1/1〜1/6のSANFRECCE Diary


<07.1.6> 昨日行われた高校選手権の準々決勝で、皆実は後半28分の失点に泣き盛岡商に0-1で敗れました。今大会3試合全てを0-0からのPK戦で凌いできた皆実は、この日は両サイドを生かした攻撃からチャンスを作ったそうです。そして相手を上回る11本のシュートを打ちながらも決め切れず、最後はGKも上がって得点への執念を見せたものの及びませんでした。ただ中国新聞によると今年は「近年では最弱」と言われたチームだったそうで、ここまで勝ち上がることで意地を見せることができました。ベンチからチームを引っ張った山木戸主将も「チームとして一つにまとまれば戦えることが見せられたし、歴史を作ることができた」と語っていたそうです。
 一方作陽は静岡学園との点の取り合いを制し、3-2で勝って岡山県勢としては初めてのベスト4進出を決めました。個人技の高い静岡学園に対して作陽は立ち上がりから強気の姿勢だったそうで、DFラインを高くしてアグレッシブな戦いを挑みました。そして後半開始とともにFW村井を投入するとチャンスをつかみ、12分に小室のゴールで先制。その後同点に追いつかれたものの動揺することなく直後に突き放し、更に4分後には追加点を奪います。そしてその後の静岡学園の反撃を1点に抑え、見事な勝利で高円宮杯の雪辱を果たしました。準決勝の会場は国立競技場で、今日の12時10分キックオフ。対戦相手は初出場でここまで勝ち上がってきた神村学園です。
<07.1.5> ちょっと古いネタなのですが、今年のナビスコ杯の大会方式が12/19に発表されました。今年はACLに出場する浦和、川崎Fをシードして残り16チームを4グループに分けてリーグ戦を行い、各グループの1位4チームと2位の中で成績の良い2チームがトーナメントに進出する、と言う形式になります。広島が属するのはAグループで、昨年王者の千葉、リーグ戦3位のG大阪に神戸と戦わなければならない厳しいグループとなっています。予選リーグが開催されるのは3/21(水・祝)、3/25(日)、4/4, 4/11, 5/9, 5/23(いずれも水)。今のところ代表関係の日程と重なっているのは3/25だけ(A代表の韓国戦が3/24に、北京五輪予選のシリア戦が3/28に予定されている)ですが、A代表やU-20代表(6/30からU-20W杯がある)の活動が入ってくる可能性が高いので、ナビスコ杯は勝利よりも若手を育てることに重点を置く可能性が高そうです。
<07.1.4> 昨日高校選手権の3回戦が行われ、広島県代表の皆実は大会初となる3試合連続の0-0からのPK勝ちで初めてベスト8に進出しました。この試合、立ち上がりから境が「ボールも人も動くサッカー」(境・廣川監督)でゲームを支配し、皆実は防戦一方となったそうです。しかし今大会好調の守備陣が頑張り無失点に抑え、PK戦もGK増田が2度の蹴り直しにも動揺せず鮮やかに5人目をストップ。またもや苦しい試合をものにしました。皆実の鯉迫監督は、初のベスト8に浮かれるどころか報道陣に囲まれると開口一番「申し訳ありません」と言っていたそうで、「次の盛岡商戦でも(得点の)チャンスはあるはず。セットプレーでも何でもいいから、1点取りたい。すでに3回死んでるから、正々堂々いい戦いをしたい」と語っていたそうです。
 また岡山県代表の作陽も0-0からのPK戦を制して室蘭大谷に勝ちました。こちらのゲームは作陽がボールを支配するものの室蘭大谷が鋭いカウンターを仕掛ける、と言う緊迫した戦いとなったそうですが、どちらも守備の集中が切れることなく80分をスコアレスで終了しました。作陽は昨年3回戦でPK戦で敗れたお返しをしたことになったようで、「チームは完璧な状態に戻りつつある。まだまだ勝ち進む」と石崎主将も気を引き締めていた(中国新聞による)そうです。
 準々決勝の皆実の相手は盛岡商、作陽は静岡学園。いずれも駒沢陸上競技場が会場で、作陽×静岡学園は明日の12時10分、皆実×盛岡商は14時10分キックオフです。
<07.1.3> 年末に出たサンフレッチェアシストマガジンassistの2007冬号の表紙はペトロヴィッチ監督。「私はどんな時も、残留できると信じていた」と言うタイトルのインタビューで、就任から半年の戦いを振り返り、そして今年に向けての抱負を語っています。またそのすぐ後ろの記事では織田強化部長が、ペトロヴィッチ監督にチーム再建を託した経緯と、今年に向けての展望を述べています。更に9/15に就任した下村専務が、営業面を引っ張る意欲やチームについての思いを語っています。
 目次のすぐ後ろのページはミズノとのタイアップ記事で、ウェズレイとスパイクについて。「リーダーの怒り」と言うタイトルの記事では、8月のG大阪戦の試合終了後に怒鳴り声をあげて李と高柳を叱った下田選手について書いています。また「おいしい対談」と言う記事では、佐藤寿人選手と「露菴」の社長がそれぞれの立場から語り合っています。
 モノクロページの最初は「データで見るサンフレッチェ」。小野監督、望月監督、ペトロヴィッチ監督それぞれの時代におけるデータを比較しながら、いかに「小野流パスサッカー」が崩壊し、望月監督時代に根本から破壊し、そしてペトロヴィッチ流のサッカーを作り上げて行ったかをあぶり出しています。
