8/27〜9/2のSANFRECCE Diary


<06.9.2> 一昨日から始まった仙台カップ国際ユースサッカー大会で、U-18日本代表はブラジルと対戦し、激しい点の取り合いの末4-5で敗れました。日本のメンバーは、GK:清水、DF:前野、池田、桜井(→田代69分)、當間、MF:遠藤、乾(→高垣26分→園田74分)、遊佐、倉田(→森村58分)、FW:平繁、長沢。(因みに遊佐はキャプテンマーク。)前半はブラジルに圧倒されたようで35分までに4点を取られて前半ロスタイムに平繁が1点を返したにとどまりました。後半も6分にいきなり失点して突き放されましたが、その後長沢、森村、前野のゴールで追い上げたものの及ばなかった、と言う展開だったようです。
<06.9.1> 日本サッカー協会は昨日アジアカップ予選に臨む日本代表を発表し、広島からは佐藤寿と駒野が選ばれました。
 今回招集されたのは次の24人。
【GK】川口(磐田)、山岸(浦和)、西川(大分)
【DF】三都主、坪井、闘莉王(浦和)、加地(G大阪)、駒野(広島)
【MF】中村(名古屋)、羽生、阿部(千葉)、遠藤、二川(G大阪)、
    鈴木、長谷部(浦和)、山瀬功、田中隼(横浜FM)、小林大(大宮)、
    伊野波(FC東京)、梅崎(大分)
【FW】巻(千葉)、我那覇(川崎F)、佐藤寿(広島)、田中達(浦和)
 イエメン戦のメンバーから佐藤勇と坂田が外れ、西川、二川、伊野波、梅崎が初めて選出されています。二川と西川はJリーグでの実績から見て当然の選出と言えますが、伊野波と梅崎はオシム監督らしいサプライズ。ここで中東遠征に同行することにより彼らが大きく成長すれば、それぞれ中心選手としての活躍が期待されるU-21代表、U-19代表にも良い影響を与えることになるのではないでしょうか。
 今回のメンバーは昨日の朝日本の各地より成田空港に集合し、チャーター機で最初の目的地サウジアラビアに向かいました。そして9/3にサウジアラビアのジッダ、9/6にイエメンのサヌアで行われるアジアカップ予選に臨みます。
<06.8.31> 昨日広島ビッグアーチで行われた第21節磐田戦は2-1で勝ち、ペトロヴィッチ監督になって初めてのホームでの勝利を挙げました。
 左足の故障のため3試合に欠場した駒野が先発に復帰。その他は鹿島戦と同じメンバーでこの試合に臨みました。
        下田

   森崎和  戸田  ダバツ

        青山
駒野(→李71分)         服部
   柏木       森崎浩
   (→中里79分)
    佐藤寿   ウェズレイ
    (→上野87分)

