7/2〜7/8のSANFRECCE Diary


<06.7.8> 昨日Jリーグは7/15(土)にカシマスタジアムで行われる「2006JOMOオールスターサッカー」の出場選手を発表し、広島からは佐藤寿人、駒野友一の2人が選ばれました。
 J-WESTのFW部門で1位となった佐藤寿は、第1回の中間発表からトップを譲らず選出されました。319,060票はJ-WESTでは5番目の多さで、堂々の選出、と言って良いでしょう。一方の駒野は最初の中間発表では6位だったもののその後は票が伸びず、6月初旬の最終の中間発表では9位で当選圏内の3位とは5万票以上の差がありました。しかしその後日本代表として3試合に出場して活躍したことが、一気に票が伸びた要因だったのではないかと思われます。2人とも2度目の出場でかつサポーター投票による選出は初めてと言うことで、佐藤寿は「まずは、投票をしてくれた方々に感謝したいです。去年に引き続き、JOMOオールスターサッカーでプレーできる事を嬉しく思います。90分間、スタジアムが喜びに包まれる様、ピッチの上で僕自身も楽しみたいと思います」、一方の駒野は「今回、2006JOMOオールスターサッカーに選ばれてとても光栄に思います。投票をしていただいたみなさん、本当にありがとうございます。みなさんの期待に応えられるよう、精一杯頑張りたいです」と喜びの言葉を語っています。昨年は佐藤寿が途中出場から中山のゴールをアシストしましたが、今年は先発出場が濃厚です。今年は駒野のクロスからのゴールを見せて欲しい、と思います。
<06.7.7> 中国新聞によると病気の父親を見舞うためブラジルに帰国していたウェズレイが、昨日からチームに再合流しました。昨日のチーム練習はリカバリーのため約30分間で終わったそうですが、前日の夕方に広島に着いたウェズレイは1時間近く居残り練習を行ったとのこと。心配されたコンディションも「問題ない。リーグ戦再開に向けて高めていく」と特に問題は無さそうです。7月末までの契約も延長の方向で「後は詳細を詰めるだけ」だそうで、背番号10の存在はペトロヴィッチ監督のサンフレッチェにとって重要なものになりそうです。
<06.7.6> 昨日C大阪との練習試合を吉田で行い、サテライトは2-2で引き分けたもののトップは0-1で敗れました。
 先にゲームを行ったサテライトのメンバーは、GK:木寺、DF:橋内、槙野、盛田、MF:趙(→岡本64分)、中里、遊佐(→中野73分)、高柳、柏木、FW:桑田、平繁。対するC大阪は、GK:鈴木(→丹野45分)、DF:中山(→香川45分)、山下、江添、堂柿(→有村72分)、MF:酒本、アンドレ、宮本、苔口、FW:ジャパ(→森島康45分)、小松(柿谷67分)。携帯サイトによると前半は広島ペースだったそうで、特に高柳、柏木、中里の中盤が良い関係を作り、また趙も何度も突破を図ってチャンスを量産したそうです。しかしようやく先制点を奪ったのは前半43分。高柳のパスカットから柏木、趙とつなぎ、クロスを桑田が押し込みました。しかし後半になって監督が打ち合わせのため姿を消すととたんに元気がなくなったそうで、13分にはFKのクリアが中途半端になったところを森島康に押し込まれました。続いて後半28分、柿谷にサイドを破られ単独突破からゴールを許します。しかしその後はペースを取り戻し、43分に柏木のスルーパスで飛び出した平繁がドリブルからシュートを叩き込み、引き分けに持ち込みました。
 続いて行われたトップ同士のゲームのメンバーは、GK:下田、DF:駒野(→上野68分)、戸田、ジニーニョ(→入船45分)、MF:李、青山、服部、森崎和(→八田55分)、森崎浩、FW:佐藤寿、上野(→前田55分)。対するC大阪は、GK:吉田(→多田45分)、DF:藤本、前田、ブルーノ・クアドロス、ゼ・カルロス、MF:森島寛(→山崎45分)、ピンゴ、下村、古橋、FW:西澤(→柿本56分)、大久保(→徳重56分)。携帯サイトによると、前半のサンフレッチェは中盤の底に入った青山と森崎兄弟が絡んで「実にエクセレント」なサッカーを展開したそうです。3分には服部のサイドチェンジを受けた李が放ったダイレクトのミドルシュートがバー直撃。