1/7〜1/13のSANFRECCE Diary


<07.1.12> 昨日サンフレッチェは、今季の背番号を発表しました。新しい番号は次の通り。
1 下田崇     12【サポーター】   23◎遊佐克美
2【欠番】     13□田村祐基     24 前田俊介
3 吉弘充弘(←18)14○戸田和幸     25 高柳一誠
4 ダバツ     15□高萩洋次郎    26 橋内優也
5 駒野友一    16 李漢宰      27 柏木陽介
6 青山敏弘(←23)17 服部公太     28 槙野智章
7 森崎浩司    18◎平繁龍一     29 趙佑鎮
8 森崎和幸    19 盛田剛平     30 入船和真
9○上野優作    20 桑田慎一朗(←32)36 河野直人
10 ウェズレイ   21 木寺浩一
11 佐藤寿人    22 中尾真那(←33)

◎新人
○完全移籍
□復帰
 背番号が変わったのは吉弘、青山、桑田、中尾の4人で、吉弘は3、青山は6へと1桁になりました。桑田の20番は2000年に森崎和が、それ以降は大木が付けていて、チームの顔とも言える番号です。また愛媛で活躍して戻ってきた高萩は15番。過去に山根や藤本、森崎浩らが付けていた番号で、今後の「出世」が期待できそう。一方、新人の平繁は18番。これはポポヴィッチ、八田、吉弘と長年DFが付けていた番号で、平繁が新しいイメージを作ることができるでしょうか。更に遊佐は駒野、トゥーリオ、李、青山が付けていた23番で、ぜひとも彼らに続くような成長を見せて欲しいものです。
 また昨日はコーチングスタッフも発表され、退団した牧内コーチ(U-18代表監督の話があるらしい)と生駒コーチ(C大阪に移籍)の後任は置かず、ポポヴィッチ、横内、沢田、望月、加藤の5人がペトロヴィッチ監督を補佐することになります。更にポルトガル語の通訳だったウーゴさんはホペイロになっていますが、おそらくブラジル人が1人になってしまったためだと思われます。全体的に昨年よりもスリムな体制になりましたが、これによりむしろ一人ひとりの責任が重くなった、と言うこと。それぞれ成長して、昨年以上に良いチームを作って欲しいと思います。
<07.1.11> 今朝の中国新聞によると、今季の選手構成が決まり昨シーズンより3人少ない29人体制でスタートすることになりました。これまでで退団が決まっているのは、他クラブに移籍する小村、大木、八田とレンタル終了の中里、そして愛媛へのレンタルが決まった佐藤昭。西河と森脇のレンタルも延長されています。一方加入が決まっているのは、愛媛から復帰する高萩、田村とユースから昇格する平繁と遊佐。すなわち、完全に外部から加入する選手はゼロと言うことになります。ポジション別にまとめると、次のようになっています。
【GK】下田、木寺、河野
【DF】ダバツ、駒野、服部、吉弘、盛田、橋内、槙野、入船、中尾
【MF】森崎和、森崎浩、戸田、李、青山、高柳、高萩、柏木、桑田、趙、遊佐
【FW】佐藤寿、ウェズレイ、上野、前田、田村、平繁
 このように外部からの獲得がゼロと言うのはサンフレッチェの過去には例のない事で、今年度も昨年度に引き続いて1億円以上の赤字になる見込みを考えてのことだそうです。ただだからと言って一方的に緊縮財政と言うわけではなく、監督が強く希望したウェズレイとの再契約と戸田の完全移籍での獲得をしていますし、また(成績が下がったにも関わらず)主力選手ほぼ全員の年俸がアップし、契約更改もスムーズに進みました。つまりお金が無いから補強しなかった、と言うわけではなく、現有の戦力をしっかりと確保して今年以降に繋げて行こう、と言う戦略を強く打ち出した結果と見るべきで、ペトロヴィッチ監督の育成とチーム作りの能力への強い信頼があってのことだと言って良いでしょう。今年は青山、柏木に続く選手が何人出てくるか、そして戦術をどこまで熟成させるのか。そのへんが、今季のサンフレッチェにとっての最大のポイントとなりそうです。
<07.1.10> サンフレッチェは昨日、上野選手の完全移籍での加入と共に、八田選手のFC東京への完全移籍を発表しました。
