9/17〜9/23のSANFRECCE Diary


<06.9.23> 今日の大宮戦ですが、中国新聞や携帯サイトの情報を見る限りではメンバーの入れ替えなどは無さそう。1週間に1試合のペースになって、レギュラー陣が十分にリフレッシュして試合に臨むことができそうです。対する大宮ですが、怪我?だった小林大や出場停止だった久永が戻ってくる上に、長期離脱していた藤本もベンチ入りしそうだ、とのこと。両チームの中盤でのせめぎ合いが勝敗を分けることになりそうです。
 今日の試合は広島ビッグアーチで午後4時キックオフ。U-9による「サンフレッチェカップ」は11時から、4種による「フォリアチャレンジ」は2時からの予定となっています。「選手サイン会」は1時半からビッグアーチ正面広場にて抽選券を配布して、3時頃に電光掲示板で当選者を発表します。サンフレッチェクラブ会員限定のプレゼントは、盛田選手の「プレミアム選手カード」を3,000名様に。ハーフタイムにはミズノ契約選手(ベット、ウェズレイ、大木、青山、中尾)のサイン入りスパイクやせら梨、一番搾り等のプレゼントがあります。
 テレビ中継ですが、今日は生放送はなく9/27(水)の10時からの録画放送(J SPORTS 1)が初回放送となっています。スタジアムに行けない方は、携帯サイトの速報などでチェックするしか無さそうです。
<06.9.23> 昨日ひたちなかで行われた高円宮杯決勝ラウンド1回戦で、サンフレッチェユースは逆転で札幌一高を下して準々決勝に進出しました。先発メンバーは、GK:兼田、DF:野田、佐藤、山根、篠原、MF:遊佐、藤澤、岡本、FW:中野、平繁、横竹。観戦した人の話によると、力の差は明らかだったそうですが集中力が切れることが多く、前半にカウンターから失点。後半も開始早々にミスから失点して非常に悪い流れになったそうです。しかしCKから横竹がゴールを決めてペースを握ると途中出場の保手濱が決めて同点。その後再びイライラする展開となったものの、延長に入ってCKから2点取ってようやく突き放し、終わってみれば4-2の勝利でした。次の相手は優勝候補の一角だった横浜FMユースを3-2で下した滝川二高で、明日の1時20分から西が丘で戦います。なお、中国地域からもう一つ勝ち上がっていた銀河学院はG大阪ユースに0-7で敗れました。
<06.9.22> 明日はホームでJリーグ第24節大宮戦が行われます。
 大宮アルディージャは勝ち点30で、現在の順位は10位です。
13H ○2-1磐田  【宮】久永、桜井、【磐】成岡
14H ○3-1甲府  【宮】グラウ2、桜井、【甲】バレー
15A ●0-2名古屋 【名】中村、金
16H ○1-0京都  【宮】トニーニョ
17A ○1-0C大阪 【宮】片岡
18H ●0-2G大阪 【G】播戸2
19A ○2-1横浜FM 【宮】小林慶、吉原、【横】松田
20H ●1-5川崎F 【宮】片岡、【川】中村2、マギヌン、ジュニーニョ2
21H △2-2福岡  【宮】小林慶、森田、【福】城後、中村
22H ●0-2浦和  【浦】ワシントン、永井
23A ●2-3甲府  【宮】トニーニョ、吉原、【甲】バレー2、宇留野
 堅守速攻が持ち味だった大宮ですが、今季は小林大や小林慶ら技術の高い選手を補強して主導権を握れるサッカーを目指してここまで戦ってきました。しかし序盤こそまずまずだったものの怪我人もあってなかなかチームが噛み合わず、順位は8位と12位の間を行ったり来たり。降格の心配はほぼ無いものの上位進出も難しいと言う位置で、モティベーションの維持に苦しんでいるような印象です。前々節は「さいたまダービー」で良いゲームを見せたものの勝ち点を取れず、続く甲府戦では覇気のないゲームを見せて完敗を喫しています。次節は守備の中心のトニーニョに加えて小林慶が出場停止ですが、ただ逆にメンバーが代わったことでチームの雰囲気も変わる、と言う可能性はあるでしょう。大宮はサンフレッチェにとって数少ない相性の良い相手(J2時代からの通算で5勝1分け1敗)ですが、油断をするわけには行きません。
 対するサンフレッチェですが、怪我人や出場停止は無く現状のベストメンバーで行けそうです。
        下田