5分には戸田のロングパスから李、佐藤寿が絡んでチャンスを作り、その後も青山や駒野のオーバーラップなどから何度も決定機を作ったそうです。しかしラストパスの精度やシュートの1つ前のプレーでのミスが響いて無得点。それが後まで影響することになりました。後半はジニーニョに代えて入船を左ストッパーに入れましたが、売り出し中の若手も昨日はミスを連発。左サイドの守備の綻びを大久保に突かれ、C大阪にペースを渡してしまったとのこと。その後八田と前田を入れたものの流れを変えることが出来ず、駒野が足に違和感を感じて下がると一方的に押されるようになってしまったそうです。そして後半31分、青山のミスからボールを失い、一気のカウンターから柿本にゴールを許し、敗戦を喫してしまいました。ただ、そんな中でも先発の3バックの安定感や森崎和が55分間プレーしたことなど光明が見えた、とのこと。リーグ戦再開まで2週間となって、ある程度の方向性は見えたのかも知れません。
<06.7.5> 日本サッカー協会は昨日新潟国際ユースに参加するU-17代表チームのメンバーを発表し、サンフレッチェユースからは中野、横竹の2人が選ばれました。今回選出されたメンバーは次の18人。
【GK】三浦(中京大付中京高)、川俣(鹿島ユース)
【DF】浅田(帝京高)、堀田(柏ユース)、古寺、大野(新潟ユース)、
    樋口(川崎Fユース)、鈴木(星稜高)
【MF】平(日章学園高)、實藤(城南高)、渡部、柿沼(大宮ユース)、
    木暮(三菱養和ユース)、輪湖(柏ユース)
【FW】高橋(富山一高)、宮澤(室蘭大谷高)、中野、横竹(広島ユース)
 このメンバーは7/11に集合してトレーニングを行い、7/14に新潟高校選抜と、7/16にハンガリー代表と対戦し、7/17に順位決定戦を戦う予定となっています。
<06.7.5> プレスリリースによると、中区富士見町にあるJ Cafe広島地蔵通り店が「サンフレッチェカフェ」としてシーズン終了まで営業することになりました。店舗内には駒野、佐藤寿、森崎浩の3人の壁画アートが描かれているほか、サンフレッチェの選手の写真パネル、ユニフォームなど様々なグッズを展示。更にSupporter menu(照焼きハンバーガーのセットで1,200円)を注文した方の中から抽選で展示中のサイン入りグッズが当たるとのことです。
<06.7.4> 土曜日に行われたU-19代表のオーストラリアでの第2戦は、内容的には良かったものの一瞬の隙を突かれて2点を失い、1-2で敗れました。U-19日本代表のメンバーは、GK:武田、DF:香川、槙野、大島、中川(→河原76分)、MF:山本、柏木、長谷川(→横谷70分)、小澤、FW:伊藤、ハーフナー。インドやタイよりはずっとレベルの高い相手に対してU-19代表は「ほぼ90分間主導権を握った戦いを見せた」(J's GOAL)のだそうです。失点は6分に「立ち上がりのドタバタの中...ミドルシュートを決められ」、後半28分にペナルティエリア内で守備の人数がいたにも関わらず、相手の個人技にやられてしまいました。ただそれで落ち込むことなくしっかりとゲームを作れたのが、このチームの成長した部分。得点は後半13分のハーフナーのPKだけだったものの、「高い位置で奪って攻める」と言うチームの狙い通りの戦いが出来ていた、とのことです。
 なお広島から選ばれた2人は共にフル出場。柏木は中盤のゲームメイクに参加して何度も決定機を演出していた模様です。また槙野は「ディフェンスとしては良い時間と悪い時間との差がありすぎるからそれをなくさないといけないと思う」等と反省の言葉ばかりでしたが、福元不在の中でリーダーとして頑張っていた証なのではないでしょうか。U-19代表の主力として定着した2人ですが、これ以上のレベルアップのためにはやはりJリーグで試合に出ることが必要。新監督の元でまだまだメンバーの入れ替えも予想できるだけに、今度はサンフレッチェでのポジション奪取を目指して欲しい、と思います。
