10/14〜10/20のSANFRECCE Diary


<07.10.20> 「ホットニュース」と中国新聞によると、柏木と青山は一昨日の夜に帰国していて昨日の練習から合流していたそうです。ペトロヴィッチ監督は「チームにとって必要な選手だし、遠征には帯同させる。ただ、二人とも90分の出場は難しいだろう」と語っており、先発したとしても途中交代の可能性が高そう。どの時間帯で誰と代えるか、ベンチワークが鍵となりそうです。また試合に臨む姿勢として「大切なのはディフェンスだ」として、まずは守備から入ると言うことになりそう。逆に大宮は「先週と今週はほとんど攻撃の練習しかしていない」(佐久間監督・スポニチによる)とのことなので、立ち上がりが非常に重要な試合になりそうです。
 今日の試合会場は駒場スタジアムで、午後2時キックオフ。大宮サッカー場の改修のためホームを移していた大宮にとっては駒場での最後の試合になると言うことで、色々なイベントが予定されているようです。テレビ放送はスカパーch308で13:55から。ブログでの速報も行いますので、スタジアムに行けない&テレビを見れない方は、そちらをご覧ください。
<07.10.20> 日本サッカー協会は昨日U-19AFC選手権予選に臨むU-18代表を発表し、サンフレッチェユースからは岡本が選ばれました。今回のメンバーは次の通り。
【GK】松本(順天堂大)、権田(FC東京)、大谷(浦和ユース)
【DF】堀田(柏U-18)、中田(名古屋U-18)、須崎(磐田ユース)、椋原(FC東京U-18)、
    鈴木大(星稜高)、金井(横浜FMユース)
【MF】金崎(大分)、香川、柿谷(C大阪)、鈴木惇(福岡U-18)、山本(磐田ユース)、
    水沼(横浜FMユース)、比嘉(柏U-18)、岡本(広島ユース)
【FW】永井(福岡大)、山崎(磐田)、大山(福岡U-18)、白谷(国見高)、
    宮澤(室蘭大谷高)
 8月に行われた「仙台カップ」のU-18代表で残っているのは、松本、堀田、中田、須崎、椋原、鈴木惇、比嘉、白谷、宮澤だけで、彼らにU-17W杯を戦った鈴木大、金井、水沼、柿谷、比嘉、岡本と、Jリーグで活躍している金崎、香川を加えたメンバーとなっています。仙台カップとSBSカップでは全く勝てなかっただけでなく、静岡や東北にまで負けた牧内ジャパン。「最後の手段」とも言うべき選手の大量入れ換えで、果たしてチームを立て直すことはできるでしょうか?
<07.10.19> 1週間お休みだったJリーグも明日から再開。第29節のサンフレッチェの相手は17位大宮アルディージャです。
 シーズン当初から調子の上がらない大宮は、中断期間中にロバート監督を解任し、第19節からは佐久間監督が指揮を執っています。しかし10試合を戦って得た勝ち点は8。なかなか降格圏から抜け出すことができません。
19A △2-2 清水  【宮】小林大、吉原、【清】チョ・ジェジン、フェルナンジーニョ
20H ●1-3 神戸  【宮】吉原、【神】レアンドロ2、大久保嘉
21H ●1-2 鹿島  【宮】デニス・マルケス、【鹿】マルキーニョス、増田
22A ●0-5 名古屋 【名】玉田、藤田、津田、杉本2
23H △1-1 柏   【宮】デニス・マルケス、【柏】李
24A ○1-0 浦和  【宮】森田
25H ●0-2 磐田  【磐】上田、太田
26H ●0-1 千葉  【千】斎藤
27A ○2-0 横浜FM 【宮】平野、吉原
28A ●0-1 新潟  【新】エジミウソン
 苦しい戦いの続く大宮ですが、しかし第24節に「埼玉ダービー」を制すると、第27節には横浜FMを破るなど上位チームを相手に良い結果を残しています。28試合で18点の得点力が上がる気配はありませんが、しかしその分「リードしたら守り切る」と言う点で意識が統一されています。今後は下位相手の対戦が続くだけに、少しずつでも勝ち点を積み重ねて降格圏を抜け出そう、としているはず。とにかく相手のペースに持ち込まれないように戦うことが重要です。
 対するサンフレッチェですが、崩壊状態にあった守備の意識が統一されて、ここ2試合は1失点ずつに抑えています。ただ、逆に問題は得点力。決定的な場面は作るものの、2試合連続で無得点に終わっています。明日は前節出場停止だった森崎浩と、何よりウェズレイ、佐藤寿のツートップの働きが鍵を握るのではないでしょうか?
