてのスタートという位置づけのゲームになる」と言う望月監督は、現状のベストメンバーを組んで戦いました。
        下田

    八田  吉弘  盛田
李                服部
     戸田   ベット(→高柳45分)

       ウェズレイ(→森崎浩76分)

    上野    佐藤寿(→橋内87分)

SUB:木寺、ジニーニョ、青山、桑田
 対する新潟は、GK:北野、DF:梅山(→岡山77分)、海本慶、中野、鈴木健(→田中63分)、MF:寺川、シルビーニョ、鈴木慎(→宮沢42分)、ファビーニョ、FW:中原、矢野。決勝トーナメント進出のためには大量点での勝利が必要な新潟は、序盤から両サイドを高くして積極的に攻めてきます。対するサンフは李と服部が両サイドを、戸田とベットがバイタルエリアを埋め、ゴール前に人垣を作ります。1分にはファビーニョ、2分には鈴木慎がミドルシュートを放つなど序盤から来る新潟。ファビーニョが高い位置でパスを供給し、中央から、あるいはサイドから攻め込んで来ます。しかしサンフの吉弘を中心としたDFラインはしっかりとはね返し、時折ロングボールからチャンスを作ります。10分にはウェズレイが右からフリーでシュートを放つもののわずかに外に。続く11分にはウェズレイのパスを受けた服部が強烈なミドルシュートを放ちましたが惜しくもGKの正面を突きます。そして16分、右サイドで粘って相手ボールを奪うと、李?が相手のDFラインの前を横切るパス。ベットがスルーしたボールの先に走り込んでいた服部の左足から放たれたクロスは、完璧な曲線を描いてファーサイドの佐藤寿へ。寿人はこれを頭で丁寧に押し込んで、サンフは待望の先制点を挙げることに成功しました。
 その後も両サイドを上げてどんどん攻め込んで来る新潟に対し、広島はゴール前をしっかりと固めます。しかし決して殴られっぱなしではなく、カウンターのチャンスには両サイドとボランチがしっかりと押し上げて追加点を奪いに行きます。34分にはFKのチャンスからウェズレイがシュート。35分にはベットの縦パスを佐藤寿が戻し、走り込んだベットがフリーでシュートしましたが決める事ができません。結局前半の広島のシュートは6本だったのに対して新潟は13本。数少ないチャンスを決めたサンフが1点リードで前半を折り返しました。
 後半立ち上がり、サンフはスローインからゴール前に持ち込み、ウェズレイが倒されましたがノーファウル。また1分には李が右サイドからミドルを狙いましたが外れると、その後は前半以上に攻める新潟、守る広島と言う展開が続きます。3分には矢野がフリーでシュートしましたが盛田が必死でブロック。シルビーニョが、寺川が次々とシュートを放ちますが、下田が冷静に抑えます。業を煮やした鈴木監督はDFを2枚にまで減らし、前線の人数を増やして何とか広島ゴールをこじ開けようとしますが、広島のDFラインの集中力は高くことごとくシュートコースに入ってクリアします。サンフの後半唯一の決定機は後半41分。高い位置でボールを奪い、スルーパスで抜け出した佐藤寿がGKと1対1になります。しかしGKの動きを見て慎重に放ったシュートはポストに当たって枠の外へ。望月監督は直後に橋内を入れて、逃げ切りを図ります。新潟は最後まで右から左からクロスを入れ続けたものの全てGKとDFがはね返し、ナビスコ杯を勝利で締めくくることが出来ました。
 望月監督にとっては最後の采配となるこのゲーム。予選敗退が決まってモティベーションが下がる可能性もあった中で見せたのは、最後まで徹底的に勝ちにこだわる姿勢でした。メンバーは完全なベストメンバー。しかも守備を固めてカウンターに徹すると言う、望月監督のサッカーを90分間貫きました。ボール支配率は35%。26本にも上った相手のシュートの雨を、下田を中心とした全員の力ではね返し続けたこと、そしてチャンスにしっかりと両サイドが押し上げたことが、勝利の要因だったことは間違いありません。小野監督の解任から1ヶ月、バラバラになっていたチームは一つになり、全てをチームのために捧げる事ができるようになりました。そしてどう言う形であれ「勝利」と言う結果を出せるようになったことは、大きな成果だと言えるでしょう。もうすぐ発表されるであろう新監督が作るチームに対して、望月監督は少なくとも基礎を作ることはできました。チームは2週間のオフに入りますが、この間に心と身体をリフレッシュして、新しいサンフレッチェに向けて良いスタートを切って欲しい、と思います。
<06.5.21> 今日の新潟戦ですが、ホットニュースによると内転筋の怪我のため戦列を離れていたジニーニョが復帰するとのこと。先発するかどうかは分かりませんが、W杯後の逆襲を目指すサンフにとっては心強い選手の復活だと言えるでしょう。またその他の遠征メンバーについては前節と同様で、最後まで全力を尽くして勝利を目指して戦うことになりそうです。対する新潟ですが、前節体調不良のため欠場したファビーニョが戻ってくる一方で、海本慶、三田、鈴木慎が先発から外れる可能性が高いとのことです。
 今日の試合会場は新潟スタジアムビッグスワンで、午後3時キックオフ。今季初めてのナビスコ杯のテレビ中継が、5/23(火)の午前1時からと5/26(金)の8時からフジテレビ739で行われる予定となっています。現地に行けない方は、そちらの録画放送をお楽しみに。
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