<06.7.3> 一昨日プリンスリーグの第8節が行われ、サンフレッチェユースは広島国泰寺に4-0で勝ち首位を守りました。得点者は田中、保手濱、不老、藤澤。トップチームの練習試合に平繁、遊佐、篠原を抜かれていたものの、きっちりとした試合運びで勝ち点3をゲットしたことになります。他の上位陣は、多々良を4-0で下した皆実がユースと同勝ち点で2位。銀河学院が境を6-2で、また作陽が観音を2-1で下してそれぞれ勝ち点差2と3で追っています。ユースは来週から多々良、観音、皆実と上位相手の3連戦。高円宮杯出場のためには、1つも落とすわけにはいきません。
 一方昨日は天皇杯広島県予選を兼ねた「全広島サッカー選手権決勝大会」の1回戦が行われ、1年生主体で臨んだサンフレッチェユースは社会人クラブチームのH"IDEに5-1で快勝しました。2回戦は福山大学との対戦で、勝てば準決勝は福山平成大と広島観音高の勝者との対戦となりますが、2回戦はプリンスリーグの翌日で、準決勝はクラセンともろにぶつかっているのが痛いところ。仮に天皇杯の広島県代表となっても1,2回戦は高円宮杯とぶつかるため、こちらは下級生が経験を積む場と言うことになりそうです。
<06.7.2> 昨日サンフレッチェは美作でC大阪と練習試合を行ない、1-1、2-1の1勝1分けの結果でした。
 まずサテライト同士が対戦した1試合目のメンバーは、GK:河野(→佐藤昭45分)、DF:八田、西河、橋内、MF:趙(→篠原55分)、遊佐、高柳、中里、桑田、FW:前田、平繁。対するC大阪は、GK:鈴木(→丹野45分)、山下、アンドレ、江添(→柿谷45分)、堂柿、MF:酒本、ジャパ、宮本、苔口、FW:森島康(→有村63分)、小松。失点は後半1分で、右サイドをからの苔口のドリブルを誰も止めることができずそのままシュートを決められた、とのことです。得点は後半41分で、前田の突破から得たCKから相手のオウンゴールを誘いました。全体的にサンフが軽快なパス回しでゲームを支配したもののやや淡白さが目だったそうで、単純なミスからピンチを招くこともしばしばだったとのこと。その中で平繁、遊佐、篠原のユーストリオの動きの良さがチームを活性化していたとのことです。
 レギュラー組が出場した2試合目は、GK:下田(→木寺45分)、吉弘(→入船45分)、ジニーニョ、盛田(→森崎和45分)、MF:駒野、ベット(→青山59分)、李、森崎浩、服部、FW:上野、佐藤寿。C大阪のメンバーは、GK:多田(→吉田45分)、DF:藤本、前田、ブルーノ・クアドロス(→柳本45分→下村80分)、山崎、MF:森島寛(→徳重45分)、ピンゴ、下村(→河村45分)、ゼ・カルロス(→古橋69分)、FW:古橋(→大久保45分)、西澤(→柿本45分)。前半45分にピンゴのゴールでリードを許しましたが、後半31分に森崎浩が押し込んで同点に追いつくと、終了間際に佐藤寿が決めて逆転で勝ちました。「失点をゼロに抑える」ことをテーマに挙げていたペトロヴィッチ監督は「前半の守りの内容が良くなかった」と顔を曇らせていた(中国新聞)とのこと。前半はラインの押し上げができずに中盤にスペースを与えてしまい、西澤に起点を作られ何度もDFラインの裏を突かれていたそうです。広島ボールの時にはワンタッチ・ツータッチのパス回しで相手を押し込み、服部や駒野のクロスから何度かチャンスを作ったものの、決定機はC大阪の方が多かったとのことです。前半終了間際に相手選手と激突して退場した吉弘に代わって後半からは駒野と入船がストッパーに入りましたが、これが正解。駒野の「意識的に前へ出た」(中国新聞)動きに連動して全体的に押し上げができていたそうです。そして特にはっきりとした広島ペースになったのは青山を投入してから。チーム全体の運動量が格段に上がり、C大阪を圧倒します。31分にはルーズボールを諦めずに追った上野がドリブルからクロスを入れて森崎浩が押し込むと、「それからはまさに広島ショー」(携帯サイトによる)。青山と森崎和を中心に自在にゲームを操り、最後は服部の正確なクロスを佐藤寿が頭で押し込んで勝ち越しました。愛媛戦では課題がいろいろと出たサンフレッチェですが、その後の休養と練習である程度は解決した、と言えそう。今後の練習試合(水曜日にC大阪と、また7/12には福岡と非公開で行われる予定)で更にチーム作りを進めることになりそうです。
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