 メンバーですが、カタールからの帰国が今日になる(はずの)柏木、青山を起用するかどうか、がポイントだと思います。
        下田

    森崎和 戸田 槙野

        森崎浩

駒野              服部
    高柳    ストヤノフ

     佐藤寿 ウェズレイ

SUB:木寺、盛田、李、青山、桑田、柏木、平繁
 サンフレッチェの低迷の原因は、暑さとハードスケジュールで体力的に厳しくなっていた上に、代表招集でメンバーが揃わず練習で選手の意識を統一させることができなかった、と言うところにあります。柏木、青山がチームにとって重要な選手であることは間違いないのですが、しかしカタール戦を戦ったあとの長距離移動で心身ともに疲れているはず。明日は代わりの選手達の頑張りで、勝ち点3を取って欲しいと思います。
<07.10.18> 昨日(日本時間の今日の早朝)ドーハで行われた北京五輪最終予選のカタール戦は、後半30分以降に2失点で逆転負け。勝ち点でカタールに並び、総得点の差でグループ2位に転落しました。この日のU-22代表は青山敏と細貝のドイスボランチに李のワントップ、と言うメンバーで、GK:山本海、DF:内田、水本、青山直、伊野波、MF:水野(→家長HT)、青山敏、細貝、本田圭、柏木(→上田88分)、FW:李(→森島康67分)。どうしても勝ち点3が欲しいカタールが攻勢に出てくるか、に思えましたが、しかし試合の前半は日本のペース。2分に柏木から李につないで水野が決定的なシュートを放ったのを手始めに、何度も良いチャンスを作ります。そして43分、水野のCKのこぼれを青山直が至近距離から蹴り込み、待望の先制点を挙げる事ができました。
 後半の頭から家長を投入してもう1点を取りに行った日本は、後半10分の柏木のシュートや23分の本田圭のシュートなど決定的な形を作るものの決め切れず、運動量が落ちるとともにカタールに押し込まれるシーンが多くなります。そして後半32分にCKからヒールキックで押し込まれて同点に追いつかれると、後半ロスタイムには伊野波がハンドを取られてPK。これをきっちりと決められて、痛恨の逆転負けを喫してしまいました。
 この試合の印象ですが、選手達はよく戦っていた、と思います。特に前半はアウェイゲームだと言うことを忘れたかのような熱い戦いぶりでした。運動量が落ちた後にどうするか、と言う点で課題は残ったものの、カウンターからチャンスも作れていたのでそこで追加点が奪えればゲームプラン通りだった、と言って良いのではないでしょうか。結局のところ負けたのは、前半から何度も流れの中からチャンスを作っていたにも関わらず、シュートが弱かったり枠に飛ばなかったりでセットプレーからの1点に終わってしまったこと。点を取るべき時に取れないとしっぺ返しを食らう、と言う「サッカーの法則」通りの結果になってしまった、と言う事ではないかと思います。ここまで内容的に今一つでも結果を出して来たU-22代表ですが、ここからが本当の「アジアの戦い」が待っている、と言って良いのではないでしょうか。
 ところでサンフレッチェから選ばれた柏木、青山敏の2人はいずれも先発出場でした。トップ下で出た柏木は序盤から大車輪で動き回り、守備でも攻撃でも貢献度は高かったと思います。ただ後半の決定機は相手ゴール前で完全にフリーだったわけで、せめて枠の中に飛ばしたかったところ。あそこで決めていれば試合はほぼ決まっていた、と言っても良かっただけに、残念で仕方ありません。一方の青山敏ですが、怪我をおしての出場だったにも関わらず90分間良く戦っていた、と思います。少なくとも梶山、本田拓の不在の影響を感じさせないプレーぶりだったと思いますが、ただ後半の攻め込まれた時間帯にパスを奪われて逆襲を食らった事が何度かあり(別に青山敏だけの責任ではありませんが)、そこでチームを落ち着かせることができなかったのは残念でした。今後絶対に負けられない試合を2試合しなければならないU-22代表にあってこの2人の存在が不可欠であることは間違いないところで、彼らには今後も頑張って欲しいところ。とは言えJリーグへの影響は避けられそうになく、サンフレッチェサポーターにとっては痛し痒し、と言うところなのではないでしょうか。