   森崎和  戸田  ダバツ

        青山
駒野              服部
   柏木       森崎浩

    佐藤寿   ウェズレイ

SUB:木寺、盛田、高柳、中里、李、前田、上野
 前節は浦和に敗れたとは言え対等に戦って、これまでやってきたことが間違っていないことを示しました。ただ、怖いのはそれで起こる気の緩み。実際に携帯サイトのレポートによると、今週の練習は「大丈夫なのか。思わず言葉をもらしてしまった」と言うほどのものだったそうです。先週はトップチームが数的優位に設定したサテライトをも圧倒していたそうですが、今週はボールの動きが遅くサテライトに押し込まれるシーンが目立っていたとのこと。ペトロヴィッチ監督も練習中に「ボールが来てから考えても遅い」と怒鳴っていたそうで、全体の出来に不満足な様子だったそうです。守備を固めてカウンターを狙ってこられたときにどのように崩していくのか。また、相手のスピードのある攻撃にどう対処するのか。明日の大宮戦は、今後を占う上で非常に重要なゲームになりそうです。
<06.9.21> U-21代表候補は昨日神戸と60分ハーフで練習試合を行ない、3-2で勝ちました。前半のメンバーは、GK:松井、DF:河本、一柳、家長、丹羽、MF:寺田、谷口、上田、関口、FW:平山、田中佑。開始早々に関口のクロスがそのままゴールに入って先制点を奪うと、そのまま無失点に抑えました。後半は、GK:佐藤昭、柳楽、細貝、田中輝、森下、MF:高萩、高橋、渡邊圭、古部、FW:石井、前田、と言うメンバーで、31分に石井のパスを受けた前田が得点を奪った後2点取られたものの、終了間際に渡邊圭が左足でゴールして2-2で終わった、とのことです。マスコミ報道は久々に日本に戻った平山一辺倒なのですが、その中で共同通信社は「前半は谷口、後半は前田の動きが光った」と書いています。前田はこのところ調子が上がって来ているとのことなので、それが結果に繋がった、と言うことなのでしょう。ただ前田自身は点が取れたことよりも守備が気になる様子で、「守備に関してもっと石井と連係ができたら良かったかもしれない」(J's GOAL)と語っています。「走る」と言う面と「守備」の面で課題のあった前田ですが、ペトロヴィッチ監督に鍛えられる中で大きく成長しつつあるのかも知れません。
<06.9.20> 遅くなりましたが、先々週の末に出た紫熊倶楽部10月号(Vol. 104)を紹介します。今回のテーマは「U-21がチームを救う」で、最初の記事で登場するのは青山です。「若いタレントが、このチームにはたくさんいる。彼らを育てることで、J1残留を果たそう」と言う方針でチーム作りを進めるペトロヴィッチ監督の「申し子」とも言えるのがこの青山。チームにとって不可欠な選手となったシンデレラボーイの「今」の姿を描いています。また後ろのカラーページで出てくるのは、もう1人のシンデレラボーイとも言える柏木です。高い能力を持ちながら常にネガティブな思考が災いしてブレイクできなかった彼が、どのような流れをたどって成長したのか、その心の軌跡を辿っています。その他には、U-21代表候補に選ばれた前田と佐藤昭と、これまでなかなかチャンスをもらえない中でも頑張っている入船と橋内を取り上げています。
 マッチレポートは清水戦、大分戦、G大阪戦、鹿島戦、磐田戦。いまおかゆう子さんの「サンフレッチェを支える人々」はテレビ新広島アナウンサーの石井百恵さんについて書いています。そしてその石井さんのコラムは「取材する側、される側」と言うタイトルで、取材された自分の気持ちと合わせて青山選手について書いています。金広督子さんのコラムは高円宮杯に向けての展望。望月ディレクターの記事は「結果に一喜一憂せず」、私のコラムは「後半に強くなって来た」と言うタイトルで、ともに最近のサンフレッチェについて書いています。そして最終ページでは「プロ中のプロ」と言うタイトルで、先日横浜FCに移籍した小村選手が登場します。
 サンフレッチェオフィシャルマガジン「紫熊倶楽部」は定価350円で、V-POINTとホームゲーム会場の他広島県内の主要書店で発売中。また新宿にある広島ゆめてらすでも購入できます。その他の地域にお住まいの方は通販や定期購読がお勧めです。詳しくは紫熊倶楽部のホームページよりどうぞ。
<06.9.20> Jリーグは昨日、今年昇格した愛媛FCを除くJ1、J230クラブの経営状況を公表しました。それによるとJ1の1クラブ当たりの平均営業収入は前年比4%増の30億8400万円。入場料収入は6億2400万円となっています。これに対して広島は営業収入は18クラブ中14番目の23億400万円で入場料収入は15番目の3億4600万円。経常利益は1億6400万円の赤字でこれは全体で神戸、鳥栖、大分に次いで4番目に悪い数字となっています。これは昨年、平均入場者数が2000年以来初めて減少したこととともに、佐藤寿を獲得するにあたっての移籍金の負担が大きかったことによる、とのこと。今年も入場者数が減っているだけにサンフレッチェの経営が心配なのですが、ただかつては経常赤字が膨らんで倒産寸前だったことを考えるとまだそれほど心配することはないかも。昨年は「攻め」の経営に挑戦して失敗したことになるわけですが、そう言うことは民間の会社には良くあること。今はとにかく一刻も早くJ1残留を果たして、落ち着いて来季以降のことを考えられるようになって欲しい、と思っているのではないでしょうか。
