10/28〜11/3のSANFRECCE Diary


<07.11.3> 明日は天皇杯の初戦を湘南ベルマーレと戦います。
 湘南はJ2で44試合を戦い勝ち点71で現在6位。3位仙台との勝ち点差は8で、わずかに昇格の可能性を残しています。そのベースとなるのは堅い守備で、総失点48はJ2で2番目の低さです。最近10試合の結果は次の通り。
32A ●1-2 鳥栖  【湘】原、【鳥】横山
39H △1-1 東京V 【湘】エドワルド・マルケス、【V】フッキ
40A ●0-2 徳島  【徳】小林、片岡
41H ○3-0 札幌  【湘】原、斉藤、鈴木
42A △2-2 C大阪 【湘】アジエル、加藤、【C】古橋、前田
43H △2-2 京都  【湘】石原、永里、【京】アンドレ、中谷
44H ○3-1 鳥栖  【湘】加藤、エドワルド・マルケス、アジエル、【鳥】藤田
45A ●0-3 東京V 【V】フッキ、シウバ、土屋
47H ○2-1 水戸  【湘】ジャーン、加藤、【水】西野
48A ○1-0 山形  【湘】エドワルド・マルケス
 無失点試合が続いていた開幕当初に比べると失点は増えていますが、しかし粘り強さはなかなかのもの。43節の京都戦では、最後の10分で2点差を追いついています。J2も最近はレベルが上がっていることを考えると、なかなか打ち破るのは難しい相手だと言えます。
 対するサンフレッチェですが、次節まで1週間空くなど日程的に厳しくないことから、ほぼベストメンバーで戦う様子です。ただ、怪我を抱えてプレーを続けているウェズレイはお休みになりそうで、今のところワントップ・ツーシャドウの布陣が有力です。
        下田

    森崎和 戸田 槙野

     青山 ストヤノフ

駒野              服部
    柏木     森崎浩

        佐藤寿

SUB:木寺、吉弘、高萩、李、高柳、桑田、平繁
 携帯サイトによると、平繁も調子を上げているのでツートップの可能性もあるとのこと。またストヤノフをリベロに据えて戸田を中盤に上げる、と言う布陣も試しているそうです。サンフレッチェにとって大事なのは天皇杯よりもリーグ戦なのは当然ですが、ここで勝つか負けるかでチームの雰囲気ががらりと変わるでしょう。相手の戦い方に合わせてこちらも変えたりすることなく、自分たちのサッカーを貫いて勝って欲しい、と思います。
<07.11.2> 今日はネタもないので「全国地域リーグ決勝大会」の話題など。JFLへの昇格を目指して戦う地域リーグ決勝大会の1次ラウンドが11/23〜25に行われますが、そのAグループ、Bグループが今年は広島スタジアムで行われます。その日程と組み合わせは次の通り。
【Aグループ】
11/23(金)11:00 グルージャ盛岡×ファジアーノ岡山
11/24(土)11:00 グルージャ盛岡×ホンダロック
11/25(日)11:00 ファジアーノ岡山×ホンダロック

