9/10〜9/16のSANFRECCE Diary


<06.9.16> 今日の浦和戦ですが、中国新聞などの情報によるとサンフレッチェの先発は前節と同様となる模様。対する浦和はワシントンが左足の太ももに違和感を覚えて別メニュー調整となっている他、鈴木も練習中に下腹部を痛め今日の出場は微妙だとのことですが、しかし「代役」として出てくる選手の質が落ちることはない、と考えて良いでしょう。99年の最終節(浦和のJ2降格が決まった試合)以来、ナビスコ杯も含めて2分け9敗と言う相性最悪の浦和ですが、しかしこちらにも関東でのアウェイゲームに3連勝中と言う良いデータがあります。サンフレッチェの選手たちには、真っ赤に染まったスタンドを沈黙させるようなゲームを見せて欲しい、と思います。
 今日の試合会場は埼玉スタジアム2002で、午後7時キックオフ。テレビはBS-iとTBSチャンネル(スカパーch363)で生放送が予定されています。私もブログで速報する予定ですので、スタジアムに行けない&テレビを見れない方はそちらをどうぞ。
<06.9.14> 明後日はJリーグ第23節の浦和戦が行われます。
 昨年は惜しいところで優勝を逃し今年こそ、との気概に燃える浦和はシーズン当初から上位を争い、現在は首位G大阪と勝ち点差3で3位に付けています。W杯中断後の戦績は次の通り。
13A ●1-2 新潟  【浦】山田、【新】エジミウソン、シルビーニョ
14A ○2-0 川崎F 【浦】田中達、永井
15H ○1-0 大分  【浦】田中達
16A △1-1 甲府  【浦】三都主、【甲】藤田
17H ○4-0 FC東京 【浦】小野、三都主2、田中達
18A △2-2 鹿島  【浦】小野、ワシントン、【鹿】アレックス・ミネイロ、柳沢
19H ○3-1 新潟  【浦】ワシントン3、【新】エジミウソン
20A ○2-1 C大阪 【浦】堀之内、永井、【C】藤本
21A ●1-2 大分  【浦】ワシントン、【分】高松、高橋
22A ○2-0 大宮  【浦】ワシントン、永井
 オシムジャパンに7人が選出されるなど代表クラスをずらりと並べる浦和ですが、悩みの種は怪我人が多かったこと。ネネがシーズン当初から、ポンテが再開後からずっと出場できていなかったのですが、どちらも前節からベンチ入りしてポンテは出場も果たしました。前節は出場停止だった小野と鈴木も戻ってくるので、次節は今シーズン初めてベストメンバーが組めるのだそうです。「天敵」浦和はこれまで以上に戦力アップして立ちふさがることになります。
 対するサンフレッチェですが、前節ベンチから外れた盛田の状態がどうか分かりませんが、それ以外には怪我人などの情報はなく、こちらも現状のベストメンバーで行けそうです。
        下田