<06.9.19> 昨日高円宮杯のグループリーグ最終戦の東福岡高戦が行われ、サンフレッチェユースは2-3で敗れました。メンバーは、GK:兼田、DF:野田、佐藤、山根、篠原、MF:遊佐、保手濱、藤澤、内田(→平繁HT)、FW:中野(→佐伯89分)、横竹。前半35分と39分に失点して2点のビハインドで迎えた後半は、エース平繁を投入したこともあってゲームを支配。後半3分に保手濱、36分に横竹が決めて追いつきました。しかし43分に致命的な3点目を失い今大会初の敗戦を喫しました。この結果グループCは広島、東福岡、鹿島が勝ち点6で並びましたが、得失点差で鹿島を、総得点で東福岡を上回りグループリーグ1位で決勝ラウンド進出を果たしました。トーナメント1回戦の相手はグループB3位の札幌一高。(9/22の18:15からひたちなか。)ここに勝てば横浜FMユースと滝川二高の勝者との対戦となります。
<06.9.19> 日本サッカー協会は昨日U-21代表候補を発表し、広島からは佐藤昭と前田が、また愛媛にレンタル中の高萩が選ばれました。今回選出されたのは次の22人。
【GK】松井(磐田)、佐藤昭(広島)
【DF】柳楽(福岡)、細貝(浦和)、河本、丹羽(神戸)、一柳(東京V)、
    家長(G大阪)、田中輝(大宮)、森下(磐田)
【MF】寺田(G大阪)、谷口(川崎F)、高萩(愛媛)、高橋(鳥栖)、
    渡邊圭(名古屋)、上田(磐田)、古部(立命館大)、関口(仙台)
【FW】平山(FC東京)、石井(札幌)、田中佑(福岡)、前田(広島)
 7月末から行われた合宿に参加した選手の中で今回も選ばれているのは佐藤昭と松井だけ。怪我のために前回の合宿を辞退した谷口や前田、柳楽、森下の他は、反町監督になって初めて呼ばれた選手ばかりとなっています。今回の合宿は20日に神戸と練習試合を行うだけとなる模様ですが、12月に開幕するアジア大会への予備登録選手の選考が目的で、反町監督は「選手の特性を見ながらチーム全体の選手層を厚くしたい」と語っているそうです。
<06.9.18> 昨日サテライトリーグF組第10日のG大阪戦が万博公園内のG大阪練習場で行われ、1-6で敗れました。
 サンフレッチェのメンバーは、GK:佐藤昭、DF:橋内、八田、盛田、MF:趙、中里、槙野、高柳、入船、FW:上野、前田。対するガンバは、GK:木村(→日野45分)、DF:松岡、實好(→岡本77分)、植田(→安田65分)、MF:寺田、青木、家長、ルーカス、FW:平井、中山。得点は、まず16分にDFのミスを突かれて中山に決められ、27分に入船のパスを受けた前田がドリブル突破からゴールを決めたものの、37分に家長にFKを決められて勝ち越されます。そして後半は6分にルーカス、30分に平井、そして34分と42分に中山に決められハットトリックを許してしまいました。サンフは前半は八田を中央に入れたスリーバックだったそうですが、後半はボランチだった槙野を中央に下げて八田を右に入れた布陣だったとのこと。いずれにしても守備組織は崩壊し、見るべきところの無いゲームだったようです。
<06.9.18> シンガポールでAFC U-17選手権を戦っていたU-16日本代表は、決勝で北朝鮮を下し6大会ぶりに優勝しました。
 まず14日に行われた準決勝では齋藤(横浜FMユース)と柿谷(C大阪)の2ゴールでU-16シリア代表を下しました。そして昨日はタジキスタンを下して勝ち上がってきた北朝鮮と対戦。ボールを支配してほぼ思い通りのサッカーを展開しながらも、前半6分に相手のシュートがDFに当たってゴールに入ってしまうと言う不運な失点を喫し、24分にもカウンターから決められて苦しい流れとなりました。しかし後半11分に柿谷が見事な個人技でゴールを奪うと、32分には柿谷のスルーパスで抜け出した端戸(横浜FMユース)が決めて追いつきます。そして延長後半7分と14分には途中出場の河野(ヴェルディユース)が立て続けにゴールを決めて突き放し、94年カタール大会(稲本、高原、小野が出ていた)以来のアジア制覇を果たしました。なおサンフレッチェユースの岡本はボランチとしてフル出場し、好プレーを見せていたとのことです。
<06.9.17> 昨日埼玉スタジアムで行われた浦和戦は、終盤まで互角に戦ったものの後半41分に勝ち越しを許し1-2で敗れました。
 このところ3試合は負け無しだったということで、ペトロヴィッチ監督はこれまでと同じメンバーでこの戦いに臨みました。
        下田

