9/24〜9/30のSANFRECCE Diary


<06.9.30> 「ホットニュース」によると今日の遠征には前節のメンバーの他に橋内が加わっているのだそうです。ペトロヴィッチ監督によると「練習でもいい結果を出してきたし、G大阪とのサテライトの試合もよかった。今、彼にトップチームの経験を積ませてもいいと思ったから、遠征に帯同させることにした」とのこと。ベンチ入りや出場の可能性は少ないかも知れませんが、橋内だけでなくサテライトの選手たちのモティベーションを上げる効果も狙っているのではないでしょうか。相手は欠場予定のブラジル人2人に代わって黒津か久木野、今野の起用の可能性が高そうですが、誰が出るにしてもしっかりと自分たちのサッカーを貫いて、そしてホームで惨敗した第7節の「借り」を返して欲しい、と思います。
 今日の試合会場は等々力陸上競技場で、午後3時キックオフ。テレビ放送はNHK-BS1で生中継があります。今日もそれを見ながらブログで速報しますので、現地に行けない&テレビで見れない方はそちらをご覧ください。
<06.9.29> 明日は等々力陸上競技場で、Jリーグ第25節の川崎F戦が行われます。
 J1復帰2年目の川崎Fは開幕の2試合で13点を取るなど攻撃的なサッカーが爆発し、その後も着々と勝ち点を積み重ねて現在は勝ち点は47で3位と、堂々と優勝争いを繰り広げています。W杯の中断明けからの成績は次の通り。
13A ○4-2鹿島  【川】ジュニーニョ、谷口2、鄭、【鹿】アレックス・ミネイロ2
14H ●0-2浦和  【浦】田中達、永井
15H ○3-2G大阪 【川】箕輪、ジュニーニョ、マギヌン、【G】遠藤、家長
16A △1-1大分  【川】中村、【分】トゥーリオ
17H △1-1横浜FM 【川】我那覇、【横】田中隼
18A ●1-2新潟  【川】鈴木慎2、【新】黒津
19H ○4-2名古屋 【川】ジュニーニョ2、我那覇、OG、【名】秋田、ヨンセン
20A ○5-1大宮  【川】中村2、マギヌン、ジュニーニョ、【宮】片岡
21A ○2-1千葉  【川】中村、谷口、【千】ハース
22A ○2-1横浜FM 【川】マルコン、ジュニーニョ、【横】河合
23H ●3-4磐田  【川】我那覇2、ジュニーニョ、【磐】福西、カレン、中山、前田
24A ●0-4G大阪 【G】播戸、二川、マグノ・アウベス2
 Jリーグとナビスコカップの2つのタイトルを狙っていた川崎にとって、先週は大きな山場となるはずでした。中2日で磐田、千葉、G大阪と戦わなければならないと言うことで、磐田戦では中村、マギヌンをベンチスタートさせると言う賭けに出ました。しかし、その結果はと言うと完全に裏目。磐田には逆転負けを喫し、千葉には延長後半ロスタイムにPKを与えて敗れ、そしてG大阪戦はマギヌンの愚かな退場で試合を壊し、完敗を喫してしまいました。その上エース・ジュニーニョが肉離れのため全治2,3週間で、しばらくは出場できそうにありません。まさに天国から地獄へ急降下中と言うのが、このところの川崎の状況なのではないでしょうか。ただ、だからと言って明日の川崎が与し易い相手か、と言うとそれは別問題。むしろここで気持ちを切り替えて、地に足をつけたサッカーをして来られたらその方が厄介かもしれません。
 対するサンフレッチェですが、さすがにベットが逮捕されたことでチームには動揺が走っているものと思われます。ただ携帯サイトの情報を見る限りでは「選手たちの動きは、浦和戦前のレベル、とまではいかないが、テンションはかなり高まってきてる」とのこと。右足を痛めている、と言う森崎浩もその右足を軸足にして強烈なシュートを放つなど、明日の出場は問題無さそうです。
        下田

