7/16〜7/22のSANFRECCE Diary


<06.7.22> 携帯サイトの情報によると、戸田の代役としてリベロに起用されそうなのは森崎和。ペトロヴィッチ監督は「一時はコマのリベロも考えた」とのことですが、昨日の練習前に森崎和と話した時に「よくなった」と答えたことから決断した、とのこと。森崎和が出場すれば、4/8の川崎F戦以来。90分間フルにできるかどうか不安はありますが、リベロは昨年も経験しているだけに問題ない、と思います。それにペトロヴィッチ監督が目指すのは、あくまで攻撃サッカー。守備の不安をものともしないような熱い戦いに期待したい、と思います。
 今日の試合会場は広島ビッグアーチで、午後6時キックオフ。U-11の「サンフレッチェカップ」を12時半から、4種による「フォリアカップ」を4時から行うほか、「選手サイン会」(3時半から抽選券配付)「選手とハイタッチ」(選手の似顔絵に応募した人限定)、「フェイスペイント」(3時〜6時)、「キックターゲット・キックスピード」(4時〜6時)などのイベントが予定されています。また、サンフレッチェクラブ会員限定プレゼントは、大木選手のプレミアム選手カード。更に「公共交通機関利用促進キャンペーン」として、サンフレッチェとジェフ千葉の両クラブのエンブレムをあしらったオリジナル携帯アクセサリーを、アストラムラインの広域公園前駅とAシティ中央バス停(いずれも下車時)、及びアルパーク発のシャトルバス乗り場での乗車時に配付します。無料駐車場は混雑が予想されますので、なるべくアストラムラインかバスでご来場下さい。
 テレビですが、今日はJ SPORTS 1で生放送があります。スタジアムに行けない方は、テレビの前で応援を。
<06.7.21> 明日は再開後の「ホーム開幕戦」としてジェフユナイテッド千葉をビッグアーチに迎えます。
 昨年最終節まで優勝を争った千葉は、今年も最小限の戦力補強でシーズンに臨みました。そして立ち上がりこそなかなか勝ちに恵まれなかったものの徐々に盛り返し、ここまで勝ち点20で7位に付けています。
1A ●2-4 大宮  【千】斎藤、巻、【宮】冨田、OG、小林大、トニーニョ
2H △2-2 甲府  【千】ハース、阿部、【甲】堀井、バレー
3H △2-2 福岡  【千】巻、要田、【福】薮田2
4A ○2-1 清水  【千】阿部、羽生、【清】マルキーニョス
5H ●0-1 鹿島  【鹿】アレックス・ミネイロ
6A △2-2 川崎F 【千】巻、阿部、【川】ジュニーニョ
7H ○2-1 C大阪 【千】羽生、山岸、【C】西澤
8A ○3-2 FC東京 【千】巻2、クルピニコビッチ、【F】ルーカス、赤嶺
9H △0-0 磐田
10A ○3-0 大分  【千】羽生、佐藤勇、阿部
11H ○2-0 浦和  【千】巻、中島
12A △1-1 横浜FM 【千】山岸、【横】清水
13H ●1-2 G大阪 【千】ハース、【G】中山、播戸
 オシム監督が3年半かけて作り上げてきたチームは、ペトロヴィッチ監督の広島にとっては言わばお手本。サンフレッチェの現在の力を測るには格好の相手だ、と言えるでしょう。ただ監督が息子のアマル・オシムに代わって、微妙な点で変わっている可能性はありそう。実際前節G大阪戦では、先制点を奪ってその後もチャンスを何度も作りながら、マグノ・アウベスを欠くG大阪に逆転負けを喫しています。その上次節はキャプテン阿部が累積のため出場停止。監督も選手のやりくりに頭を悩ませているに違いありません。
 一方のサンフレッチェはペトロヴィッチ監督の初戦を白星で飾り、チームの雰囲気は最高に盛り上がっていることと思われます。中断を挟んではいるものの、リーグ戦では昨年8月以来の3連勝。このまま一気に浮上して行きたいところなのですが、しかし戸田が2度目の累積で2試合の出場停止。「代わりのいない」(ペトロヴィッチ監督)選手の不在をどう乗り切るか、が最大のポイントとなります。
        下田

    八田  槙野  盛田

        青山
駒野              服部
     ベット  森崎浩

    佐藤寿   ウェズレイ

SUB:木寺、西河、入船、李、中里、柏木、上野
 槙野が出場することになれば、ナビスコ杯の千葉戦以来と言うことになります。この時は八田、西河とのトリオで先発したもののボロボロにやられ、前半だけで4失点を喫しました。しかし後半から投入された盛田が2得点を挙げる活躍で追い上げ、オシム監督をして「負けた方が良かった」と言わせる試合を演出しました。その時から両チームとも状況は変わっていますが、広島が挑戦者である、と言う立場は同じ。結果を怖れることなく、思いきってチャレンジして欲しいと思います。
<06.7.20> 昨日再開したJ1リーグ戦の第13節。瑞穂陸上競技場で名古屋グランパスと戦ったサンフレッチェは、点の奪い合いを制して3-2で勝ち、ペトロヴィッチ監督の初戦を飾りました。
 今週は別メニュー調整になっているという森崎和は結局ベンチ入りもせず、サンフは次の布陣で臨みました。
        下田

