11/11〜11/17のSANFRECCE Diary


<07.11.17> 明日はJリーグ第32節神戸戦がホームで行われます。
 昨年福岡との入れ替え戦に勝ってJ1に昇格してきた神戸は、序盤こそなかなか勝ちきれなかったものの着実に勝ち点を増やし、特にここ6試合は5勝1敗の好成績で9位にまで順位を上げて、前節J1残留を確定させています。
19H ○4-0 磐田  【神】レアンドロ2、朴、大久保嘉
20A ○3-1 大宮  【神】レアンドロ2、大久保嘉、【宮】吉原
21H ●0-1 新潟  【新】マルシオ・リシャルデス
22A ●0-2 大分  【分】高橋2
23H ●1-2 浦和  【神】栗原、【浦】田中達2
24A ●1-3 FC東京 【神】河本、【東】今野、ルーカス2
25A ●2-4 千葉  【神】北本、石櫃、【千】水野2、OG、青木
26H ○5-0 名古屋 【神】栗原、大久保嘉2、OG2
27H ○1-0 清水  【神】大久保嘉
28A ●2-3 鹿島  【神】近藤祐、北本、【鹿】興梠2、田代
29H ○3-0 横浜FC 【神】古賀2、田中
30A ○3-1 柏   【神】ガブリエル、レアンドロ2、【柏】太田
31H ○4-1 甲府  【神】レアンドロ、古賀、栗原、OG、【甲】秋本
 夏まではまだ戦力的に物足りない、と言う感じがあった神戸でしたが、中断期間中に酒井とディビッドソンを、また8月末には古賀を補強。特に古賀の補強が効果的で、前節も古賀が1点目、2点目に絡んで甲府を破る原動力になっています。次節は河本、北本のCB2人が出場停止の上に栗原が骨折で守備陣に変更を強いられますが、松田監督が作り上げてきた組織サッカーは人が変わっても変わることはないでしょう。むしろここ6試合で平均3点を叩き出している攻撃陣はそのままなので、これをどう抑えるか、が重要です。
 対するサンフレッチェは、U-22代表のため柏木、青山を欠いて戦わなければなりません。前節は先発を外れた青山はともかく、先制ゴールを挙げた柏木がいないのは非常に痛いのですが、しかし彼らの不在は前から分かっていたこと。その分は残ったメンバーがしっかりと自分の役割を果たさなければなりません。予想メンバーですが、次のようになるものと思われます。
        下田