【Bグループ】
11/23(金)13:15 矢崎バレンテ×ニューウェーブ北九州
11/24(土)13:45 矢崎バレンテ×NECトーキン
11/25(日)13:45 ニューウェーブ北九州×NECトーキン
 これらのチームのうち、ファジアーノ岡山は岡山県から初めてのJリーグクラブを目指すチーム。今年の中国リーグでは圧倒的強さを発揮して、優勝を果たしています。また九州リーグを初めて制したニューウェーブ北九州では、元サンフレッチェの桑原裕義選手が主将として頑張っています。JFLへの昇格を勝ち取るためには、まずこのグループリーグをトップで勝ち抜く事が必要と言うことで、熱い戦いが繰り広げられるのではないでしょうか。
 なおJFLの方ですが、こちらも残り5試合となってJ2昇格争いと残留争いは熾烈になってきています。まずは上位ですが、現在勝ち点73の佐川急便SCの優勝は決定的で、次節にも優勝が決まる可能性があります。これに続くのは、高橋泰選手と上村健一選手のいるロッソ熊本。現在勝ち点58で、昇格までもう一歩のところまで来ています。また同じくJ2昇格を目指しているFC岐阜は現在4位と昇格圏内にいますが、5位アローズ北陸、6位Honda FCとの勝ち点差はそれぞれ1と2。その上債務超過の問題が解消されていないとのことで、Jリーグ準加盟の可否が12月の理事会まで先送りにされていて、試合と経営の両面で厳しい戦いを続けています。逆に残留争いの方は、ここまでの勝ち点がわずかに6のアルテ高崎の降格が決定。2つ目の降格枠から抜け出そうと、FC琉球(勝ち点23)とFC刈谷(勝ち点27)が争っています。中国地方からJFLに参加しているガイナーレ鳥取と三菱水島FCはそれぞれ勝ち点35と34なので、JFL残留は果たせそうです。
<07.11.1> サンフレッチェが属するサテライトリーグのF組は日曜日に全日程を終了し、4勝2分け2敗で勝ち点14を取った広島が1位になりました。以下、勝ち点13の愛媛が2位、12の福岡が2位、10の鳥栖が4位で、大分は勝ち点5で最下位でした。1位になったからと言って何も残らないサテライトですが、試合は負けるよりは勝った方が良いのは確か。特にサンフレッチェはこれまで層の薄さ、と言う課題を抱えていて、それがサテライトの弱さにも繋がっていたので、そう言う意味では少しは底上げが進みつつある、と言うことなのではないでしょうか。今年は若手の活躍でナビスコ杯のグループリーグを初めて突破しましたし、チーム全体の力は少しずつ上がっているのは間違いないところ。トップチームは残留争いのまっただ中で苦しんでいますが、本来のサンフレッチェの力を出しきることができれば降格なんてことにはならないはずです。ここは何とか石にかじりついてでもJ1残留を果たして、来年への希望を繋げて欲しいと思います。
<07.10.31> プレスリリースによると、スカパーの神戸戦(11/18)とG大阪戦(12/1)のハーフタイムに放送される「KIDSインタビュー」のインタビュアーを募集します。条件は小中学生で、試合前日(11/17と11/30)にビッグアーチに自分で来れる方。募集は明日からで、広島県内のデオデオ店舗(本店、八木店、廿日市店、宇品店、海田店、三次店、五日市店、安芸府中店、高陽店、祇園店、沼田店、庄原店、安芸高田店、可部店、舟入店)に設置されている専用の用紙で応募して下さい。締め切りは神戸戦の分は11/7、G大阪戦の分は11/21までで、発表は当選者にのみ電話するとのこと。お問い合わせはサンフレッチェ広島キッズインタビュー係(06-6645-9700)までどうぞ。
<07.10.30> プレスリリースによると、11/11(日)に行われる清水戦のアウェイ応援バスツアーの募集が始まっています。日程は、11/10(土)の夜11時に広島西飛行場、11時半に広島駅新幹線口に集合し、翌日1時からの清水戦を観戦。広島にはその日の深夜1時頃戻ってくると言うものです。料金はバス代、自由席チケット代、旅行保険代金を含んで一般19,100円、小中高生17,600円。サンフレッチェクラブ会員は2,000円の割引で、募集期間は11/4(日)までとなっています。お申し込み、お問い合わせはデオデオ旅行社「サンフレッチェ広島アウェイ・清水エスパルス戦バスツアー」係(082-240-3447)までどうぞ。
 また、サポーターグループもバスツアーを企画しています。まずURSUSは広島からのツアーでチケット代別で12,000円。また関東からのツアーはSANFRECCE Supporter's Blogの主催で往復利用5,500円、片道利用2,900円となっています。お申し込み、お問い合わせはそれぞれのホームページからどうぞ。
<07.10.29> 土曜日に行われたJユースサハラカップ予選リーグ第4節で、サンフレッチェユースは徳島に5-0で勝ちました。この日のメンバーは、GK:原、DF:小西、佐藤、篠原、山根、MF:岡本、内田、横竹、FW:宮原、中野、不老。広島は前半20分過ぎに宮原のゴールで先制すると、中野のクロスに横竹が合わせて2点目。そして後半も攻めの圧力を緩めず宮原、大崎、内田が決めてそのまま逃げ切りました。この結果広島の勝ち点は7となり、2位を守っています。
<07.10.28> 昨日ビッグアーチで行われた第30節千葉戦は、最後の4分間に2点を追いつかれて引き分けに終わりました。
 5連敗と出口の見えないサンフレッチェは、中盤の構成を夏前のものと同じに戻して次の布陣で戦いました。
        下田

