8/6〜8/12のSANFRECCE Diary


<06.8.12> 今日の清水戦ですが、新外国人ダバツの登録が間に合った模様で昨日の前日練習にも参加していた、とのこと。中国新聞によると戸田や盛田とのコミュニケーションもきっちり取っている(英語が通じるらしい)らしく、いきなり先発から起用される可能性が高そうです。一方の清水ですが怪我で1試合欠場した藤本の復帰が濃厚。こちらも中断前に比べて戦力アップで広島に乗り込みます。
 今日の試合会場は広島ビッグアーチで、午後6時キックオフ。試合前イベントとしてU-10によるサンフレッチェカップを1時半から補助競技場で、フォリアチャレンジを3時からビッグアーチで行います。「選手サイン会」と「選手とハイタッチ」はいずれも5時20分からで、3時半からビッグアーチ正面広場にて抽選券を配布します。また「フェイスペイント」をお祭り広場で行います。先着プレゼントは近大工学部提供の「オリジナルユーティリティーバッグ」を700名様に。サンフレッチェクラブ会員限定の入場プレゼントは、戸田選手のプレミアムカードを3,000名様に、となっています。ビッグアーチ周辺には無料駐車場が用意されていますが、1600台分しかなく混雑が予想されますのでなるべくバスやアストラムラインを利用してご来場下さい。
 今日のテレビ放送は、生中継も同日録画もなく初回は8/14の午後10時(J SPORTS 1)からとなっています。スタジアムに行けない方は、携帯サイトの速報などで経過をチェックするしかなさそうです。
<06.8.11> 「代表ウィーク」が一応終わって、明日からはリーグ戦が再開。サンフレッチェはホームに清水エスパルスを迎えます。
 昨年は最後まで残留を争うなど苦しんだ清水でしたが、今年はその間に育った若手選手がチームを引っ張るようになって序盤から好調で、ここまで勝ち点28を取って5位に付けています。ここまでのリーグ戦の成績は次の通り。
1A ○2-0 甲府  【清】チョ・ジェジン、枝村
2H ○2-0 名古屋 【清】藤本、チョ・ジェジン
3A ○1-0 FC東京 【清】チョ・ジェジン
4H ●1-2 千葉  【清】マルキーニョス、【千】阿部、羽生
5A ●0-1 大宮  【宮】小林大
6H ●2-3 G大阪 【清】兵働、矢島、【G】家長、フェルナンジーニョ、マグノ・アウベス
7H ○4-1 大分  【清】藤本、チョ・ジェジン2、マルキーニョス、【分】高松
8A ●1-3 鹿島  【清】マルキーニョス、【鹿】田代、新井場、深井
9H ○2-1 浦和  【清】マルキーニョス、チョ・ジェジン、【浦】ワシントン
10A △2-2 川崎F 【清】斉藤、チョ・ジェジン、【川】ジュニーニョ、マルクス
11H ○1-0 C大阪 【清】マルキーニョス
12A ●2-4 新潟  【清】兵働、チョ・ジェジン、【新】三田、鈴木慎2、ファビーニョ
13H ○1-0 横浜FM 【清】兵働
14A ●1-2 京都  【清】久保山、【京】アンドレ、パウリーニョ
15A ○2-1 福岡  【清】伊東、マルキーニョス、【福】千代反田
16H ○2-0 磐田  【清】高木純、枝村
 清水の若手、と言うとルーキーながら第15節までの全試合に先発出場してきた藤本淳吾や、あるいは兵働、枝村ら中盤の選手が目立っていますが、それ以上に大きく変わったと言えるのはDFライン。昨年までの斉藤、森岡の元日本代表コンビがDFラインに揃ったのはわずか2試合。代わって高木和と青山が並ぶことにより、ここまでの総失点20はリーグ2位の少なさです。高さと速さを兼ね備えた2人がDFラインを押し上げることにより全体的にコンパクトになり、中盤が良く動き回って相手にプレッシャーをかけてボールを奪う、と言う現代的なサッカーが安定してできるようになったことが、好成績に繋がっていると言えるでしょう。
 対するサンフレッチェはペトロヴィッチ監督に代わってからの4試合を2勝2敗で乗り越えました。その結果を受けて8月からの練習では「ピッチ全体を使って少人数でせめぎ合う『第二段階』へ進化」したそうで、ダイレクトパスでボールを動かすだけでなくスペースがあればドリブルで仕掛ける意識付けを図っているそうです。完成まではまだ遠い、とは言え着実に歩みを進めているペトロヴィッチのサッカーがどこまでのレベルに達しているか、を測るには良い相手だと言えるのではないでしょうか。メンバーですが、出場停止はありませんがU-21代表で怪我をした青山が欠場で、代わりにベットが先発に復帰しそうです。
