11/18〜11/24のSANFRECCE Diary


<07.11.24> 中国新聞とホットニュースによると、出場停止の戸田と怪我の青山に代わってボランチに入るのは高柳。「心の準備はできている。守備で激しくいく」と気合いを入れているそうです。またU-22代表から戻った柏木は一昨日はプールでのリカバリートレーニングを行い、昨日はパス回しだけに参加するなど2日間別メニューで疲労回復に努めていたとのこと。しかし「疲れたから走れないとか、そんなことは言っていられないし、言ってはいけない」と語り、ペトロヴィッチ監督も「当然、彼はスタートから使うつもりでいる」と断言するなど、先発から起用されることは間違いなさそうです。
 今日の試合会場は等々力陸上競技場で、午後2時キックオフ。ホーム最終戦と言うことで、様々なイベントが用意されています。またチケットですが、SA席のみ売りきれているそうで、他の席は11時から当日販売されるとのことです。テレビですが、BS−iとTBSチャンネル(スカパーch363)で生放送。またかわさきエフエムではラジオ放送が予定されています。私もブログで速報をやりますので、スタジアムに行けない&テレビを見れない方は、そちらでチェックして下さい。
<07.11.23> 明日はJリーグ第33節を川崎フロンターレと対戦します。
 今年はアジアチャンピオンズリーグで決勝トーナメントに進出し、ナビスコ杯では準優勝した川崎は、リーグ戦でも一時の不調を脱して6位に上がってきています。
19A ○3-1 千葉  【川】ジュニーニョ3、【千】羽生
20H ●1-2 横浜FM 【川】鄭、【横FM】大島、山瀬功
21A ●1-3 清水  【川】鄭、【清】藤本、フェルナンジーニョ、矢島
22H ○4-1 G大阪 【川】鄭2、ジュニーニョ2、【G】マグノ・アウベス
23H △1-1 名古屋 【川】ジュニーニョ、【名】玉田
24A ●1-4 鹿島  【川】ジュニーニョ、【鹿】野沢、小笠原、マルキーニョス、興梠
25H △2-2 大分  【川】大橋、井川、【分】エジミウソン、西山
26A ●0-4 柏   【柏】李、菅沼、太田、アルセウ
27H △2-2 甲府  【川】谷口、【甲】藤田
28A ○1-0 横浜FC 【川】ジュニーニョ
29H ○4-3 新潟  【川】中村2、久木野、ジュニーニョ、【新】エジミウソン、千代反田、マルシオ・リシャルデス
30A ○7-0 FC東京 【川】鄭3、箕輪、マギヌン、寺田、ジュニーニョ
31H △1-1 浦和  【川】養父、【浦】ワシントン
32A ○3-1 磐田  【川】ジュニーニョ2、鄭、【磐】前田
 川崎と言えば攻撃力ですが、実際今年もその破壊力は相変わらずで、32試合で総得点62と1試合平均ほぼ2点を叩き出しています。その原動力となっているのは得点ランキングトップのジュニーニョですが、最近ツートップの一角に定着している鄭大世も後半の14試合で8得点。怪我の我那覇の不在を補っています。ただその一方で総失点47は下から8番目の成績で、4失点した試合も3試合あるなど上位チームの中では守備の脆さも持っている方です。従ってこちらとしては守りを固めるのではなく、打ち合いに持ち込むつもりで行った方が良いのではないか、と思われます。
 対するサンフレッチェですが、前節のイエローカードで戸田が2試合の出場停止。また青山が骨折のため出場できません。柏木が戻ってくるのはプラス材料ですが、今節はメンバーの組み替えを余儀なくされることになります。
        下田

