11/25〜12/1のSANFRECCE Diary


<07.12.1> 中国新聞とホットニュースによると、ペトロヴィッチ監督は若手選手を積極的に起用する方針を明らかにしています。佐藤寿と2トップを組むのは平繁。またリベロに槇野が入り、右ストッパーに吉弘が、攻撃的MFには李と高萩が並ぶ布陣となりそうです。更に右サイドには駒野に代わって遊佐が起用される可能性もあり、「ベストメンバー規程」(直近の5試合で先発した選手が6人以上)をにらみながらメンバーを決めることになります。
 今日の試合会場は広島ビッグアーチで、午後2時半キックオフ。ホーム最終戦と言うことで、様々なイベントが予定されています。まず9時半からU-9による「サンフレッチェカップ」が補助競技場で。「中国新聞ちゅーピーくらぶ親子サッカー教室」が11時から第二球技場で行われます。12時半から4種による「フォリアチャレンジ」がビッグアーチで。「選手サイン会」は12時から500名様に抽選券を配付します。その他「フェイスペイント」「共に闘おう!応援メッセージ募集」「バルーンアート」「中電工・高所作業車体験コーナー」「中国電力ふわふわドーム」「広島法務局人権擁護啓発活動」等が予定されています。更に「サンフレッチェクラブ会員限定ポイント引き換え」が行われますので、会員の方はご自宅に届いているポイント交換ハガキをご持参下さい。会員限定の「プレミアム選手カード」は今日の先発が予想されている李漢宰選手が登場。試合ごとに企画されている限定メニューは、広島風と関西風の2種類のお好み焼きがセットになった「東西お好み対決」となっています。メイン側おまつり広場では10時半から、B5下売店では12時から限定200食のみの販売ですので、欲しい方はお早めにお買い求め下さい。
 テレビ放送はスカパーch181で生放送となっています。今日もブログで速報しますので、スタジアムに行けない&テレビを見れない方はそちらをどうぞ。
<07.11.30> 明日はJリーグ最終節。ホーム・ビッグアーチにG大阪を迎えます。
 覇権奪回を狙って好スタートを切った今年のG大阪。第7節に首位に立つと第20節まで守りましたが、その後は波のある戦いで順位を3位まで落し、前節の結果で優勝の可能性がなくなりました。
19H ○3-1 新潟  【G】OG、バレー、加地、【新】マルシオ・リシャルデス
20H ●0-1 浦和  【浦】永井
21A △1-1 横浜FC 【G】遠藤、【横FC】和田
22A ●1-4 川崎F 【G】マグノ・アウベス、【川】鄭2、ジュニーニョ2
23H ○5-1 鹿島  【G】バレー2、遠藤、播戸2、【鹿】ファボン
24A ○4-1 名古屋 【G】バレー3、播戸、【名】杉本
25H ●0-2 横浜FM 【横FM】坂田
26A △1-1 磐田  【G】バレー、【磐】カレン
27H ○1-0 大分  【G】バレー
28A ○2-1 柏   【G】播戸、遠藤、【柏】フランサ
29H ○5-0 甲府  【G】寺田、マグノ・アウベス、二川、寺田、前田
30A ●1-3 清水  【G】山口、【清】矢島、フェルナンジーニョ、チョ・ジェジン
31H ○2-0 千葉  【G】バレー2
32A △1-1 FC東京 【G】マグノ・アウベス、【東】ルーカス
33H △1-1 神戸  【G】播戸、【神】茂木
 総得点69はリーグトップ。総失点35もリーグで4番目に少ない数字でチームとしてのバランスは取れているのですが、やはり「攻撃サッカー」の宿命か一方的に攻めても攻めきれず、逆にちょっとした事から失点して勝ち点を失う、と言うパターンが多く、前節も圧倒的に攻めながら終了直前にゴールを決められてしまいました。明日は勝てば2位の可能性はありますが、負けても4位以下に落ちる可能性はない試合。マグノ・アウベスの突然の退団や明神、家長の欠場などマイナス要因もあるので、付け入る隙はありそうです。
 一方のサンフレッチェは明日に入れ替え戦行きかどうかを賭ける事になります。現在15位大宮との勝ち点差は3。従って明日勝って大宮が敗れれば勝ち点で並ぶことは可能ですが、得失点差が11もあるためひっくり返すのは容易なことではありません。メンバーですが、戸田に続いて森崎和が累積警告で出場停止。またストヤノフも前節のレッドカードで出場停止になっています。更に青山に続いて桑田も怪我。太もも痛のウェズレイと疲労が蓄積している柏木と森崎浩も温存する可能性が高そうです。と言うことで、「ベストメンバー規程」も考えながら新しい組み合わせで戦わなければなりません。
        下田