    駒野  戸田  盛田

        青山

李    ベット  森崎浩   服部
(→八田51分)(→中里86分)

    佐藤寿   ウェズレイ(→上野87分)

SUB:木寺、入船、高柳、柏木
 対する名古屋のメンバーは、GK:川島、DF:スピラール、大森、増川、本田、MF:中村、金正友、山口、吉村(→藤田73分)、玉田(→杉本73分)、豊田(→片山77分)。何としても勝ちでスタートしたいと言うサンフレッチェのイレブンは立ち上がりは緊張からか動きが硬く、特にDFはラインがバラバラ。また中盤でのプレスも曖昧で、中盤からのパスで何度もDFラインを突破されてピンチを招きます。4分の吉村のミドルシュートはポストが守ってくれましたが、5分に吉村?のパスを受けた金正友がフリーでボールを持って抜けようとしたところを、李が後から倒してPKを与えてしまいます。そして玉田のキックは下田が飛んだ逆を突き、サンフは早い時間帯にリードを許してしまいました。
 しかしこれで力が抜けたのかサンフも反撃します。8分には青山のスルーパスで抜け出したウェズレイが決定的なシュート。そして10分にはストッパーの位置からドリブルで上がった駒野がウェズレイへ縦パスを送り、ヒールで落としたボールを佐藤寿がワンタッチでスルーパス。これで完全にDFラインの裏を取ったウェズレイがGKとDFを翻弄して空いたゴールに流し込み、サンフは早い時間帯に追いつく事ができました。
 その後は両チームともマイボールを大事にしながら相手の隙をうかがう、と言う感じの慎重な戦い方で対峙します。名古屋は両サイド、特にサンフレッチェの右サイドを徹底して狙ってきます。19分にはスローインからの流れでフリーになった中村が強烈なシュートを放ちましたがこれもバー直撃。33分には中村のミドルが、また34分には豊田のシュートが広島ゴールを襲いますが、下田が冷静に対処します。サンフは24分に服部のクロスから青山がシュートしましたが、ボールに力がなくGKにキャッチされます。しかし38分、ドリブルで攻め上がったベットがそのまま前にスルーパス。素晴らしい動きでフリーになった佐藤寿がDFラインの裏で受け、ここに飛び込んだ川島に倒されPKをもらいます。名古屋ゴール裏の盛大なブーイングを受けながらボールをセットしたウェズレイは、川島の動きを見ながら緩いボールでネットに沈め逆転に成功しました。
 その後は両チームとも何度かチャンスを作りながらも、DFが集中して守ります。そしてエキスポビジョンに「ロスタイムなし」が表示された直後にDFラインからそのまま攻撃参加したスピラールがスルーパス。李のマークをかわしてボールを受けた金正友がそのままシュートし、サンフは最悪の時間帯に同点に追いつかれてしまいました。
 ハーフタイムに「もう一度集中し直せ」「中盤をコンパクトに」「まだベンチに6人の選手がいる」と監督から檄を入れられたサンフは、立ち上がりこそ押し込まれますが徐々に押し返します。そしてはっきりと流れが変わったのは後半6分から。八田を右ストッパーに入れて駒野を高い位置に上げると、不安定だった右サイドが生き返ります。そして後半11分、左サイドからのCKを蹴るのは森崎浩。このボールはいったんはクリアされますが、こぼれを拾った青山のスルーパスを足元で受けた八田が反転して強烈なシュート。そしてGKが弾いたこぼれ球に反応した佐藤寿が、角度のないところからゴールにねじ込み再び勝ち越しました。
 この後はパスを回しながらなかなか決定機を作れない名古屋に対して、広島はしっかり守って鋭いカウンターを繰り出します。18分には服部のドリブル突破からチャンスを作り、24分には佐藤寿、森崎浩、服部のコンビでチャンスを作ろうとします。そして30分には相手ボールをカットした駒野がドリブルで中央に相手を引きつけ左サイドのスペースへ。ここに走り込んでいた森崎浩が左足で強烈なシュートを放ちましたが、惜しくもポストに弾かれます。また34分にも左サイドからチャンスを作りますが、しかし疲れからか徐々に足が動かなくなりDFラインの押し上げができなくなり、名古屋の攻撃を耐え続ける展開になります。藤田、杉本、片山を投入して攻めの圧力を強める名古屋。しかしサンフの選手はまるで望月時代を思い出したかのように粘り強く守ります。そして最後には上野を投入してスピラールの攻め上がりをケアすると言う采配で相手の攻めを抑え込み、終了のホイッスルとともに全選手と監督・コーチが抱き合って喜びました。
 「サッカーは我慢と時間が必要」と試合後に監督も語っているように、この試合の内容自体は決して満足できるものではなかったと思います。前半はDFラインが揃わず、また中盤でプレスがかからず何度も裏を取られていましたし、右サイドの本田と金正友の攻撃を抑えきれずにピンチを招いていました。前半のこちらの決定機は3つぐらいだったのに対して相手はその倍ぐらいあって、相手のシュートミスに助けられたと言う面は否めなかったと思います。また後半リードを奪ってからは完全に守り一辺倒で、せっかくボールを奪っても攻め上がる途中でボールを失うことが多く苦しい状況を自ら招いていました。怪我人の続出やジニーニョの帰国でメンバー的に苦しい点を差し引いても、ペトロヴィッチ監督のやりたいサッカーの完成度としてはたぶん60%ぐらいがいいところ。次節から2試合戸田が出場停止になることを考えると、これからもっともっと苦しい戦いが続くのは間違いない、と思われます。ただ、そんな状況だったにも関わらず勝利を引き寄せることができたのは、間違いなくチームが一体となって戦う事ができたからだ、と思います。ピッチ上の11人が一致して戦っていたのはもちろんのこと、途中出場の3人もしっかりと自分の役割を果たし、またベンチに残った選手たちも心を一つにして戦っていたと思います。また携帯サイトによると手術を控えている吉弘から青山に「アオならできる。リラックス、リラックス」と書いたメールが届いていたおかげで「余計な力がスーッと抜けた」のだそうで、広島に残った選手も含めて戦っていたことを示すエピソードだ、と言えるでしょう。降格圏脱出に向けて、そして更に上を目指してペトロヴィッチ監督の元で一丸となったサンフレッチェ。7月中の残り3試合は更に厳しい戦いが続くのは間違いない、と思いますが、このチームなら何とか乗り切ってくれる。そんな夢を与えてくれるゲームだったと言って良いのではないでしょうか。