    槙野 ストヤノフ 盛田

        森崎和

駒野              服部
    柏木     森崎浩

     佐藤寿 ウェズレイ

SUB:木寺、吉弘、高柳、李、高萩、桑田、平繁
 普通に考えればボランチに森崎浩を下げて、トップ下に桑田、あるいは縦並びのボランチに高柳と言う布陣が有力ですが、私は敢えて森崎和のボランチにしてほしい、と言いたい。川崎戦をどう戦うつもりなのか分かりませんが、残留争いのプレッシャーを考えると押し込まれる展開になるのはほぼ間違いない、と思われます。となるとDFラインではね返して、あるいは中盤とDFでFWを挟み込んでボールを奪ってそこから速い攻撃を仕掛ける、と言う戦い方が必要になるはず。今シーズンはずっとストッパーでプレーしていてボランチは湘南戦だけの森崎和ですが、彼の守備力と展開力が今のチームに最も必要なのではないか、と言う気がします。いずれにせよ、今季の残りのリーグ戦はわずかに2試合。先発の選手も控えの選手も心を一つにして、この苦境を乗り越えて欲しいと思います。
<07.11.23> プレスリリースによると、青山敏弘選手は「右第二趾中節骨中枢剥離骨折」と診断され、全治2ヶ月で今季絶望となりました。青山は一昨日のサウジアラビア戦で試合中に他の選手と接触。その後腫れと痛みを訴えたため、昨日広島市内の病院で検査を受けたところ骨折が判明した、とのことです。J1残留のために後が無いチームにとって、非常に痛い離脱だと言わざるをえません。
<07.11.23> サンフレッチェは昨日、丸谷拓也選手、清水航平選手の来季の入団内定を発表しました。2人ともU-18代表のFWで、境高の丸谷は178cmの身長を生かしたポストプレーを得意とする選手だとのこと。一方の東海大五高の清水は、高円宮杯では4試合で7得点を挙げるなど決定力のある選手です。ユースから昇格する内田、篠原、横竹と共に、将来のサンフレッチェを背負う選手に成長して欲しい、と思います。
<07.11.22> 昨日の北京五輪最終予選のサウジアラビア戦は0-0のスコアレスドローとなり、勝ち点12トップの日本が4大会連続で出場権を獲得しました。
 反町監督はベトナム戦のメンバーから1人入れ替え、GK:西川、DF:青山直、水本、伊野波、MF:細貝、青山敏、水野、本田圭、柏木、FW:岡崎、李、と言う3-5-2の布陣で臨みました。勝ち抜きのためには勝利が必要なサウジアラビアは序盤から積極的に仕掛け、9分には左サイドを突破して決定的なシュートを放ちましたが、ゴールラインに立っていた青山敏がブロックしてピンチを逃れます。そしてその後もサウジに攻め込まれましたが、しかし危ない時間帯を凌ぐと後は日本のペース。水野と本田圭のドリブルから、あるいは柏木のワンタッチパスからチャンスを作ります。そしてペースをそのまま後半につなげ、日本が中盤の守備から素早い攻撃を繰り返して何度もサウジゴールに迫ります。結局得点は奪うことが出来なかったものの終盤のサウジの攻勢もしっかりと耐えて、見事な引き分けで五輪出場権獲得、と言うミッションを達成しました。
 この試合は点は取れなかったものの、内容は素晴らしかったと思います。チーム全体の運動量で上回り、サウジに思うようなサッカーをさせませんでした。特に良かったのが中盤の守備。青山敏、細貝のドイスボランチと柏木が協力してボールホルダーを挟み込み、また周りの選手も連動してサウジの攻撃を寸断しました。また攻めの場面でも速いテンポのパス回しとスペースを使った動きが良く、相手の守備陣を混乱させていました。柏木は試合後に「試合を重ねるごとにいいチームになって、いいサッカーができるようになった」と語っていますがまさにその通り。ここに至るまでずっとギクシャクした形で進んできたU-22代表が、最後に「チーム」としての力を発揮した、と言う感じだったのではないでしょうか。