    森崎和 戸田 槙野

        青山

駒野              服部
    柏木     森崎浩
    (→ストヤノフ63分)
     佐藤寿 ウェズレイ(→吉弘89分)
     (→平繁50分)

SUB:木寺、高萩、李、高柳
 対する千葉は主力4人が欠場して、GK:岡本、DF:斎藤、水本、中島、MF:山岸、伊藤、工藤、羽生(→青木65分)、楽山(→米倉73分)、FW:レイナウド、巻(→新居45分)。最初にチャンスをつかんだのは広島で、2分にウェズレイのFKのこぼれを服部がループで狙いましたがポストに嫌われます。また8分には綺麗な崩しから駒野のクロス。16分にはウェズレイが超ロングシュートを狙いましたがGKがキャッチします。そして31分、森崎浩のサイドチェンジのパスで飛び出した佐藤寿がGKもかわしてゴールに流し込み、5試合ぶりに得点を奪うことができました。そして、その直後の羽生の決定機など何度か千葉にチャンスを作られたものの守備陣が頑張り、前半は1点リードで折り返しました。
 後半に入ると新居を投入して打開を図る千葉。広島は前節で足首を痛めていた佐藤寿に代えて平繁を投入します。7分には戸田からボールを奪ったレイナウドが決定的なシュートを放ちましたが下田がスーパーセーブ。9分には羽生がヘディングで狙いましたが枠外に外れます。そして19分、高い位置でボールを奪った服部がウェズレイにつなぎ、右サイドのスペースへのパス。ここに走り込んだ駒野がDFをかわして冷静にシュートを決めて、待望の2点目を奪うことができました。
 この後も追加点を狙う広島は、25分には森崎浩のドリブルから決定機を作ると服部がシュートしましたが枠外。36分には青山のスルーパスから駒野が狙いましたが岡本にキャッチされます。更にその直後には、森崎和のパスを受けたウェズレイがループ気味に狙いましたがGKの頭を越えることはできません。逆に攻め手を見出せない千葉が最後のロングボール攻撃に出ると、広島はゴール前を固めて弾き返そうとします。しかし44分、クリアミスから工藤にスルーパスを出されて抜け出した新居に決められ1点差。更に攻め込まれて、ゴール前ではね返すのが精一杯となります。そしてロスタイムもあと1分というところで、オフサイド気味に飛び出した山岸に決められ痛恨の失点。最後のFKのチャンスもものにできず、勝ち点2を失った形となりました。
 2点リードで終盤を迎えながら、少ない残り時間に追いつかれてしまう。失点の直接の原因は色々と考えられますが、とにかくこれが残留争いのプレッシャーだ、と言うしかないでしょう。試合前にストヤノフが言っていたように95分間集中できれば勝てた、と言う人もイルカも知れませんが、私は別に集中を失っていたとは思わない。むしろ勝ちたいと言う気持ちが強すぎて身体が堅くなり、かえって結果を出せなかったと言う事だと思います。
 この結果によりついに入れ替え戦を戦う16位に転落してしまったサンフレッチェですが、このまま終わるはずはないと思います。プレッシャーがあるのは残留争いを繰り広げる他のチームも同じだと思うからです。残る4試合、広島の相手は厳しいところばかりですが、しかし逆にその分、思い切って戦えば良いのです。本来の自分たちの力とチームメイトを信じて、自分たちのサッカーをするしかないのです。大宮戦、そしてこの千葉戦の終盤。守りを固めて逃げ切ろうと言う戦いがうまく行かない事が分かった以上、あとは攻め勝つしかない。過緊張になることなく戦えば、きっとこの厳しい状況を乗り越えることができる。私は最後までそれを信じたいと思います。

日刊スポーツスコア
中国新聞戦評
J's GOALゲームサマリー

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