<06.7.19> ホットニュースによると、今日の名古屋戦のメンバーはほぼ予想通りで、DFラインに戸田、駒野、盛田、中盤に青山を入れた布陣で戦うことになりそうです。また名古屋戦での復帰を目指して頑張ってきた森崎和ですが、コンディションがまだ上がりきっていないためぎりぎりになってベンチから外れるかもしれない、とのこと。むしろこれから11日間で4試合を戦う過密日程を考えて、次節以降に復活を賭けることになるかも知れません。一方の名古屋は新外国人FWのヨンソンは間に合いませんが、怪我でキャンプに参加できなかった古賀が戻ってくるとのこと。どちらも守備がどこまで頑張るか、がポイントとなりそうな気がします。
 今日の試合会場は、エキスポビジョン(1年前まで万博会場で使用していたものらしい)を新たに設置した瑞穂陸上競技場で、午後7時キックオフ。浴衣で来場すると当日券が半額になる、あるいは正面ゲートで「グランパスファミリー和風うちわプレゼント」等のイベントがあるようです。梅雨前線の影響で全国的に雨模様となっていますが、名古屋周辺は大崩れは無さそう。平日のアウェイと言う悪条件ではありますが、行ける人はぜひ現地で会いましょう。(私は休暇を取りました。)なおテレビ中継ですが、東海テレビで録画放送がある他にはJ SPORTS 1での7/23(日)9時の録画放送までありません。スタジアムに行けない方は、携帯サイトの速報などをご覧ください。
<06.7.19> プレスリリースによると、7/1に行われたトレーニングマッチでゼ・カルロス?と接触して負傷した吉弘充弘選手は、「中心性頚髄損傷」と診断され7月末に手術を行うことになりました。この中心性頚髄損傷とは一種のむち打ちの症状だそうで、首が鞭のようにしなることによって脊柱管(脊髄の入れ物)が圧迫され、中の神経に傷が付くのだとのこと。主に上半身が痺れる、力が入らない、等の後遺症が残ることがあるそうです。手術だけで直るわけではなくリハビリが必須で、どこまで回復するかも分からない、と言う状況なのではないかと思われます。プロ入り3年目にしてようやくポジションを確保し、北京五輪に向けての貴重な戦力にもなって行こうかと言う時のアクシデントとなってしまった吉弘。何とかこの危機を乗り越えて、またピッチに戻ってきて欲しいと思います。
<06.7.18> 明日からJ1のリーグ戦が2か月ぶりに再開します。ペトロヴィッチ新監督にとっての初采配のゲームは、アウェイでの名古屋グランパス戦です。
 今年からフェルフォーセン監督が就任してオランダ流の組織サッカーを指向する名古屋ですが、怪我人の続出もあって第5節以降は勝ちに恵まれず、13位に沈んでいます。
1H ○3-2 C大阪 【名】古賀、杉本、豊田、【C】前田、西澤
2A ●0-2 清水  【清】藤本、チョジェジン
3H △0-0 鹿島
4A ○1-0 福岡  【名】玉田
5H ●0-3 大分  【分】深谷、西山、根本
6A △0-0 浦和
7H △1-1 京都  【名】中村、【京】パウリーニョ
8A ●1-2 新潟  【名】本田、【新】鈴木慎、海本慶
9H ●0-2 川崎F 【川】谷口、我那覇
10A ●1-2 FC東京 【名】吉村、【F】ルーカス2
11H △1-1 横浜FM 【名】古賀、【横】マグロン
12A △2-2 磐田  【名】山口、本田、【磐】ファブリシオ、前田
 低迷の原因は何と言っても得点力不足。11試合で10得点と言うのは福岡と並んでリーグ最下位です。期待された玉田が1点しか取れていない、と言うのも問題ですが、それ以前に深刻なFWの駒不足で、山口や古賀ら本来のポジションとは違う起用で何とか凌いで来ています。ただ、戦術面の強化のために中断期間中に行ったオランダキャンプでは、ブンデスリーガ1部のアーヘンに2-0で勝つなど良い結果を残しているとのこと。オランダ流のサッカーが浸透して、どこからでも点が取れるチームになっている可能性はある、と思います。
 一方のサンフレッチェはペトロヴィッチ監督が就任して1ヶ月。「ボールも人も動くサッカー」の構築を目指して連日猛練習を行って来ています。ただ、アマチュアチーム相手には良い結果が出ているもののプロ相手には苦戦。特にジニーニョが抜けたDFラインは吉弘が怪我、小村も骨折から戻ったばかりと不安が残るのですが、新監督は「平均的にいい試合ができるには時間がかかる」と意に介さない様子です。明日の試合は勝利が必要なのはもちろんのことなのですが、それ以前に良い内容のサッカーが見せれるかどうか、そして90分間走り続けることが出来るかどうか、がポイントになるのではないでしょうか。
 メンバーですが、これまでの練習試合での起用を見る限りでは、次のような感じになる可能性が高そうです。
        下田