   森崎和  戸田  ダバツ(→前田89分)

        青山
駒野              服部
   柏木(→李77分) 森崎浩

    佐藤寿   ウェズレイ

SUB:木寺、盛田、高柳、中里、上野
 対する浦和はワシントンと鈴木が怪我のためベンチにも入らず、GK:山岸、DF:堀之内、闘莉王、坪井、MF:平川、酒井、長谷部、三都主、小野(→山田65分)、FW:永井(→黒部78分)、田中達(→ポンテ45分)。立ち上がりは浦和のペースで、1分に永井、3分に平川がDFラインの裏に抜け出して決定機を作られますが、シュートミスと下田の好セーブに助けられます。また16分にも高い位置でパスを奪った酒井を削って戸田にイエロー。FKを闘莉王が蹴りましたが下田ががっちりとキャッチし、22分の三都主のシュート、24分の小野のシュートはいずれも下田が防ぎます。最初の30分は押し込まれる展開の多かったサンフですが、徐々に運動量で上回り中盤での圧力を強めると、狙い通りのサッカーが出来るようになっていきます。30分には柏木が右サイドを脅かして駒野へ戻し、そのクロスに佐藤寿が合わせましたが惜しくもGK正面。32分にはカウンターからウェズレイがキープし佐藤寿が裏を狙いますが、ウェズレイのパスが悪くチャンスを潰します。そして35分、左サイドの高い位置でボールを受けた闘莉王がドリブルで突き進み、フェイントを入れてシュート。このボールは強烈な弾道でファーサイドのネットに突き刺さり、先制点を許してしまいました。
 しかしこれでサンフは落ち込むことなく、攻撃のギアをアップさせます。38分には2度に渡って青山が右を突破して好クロスを入れる等チャンスを作ります。そして39分、逆サイドからのショートコーナーからウェズレイが思いきってゴールを狙うと、GKの逆を突いたボールは見事にネットを揺らし同点に追いつくことに成功しました。更に41分には駒野のボールに佐藤寿がニアで合わせ、43分にはウェズレイがループ気味にミドルを狙いましたが惜しくも外れます。前半は浦和ペースから広島が盛り返した、と言う展開で、ハーフタイムを迎えることになりました。
 消えていた田中達に代えてポンテを投入したブッルバルト監督に対して、ペトロヴィッチ監督はメンバー交代なしで後半に臨みます。2分には駒野が右サイドを突破してクロス。これを逆サイドに詰めていた服部がミドルを狙いましたが枠外。6分にはダバツの攻め上がりからチャンスを作り、相手のゴール前でボールを繋いで波状攻撃を仕掛けますが攻め切れません。9分にはダバツのクロスを佐藤寿が落とし、ウェズレイが飛び込みましたがDFにクリアされます。浦和もポンテのシュートや闘莉王のヘディングなどで広島ゴールを脅かしますが、下田が落ち着いて対処します。後半20分に小野に代えて山田、32分に永井に代えて黒部と元代表選手を次々と投入して流れを変えようとする浦和。サンフも奮闘していた柏木に代えて李を投入し、中盤の運動量を維持しようとします。そして38分にはその李が右サイドの深い位置に侵入し、パスを受けた駒野が強烈なシュートを見舞いましたがGKに弾かれ、こぼれを狙った森崎浩のシュートも枠を外れます。更に40分にはウェズレイのロビングボールを佐藤寿が左足で落とし、飛び込んだ李がダイレクトで狙いましたがポストを叩いて枠を外れます。そしてその直後、三都主がドリブルで突き進んでGKとDFの間に速いクロス。ここに飛び込んだ山田に押し込まれて、痛恨の失点を喫してしまいました。