 これに続くのは「吉田町ふれあいサッカーフェスティバル」「エンジョイフェスタ」のレポートと下部組織情報、木本トレーナーによるストレッチの方法のレクチャー、そして前回好評だった「盛田ラーメン道」の第2回。盛田選手と波田気象予報士のラーメンに対する「愛」が伝わってきます。
 後ろのカラーページでは「選手が古着に着替えたら」と言う企画を挟んで、吉田安孝さんと森崎浩司選手、木寺選手と上野選手、柏木選手と槙野選手の3つの対談が掲載されています。更にサポーターを紹介する記事、森崎和幸選手や吉崎トレーナーを取り上げたコラムが続いています。
 このassistは定価350円で、V-POINTや広島県内の大手書店で発売中(のはず)です。
<07.1.3> 昨日高校選手権の2回戦が関東各地で行われ、広島県代表の皆実は1回戦に続いて0-0からのPK戦で大津(熊本)を破りました。また他の中国勢も境(鳥取)は帝京第三(山梨)を1-0で、作陽(岡山)は一条(奈良)を4-0で下しましたが、高川学園(山口)は室蘭大谷(北海道)に2-5で敗れました。3回戦は皆実が境との「中国対決」で初のベスト8入りを狙い、作陽は室蘭大谷が相手。試合は今日の12時10分から皆実×境(駒場スタジアム)、14時10分から作陽×室蘭大谷(駒沢陸上競技場)となっています。
<07.1.2> プレスリリースによると、西武池袋本店イルムス館2F特設会場で行われる「トークショー&サイン会」に、森崎和幸、佐藤寿人両選手が出演します。これは2003年から行われているもので、今年が5回目。サンフレッチェの両選手の出演は1/4(木)が予定されています。(因みに今日は浦和レッズ、明日は西武ライオンズの選手が出るらしい。)時間は午後3時からと午後5時からそれぞれ45分間ずつで、参加費は無料です。ただし着席での参加とサイン会への参加には各回50名様に配付される整理券が必要となっています。
 その他、1/8の「東広島市成人を祝う会」には佐藤寿人選手が、1/13に兵庫県揖保郡太子町で行われる「少年少女サッカー教室」には柏木陽介選手が、同じく1/13に福山市で行われる「ヤングヒューマンカレッジ」には桑田慎一郎、槙野智章両選手が出演の予定です。それぞれのイベントには参加条件がありますので、行きたい方は事前に主催者にお問い合わせください。
<07.1.1> 「タイトルを狙う」事を目標にスタートしながら一時は最下位に沈み、そこから何とか盛り返して10位でフィニッシュした2006年のサンフレッチェ。サポーターにとっては期待と失望、歓喜と焦燥に交互に襲われた浮き沈みの激しい1年でした。ただ結果的にタイトルには絡めなかったものの、「成果」と言う意味では大きなもののあった一年だった、とも言って良いのではないでしょうか。その中で一番大きいのは、ペトロヴィッチ監督の存在でしょう。6月に「第3の候補」として就任した彼でしたが、そのチーム改革は急激で、そして大きな結果を残しました。それは単に「若手育成と勝利」と言う相反する課題を達成した、と言うだけではありません。J2降格以来、あるいはそれ以前からチームに染みついていたネガティブな雰囲気を一新し、自信とプライドを取り戻すことができた(あるいはできつつある)のではないか、と思います。そして今年は、その自信を「確信」に変える年です。昨年以上に厳しくなるであろう他のチームからのマークをかいくぐって勝ちを積み重ねることができれば、そして実際にタイトルに絡むことが出来れば、「自信」を本物にできるのではないでしょうか。そう言う意味では、今年こそ本当の勝負の年です。昨年以上に若手を育て、強いチームを作って結果を出し、そして観客動員も大きくアップすること。それができれば、おそらく今後5年あるいは10年の躍進が待っているのではないでしょうか。今年はそれを夢見て、サンフレッチェを全力でサポートして行きたいと思います。
 と言うことで、今年もサンフレッチェ広島とSANFRECCE Diaryをよろしくお願いします。
<07.1.1> 昨日、全国高校サッカー選手権大会の1回戦15試合が行われ、広島県代表の皆実は愛知県代表の中京大中京に0-0からのPK戦に勝ち2回戦に進出しました。グルノーブル入りが決まっているU-19代表の伊藤翔に加え、その弟や横浜FM入りが決まっている石原などタレント揃いの中京大中京に対して組織力で対抗する皆実、と言う構図だったそうで、前半は中京大中京のペースで進んだそうです。しかし36分に中京大中京の羽生が2枚目のイエローで退場となり、その後は一進一退。両チームとも何度も決定機を作りながらも決めれず、80分間の戦いはスコアレスドローに終りました。そしてPK戦では4人全員が決めた皆実に対して中京大中京は3番手、4番手が続けて失敗し、4-2で皆実が勝ちました。2回戦の対戦相手は熊本県代表の大津。駒場スタジアムで、明日の午後2時10分キックオフです。
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