<07.10.18> 昨日長居スタジアムで行われたエジプト戦は大久保の2ゴールと前田、加地のゴールで4-1で勝ち、2007年の日本代表の活動を締めくくりました。日本代表のメンバーは、GK:川口、DF:加地、中澤、阿部、駒野、MF:遠藤(→藤本73分)、山岸(→橋本73分)、鈴木(→今野73分)、中村憲、FW:大久保、前田。日本代表は序盤から素晴らしい出足で相手に迫り、マイボールになると大きな動きと素早いパスで相手を翻弄します。先制点は前半21分で、大久保がミドルレンジから思い切って振り抜いたシュートがGKの届かないところに飛んで代表初得点。42分には遠藤のクロスに頭で合わせて2点目を奪います。そして後半8分にはワンツーで相手DFラインを抜け出した前田が冷静にGKを抜いて、早い時間帯で3点のリードを奪いました。後半13分にはFKから決められて1点を返されましたが、後半23分には駒野のクロスを逆サイドで受けた加地がワンフェイントからゴールを決めて4点目。その後のエジプトの攻撃をしっかりと弾き返して、国内最終戦を見事な勝利で飾りました。
 日本代表、エジプト代表ともに欧州組抜きで戦ったわけですが、層の厚さを見せつけたのは日本の方でした。チャンスを生かそうと頑張ったツートップが素晴らしかったのもありますが、しかしそれ以上に素晴らしかったのは中盤よりも後ろのポジション。「ボールも人も動くサッカー」がオートマティックにできている、と言う感じで、失点した時間帯以外はほぼ危なげない戦いだった、と言えるでしょう。オシム監督が就任して1年半で積み上げてきたものがここに花開きつつある、と言う感じなのではないでしょうか。このままチーム作りを進めて行けば、きっと本当に強い日本代表ができる。そんな手応えを感じることのできたエジプト戦だった、と言えそうです。
 なおサンフレッチェから唯1人選ばれていた駒野ですが、昨日の試合でも左SBでフル出場でした。最近は叩かれることの多かった加地、駒野の両翼でしたが、この日は90分を通して積極的な姿勢が目立っていた、と思います。4点目のシーンはまさに象徴的で、左サイドの高い位置に進出した駒野が相手ゴールを越えるクロスを入れると、逆サイドに詰めていた加地がしっかりと決めた、というもの。まさにオシム戦術通りの得点、と言って良いでしょう。駒野自身にとっても、このエジプト戦は良い締めくくりになった、と言って良さそうです。
<07.10.17> 先週発売のサンフレッチェオフィシャルマガジン「紫熊倶楽部」11月号(Vol.117)を紹介します。表紙とカラーページは駒野選手と森崎和幸選手で、それぞれのロングインタビューが掲載されています。前のページの駒野選手は「点をとる意識」と言うタイトルで、チームの問題点や自分自身の課題等について語っています。後ろのカラーページの森崎和幸選手のタイトルは「すべてはチームのために」。DFとしてプレーしている昨年以降を振り返りながら、個人として、チームとしてどう戦うか、について語っています。
 この号の第2特集は、高円宮杯で準優勝に終わったユースの戦いについて。グループリーグからベスト8までの歩み、激闘となった準々決勝と準決勝、そして悔しい敗戦に終わった決勝の戦いを振り返っています。