SUB:木寺、盛田、高柳、前田
 対する磐田のメンバーは、GK:川口、DF:菊地(→犬塚64分)、鈴木、田中、服部、MF:太田、ファブリシオ、上田、福西、FW:西(→中山74分)、前田(→カレン86分)。序盤にペースをつかんだのは磐田で、3分には右サイドを崩され逆サイドでボールを持った前田に決定的なシュートを打たれますがバー直撃で何とか失点せずに済みます。その後もボールをつないで来る磐田に押されますが、しかし8分には左サイドに展開したボールを服部が持ち込んで強烈なミドルシュートもサイドネット。24分にもダバツの攻め上がりから服部が強烈なシュートを放ちますが川口の正面を突き、37分には森崎和の決定的なクロスに佐藤寿が飛び込みましたがクリアされます。磐田は福西が度々ゴール前に現れてシュートまで持ち込みますが下田が落ち着いて対処しゴールを許しません。42分にはカウンターからウェズレイが右サイドを破ってニアを狙ったシュートを打ちましたがサイドネット。44分にも相手バイタルエリア内でのパス交換から森崎浩が強烈なシュートを放ちましたが川口の胸に収まります。前半はボールは支配されながらもほとんど崩されることなく、逆に素早い攻撃が機能して広島ペースでハーフタイムを迎えました。
 後半も最初にチャンスを作ったのは磐田で、4分に左右に振られて西にシュートを打たれますが枠外に外れます。そして6分、青山のロングパスでDFラインの裏に抜け出した佐藤寿が川口を交わしてシュート。磐田のDFが必死で戻ってクリアしたもののボールはゴールラインを割っていて、サンフは良い時間帯で先制点を奪う事ができました。
 その後もしばらくはサンフのペースで、9分には左から突破を図った佐藤寿が倒されましたがノーファウル。10分には波状攻撃から佐藤寿が、ウェズレイが決定的なシュートを放ちましたが決めきれません。15分には森崎浩から柏木、駒野とつないで深い位置からクロスを入れましたが味方に合わず、17分には柏木が遠目から狙いましたが枠外に外れます。何とかしたい磐田は選手交代で体勢を整えると、後半の後半から反撃に出ます。24分には福西のシュートから波状攻撃を受けましたがオフサイドに逃れ、30分と31分には前田が頭で合わせましたが枠外に外れて事なきを得ます。高い位置でボールを回されてピンチを招くようになって、ペトロヴィッチ監督は中里を投入して福西を抑えようとします。そんな中の後半36分、ワンチャンスを生かしたのはサンフでした。高い位置で相手ボールをカットしたウェズレイがそのままDFラインの裏に抜けて独走し、川口を十分に引きつけて右にパス。ここに走り込んでいた佐藤寿が丁寧に左足インサイドで押し込んで、待望の追加点を奪う事ができました。
 これで尻に火がついた磐田は、どんどん広島陣内に入って来てプレッシャーをかけます。37分には中山の落としから前田。42分にはFKから福西。44分にはカウンター返しから決定機を作られますが相手のミスに助けられます。しかしロスタイム、ミスからボールを奪われると右サイドを破られ、最後は上田のシュートが中里に当たってゴールに飛び込んでしまいました。更にその直後にも上野のタッチが流れたところを奪われてクロスを入れられ、ペナルティエリア内でもつれて倒れましたが主審はホイッスルを吹かず助かります。そしてそのままロスタイムの3分を消費してタイムアップ。サンフは鹿島に続いて磐田を破り、2連勝で順位を14位に上げました。
 新監督が就任してリニューアル中の両チーム。夏場の連戦で疲れが出てくる中で、自分たちのサッカーを表現できていたのはサンフレッチェの方でした。戸田を中心としたDFラインは細かくポジションを修正して相手にスペースを与えず、青山、森崎浩、柏木の3人はアグレッシブに動き回って中盤をケア。そしてウェズレイにボールが入ると攻撃のスイッチが入ってどんどん前に飛び出して行きました。ボールは繋ぐものの崩しのアイディアのない磐田に比べてサッカーの質は上で、この結果は順当だったと言って良いでしょう。ペトロヴィッチ監督は試合後に「みんな良く私のサッカーを吸収してくれた」と語っていますがまさにその通り。2ヶ月の間チーム一丸となって新しいサッカーに取り組み、なかなか結果が出ない中でも我慢したことがこの勝利に結びついたのだ、と思います。順位はまだ14位で残留争いを抜け出したとは言えませんが、苦しい状況の中で鹿島と磐田に連勝できたことは自信になったはず。久々に一体になって応援を繰り広げたサポーターともに歓喜を味わえたことは、今後のサンフレッチェにとっては非常に大きな勝利だったと言って良いのではないでしょうか。追加点を取れるチャンスに突き放せなかったことや、終盤にバタバタしてしまったことなど課題は残りましたが、しかしそれは徐々に解決していけばいい。今週末は代表の活動のために試合はありませんので、その間に身体のケアと戦術の熟成をして、9月以降の戦いに備えて欲しいと思います。