   森崎和 ストヤノフ 槙野

        戸田

駒野              服部
    桑田     森崎浩

     佐藤寿 ウェズレイ

SUB:木寺、吉弘、盛田、李、高柳、高萩、平繁
 柏木の代役として出る可能性の高いのは桑田で、携帯サイトによると昨日の練習では豊富な運動量で中盤を走り回り、何度も決定的なチャンスに絡んでいたそうです。また昨日の練習では平繁の好調さが目立っていたそうで、45分間のハーフコートマッチでは3点を叩き込んだとのこと。平繁はナビスコカップの神戸戦で点を取っているだけに、ひょっとすると先発から出場する、と言う可能性もあるかも知れません。いずれにせよ、残る2試合の対戦を考えると明日の神戸は絶対に勝たなければならない相手。ピッチ上の選手だけでなくベンチやベンチ外の選手も含めて、全員が「勝つ」と言う一点に集中することが重要でしょう。
 ところで今日は、午後2時からビッグアーチで前日練習が行われます。入場料などは不要ですので、都合の付く方はぜひ行ってみて選手達を励まして欲しい、と思います。
<07.11.17> AFC U-19選手権予選グループでラオスと対戦したU-18日本代表は5-0で勝って4連勝。2位以内を確定して来年サウジアラビアで行われる決勝大会への進出を決めました。なお、サンフレッチェユースから選出されている岡本の出場はありませんでした。
<07.11.16> 先週発売の「紫熊倶楽部」12月号(Vol.118)のタイトルは「共に闘おう!」で、ゴールに喜ぶ佐藤寿人、青山敏弘両選手の写真が表紙です。そしてトップページに掲載されているのは、その佐藤寿人選手のインタビュー。チームとしてうまく行かない状況、あるいは彼自身がなかなか点が取れない中で、何を考え、何を行ってきたか。そしてJ1残留のために何が必要か。様々な点から、その思いを語っています。
 次の「サンフレッチェを支える人々」ではアスレティックトレーナーの野村博幸さんを取り上げ、怪我をしないための身体のケアからリハビリを通じて成長する選手の姿まで、チームの裏側について紹介しています。
 続く特集記事では、サッカーコメンテーターの吉田安孝さん、中国新聞記者の佐藤正明さん、テレビ新広島キャスターの石井百恵さんと編集長が、「J1残留へ、何が必要か」と言うテーマで熱く語り合っています。
 MATCH REPORTは、大宮戦、千葉戦、そして天皇杯の湘南戦。コラムはいつもの4本で、金広督子さんは、Jユースサハラカップについて。石井百恵さんは「味わったことのない初めての経験」と言うタイトルで、若手選手が初めて味わうプレッシャーについて書いています。望月ディレクターと私はそれぞれ「共に闘い残留を!」と「自分たちの力を信じよう」と言うタイトルで、J1残留を信じる気持ちを綴っています。
 「紫熊短信」と「READER'S AREA」を挟んで、後ろの特集記事はスペシャルドキュメント。大宮戦から千葉戦、そして湘南戦に至るチームとその周辺の動きを書いて、試合の流れから選手の思い、そしてサポーターも含めた闘いの様子を描いています。
 最終ページの「私たちは、サンフレッチェのサポーターです」では、広島市内の「ラーメンかばちや」の中脇元さんを取り上げています。「学生さんでもサラリーマンでもない。何をしている人たちなんだろう」と言う選手達との出会いから、「盛田ラーメン道」のアドバイザーをするまでのサンフレッチェとの関わりについて紹介しています。