 サポーターを紹介するコーナーは、広島市の勝田さんご一家。マッチレポートは、連敗が続いた浦和戦から磐田戦の4試合です。外部ライターによるコラムは、金広督子さんが「ストライカーたち」、石井百恵さんが「プレッシャー」、望月英男さんが「エース・佐藤寿人のゴールがカンフル剤に!」、そして私が「何が本当の危機なのか」と言うタイトルで書いています。そして最終ページの「サンフレッチェを支える人々」では、「サンフレッチェバーガー」などのサンフレッチェ応援企画商品を開発している、山崎製パン広島工場の脇坂さんを紹介しています。
 紫熊倶楽部は定価350円で、V-POINT、ホームゲーム会場、広島県内大手書店で販売中。東京では新宿の「広島ゆめてらす」と池袋の「ジュンク堂」に置いています。その他の地域の方は、通信販売か定期購読で。お申し込み、お問い合わせは紫熊倶楽部ホームページからどうぞ。
<07.10.16> 北京五輪予選のカタール戦を戦うU-22日本代表は合宿地のドバイからドーハに移動しましたが、報道によると13日に行われたU-22韓国代表との練習試合で青山敏弘選手が右足を負傷。翌日の全体練習を回避することになったようです。ただ、同様に練習中に右足を負傷した岡崎(清水)はチームを離脱して帰国したのに対して青山敏はそのまま帯同しているとのことなので、それほど酷いわけではないものと思われます。梶山の怪我と本田拓の出場停止でボランチに誰が起用されるか、に注目が集まるU-22日本代表ですが、2次予選の3試合で先発している青山敏は最も可能性が高い、と見られています。サンフレッチェのサポーターとしては、代表に選ばれたからには起用して欲しい、と言う気持ちと、無理をさせて怪我を悪化させられてはたまらない、と言う気持ちが半々、というところなのではないでしょうか。
<07.10.14> 日本サッカー協会は昨日10/17に埼玉スタジアムで行われるエジプト代表戦のメンバーを発表し、広島からは駒野が選ばれました。今回選出されたのは次の21人。
【GK】川口(磐田)、楢崎(名古屋)、川島(川崎F)
【DF】中澤(横浜FM)、坪井、阿部(浦和)、加地(G大阪)、
    駒野(広島)、今野(FC東京)
【MF】橋本、遠藤(G大阪)、中村憲(川崎F)、鈴木(浦和)、
    山瀬功(横浜FM)、山岸(千葉)、藤本(清水)
【FW】播戸(G大阪)、巻(千葉)、前田(磐田)、矢野(新潟)、
    大久保嘉(神戸)
 欧州遠征のメンバーから闘莉王、中村俊、稲本、羽生、松井、佐藤寿、田中達が外れ、藤本、播戸、前田、大久保嘉が復帰しています。佐藤寿はオシム・ジャパンになってから初めての「落選」と言うことになりますが、このところのクラブと代表との行ったり来たりでかなり疲弊している上に、次は大事な大宮戦。チームでしっかりと練習をするためには選ばれなくて良かった、と言って良いのではないでしょうか。このところクラブでも代表でも点が取れてないのも確かですし、まずはクラブで結果を出して、次は堂々と呼ばれて行って欲しいと思います。
<07.10.14> 昨日Jユースサハラカップのグループリーグが行われ、サンフレッチェユースは徳島に5-1で勝ちました。この日のメンバーは先週の高円宮杯から数人入れ替え、GK:原、DF:小西、佐藤、佐伯、山根(→宮本71分)、MF:篠原、横竹、岡本、FW:宮原(→茶島68分)、不老(→板倉85分)、玉田(→松林78分)。開始早々の横竹のゴールで先制したものの、その後は攻め込まれるシーンも多く29分には同点に追いつかれました。しかし36分、38分といずれも岡本のFKから横竹が頭で決めてハットトリック。後半は23分に佐伯、24分に不老と着々と加点して突き放し、そのまま勝利を収めました。これで1勝1分けとなったサンフレッチェユースですが、リーグはまだ始まったばかり。来週(10/21)のアウェイ大分戦、11月のホームでの大分戦(11/3)とアウェイの神戸戦(11/18)が勝ち抜きの鍵となりそうです。
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