   森崎和  戸田  ダバツ

        青山
駒野              服部
   柏木       森崎浩

    佐藤寿   ウェズレイ

SUB:木寺、盛田、高柳、中里、李、前田、上野
 ここ4試合は先発メンバーを固定して戦い、それが2勝1分け1敗の好成績に繋がっているのは間違いないところ。個々の選手のレベルアップとともに、コンビネーションが良くなって来たからでしょう。ダバツ、森崎浩、戸田、佐藤寿、青山が出場停止にリーチがかかっていて、柏木も10/14から予定されているU-19代表合宿で抜けることが確実なため潜在的な不安はありますが、しかし先回りして心配しても仕方がないのも確か。まずは目の前の試合に集中して勝ち点を積み上げ、1試合でも早くJ1残留を確定的にしたいものです。
<06.9.29> 各紙の報道によると、昨日広島東署はベットを傷害の疑いで逮捕した、とのことです。27日の早朝に薬研堀の飲食店内で顔見知りの男性の顔を殴り怪我をさせたそうで、当時酒を飲んでいたベットも容疑を認めているのだそうです。オフィシャルホームページによるとクラブは「現在情報の収集に努めており、今後の対応は警察捜査の結果を踏まえ、事実関係を把握した後に、厳正な対応をいたしたいと考えております」とコメント。また携帯サイトによると監督や選手も「今は情報が少ないし錯綜している。詳しいことが分からない以上コメントは差し控えたい」(ペトロヴィッチ監督)「詳しいことは分からない。もし事実であれば残念」(下田)と語っています。紫熊倶楽部にはベットは「サテライトでも明るく頑張っている」と書いてあったのですが、明るさを装う中でも出場機会を得られない悔しさは持っていたはず。それがこのような形で出たのだとすれば、非常に残念なことだと言わざるをえません。
<06.9.28> 昨日ようやくJ SPORTS 1で大宮戦の放送がありました。時間の関係でまだ全部は見れていないのですが、前半を見た印象は「思ったほど悪くはなかった」と言うことでした。あちこちで書かれていたように、確かに大宮は序盤からDFラインにプレッシャーをかけてきたので、少々押され気味になったのは確かだったと思います。しかし、それで慌てないのが今のサンフレッチェの最終ライン。中盤との連係を強めてしっかりとボールを回す、ということはできていて、決して組織を崩されていたわけではなかった、と思います。また大宮に決定的な場面が3回あったのですが、1回はセットプレーで2回はカウンターから。そしてカウンターから崩されそうになった時も森崎和、戸田、下田がしっかりと連係してシュートは打たせていません。逆にサンフの攻撃は、確かに横パスが多く動きが少ない印象はありました。しかしそれも前半の途中までの話で、34分の佐藤寿の「幻のゴール」のあたりから動きが良くなり、39分の柏木のパスからの駒野のシュートや41分のCKの流れからの佐藤寿のシュート、そして43分の服部のミドルなど何度か決定機を作っています。相手の守備をどれだけ崩したか、と言う意味で言えばやりたい事ができていたのは大宮よりも広島。前半のうちに得点できなかったのは残念ではありましたが、しかしむしろ事故のような失点を喫することなく徐々にペースを掴んでいって、後半につなげたと言う感じで意味のある前半だった、と思います。
<06.9.27> 最近スポーツ新聞では「××の××も代表候補入り」と言う報道が相次いでいます。10/11にアウェイでアジア杯予選のインド戦が予定されているため遠征する可能性のある選手は予防接種をしなければならないからで、G大阪の橋本や川崎Fの谷口らもその対象者となっていたことが判明したのだそうです。新しい選手を積極的に招集しているオシム監督のことですし、実際にアジアカップの登録メンバーの背番号も空きがかなりあるので、思いもよらなかった選手が候補に入っている可能性は十分にあるのは確か。今のところサンフレッチェに関しては「予防接種情報」はありませんが、森崎浩や服部にも海外遠征の準備をしておくように、との指示が来ていたと言う話を聞いたことがあるので、今週末の代表発表ではひょっとすると驚きの選出があるかもしれません。