   森崎和  戸田  ダバツ

        青山
駒野              服部
   柏木       森崎浩

    佐藤寿   ウェズレイ

SUB:木寺、八田、李、高柳、中里、前田、上野
 ここ3試合で1失点と守備が安定してきたサンフですが、前節はあまりチャンスも作れずスコアレスドローに終わっています。相手の守備の組織を破って得点を奪うには、いかによいタイミングで、チーム全体でリスクチャレンジしていくか、が重要でしょう。これまで「リーグ最強」のツートップの破壊力で得点を奪うことの多かったサンフですが、本来のペトロヴィッチ監督が狙っているのは人もボールも流動的に動き、2列目、3列目から飛び出してゴールを奪うサッカーのはず。そしてそのキーになるのは、中盤の5人であるのは論を待たないところです。中でも青山と柏木には、マッチアップする相手の名前にビビらずに思い切ったプレーを見せて欲しい、と思います。
<06.9.14> 千葉で合宿中のU-19日本代表候補は昨日ジェフ千葉と練習試合を行ない、サテライトと対戦したサブ組は河原の3ゴールで勝ったのに対して、トップと対戦したレギュラー組は0-2で敗れました。メンバーは1本目がGK:秋元(→武田60分)、DF:西澤、植田、大島、太田、MF:河原、柳澤、田中、平繁、FW:長沢、青木(→伊藤HT)。2本目がGK:林、DF:香川、槙野、福元、堤、MF:山本、柏木(→田中HT)、森重、梅崎、FW:青木(→伊藤HT)、ハーフナー。内容は良く分からないのですが、レギュラー組の2本目は守備陣が良く頑張っていたものの中盤がやられてしまっていた様子。柏木が途中で代えられたのもそのへんが原因なのかも知れません。
<06.9.13> シンガポールでAFC U-17選手権を戦っているU-16日本代表は一昨日、準々決勝をイランと戦い、1-1の同点からのPK戦を制し、準決勝に進出するとともにU-17W杯への出場権も獲得しました。
 世界大会進出のためにはこの試合に絶対に勝たなければならないU-16代表は、開始14分に柿谷が50m近くを独走して先制点を奪い試合を優位に進めました。その後日本は39分に柿谷、43分には端戸が決定機を迎えたものの決め切れず。その後も日本がペースを握り柿谷や大塚がチャンスを作ったもののリードを広げることが出来ませんでした。そして後半37分、アルモハマディのゴールで同点に持ち込まれると、延長後半にはイランのDFが退場になって数的優位に立ったものの突き放すことが出来ず、PK戦に持ち込まれてしまいました。
 PK戦では1人目の水沼、3人目の廣永、5人目の甲斐が決めたものの2人目の田中、4人目の比嘉が決めることが出来ずサドンデスに持ち込まれます。その後6人目の山崎、7人目の金井、9人目の山田が外してピンチを迎えましたが、その度に廣永が相手を止めて日本を救います。そして2巡目となる12人目にイランの選手のボールがポストを叩き、9-8で勝利を決めました。
 なお他の試合の結果はシリアが2-1でサウジアラビアを、北朝鮮が3-1で中国を、そしてタジキスタンが1-0で韓国を下しそれぞれ日本、韓国(開催国)とともにU-17W杯への出場権を獲得しています。
<06.9.12> サンフレッチェは昨日、西河翔吾選手の徳島へのレンタル移籍を発表しました。沼田高から広島修道大に進学した西河は、大学2年生だった2003年に練習試合で見出されてサンフレッチェの練習に参加。2004年にはキャンプにも参加して2月から特別指定選手となり、その年のナビスコ杯横浜FM戦で初出場すると、その後リーグ戦5試合363分間出場と言う実績を作りました。更に修道大でもDFラインの中心として大学選手権の決勝トーナメント進出に貢献するなど活躍して、昨年は在学中ながらプロとしての契約を結びました。しかし名実ともにプロとなった今年は調子が上がらずここまではリーグ戦2試合、カップ戦3試合の出場にとどまり、ペトロヴィッチ監督の元では「構想外」と言う形になってしまっていました。今回の移籍にあたって西河は「広島でお世話になったみなさんに感謝の気持ちでいっぱいです。サンフレッチェでのサッカー生活は、自分自身にとって財産でした。徳島ではこれまで以上に頑張り、試合に出て勝利に貢献したいと思います。これからもご声援、よろしくお願いします」とまるでもう戻ってくるつもりは無いような言葉を残していますが、むしろ大切なのは徳島で成功できなければ後は無い、と言う気持ちなのかも。徳島は怪我人続出で選手のやりくりに苦心していると言うことなので、是非ともここでポジションをつかんで、そして大きく成長して欲しいと思います。
<06.9.11> 昨日サテライトリーグの大分戦が行われ、0-0で引き分けました。広島のメンバーは、GK:木寺、DF:八田、槙野、橋内、MF:李、中里、入船、高柳、ベット(→大木69分)、FW:上野、前田。見てきた人の話によると後半途中までは大分に圧倒されて木寺のファインセーブ連発が無ければどうなっていたか分からない、と言う展開だったそうです。しかしベットから大木に代わると流れは一変。決定機を量産したそうですが上野?が決められずスコアレスドローで終了した、と言うゲームだったとのことです。
<06.9.11> 昨日高円宮杯グループリーグの初戦が行われ、サンフレッチェユースは鹿島ユースに5-3で勝ち、幸先の良いスタートを切りました。サンフレッチェユースのメンバーは、GK:兼田、DF:野田、佐藤、山根、篠原、MF:遊佐、保手濱(→大西)、藤澤、FW:平繁(→内田)、中野、横竹。前半は流れは良くなかったものの、横竹、横竹、藤澤、横竹と続いてゴールを決めて4-0で折り返しました。しかし後半開始早々にDFとGKの連係ミスから鹿島にゴールを奪われるとペースを失った、とのこと。セットプレーから2点目を、ドリブル突破から3点目を失って接戦となってしまいました。しかしその後中野のゴールで突き放して、結局5-3で勝った、と言うゲームでした。なお同じグループのもう一つの試合は東福岡が神戸ユースを5-0で下し、グループ首位に立っています。
<06.9.10> 昨日ビッグアーチで行われた第22節名古屋戦は、両チームとも決定力を欠いてスコアレスドローに終りました。
 ペトロヴィッチ監督は代表遠征から帰ったばかりの駒野と佐藤寿を先発から起用して、次のメンバーで戦いました。
        下田