 サンフレッチェオフィシャルマガジン・紫熊倶楽部は定価350円。V-POINTとホームゲーム会場では、サンフレッチェクラブ会員証の提示で割引で購入できます。またフタバ図書など広島県内主要書店と、新宿の「広島ゆめてらす」、池袋の「ジュンク堂本店」にも置いてありますが、クラブ会員割引にはなりませんのでご注意下さい。その他の地域の方は通信販売か定期購読で。お申し込み、お問い合わせは紫熊倶楽部ホームページからどうぞ。
<07.11.15> プレスリリースによると、12/8(土)に予定されている天皇杯5回戦の試合会場が広島ビッグアーチに決まり、入場券の販売が開始されました。キックオフは12/8で、対戦相手はジュビロ磐田。前売り券の価格は、S席指定は4,000円(当日5,000円)、SA席指定は3,000円(当日4,000円)、自由一般2,000円(当日2,500円)、自由高校生1,500円(当日2,000円)、自由小中生1,000円(当日1,500円)。販売はV-POINT、サッカーショップ加茂広島パルコ店、広島県サッカー協会のほか、チケットぴあ、ローソンチケット、CNプレイガイド、イープラスで販売中です。なおもしサンフレッチェが入れ替え戦を戦わなければならなくなった場合は、この日はホームゲームが行われる予定です。その場合は天皇杯は12/15(土)に変更になり、チケットは払い戻しはせず12/15に入場可能となるそうです。
<07.11.14> J1残留に向けてのキャンペーン「すべてはチームのために〜共に闘おう!」は次々と新しい企画が出てきていますが、その第3弾「サンフレッチェ広島への応援メッセージ募集」が昨日から始まっています。これは「共に闘おう」と大書した紫色の陣旗にサポーターの応援メッセージを書きこんでもらおう、と言うもの。デオデオ本店1F、広島銀行本店、Jカフェ富士見町店(サンフレッチェカフェ)、V-POINTに置いてあって、その場で書きこんで頂けます。募集期間は11/16(金)まで(時間は各店の営業終了まで)となっていますので、お近くに行く用のある方はぜひお立ちより下さい。また、キャンペーン第4弾としては「共に闘おう!」タオルマフラーを神戸戦で限定300本で販売するとのことです。
<07.11.14> 一昨日AFC U-19選手権予選を戦ったU-18日本代表は、ミャンマーに8-0で大勝してグループリーグ突破に王手をかけました。この試合の得点者は比嘉、鈴木惇2、永井、白谷、山崎2、柿谷。サンフレッチェユースの岡本の出場はありませんでした。
<07.11.13> 昨日サテライトが福岡に遠征してアビスパと練習試合を行い、2-0で勝ちました。広島のメンバーは、GK:木寺、DF:吉弘、高萩、盛田(→遊佐75分)、MF:中尾、高柳、入船、李、桑田(→篠原60分)、FW:田村(→丸谷70分)、平繁。(丸谷は境高所属の練習生。)得点は35分に吉弘、55分に平繁でした。
<07.11.12> 昨日のJリーグ第31節清水戦は、先制したものの逆転を食らって1-3で敗れました。
 サンフレッチェのメンバーは、湘南戦を基本に青山の代わりにウェズレイを入れる、というもので、次のような感じでした。
        下田