<06.8.31> サンフレッチェと横浜FCは昨日、小村徳男選手の横浜へのレンタル移籍を発表しました。横浜マリノスでプロとしてのキャリアをスタートした小村は、仙台を経て2004年に広島入り。ベテランらしい読みを生かした守備でDFラインを支えてきました。今年は怪我もあり、またペトロヴィッチ監督の戦術にも合わないため9試合の出場にとどまっていましたが、ベンチ入りできなくても腐らず練習に取り組んでいた、とのこと。J1昇格を目指す横浜FCでは貴重な戦力になるに違いありません。
<06.8.30> 中国新聞などの情報によると、昨日の練習で駒野はミニゲームの開始早々にシュートを決め、また鋭いクロスボールを何度も繰り出すなど普通にプレーできていたそうです。ペトロヴィッチ監督は起用について「試合当日の練習を見て決める」と慎重な姿勢を崩さなかったものの、4試合ぶりの出場は間違いなさそうです。
 今日の試合会場は広島ビッグアーチで、午後7時キックオフ。「サンフレッチェ・サマーナイト」と題して様々なイベントが予定されています。まず3時からは「EPSON フェイスペイントコンテスト」を行います。ビッグアーチメイン側おまつり広場の特設テントにて、自由にフェイスペイントをしてデジカメで撮影とプリントアウトし、その中で優秀賞3名様にはオリジナル写真に選手の直筆サインを入れてプレゼントします。また6時からは場内カメラを使ってご来場の方々を大型映像に映し出し、そこでアピールしていただいたサポーターの中から4名をフェアプレーフラッグベアラーとして選出します。U-10とU-12によるサンフレッチェカップはそれぞれ2時からと1時から補助競技場と第2球技場で。フォリアカップは5時から行います。「選手サイン会」と「選手とハイタッチ」は4時半からそれぞれ100名様に整理券を配布。4時半からは「バルーンアート」も行います。先着プレゼントは2,000名様に「あぶらトリニティ」を、サンフレッチェクラブ会員へのプレゼントは吉弘選手のプレミアム選手カードとなっています。
 テレビ中継ですが、J SPORTS 1(スカパーch306)で生放送がありますが、私は久々にホームで観戦しますのでブログでの速報はできません。
<06.8.29> 得意の?カシマスタジアムで久々の勝利を挙げたサンフレッチェは、明日ホームに磐田を迎えます。
 中断前まで勝ち点16で11位といまひとつ調子の上がらなかった磐田は、山本監督が突然辞任しアジウソン監督が引き継ぎました。そして、その後の成績は3勝3分け3敗。磐田黄金期を作ったパスサッカーを復活させるべく、試行錯誤を続けています。
11A △2-2 G大阪 【磐】金2、【G】宮本、二川
13A ●1-2 大宮  【磐】成岡、【宮】久永、桜井
14H ○3-1 C大阪 【磐】西、前田、福西、【C】ピンゴ
15H ○3-1 横浜FM 【磐】前田2、船谷、【横】大島
16A ●0-2 清水  【清】高木純、枝村
17H △3-3 鹿島  【磐】金、前田、西、【鹿】フェルナンド、青木、深井
18A ●1-3 名古屋 【磐】カレン、【磐】本田2、秋田
19H ○3-1 千葉  【磐】太田2、福西、【千】巻
20A △1-1 甲府  【磐】福西、【甲】山崎
 再開後のサンフレッチェは8試合で14失点しているわけですが、磐田はそれを上回るペースで9試合で16失点と山本監督時代(11試合で13失点)に比べるとかなり増えています。しかし逆に得点は11試合で16得点だったのが、再開後の9試合で17得点を取っています。すなわちチーム全体が攻撃的になった、と言えるのではないかと思います。前節もワンタッチのパス回しと2列目からの飛び出しから福西が見事な得点を奪い、その後も中盤を支配していましたが、しかし茶野の投入から流れを失い、一瞬の隙を突かれて引き分けに終わりました。サンフレッチェ同様に攻撃的なチーム作りをしていてその途上にある。それが今の磐田の現状なのではないでしょうか。
 対するサンフは怪我人続出もあって苦しい8月ラウンドでしたが、その間に育った若手の力で鹿島戦に勝利しました。次節はその若手に加えて駒野も復帰して、前節以上にパワーアップしたメンバーで戦うことができそうです。
        下田