        下田

    中里  戸田  盛田

        森崎和
駒野              服部
     ベット  森崎浩

    佐藤寿   ウェズレイ

SUB:木寺、八田、入船、柏木、高柳、李、上野
 再開後の2試合に勝利したとは言え、どちらもアウェイでのこと。ホームでは2試合合計7失点で連敗を喫しています。見ていて楽しいサッカーで結果を出して、ホームのサポーターに歓喜をもたらして欲しい、と思います。
<06.8.10> 昨日日本代表はトリニダード・トバゴとの親善試合を行ない、三都主の2ゴールで2-0で勝ちました。
 「オシム・ジャパン」の初戦となったこのゲームのメンバーは、GK:川口、DF:坪井(→栗原61分)、闘莉王、MF:三都主(→坂田86分)、駒野、田中隼、長谷部(→中村74分)、鈴木、山瀬功(→小林大56分)、FW:我那覇(→佐藤寿66分)、田中達。先発の中でW杯に出場したのは4人だけで、初代表が5人並ぶと言うフレッシュなメンバーでスタートした新生日本代表は、立ち上がりからそのフレッシュさを前面に出した戦いを見せます。少ないタッチでのパス交換と流動的なポジションチェンジで時差ぼけが取れない?相手を翻弄。1分に山瀬がシュートしたのを手始めに、何度も相手ゴールを脅かします。そして前半17分、相手ゴール前中央で我那覇が倒されたFKのチャンスで三都主が素晴らしいボールを蹴り込み、待望の先制点を奪いました。更に22分、闘莉王からのボールを受けた駒野がDFラインの裏に正確なロビングのパスを送ると、そこに走り込んだ三都主がGKの動きを良く見てループシュート。これがワンバウンドしてゴールに飛び込み、良い時間帯で追加点を奪うことができました。
 2点リードして安心したか、あるいは疲れが出てきたのかその後の日本はややペースが落ちます。32分には山瀬のスルーパスで左サイドを駆け上がった駒野がペナルティエリアまで入り込んでクロスを送りましたが味方が間に合わず、44分には我那覇がシュートしましたがDFに弾かれるなど何度かチャンスを作りましたが単発的。また後半も小林大や佐藤寿の投入から何度かチャンスを作ったものの決めきれず、逆にトリニダード・トバゴに攻め込まれるシーンが増えます。しかし1人がかわされても2人、3人と相手に寄せて自由にシュートを打たせることなく、集中を切らさず上手にゲームを進めます。そしてさほど危ないシーンを招くことも無くそのままタイムアップ。オシム・ジャパンは注目の初戦を勝利で飾る事ができました。
 ドイツW杯の時に比べてメンバーが大きく入れ替わった日本代表ですが、それ以上に変わったのは選手一人ひとりの意識だったのではないでしょうか。スペースに動く、ボールをもらう、パスを出す、そして次のスペースに走ると言う動きが非常にスムーズだった上に、3人目、4人目の動きも含むグループ戦術もとても数日で作り上げたとは思えないようなもの。試合後にオシム監督が語ったように「コンビネーションの問題で言えば、短期間でそれを解消する最も簡単な方法ということで、同じJリーグのチームからグループで選手を選んだ」からこそできた、と言う側面はあるかもしれません。しかしそれでも全選手にそれを実際にさせることができた、と言うところにこの監督の偉大さを見ることができる、と言えるでしょう。今回はいろいろ制約があったためこのようなメンバーになりましたが、今後どんどん選手を入れ替え、適性を見ながらチーム作りを進めていく中で、もっともっと「オシムらしさ」が出てくるのではないでしょうか。
 ただその一方で前半の途中から運動量が落ちて、あっと言う間にパフォーマンスが落ちたことは不安材料だと言えます。ここはチーム全体が成熟して「走りの質」を高める事ができれば、ある程度は解消するかも知れません。しかし選手一人ひとりのトレーニングの絶対量と言うのもまた重要になってくるはずで、そう言う意味で言うと「オシムの子ら」である千葉の選手や、あるいは直弟子ペトロヴィッチに率いられる広島の選手(言わば「オシムの孫」というところか?)が今後中心を担うことになっていく可能性はあるのではないか、と言う気がします。