 ところでサンフレッチェから選ばれていた2人はどちらも先発フル出場で貢献しました。この中で柏木はMan of the Matchを受けるほどの活躍。トップ下で自在に走り回り、また速いタイミングのパスでゲームメイクしました。一方の青山もまた、素晴らしい運動量と読みで中盤を支配。ボールを奪うと一気に攻撃参加する、と言う形も何度も見せました。この2人の存在がU-22代表にとって不可欠なものであることを改めて示したことになりました。彼らにとって土曜日の川崎F戦は体力的には厳しいものとなりますが、ぜひこのU-22代表の勢いを持ってきて、そして今度はチームのJ1残留のために力を尽くして欲しい、と思います。
<07.11.21> Jリーグは昨日、Jユースサハラカップの決勝トーナメントの組み合わせを発表し、サンフレッチェユースは初戦の2回戦(12/8(土))をGグループ1位の名古屋グランパスエイトU-18と対戦することが決まりました。今年の名古屋はクラブユース選手権はベスト8、高円宮杯はベスト4と安定した成績を残しており、このJユースサハラカップでも京都、愛媛、磐田と言う気の抜けない相手ばかりのグループを無敗(2勝4分け)で首位通過しています。サンフレッチェユースは高円宮杯の準決勝で勝っていますが、この時は後半ロスタイムに追いつかれ、延長に勝ち越しを許したもののその後逆転する、と言う際どいゲームとなりました。今回は試合会場が相手ホームの瑞穂陸上競技場と言うことで、厳しい戦いが待っていると思って間違いないでしょう。
 なおこの試合に勝てば、準々決勝は12/16(日)に万博競技場で相手は横浜FM、G大阪、愛知FCのいずれか。準決勝は12/22(土)に神戸ユニバで、決勝は12/24(月)に長居スタジアムで行われます。
<07.11.20> 日曜日にJユースサハラカップの予選リーグ最終戦が行われ、神戸ユースに0-1で敗れたものの得失点差で決勝トーナメント進出を決めました。サンフレッチェユースのメンバーは、GK:原、DF:小西、佐藤、宮本、山根、MF:篠原、沖田(→大崎)、宮原、FW:中野、不老、板倉(→茶島)。風下となった前半は神戸に押し込まれる場面が多かったようでCKから失点。後半は逆襲を試みたものの点を奪うことができずそのまま敗れました。
 この結果Eグループは大分が勝ち点16でトップ通過し、2勝2分け2敗の広島と神戸が勝ち点8で並びましたが、得失点差+6の広島が+4の神戸をわずかに上回り2位で勝ち抜きました。思わぬ苦戦となった今年のJユース杯でしたが、昨年も4チームのグループリーグで2勝2分け2敗と苦しみ得失点差で3位。(昨年は3位までトーナメント進出できる、と言うレギュレーションだった。)しかし初戦で千葉に快勝すると、そのまま勝ち上がって優勝まで行きました。従ってここで苦戦した、と言うことを今後に生かすことが出来るかどうか、が重要でしょう。決勝トーナメント1回戦は(あれば)12/2、2回戦は12/8または9からです。
<07.11.19> 昨日のJリーグ第32節神戸戦は、佐藤寿のゴールで先制したもののその後追いつかれ、またも勝利を逃しました。
 柏木、青山を欠くサンフレッチェはトップ下に桑田を入れ、次の布陣で戦いました。
        下田