 柳川高から2000年に広島入りした八田は、翌年のナビスコ杯新潟戦でプロデビューし、同じ週の柏戦でリーグ戦に初出場しました。その年は結局3試合の出場にとどまりましたが、持ち前の対人守備の強さを生かして徐々に頭角を現し、2003年にはほぼ全試合にベンチ入りして24試合に出場しました。しかし翌年は吉弘の台頭や西河の強化指定もあって出場機会が激減。2005年の鳥栖への期限付き移籍を経て昨年もう一度広島でのポジション取りに挑戦しましたが、ベンチ入りは多かったものの試合出場は4試合にとどまり、シーズン終了後にゼロ査定を受けていました。「スーパーセブン」の1人として期待の大きかった八田は新人の時代から能力の高さを見せていて、練習では久保を完璧に抑える、と言う事も多かったそうです。しかし試合中に一瞬集中力が切れる事があり、それゆえ監督にとっては使いにくい選手だったのかも知れません。FC東京は復帰した原監督の元でDFラインの再構築をすることになるようで、選手にとっては横一線からのスタートになります。ぜひ八田には自分の良さを発揮して、今度こそJ1での定位置獲得を果たして欲しいと思います。
<07.1.9> 昨日国立競技場で行われた高校選手権の決勝は、盛岡商が2-1で逆転勝ちで初制覇。作陽は準優勝に終わりました。後半からエース・村井を投入して勝負に出た作陽は、11分にその村井のシュートがバーに当たったところに桑元が飛び込んで先制しました。しかしそれで「リズムに乗れるかと思ったけれど、逆に慌ててしまった」(村井)作陽が盛岡商の反撃に押され、PKのピンチは凌いだものの26分に右サイドを破られ折り返しを決められ同点。更に40分にも右サイドを破られ決勝点を奪われそのまま敗れました。作陽は自分たちのサッカーを貫こうとしたものの、相手の豊富な運動量にやられたと言う感じ。怪我人の多い中でやりくりしながら戦ってきたものの、最後に力尽きてしまいました。ただ、作陽の野村監督が「プリンスリーグによって影響を与え、受け合ってレベルが上がってきたのかなと思います。確かに少し前までは中国地方といえば広島が中心というイメージがありましたが、今は全国的に見ても地域格差がない中で、中国地方は割合頑張っている地域ではないかと感じています」と語っているように、この作陽の活躍は中国地域の高校年代の各チームにとっては大きな勇気づけになったはず。今年のプリンスリーグ中国は、昨年以上に熱い戦いが繰り広げられることになるのではないでしょうか。
<07.1.8> 中国新聞によると、昨日上野選手が今季も広島でプレーすることを表明した、とのことです。昨年は新潟の所属で広島に期限付き移籍していた上野ですが、昨年限りで新潟との契約を解除され、その後広島か栃木かで悩んでいたとのこと。「栃木SCにはいいお話を頂き感謝している」とのことでしたが、ここでもう1年J1でプレーすることを選択した模様です。
<07.1.7> 昨日土砂降りの国立競技場で行われた高校選手権の準決勝で、岡山県代表の作陽は神村学園を1-0で下し、初めて決勝への進出を決めました。創立5年目での初めての選手権にも関わらず勢いに乗る神村学園は、鹿児島の代表らしく鍛えられた好チームでしたが、作陽はこれに真っ向から立ち向かいます。水の浮いたピッチ条件を考えてかスペースへのパスを多用し、豊富な運動量でボールを拾って神村学園を押し込みます。そして前半25分、右サイドからのFKのボールをゴール中央で宮澤がヘディングシュート。GK矢野は横っ飛びでセーブしたもののこぼれ球に一瞬速く反応した石崎が押し込み、作陽が良い時間帯で先制点を挙げました。そしてその後も作陽はペースを落とすことなく何度もチャンスを作ります。神村学園はスピードのある選手を次々と投入して打開を図るものの、作陽のDF陣が集中力を切らさずに神村学園の攻撃を寸断。危ない場面を作らせることもなく、最少得点のまま逃げ切りました。スポーツナビの記事によると春先にはチームの雰囲気が悪かったそうですが、選手達自身がプリンスリーグを戦う中で自ら解決し、しっかりとしたチームを作ってきたとのこと。明日行われる予定の決勝では、今季の集大成を見せて欲しいと思います。
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