   森崎和  戸田  ダバツ

        青山
駒野               服部
   柏木       森崎浩

    佐藤寿   ウェズレイ

SUB:木寺、盛田、中里、李、高柳、前田、上野
 ペトロヴィッチ監督の元での8試合で3勝5敗のサンフレッチェですが、3勝は全てアウェイゲームでのもの。ホームでは4連敗と結果が出ていません。これまでの流れを見ると、原因はおそらく選手や戦術よりも精神面。ちょっとしたことで点を取られて、そのままずるずると行ってしまうパターンが続いています。「絶対に勝つんだと意気込むより、ミスをしない冷静さが大事」(中国新聞)と言うペトロヴィッチ監督の指示を守って、ホームのサポーターに歓喜をもたらして欲しい、と思います。
<06.8.28> 昨日広島スタジアムで全広島サッカー選手権決勝大会の決勝が行われ、広島経大が4-0で勝って天皇杯の広島県代表となりました。大会の結果は次の通り。
広島観音高 ━┓2
       ┗━━┓3
広島国際大 ─┘1 ┃
          ┗━─┐0
福山平成大 ━┓3 │  │
       ┗━─┘1 │
マツダSC ─┘0    │
             ┏━━┓4
広島教員  ─┐0    ┃  ┃
       ┏━─┐0 ┃  ┃
広島修道大 ━┛6 │  ┃  ┃
          ┏━━┛4 ┃
広島経済大 ━┓2 ┃     ┃
       ┗━━┛4    ┃
高陽東高  ─┘0       ┃
                ┗━
広島ユース ━┓5       │
       ┗━─┐2    │
H"IDE    ─┘1 │     │
          ┏━━┓1 │
福山大   ━┓4 ┃  ┃  │
       ┗━━┛4 ┃  │
広島フジタ ─┘1    ┃  │
             ┗━─┘0
富士ゼロックス ━┓3    │
       ┗━─┐0 │
山陽高   ─┘0 │  │
          ┏━─┘0
広島大   ━┓5 ┃
       ┗━━┛1
NEXT. FC  ─┘0

<06.8.27> 昨日カシマスタジアムで行われた第20節鹿島戦は、青山のJリーグ初ゴール等で2-0で勝ちました。
 前節プロ初ゴールを決めた柏木を2試合ぶりに先発に起用して、ペトロヴィッチ監督は次の布陣で戦いました。
        下田

   森崎和  戸田  ダバツ

        青山
李                服部
   柏木       森崎浩
   (→中里89分)
    佐藤寿   ウェズレイ(→高柳89分)
    (→上野89分)