   森崎和 ストヤノフ 槙野

        戸田

駒野              服部
    桑田     森崎浩(→平繁87分)
    (→高柳71分)
     佐藤寿 ウェズレイ

SUB:木寺、吉弘、盛田、李、高萩
 対する神戸のメンバーは、GK:榎本、DF:石櫃、エメルソン・トーメ、柳川、茂木、MF:朴(→近藤祐77分)、田中、ボッティ、古賀、FW:レアンドロ、大久保嘉、と言うメンバーでした。前半キックオフボールを蹴った神戸は、そのままスルーパスから大久保嘉が抜け出してシュート。その後もボッティを中心に自在にボールを動かし、両サイドからクロスを入れてチャンスを作ります。「ブロックを作って守れ」と言う指示を受けていた広島の選手はその意識が強すぎたのか、全体にラインが低過ぎ。中盤とFWとの間に広大なスペースが出来てしまって、こぼれ球をことごとく拾われます。13分にはレアンドロが右サイドから単独突破してきてシュートしましたがわずかに枠外。14分にもスローインのボールを大久保嘉に奪われシュートを浴びますが、下田の好セーブで逃れます。22分にも石櫃のクロスにレアンドロが飛び込み、24分には朴のクロスにまたもやレアンドロが合わせましたが外れます。
 前半の前半はほぼ一方的に殴られっぱなしのサンフでしたが、24分に佐藤寿のキープからウェズレイが決定的なシュートを打つと、その後はカウンターから何度かチャンスを作ります。32分には中盤でカットしたボールを桑田が運び、ウェズレイのキープから最後は佐藤寿がフリーでシュートしましたが大きく上へ。35分には駒野のクロスをウェズレイがダイレクトで打ちましたが外してしまいます。逆に36分、大久保嘉が思い切って放ったロングシュートがバーとポストに当たり地面で弾んで枠の外へ。大久保嘉はゴールインを主張しましたが審判は認めません。前半はボールを支配する神戸の攻撃を何とか抑えながらカウンターに賭ける、と言う展開で、お互い点が取れないままに折り返しました。
 このままでは負けも覚悟しなければならないか、と思われた前半でしたが、しかし後半早々に試合が動きます。後半2分、森崎和がDFラインから思い切って前線にフィード。これで完全に抜け出した佐藤寿がGKと1対1になり、相手の動きを見ながら冷静に右足でゴールに流し込み待望の先制点を奪うことが出来ました。
 これで自信を取り戻したのか、この後しばらくは広島ペース。7分には佐藤寿が抜け出して駒野の攻め上がりを導き、9分には波状攻撃から何度も神戸ゴールに迫ります。しかしここで攻めきれなかった事が災いしたか、20分に同点に追いつかれてしまいます。神戸の右からのクロスは森崎和がクリアしたものの小さく、ボールは古賀の前へ。左足から繰り出されたクロスは巻くようにDFとGKの間に入ってきて、レアンドロが絶妙なボレーで広島ゴールに押し込みました。
 この後は両チームとも勝ち越しを狙って激しく攻め合います。24分には森崎浩がドリブルで中央突破を図ったものの3人がかりで潰され、神戸の逆襲を食らったものの何とか下田が抑えます。27分には駒野のパスで抜け出したウェズレイがシュートしましたがヒットせず枠外。33分には駒野のクロスに高柳がフリーで合わせますが、地面に叩きつけたボールはバウンドが悪く枠を外れて行きます。神戸は時折大久保嘉やレアンドロがペナルティエリア内にボールを持ち込みますが、DF陣が必死で守りを固めます。ロスタイムには戸田のロングクロスに飛び込んだ駒野がボレーで合わせましたが、しかしボールは枠外。どちらも決勝ゴールを奪えないまま、終了のホイッスルを聞くことになりました。
 絶対に勝ち点3が必要、と言うことでこの試合に臨んだサンフでしたが、その気持ちが強すぎたか。神戸との今年4回目の戦いは、これまでとは様相の異なるものでした。前半は引き過ぎにより相手にスペースを与え、自由にボールを回されて何度もピンチを招きました。下田のスーパーセーブと少々の運が無ければ、前半だけで試合が決まっていた可能性もありました。また後半はボールを奪ってもつなぐことができず、セカンドボールをことごとく拾われて波状攻撃を受けました。松田監督は試合後に「2点以上はとらないといけない」とこの試合を振り返っていたように、内容的には神戸のゲームだった、と思います。サンフレッチェの選手は重圧に潰されそうになりながら何とか耐えて勝ち点1をゲットした。一言で言えばそう言うゲームだったと言って良いでしょう。
 ただ、そのような重圧と戦っているのは広島だけではありません。直接残留を争っている大宮、甲府はもちろん、まだ確定していない大分だって同じでしょう。そんな中で大事なことは、とにかく自分に負けないこと。プレッシャーは相手にあるのではなく自分の中にあるわけですから、それと戦って克服して行くしかないのです。残り2試合、状況はますます厳しくなったとは言え、まだまだ終わったわけではない。それどころかここからが本当の戦いなのです。昨日勝ち点3を取れなかったことは残念ですが、しかし逆に勝ち点1が取れたことをポジティブに考えたいもの。川崎では勝ち点を1つでも多く取って、最後のホームゲームに可能性を残して帰ってきて欲しい、と思います。