 ところでサンフレッチェから選ばれた2人の選手のうち、駒野は左SBで先発フル出場。また佐藤寿は後半21分からの出場でした。駒野は慣れない左サイドでの起用でしたが、正確なパスで三都主のゴールをアシストするなどまずまずのプレーを見せました。特に後半に全体が足が止まった時間帯にも何度か逆サイドを駆け上がるなど「走れる」ところも見せました。ただ守備面ではやや軽いプレーや集中を欠いたプレーも見られ、若干の不満も残りました。今後は逆サイドで良いパフォーマンスを見せた田中隼や千葉の坂本、山岸、また前代表時代のライバルだった加地とのポジション争いが予想されますが、ぜひとも安定したプレーで定着して欲しいと思います。一方の佐藤寿は入って早々に三都主のスルーパスでサイドを抜け出してクロスを入れたり、あるいは中村のシュートのこぼれ球に反応して決定的なシュートを放つなど、何度か見せ場を作りました。彼の場合は運動量も多かったのですが、それ以上に光っていたのは動き出しの速さとスペースを見つける「目」の鋭さ。ゴールを決める事こそできなかったものの、新しい代表にとっても貴重な戦力になりうることを示した、と思います。8月、9月はリーグ戦と代表の活動が平行して進むので体力的にも精神的にもキツいとは思いますが、彼らにはとにかく怪我や病気をしないよう、頑張って欲しいと思います。
<06.8.10> サンフレッチェは昨日U-21代表の中国遠征で怪我をした青山敏弘選手の診断結果について、左足関節前距腓靭帯損傷で全治2週間と発表しました。これは典型的な「捻挫」で、骨折や靭帯断裂等のような酷いものではなかった、と言うことのようです。無理をして動くと悪化することもありますが、しっかりと直せば短期間での復帰も可能なはず。早ければ23日のG大阪戦あたりから復帰できるのではないでしょうか。
<06.8.9> 日本サッカー協会は昨日、SBSカップに参加するU-19日本代表に柏木が不参加となり、代わりにユースの平繁を招集する、と発表しました。柏木の不参加の理由は「チーム事情により」で、青山の怪我により中盤が手薄になったためだろうと思われます。なお平繁の年代別代表入りはたぶん2年前の9月のU-16代表以来で、「飛び級」での選出は初めてなのではないでしょうか?最近はユースよりもサテライト等の高いレベルでやったときの方が良いプレーを見せている、と言う平繁。全力プレーでアピールしてきて欲しい、と思います。
<06.8.8> 昨日U-21代表はU-21中国代表と対戦し、本田圭と増田のゴールで2-0で勝ちました。日本のメンバーは、GK:西川、DF:青山直(→平岡89分)、伊野波、増嶋、MF:中村、枝村、青山敏(→本田拓20分)、本田圭、梶山、増田(→カレン69分)、FW:苔口(→豊田88分)。試合は完成度に勝る中国のペースで進みましたが、日本は集中した守りでしっかりと立て直すと徐々に自分たちのペースに持込み、良い時間帯に先制点と追加点を挙げて勝利を呼び込みました。反町監督としての初戦と言うことでチームとしての出来はまだまだでしたが、しかしさすがJリーグで実績を挙げているプロの集団、と言う感じ。相手の攻勢とラフプレーにも落ち着きを失わず、アウェイらしい戦いで勝利しました。相手が前評判ほど強くなかった、と言う点を差し引いても、まずまずのゲームだったと言って良いのではないでしょうか。
 なおサンフレッチェから選ばれた2人のうち、青山敏は左のボランチとして先発出場しました。しかし前半18分頃に相手の悪質なタックルを受けて倒れ、一度はピッチに戻ったものの怪我の状態が酷く結局本田拓に交代となりました。テレビの画面には大きく腫れた左足首と涙を流す青山の姿が映し出されていて、非常に心配な状況となっています。遠征先での怪我と言うことで、たぶん今は応急処置をして様子を見ているのではないかと思いますが、本当に軽い怪我であって欲しい、と祈るような気持ちです。