 これで点を取りに行かなければならなくなったサンフは、DFを1枚削って前田を投入します。しかしさすがに中盤の運動量が落ちたのか、なかなかボールを繋いで運ぶことができずロングボールを放り込んでクリアされる、と言う展開となってしまいます。一度だけ前田がドリブルで進んだシーンがあったもののファウル気味のチャージで止められると、最後は広島陣内で終了のホイッスルを聞くことになりました。
 こちらは降格圏ぎりぎりにいるのに対して相手は優勝を争っているチーム。その上これまでの相性は最悪ということで苦戦が予想されましたが、実際に前半の前半は苦しい展開を強いられました。しかしここを何とか凌ぐとその後は互角以上の出来。相手にボールを繋がれドリブルで仕掛けられても慌てずに対処し、逆にウェズレイのキープと柏木の激しい動きから何度も浦和守備陣に冷や汗をかかせました。李が自身のホームページに書いているように先に追加点を奪うことができていれば、勝ち点3を手にしたのはこちらだっただろう、と思います。これまで一方的にやられることの多かった浦和戦でここまで戦えることを示したことは、ペトロヴィッチ監督の目指す方向性が間違っていないことを示している、と言えるでしょう。早い時間帯から次々とフレッシュな選手を投入してきた浦和に対して広島の対応が遅れたのが敗因、と言えば敗因ですが、それもチーム全体の層の厚さの反映です。ベンチに代表クラスをずらりと揃えている浦和に競り負けたからと言って、卑下する必要はありません。むしろピッチに出ていた選手たちが最後まで走り戦ったことは、狙っていたサッカーが浸透してきた証拠だと言えるでしょう。負けはしたものの選手たちは堂々と胸を張って、広島に戻ってきて良いと思います。
 ただ逆に言えばそう言う試合だったからこそ、勝ち点を1つも取れなかったのは残念だった、と言わざるをえません。守備の高い集中力で相手の攻撃をはね返し、人数をかけた素早い攻撃から相手ゴールを陥れようとするサッカーがある程度できていただけに、もう一押しして先に点を取れなかったのは残念でした。良いサッカーができていたとは言え、勝ち点が0だったというのが現実で、16位京都が勝ったため降格圏もちょっとだけ近づきました。ここで気を緩める事があれば、きっとしっぺ返しを受けるでしょう。この「善戦」の本当の価値は、次の大宮戦で勝ち点3を取れるかどうかで決まるのではないでしょうか。
<06.9.17> 昨日高円宮杯のグループリーグ第2戦が行われ、サンフレッチェユースは神戸ユースを5-1で下しグループトップに立ちました。サンフレッチェユースのメンバーは、GK:兼田、DF:野田、佐藤、山根、篠原、MF:篠原、保手濱、藤澤(→内田76分)、FW:中野(→松田87分)、横竹(→板倉70分)、平繁。得点は15分に平繁、30分に中野、42分に平繁、44分に木村(神戸)、59分に平繁、そして65分に保手濱でした。また同じグループの鹿島ユース対東福岡は、鹿島ユースが3-2で勝ちました。一方他の中国地区代表ですが、銀河学院は1-4で青森山田に、作陽は3-4で滝川二に、広島観音は1-2でヴェルディユースに敗れました。
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