   森崎和 ストヤノフ 槙野
   (→平繁77分)
        戸田(→青山58分)

駒野              服部
    柏木     森崎浩
    (→桑田67分)
     佐藤寿 ウェズレイ

SUB:木寺、盛田、高柳、高萩
 対する清水のメンバーは、GK:西部、DF:市川、青山直、高木和、児玉、MF:藤本、伊東、兵働、フェルナンジーニョ(→枝村83分)、FW:矢島(→岡崎79分)、チョ・ジェジン。やや引き気味の形で試合に入った広島に対して清水が高い位置でボールを回して攻め込んで、3分には市川のクロスに矢島が頭で合わせてファーストシュートを放ちます。しかし、その後は広島がカウンターから度々チャンスを作ります。6分には槙野のロングボールで抜け出したウェズレイが右足を振り抜きましたが惜しくも枠外。7分にはカウンターから柏木のスルーパスを佐藤寿がダイレクトで叩きましたが、西部の好セーブに阻まれます。また8分にもCKから柏木のクロスに佐藤寿が合わせましたが枠外。その後もボールは清水が支配するものの、チャンスの数は広島。そして27分、CKのボールはカットされたものの拾った槙野がマイナスのパス。これを柏木が叩き込んで、広島は待望の先制点を挙げました。しかしその直後、清水にキックオフからのボールをつながれて、フェルナンジーニョのパスを市川に決められあっという間に同点に追いつかれてしまいました。
 勝たねばならない、と言う気持ちの強いサンフはこの後も何度もチャンスを作ります。31分には高い位置でボールを拾った槙野がそのままドリブルで攻め上がり、34分には服部のクロスをウェズレイがフリーでシュートしましたが枠外。42分にも柏木のスルーパスで抜け出したウェズレイがGKの位置を見て慎重に狙いましたがわずかに外れます。逆にストヤノフがペナルティエリアでボールを手に当てたシーンではPKを取られずに済むと言うこともあって、前半はイーブンスコアで折り返しました。
 後半になると、清水が上位チームの力を発揮してきます。1分には矢島、2分にはチョ・ジェジンがシュート。2分にはCKから高木和が頭で狙い、その後もフェルナンジーニョが、藤本がシュートを打ってきます。ペトロヴィッチ監督は戸田を青山に代えて中盤の運動量を増やして凌ごうとしましたが(戸田のイエローを怖れた、と言う面もあるはず)、しかし20分に勝ち越しを許します。中盤でボールを持ったフェルナンジーニョがドリブルでペナルティエリアへ。複数の選手で挟み込みに行ったサンフでしたが、後ろからカバーに入ろうとした駒野の足に引っ掛かって倒してしまいます。PKを得た清水は藤本が蹴り、下田も読みが外れてしまいました。
 何としても勝ち点が欲しいサンフは、必死に足を動かしてボールを、点を奪いに行きます。26分には佐藤寿が倒されて得たFKの場面で、ウェズレイのボールは枠の中に飛びましたが西部のスーパーセーブに弾かれます。27分には森崎浩のクロスにウェズレイが頭で行ったものの市川がクリア。その直後のCKからのウェズレイのヘッドも枠に飛んでいましたが、ゴールラインに立っていた伊東に防がれます。どうしても点の欲しいサンフは森崎和を下げて平繁を投入し、4-3-3にして攻めの圧力を上げます。しかし37分、森崎浩が失ったボールが右サイドでルーズボールになりましたが、それを清水に拾われ藤本が持ち込みます。そして中央に走り込んできたフェルナンジーニョがそのままシュートし清水に決定的な3点目が入ります。その後も何とか点を取りに行ったサンフでしたが清水の強固な守備を崩すことが出来ず、今季17回目の敗戦のホイッスルを聞くことになりました。
 試合後に清水の長谷川監督は開口一番「本当に紙一重のゲームだった」と言っていたそうですが、確かにその通り。サンフはボール支配率でもシュート数でも上回りましたし、また決定機の数でも負けていなかったと思います。J's GOALのレポーターも書いているように、この試合を見たほとんどの人が「広島は残留争いをするようなチームには見えなかった」と思ったに違いありません。ただ、それは昨日今日始まったことではなくずっとそう言う流れ出来ているのも確か。上位チームに対して良いサッカーをしながらも勝つことができず、下位チーム相手の時にはそれに合わせた戦いをしてしまい、勝ち点を積み重ねることが出来なかったのが今の位置にいる理由なのです。携帯サイトによるとウェズレイは試合後に「私のせいで負けた」と頭を下げたそうですが、決して彼だけの責任ではない。チーム全体で少しずつ足りないものがあって、それが総和となってこの結果に繋がっているのでしょう。次節は柏木と青山が不在で更に苦しい戦いを強いられますが、しかしこう言う時こそチーム全体が団結すること。そして足りない部分を少しでも自分たちの力で埋めること。それができるなら必ず苦境は打開できるし、その先には歓喜が待っているはずです。

日刊スポーツスコア
中国新聞戦評
J's GOALゲームサマリー

<07.11.11> 中国新聞と「ホットニュース」によると、吉田サッカー公園で行われた前日練習ではトップチームの出来が悪かった、とのこと。最後のミニゲームではサテライトに圧倒され、30分間で7点ぶち込まれると言う体たらくだったそうです。練習後にはペトロヴィッチ監督の激怒の声が響いていたそうで、インタビューでも「練習でベストを尽くさなくて、試合でできるのか...メンバーはこれから決めるが、より多くのことを考えざるをえなくなった。どうするかは、まだわからない」と語っています。メンバー予想では森崎浩と柏木のトップ下に戸田のワンボランチと言う布陣になっていますが、今日の試合でどうするかは微妙な状況となってきました。下田選手が「今日のようなプレーをすれば、どんな相手でもダメだ。それが、明日ではなく今日出たことは、悪くないことだ」と言うように昨日の不出来を危機感に変えることが出来るかどうか。勝敗は、まさにその1点にかかっているような気がします。
 今日の試合会場は日本平スタジアムで、午後1時キックオフ。テレビはスカパーch183と静岡放送で生中継の予定です。私もブログで速報をします(ただし午前中出かけるので遅くなる可能性が若干ある)ので、スタジアムに行けない&テレビを見れない方はそちらをご覧ください。
SANFRECCE Diaryトップページに戻る