日刊スポーツスコア
中国新聞戦評
J's GOALゲームサマリー

<07.11.19> 日本サッカー協会は昨日サウジアラビア戦に向けてのU-22代表を発表し、広島からは引き続き青山敏弘、柏木陽介の2人が選ばれました。
【GK】山本海(清水)、西川(大分)、林(流経大)
【DF】伊野波(FC東京)、水本(千葉)、小林祐(柏)、細貝(浦和)、
    青山直(清水)、長友(明大)、内田(鹿島)
【MF】水野(千葉)、青山敏、柏木(広島)、上田(磐田)、
    本田圭(名古屋)、梅崎(大分)
【FW】平山(FC東京)、カレン(磐田)、李(柏)、岡崎(清水)、
    興梠(鹿島)、森島康(C大阪)
 ベトナム戦のメンバーは追加招集の長友を含めて全員選ばれ、これに森島康が加えられています。
<07.11.18> 昨夜行われた北京五輪最終予選のベトナム戦は、日本が4-0で3勝目。前節まで2位だったカタールがサウジアラビアに敗れたため、日本がこのグループの首位に返り咲きました。
 この日の日本のメンバーは、GK:西川、DF:内田、青山直、水本、伊野波(→梅崎70分)、MF:青山敏(→細貝75分)、柏木、水野、本田圭、FW:岡崎(→興梠79分)、李。立ち上がりはベトナムの積極性に受け身になることもあったもののすぐに体勢を立て直すと、8分にはFKから李が先制ゴール。25分には本田圭のクロスを李が再び頭で押し込み、41分には素晴らしい連係プレイからゲットしたPKを本田圭が決めて3点リードとし、ホームチームを圧倒して前半を折り返しました。
 しかし後半、立ち上がりのチャンスを逃すとその後はベトナムペース。サイドからの攻撃とクロスから、何度もピンチに陥ります。また攻撃面では前半見られていたような連係が影を潜め、パスやコンビネーションのミスからボールを失い逆襲を食らうシーンが繰り返されます。状況を打開するため、反町監督はまず後半25分に梅崎を投入して左サイドからの攻撃を活性化させ、更に中盤と前線に細貝、興梠を投入します。そしてその効果が出たのは後半42分。左サイドからのFKを細貝が頭で押し込み、ようやく4点目をゲットしました。その後せっかくもらったPKで更に突き放すことが出来なかったもののベトナムも力尽きた感じで、日本は「大差で勝たなければならない」と言うミッションを成功させることができました。
 この試合、前半の内容はなかなか良かったと思います。ベトナムに対して優位に立つ高さとフィジカルの強さを生かし、また時折良いコンビネーションを見せて相手の守備を切り裂きました。特に2点目を取った後の時間帯は余裕すら感じさせるような戦い方で、このまま行けば楽勝は間違いない、と思われるような流れでした。しかし、後半はうって変わってベトナムペース。攻めにかかったところでボールを奪われ、逆襲を食らって西川の好セーブや守備陣の奮闘に助けられる、と言うシーンが頻発していました。もともとこのチームは連係をとって攻めることがなかなかできないのが課題なのですが、後半はその悪癖がもろに出た、と言う感じ。ドリブルで突っかけて囲まれて取られ、パスを出せばそこに味方はいない、と言うパターンで自らピンチを招いていました。以前見られたように運動量や闘争心の面で物足りない、と言うことはなかったものの、まだまだ「チーム」としての完成度の点では物足りないな、と言う印象を受けました。
 ところでサンフレッチェから選ばれていた2人のうち、柏木はフル出場、青山は先発から75分間の出場でした。このうち柏木は相変わらずピッチ全面を走り回る元気の良さは見せたものの、どれだけ有効な動きが出来ていたかと言う点に関しては「(守備は)けっこう頑張った...でも攻撃面の個人的な評価はゼロ」と語っているように、確かにバランスの取り方に苦心しているかのような感じでした。一方の青山は中盤の底で相手のFWをケアし、またパスを左右に散らす役目を堅実に果たしていたと思います。先発の中では2番目にピッチから下がることになりましたが、それは別に出来が悪かったから、と言うことではなく、このポジションにフレッシュな選手を入れて運動量を増やしたい、と言う監督の意図があったからだと思われます。何れにせよこの2人が先発で出場して勝利に貢献したのは確かで、次のサウジ戦でも起用されるのは間違いないものと思われます。ぜひこれも勝って五輪出場権を獲得して、その勢いをチームに持ち帰って欲しいと思います。
<07.11.18> 「ホットニュース」と中国新聞によると、体調不良で一昨日の練習を休んだ佐藤寿と盛田は昨日は元気に練習に参加していた、とのこと。その一方で戸田が練習中に接触プレーで右膝を痛め、練習を途中で切り上げたそうです。ペトロヴィッチ監督はこの3人について今日「メディカルスタッフと判断したい」と語っていて、もしかすると欠場すると言う可能性もあるかも知れません。ただ、昨日は前日練習に700人ものサポーターが訪れて応援の声を上げていたそうで、チームの雰囲気も盛り上がっている様子。誰が出るにしても、力いっぱいのプレーを見せてくれるに違いありません。
 今日の試合会場は広島ビッグアーチで、午後2時キックオフ。「オタフクソーススポンサードゲーム」と言うことで、9時からU-8とU-12による「サンフレッチェカップ」、12時から「フォリアチャレンジ」、10時から「フェイスペイント」「フレンドリータウンブース【竹原市】」「共に闘おう!応援メッセージ募集」などのイベントが予定されています。また、スタジアム来場者全員に「すべてはチームのために〜共に闘おう!〜」応援パネルをプレゼント。サンフレッチェクラブ会員限定プレゼントのプレミアム選手カードは、吉弘選手となっています。更に神戸戦限定メニュー(神戸を牛汁)や限定グッズ(「共に闘おう」タオルマフラー)の販売も予定されています。
 テレビ放送ですが、NHK地上波では広島県内限定で生放送。またスカパーはch184で中継があります。私もブログで速報しますので、スタジアムに行けない&テレビを見れない方は、そちらをチェックして下さい。
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