SUB:木寺、八田、盛田、前田
 対する鹿島は出場停止のファビオ・サントスの代役として野沢を起用して、GK:曽ヶ端、DF:内田篤(→深井54分)、岩政、大岩、新井場(→ダシルバ80分)、MF:青木、フェルナンド(→田代80分)、小笠原、野沢、FW:アレックス・ミネイロ、柳沢、と言うメンバーでした。広島ボールでのキックオフでしたが立ち上がりに攻め込んで来たのは鹿島。サイドの裏のスペースを突かれて攻め込まれます。しかしこれを落ち着いてはね返すと徐々に中盤での守備が機能するようになって、スルーパスから佐藤寿や柏木が相手のDFラインの裏を狙います。13分には遠い位置から佐藤寿が思いきってループ気味のシュートを打ちましたが枠外。18分にはCKの折り返しをウェズレイが狙いましたがDFに当たります。また19分と20分にも速攻から佐藤寿、ウェズレイが飛び出しましたがトラップのズレでシュートまで行けません。鹿島は23分にアレックス・ミネイロの縦パスを受けて反転した柳沢が決定的なシュートを放ちましたがわずかに枠外。32分には小笠原がDFラインの裏でフリーになったもののオフサイドに救われ、36分には小笠原のロビングのパスに飛び出した野沢がダイレクトで打ちましたがポストに救われます。サンフは攻めながらもなかなかシュートまで行けない時間帯が続きます。ロスタイムには左からのボールを柏木が落とし、ここに走り込んだ李が強烈なミドルを打ちましたが枠外。両チームともマイボールを大事にするレベルの高い攻防で、あっと言う間の45分間でした。
 どちらの監督も「積極的にシュートを打とう」と檄を飛ばしたハーフタイム。これをしっかりと実行したのはサンフレッチェの選手でした。3分にカウンターからウェズレイがシュートを放って曽ヶ端にストップされた直後のプレーで、柏木が高い位置でフェルナンドのボールを奪うと、青山に渡します。このボールを受けた青山はするすると上がって思いきってシュート。推定35mの距離から放たれた強烈なボールは、無回転で浮き上がるような軌跡を描きながら鹿島ゴールに突き刺さりました。
 その後もペースはサンフレッチェ。鹿島の選手の足が止まってスペースが空いてくるようになると、面白いようにパスが繋がって鹿島守備陣を蹂躙します。7分にはウェズレイがミドルを放ったものの曽ヶ端がキャッチ。12分にはカウンターから李が左からクロスを入れ、これに佐藤寿がフリーで合わせましたが力なく枠を外れてしまいます。また15分にも相手のカウンターのボールをカットして最後はウェズレイがシュートしましたがこれも枠を捉える事ができません。
 逆に鹿島は17分、右サイドを崩してアレックス・ミネイロがシュートしましたが、これは下田がビッグセーブを見せます。更に19分にもCKから岩政に決定的なシュートを打たれましたが、これも下田がファインセーブで凌ぎます。ただ、後半のピンチと言えばこの2回ぐらいで、それ以外の時間帯はウェズレイのキープ力と森崎浩と柏木の運動量、そして佐藤寿の裏を狙う動きで鹿島守備陣を揺さぶります。30分にはウェズレイがシュートしたもののポストに当たり、32分のウェズレイのシュートも枠を外れるなどなかなか追加点が奪えませんでしたが、しかしその揺さぶりが思わぬ形で出たのが後半39分のことでした。左サイドでボールを持った柏木がクロスを入れると、これがDFに当たってゴール前に上がります。追うウェズレイ、飛び出す曽ヶ端、必死で戻る深井。ルーズになったボールは深井がクリアしたかに見えましたが、しかしゴールラインを割ったのを副審が確認してサンフは待望の追加点を奪う事ができました。
 その後も攻勢は広島で、ウェズレイの、あるいは佐藤寿のシュートが何度も曽ヶ端を脅かします。また守備もしっかり集中して、鹿島にチャンスを与えません。結局ロスタイムの3分も何事も無く過ぎ、サンフは昨年に続いてカシマスタジアムで勝利の凱歌を挙げました。
 良い内容で戦いながらもなかなか結果の出なかった8月のサンフでしたが、ここでペトロヴィッチ監督が選んだ道は「我慢」でした。失点が続いていた戸田、森崎和、ダバツのDFラインは敢えていじらず、中盤も駒野を温存して李を続けて右サイドで先発起用。中里に代えて柏木を入れただけと言う布陣で、中2日のゲームを戦いました。そして、その結果がこれ。5位鹿島と堂々と正面から渡り合い、相手の攻勢をしっかりと我慢してペースを引き寄せ、最後は完全に自分たちのサッカーをやり切って勝利を収めました。これはもちろん「走って繋ぐサッカー」をやりきった選手たちが素晴らしかった、と思うのですが、それ以上に「我慢」によって選手の力を引き出した監督の勝利、と言って良いでしょう。携帯サイトによると監督はこの勝利に浮かれることも無く「我々はいい方向に向かっているのは間違いない。しかし、まだまだいいチームになっていくための過程なのである。どうか、その成長を我慢強く待っていてほしい」と語っていますが、まさにその通りだと思います。これからも素晴らしいサッカーをすることもあるだろうし、逆にどうしようも無いミスから負けることもあるでしょう。しかしそこで選手と監督を信じ続ければ、きっと大きな夢を見ることができるのだろうと思います。ただ、勝利の歓喜がアウェイでだけ、というのはやはり考えもの。次の水曜日の磐田戦では、こんどこそホームで勝利を見せて欲しい、と思います。
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