<06.9.26> 高円宮杯で敗退したサンフレッチェユースは、10月以降は最後のタイトルである「Jユースサハラカップ」に挑みます。Jリーグクラブのユースとクラブユースの中で日本一を決めるこの大会は、例年11月までのグループリーグとそれ以降のトーナメントで優勝を争います。これまでは地域性を考慮しつつ実力的にほぼ均等になるようにグループを分けていたのですが、今年は敢えてグループごとに実力差を付けて、力のあるチームの多いグループはトーナメント進出チーム数が多くなるように組み合わせを決めた様子。サンフレッチェユースが属するE組は高円宮杯ベスト4のG大阪と名古屋に加えてプリンスリーグ東海4位の清水が属する厳しいグループですが、しかし4チーム中3チームがトーナメント進出できることになっています。どのチームもトーナメント進出のためには清水相手に取りこぼさないことが重要だ、と言えるでしょう。サンフレッチェユースの日程は次の通り。
10/15 (日)10:00 名古屋グランパスエイト(トヨタSC)
10/22 (日)13:00 清水エスパルス(吉田)
10/29 (日)11:00 名古屋グランパスエイト(吉田)
11/3  (金)13:00 ガンバ大阪(吉田)
11/11 (土)12:00 清水エスパルス(清水NTC)
11/19 (日)17:30 ガンバ大阪(万博)
 また、トーナメントに進出した場合の日程は次のようになっています。
11/25 (土)1回戦(日本平スタジアム):一部のチームのみ
12/2,3(日)2回戦(出場クラブホームスタジアム等)
12/10 (日)準々決勝(フクダ電子アリーナ、長居第2陸上競技場)
12/17 (日)準決勝(長居第2陸上競技場)
12/24 (日)決勝(神戸ユニバ)
 今年はクラブユース選手権、高円宮杯のどちらもベスト8に終わったサンフレッチェユース。敗戦から学んだことを生かして、最後のタイトルにむけて頑張って欲しい、と思います。
<06.9.25> 昨日サテライトリーグのG大阪戦が吉田サッカー公園で行われ、終了間際の李のゴールで1-1で引き分けました。サンフレッチェのメンバーは、GK:木寺(→河野45分)、DF:橋内、槙野、盛田、MF:李、高柳、中里、ベット、入船、FW:前田(→趙64分)、上野。対するG大阪のメンバーは、木村(→日野45分)、松岡、實好(→植田64分)、丹羽、入江、寺田、横谷、家長、ルーカス、平井(→岡本60分)、中山(→安田69分)。携帯サイトによると前半は「G大阪の良さしか目立たなかった」とのこと。家長のドリブル突破はファウルですら止められず、ルーカスや寺田、中山の突破に腰が引けてピンチの山だったそうです。そして前半11分、家長のボールカットからのクロスを中山に決められ先制点を許しました。しかしDFラインが頑張っているうちに徐々にボールが落ち着くようになり、後半は家長の裏のスペースを突いて主導権を握ることができた、とのこと。前半はほとんどボールに触ることの無かった前田がドリブルで相手をかき回すようになり、更に趙に代わると完全に広島ペースになり決定機を次々と作ったそうです。そしてロスタイム、スローインからのボールをベットがキープし、狙い澄まして上げたクロスに大外から飛び込んで来た李がフリーでヘディングシュートし、GKが弾いたボールを身体ごと押し込んで同点に追いつきました。大分戦やアウェイのG大阪戦と失望ばかりだったサテライトでしたが、後半の戦いは非常に良く今後に希望を持たせるものだった、とのことです。
<06.9.25> 昨日西が丘で行われた高円宮杯の準々決勝で、サンフレッチェユースは滝川二高に1-4で敗れベスト8に終わりました。この日のメンバーは、GK:兼田、DF:野田(→板倉84分)、佐藤、山根、篠原、MF:遊佐、保手濱(→岡本56分)、藤澤、FW:中野、平繁、横竹。立ち上がり早々にカウンターから先制点を許し、29分に平繁がPKを決めて同点に追いついたもののその2分後にまたもや失点。後半は相手のカウンターを怖れラインを押し上げることができず、64分と83分に追加点を奪われ万事休した、と言うゲームだったそうです。
<06.9.24>  昨日ビッグアーチで行われた第24節大宮戦は、森崎浩の5か月ぶりのゴールで1-0で勝ち、16位京都との勝ち点差を8に広げました。
 9月に入って1分け1敗と勝ちのなかったサンフですが「内容はいい」と言うことでメンバーは前節と同様で臨みました。
        下田