   森崎和  戸田  ダバツ

        青山
駒野              服部
   柏木(→李86分) 森崎浩

    佐藤寿   ウェズレイ
    (→前田89分)

SUB:木寺、八田、高柳、中里、上野
 対する名古屋は、GK:楢崎、DF:スピラール、古賀、増川、MF:金(→須藤65分)、藤田、山口(→渡辺83分)、本田、FW:中村、ヨンセン、杉本(→片山78分)。広島は森崎浩、名古屋は金が共にミドルでオープニングシュートを打ってきましたが、その後はどちらも堅い守備でなかなかシュートまで行かせない時間帯が続きます。19分には高い位置でのボールカットから駒野がクロス。更に服部が切れ込もうとしましたがゴールラインを割ってシュートまで行けません。24分にはカウンターから駒野がクロスを入れましたが味方に合わず。逆に21分にはワンタッチパスを繋がれてヨンセンにシュートを打たれ、26分には杉本にミドルを打たれましたがいずれも枠を外れます。また29分には杉本のクロスにヨンセンが走り込みましたがわずかに届かず助かります。その後はどちらも単発的にチャンスを作るもののなかなか崩すところまで行きません。ボールを支配しているのは名古屋ながら守備と攻撃の意図がはっきりしているのは広島、と言う感じで、前半の45分を折り返しました。
 後半は両チームとも静かな立ち上がりでしたが、柏木の激しい動きやサイドからの攻撃でサンフレッチェが徐々にペースを握ります。3分には柏木が中央突破を図り、4分にはFKのボールをダバツが後ろにそらしましたが枠外。11分には青山がミドルシュートを狙い、その跳ね返りを柏木が狙いましたが枠を外します。その後も柏木や森崎浩がミドルシュートを狙ったものの枠を捉える事が出来ず、サイドからのボールはことごとく味方に合いません。27分には波状攻撃から柏木のクロスに佐藤寿が頭で合わせましたが、楢崎がジャンプして手に当てます。逆に名古屋の攻撃はサンフの守備網に引っ掛かり、33分の唯一のピンチとも言える本田のFKは下田が横っ飛びで弾きます。そして最後は両チームとも疲れのためか足が止まり、チャンスらしいチャンスも作れないままに試合を終えました。
 守備の甘さから点の取り合いになった前回の対決に比べて、両チームの守備力の向上は目覚ましいものがあった、と思います。特にサンフはDFラインが落ち着いて相手の攻撃に対処し、ほとんど決定機を作らせませんでした。両チームとも「残留争い」の恐怖にさらされながらもしっかりと組織作りを進めてきた成果が、ここに見えたと言って良いのではないでしょうか。ただその一方で、どちらも攻撃の迫力に欠けていたのも事実。広島では佐藤寿と駒野。名古屋ではヨンセンと中村。彼ら重要な選手達が代表帰りで疲れがたまっていたことが、攻撃面に影響していたのは否めません。試合後にペトロヴィッチ監督は「ホームで0−0で終わるということは、複雑であり残念な気持ちだ」と言いつつも「今日闘ってくれた選手たちは褒めてやりたい。選手はよく走ったし、ゲームを組み立ててくれた。0−0で引き分けたとはいえ、やってきたことをしっかりと出せた、いい試合だったと思う。ボールを早く回し、ボールのないところで動くサッカーが、できつつある」と語っていますが、確かにペトロヴィッチ監督のサッカーの「基本」はきっちり出来るようになってきたのは確か。だからこそ苦しいコンディションの中で、勝ち点1を取れたのだと思います。となると、次の課題はこのような試合をどのように勝ちにまで持って行くのか、と言うことです。チームとしては第一段階を終えて、続く「応用編」に取り組むべき時が来ているのかも知れません。
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