    駒野  戸田  盛田

      青山  ベット
李               服部
        森崎浩

    ウェズレイ 佐藤寿

SUB:木寺、八田、入船、中里、森崎和、柏木、上野
 ポイントはオーバートレーニング症候群から復帰したばかりの森崎和。先週は修道大戦で90分間プレーするなど順調な仕上がりぶりを見せていましたが、その後疲れが出てきたようでやや抑えめの調整にしているようです。「本職」がいないDFラインだけでなく中盤でどのようにボールを奪い、どのように相手ゴール前までボールを運ぶのか。楽しみであるとともに多少の不安もある、再開初戦となりそうです。
<06.7.17> 一昨日プリンスリーグの第10節が吉田サッカー公園などで行われ、サンフレッチェユースは広島皆実と引き分けて勝ち点を25としました。また上位陣では2位の銀河学院が江の川に3-0で勝ってやはり勝ち点は25。ユース、銀河学院、広島皆実が同じ勝ち点で並んでいます。そしてこれを追うのが作陽で、多々良を2-1で下して勝ち点を25としています。最終節は7/22で組み合わせは次の通り。
広島ユース×広島観音 11:00(広域公園第一球技場)
銀河学院 ×広島県工 13:30(広島スタジアム)
広島皆実 ×作陽   11:00(広域公園補助競技場)
 得失点差で上回るサンフレッチェユースと銀河学院は、敗れてもよほどの大量失点をしない限り3位以上は確定。従って高円宮杯の出場権は事実上獲得したことになります。そして残り1枠を争うのは、広島皆実と作陽。広島皆実は勝ちか引き分けで、作陽は勝ちで高円宮杯出場が決まります。
<06.7.16> 昨日カシマスタジアムで「2006 JOMOオールスターサッカー」が行われ、J-EASTが4-1で快勝。先制のFKを決めた中澤がMVPを獲得しました。サンフレッチェから選ばれた佐藤寿、駒野は揃ってJ-WESTのスターティングメンバーに選ばれ、駒野は45分間、佐藤寿は61分間プレーしました。その中で駒野は前半早々に強烈なミドルシュートを放ち、また何度か良いクロスを入れたものの得点には絡めませんでした。一方の佐藤寿も動き回って何とか相手ゴールをこじ開けようとしたものの、いまひとつ周囲と合わずにゴールを奪うことはできませんでした。
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