   森崎和  戸田  ダバツ

        青山
駒野              服部
   柏木       森崎浩(→李80分)

    佐藤寿   ウェズレイ
    (→上野89分)

SUB:木寺、盛田、高柳、中里、前田
 対する大宮は奥野、波戸、小林大、久永が先発に復帰して、GK:江角、DF:奥野、冨田、土屋、波戸、MF:小林大、斉藤(→森田72分)、久永(→藤本61分)、片岡、FW:吉原(→アリソン77分)、桜井、と言うメンバー。立ち上がりから激しくプレッシャーをかけてきた大宮の気迫に押されて、前半のサンフは受け身での戦いを強いられます。15分には小林大のFKを下田が弾き、これに土屋が詰めましたが枠を外れます。18分には縦パスで飛び出した桜井が下田と1対1になりましたが、必死で戻った戸田がカバー。更に26分にも桜井が飛び出し吉原にパスを出しましたが、これも戸田が戻ってシュートを許しません。逆にサンフは19分、駒野が右足のアウトにかけたボールで相手ゴールを脅かし、35分には青山のパスで抜け出した佐藤寿がゴールネットを揺らしたものの惜しくもオフサイド、と言うシーンを作ります。しかし前半のサンフは全体的に前に行く意識が希薄で横パスばかりで、なかなかシュートまで行けず前半は0-0で折り返しました。
 「みんな少し怖がりすぎ」と言うペトロヴィッチ監督の言葉で呪縛が取れたのか、後半のサンフは積極性を取り戻して大宮を押し込みます。4分には森崎浩のスルーパスからウェズレイが決定的なシュートを放ったもののGKに防がれ、12分にはウェズレイのクロスで佐藤寿が飛び出すなどチャンスを作ります。途中から投入された藤本にかき回されたシーンもあったものの、後半23分には森崎浩がミドルを放ちこぼれたボールに佐藤寿が詰めます。そして25分、速い攻撃から右サイドに展開し、ウェズレイが低いクロス。佐藤寿が空けたスペースに走り込んだ森崎浩が、見事なダイレクトボレーを突き刺して先制点を奪いました。これで重圧が取れたサンフは次々と大宮陣内に攻め込みます。37分には佐藤寿。38分にはウェズレイ。40分には佐藤寿がいずれもフリーでシュートを放つチャンスをつかみましたが、いずれもシュートをミスしてしまいます。大宮は高さのある森田を入れて放り込みに来たもののこれは3バックが冷静に対処し、得点を許しません。その後は両チームとも決定打のないままにタイムアップ。サンフは3試合ぶりに勝利を収めました。
 中国新聞によるとこの試合を見て「安堵感もある。と同時に...もっと楽に勝てたんじゃないか」と言う気持ちになったのだそうです。これは数々あった決定機をしっかり決めていれば、というだけではなく、普段の練習で見せているパフォーマンスが十分に出ていなかった、と言うところに問題があるとのこと。戸田も試合後のインタビューで「練習で普通にやれていることが、試合でできていない」と強調しています。そしてその原因は「メンタルなんでしょうね」とも。勝ち点を着々と積み上げている、とは言え順位は相変わらず崖っぷちぎりぎりの15位。失敗できない、勝ちたいと言う気持ちが強すぎて、セーフティーに行こうとし過ぎているのは確かなのだと思います。ただ、戸田も言っているように練習通りにやる、と言うのはリスクではなく「普通」のこと。16位との勝ち点差が8に開いたことを考えれば、怖れる必要はありません。次節から2試合は関東でのアウェイ、しかも3位の川崎Fとホームでは強さを見せる甲府が相手の厳しい戦いとなります。自分たちはもう残留争いをするチームではない。練習通りにやりさえすれば、どこのチームとでも対等に戦える。ここ1ヶ月ほどの戦いで自ら示してきたことを、今度は結果として出して欲しいと思います。
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