<06.8.8> オーストリアのSVリエトから広島入りしたダリオ・ダバツの入団会見が、昨日吉田サッカー公園で行われました。7月中旬にペトロヴィッチ監督の要請からオファーが行ったそうで、初めての来日にも「もともと生活環境の違うアジアでのプレーを希望していた...同じ旧ユーゴスラビア出身の監督から指名されたのは光栄」(中国新聞)迷いは無かったのだそうです。昨日は時差ぼけが残る中でも早速福岡との練習試合でプレー。運動量が要求される場面ではさすがに苦しそうな表情をしていたそうですが、それでも戸田と連係について話し合うなど意欲的な姿が見られたとのこと。ビザの関係で次節から出場できるかどうかは微妙ですが、期待の新戦力だと言えるのではないでしょうか。
<06.8.8> 昨日サンフレッチェは吉田サッカー公園で練習試合を2試合行ない、佐川急便中国に7-1で勝ちましたが福岡とは1-1で引き分けました。まず佐川急便中国戦のメンバーは、GK:木寺(→河野45分)、DF:八田、西河、小村、MF:橋内、中尾(→槙野45分)、練習生、ベット、桑田、FW:趙(→前田45分)、大木。福岡戦のメンバーは、GK:下田、DF:中里(→ダバツ45分)、戸田、盛田(→入船56分)、MF:李、森崎和、服部、高柳(→柏木56分)、FW:ウェズレイ、上野。得点者と福岡のメンバーについては今のところ不明です。
<06.8.7> 昨日日本代表は平成国際大と練習試合を行い、5-0で勝ちました。フォーメーションも3-3-3-1から4-3-3、4-4-2など次々と変えて戦ったそうで、怪我のため練習を休んだ鈴木と今野を除く全員が出場したとのこと。監督からの具体的指示はなく状況に応じて選手が自ら考え、プレーすることが求められていたそうです。単に走るだけでなく「考えながら走る」ことを求めるオシム監督の作るチームは、たぶん代表でも一緒。ジーコ監督の作るチームとは一味も二味も違うチームになるものと思われます。
 なお佐藤寿は田中達、我那覇との3トップの右の一角として最初から出たそうで、26分には坂田の左からのクロスに頭で合わせて得点を決めています。また後半は3トップの左に移って縦横無尽の動きを見せていたとのこと。中国新聞によると「広島と役割は異なったが、代表で要求されるプレーを続けたい。いいチームになりそうで楽しみ」と笑顔だったそうです。一方駒野は前半23分から左SBで出場し、更に後半22分からは右SBに移動してプレー。どちらもこなせる器用さをアピールしたとのことです。大きく若返った代表にあって中心を担うべき立場になった寿人と駒野。ジーコ監督の元ではどちらも「控え」からのスタートでしたが、今度は最初から出るのが当然、と言う気持ちで頑張って欲しいと思います。
<06.8.6> 日本サッカー協会は8/9から行われるSBSカップのU-19代表を発表し、広島からは槙野、柏木が選ばれました。今回選ばれたのは次の18人。
【GK】林(流経大)、秋元(横浜FM)
【DF】柳川(神戸)、槙野(広島)、堤(浦和)、大島(柏U-18)、
    佐野(清水ユース)
【MF】横谷(G大阪)、山本(清水)、安田理(G大阪)、長谷川(横浜FMユース)、
    柏木(広島)、青山(名古屋)、香川(C大阪)
【FW】森島康(C大阪)、小澤(FC東京)、伊藤翔(中京大附中京高)、
    長沢(清水ユース)
 サウジアラビア遠征のメンバーからは福元、梅崎(大分)、伊藤博、植田(G大阪)、内田篤(鹿島)、田中、河原(新潟)、青木(千葉)、ハーフナー(横浜FM)が外れ、その代わりに柳川、大島、佐野、長谷川、森島康、安田理が選ばれています。おそらくSBSカップが8/12のJリーグ再開と重なるので、所属クラブで試合出場の可能性のある選手は辞退した、と言うことなのではないかと思われます。U-19代表は8/9に集合してトレーニングを行ない、8/12にU-19韓国代表と対戦するのを皮切りに静岡ユース、U-19メキシコ代表とリーグ戦を戦います。
<06.8.6> サウジアラビア遠征中のU-19代表は3日、現地でサウジアラビアU-19代表と対戦し、4-2で勝ちました。日本の得点は後半3分に槙野、7分に伊藤翔、9分に河原、そして44分にハーフナーでした。また昨日行った2試合目は後半9分のGKの退場が響いたか0-1で敗れました。失点は後半14分のPKでのものでした。
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