     槙野 吉弘 盛田

        高柳
駒野              服部
    李       高萩

     佐藤寿  平繁

SUB:木寺、ダバツ、中尾、入船、森崎浩、遊佐、田村
 思い返して見れば5/9に行われたナビスコ杯のG大阪戦では、主力を休ませ平繁、高柳、李、槙野らを起用して1-0で勝っています。確かに相手は強いのですが、しかし実力がそのまま結果に繋がるとは限らないのがサッカー。ぜひとも良い戦いをして、そして入れ替え戦と天皇杯、そして来季の戦いに繋げて欲しいと思います。
<07.11.29> 昨日行われた修道大とのトレーニングマッチは、8-1で勝ちました。メンバーは森崎和、ストヤノフが出場停止になるG大阪戦を考えて、GK:下田、DF:吉弘、高萩、盛田(→ダバツ61分)、MF:駒野(→遊佐45分)、戸田(退場68分)、服部(→入船45分)、李(→中尾61分)、高柳(→槙野45分)、FW:佐藤寿(→田村61分)、平繁。戸田は「試合勘を維持するため」の出場で、68分にピッチから下がるとその後の選手の補充はなく10人で戦いました。中国新聞によるとこのところベンチからチームを見続けていた李のプレーが良かったそうで、9分には服部からクロスボールに飛び出して先制点をゲット。前半ロスタイムには下田のボールを受けると佐藤寿へのパスでゴールを導いたそうです。因みに他の得点ですが、前半は李の後は10分と36分に高柳、44分に佐藤寿。若手中心になった後半は、1分に遊佐、4分に佐藤寿、31分に平繁、34分に田村でした。
<07.11.28> プレスリリースによると、桑田慎一朗選手は「右大腿二頭筋肉離れ」で全治3週間と診断されました。前節川崎F戦で痛めたもので、月曜日に広島市内の病院で診断を受けて明らかになった、というもの。これでJリーグ最終節だけでなく入れ替え戦への出場も難しくなりました。
<07.11.26> 広島経済大学興動館プロジェクト「FAN LOVING PEOPLE HIROSHIMA」では11/28(水)に「サンフレッチェ応援イベント〜共に闘おう!〜」を行います。内容はゲスト3人(スタジアムDJの石橋竜史氏、サッカーコメンテーターの吉田安孝氏と戸田和幸選手)が参加してのトーク&サイン会で、ワンドリンク、特製Tシャツとリストバンドが付きます。参加費はお一人様1,500円で、定員は先着順で50名様。参加希望の方はe-mailに(1)お名前、年齢、(2)参加人数、(3)代表者の方の連絡の取れる電話番号、を書いて、flp.since2006@gmail.comまでお送りください。申込締切は今日の午後8時となっていますので、参加希望の方はお早めにどうぞ。
<07.11.25> 昨日等々力で行われたJリーグ第33節川崎F戦は0-3で完敗。自動残留の15位以内を確保することは非常に難しくなりました。
 青山を怪我で、戸田を出場停止で欠いて、ペトロヴィッチ監督は次の布陣でこの試合に臨みました。
        下田

   森崎和 ストヤノフ 槙野
       (退場79分)
        高柳(→盛田72分)
駒野              服部
    柏木     森崎浩
    (→桑田77分)
     佐藤寿 ウェズレイ(→平繁68分)

SUB:木寺、吉弘、李、高萩
 対する川崎Fは、GK:川島、DF:伊藤、箕輪、寺田、MF:中村、森、養父(→大橋77分)、久木野(→井川58分)、谷口、FW:ジュニーニョ、鄭(→黒津68分)、と言うメンバーでした。序盤は静かな立ち上がりでしたが、先にペースをつかんだのは川崎。両サイドにボールを散らし、速いクロスを蹴り込んでくると言うパターンでチャンスを作ります。11分にはジュニーニョのクロスに養父が頭で合わせましたが枠外。12分にも久木野がフリーでシュートしてきます。更に14分にも箕輪からのアーリークロスに鄭が頭で合わせて広島ゴールを脅かします。そして15分、森からのクロスをペナルティエリアの深い位置から養父が折り返し、逆サイドに詰めていた鄭へ。フリーになっていた鄭は易々と頭で押し込み、与えたくない先制点を与えてしまいました。
 これで余裕が出来た川崎は、後ろの守備を固めてカウンターを狙ってくるようになります。サンフはボールを回せるようになって、17分には高柳のスルーパスで抜け出そうとした駒野が倒されて得たFKを、森崎浩が直接狙いましたが川島に弾かれます。30分には川崎ゴール前でボールを繋ぎ、最後は駒野のクロスにウェズレイが頭で合わせましたがDFの寄せが厳しく強く打てません。サンフはボールを繋ぐことはできるものの、前線の連動した動きがなくなかなかチャンスを作れません。前半は0-1とリードを許しながら、サンフも何とか盛り返したと言う展開で折り返すことになりました。
 しかし後半立ち上がり、すぐに試合を決定づけるシーンとなります。キックオフからのボールをつながれゴール前に運ばれ、クロスはクリアしたもののそのボールが鄭に当たりDFラインの裏へ。抜け出したジュニーニョはオフサイドかと思われましたがフラッグは上がらず、1度めのシュートは下田が弾いたものの2度目は止める事ができず失点してしまいます。そしてこれで気落ちしたのか2分後には低い位置から上がってきた中村にフリーでミドルシュートを決められ、あっという間に3点差となってしまいました。
 残留のためには、勝ち点を取るためには最低でも3点が必要となったサンフでしたが、しかしその後はなかなかチャンスも作れません。6分には佐藤寿のクロスにウェズレイが飛び込みボールはゴールネットに転がりましたが、ハンドを取られてノーゴール。23分にはゴール正面でのFKをウェズレイが狙いましたがわずかに外に外れます。逆に24分には抜け出そうとしたジュニーニョを倒した、としてストヤノフにレッドカード。厳しすぎるのではないか、と思われましたが、一度出たジャッジが覆るわけもありません。その後サンフは森崎和をリベロにしてリスクをかけて攻め、何度かあった決定的なピンチも高い集中力で無失点に抑えましたが、しかし相手の堅い守備を崩すことができません。結局試合はそのままタイムアップ。アウェイゴール裏を埋めた紫のサポーターは、今季何度も見せられたシーンをまたも見せつけられることになってしまいました。
 この試合のスタッツを見ると、広島のボール支配率は54%。このところ引いて守って押し込まれる事が多かったことを考えると、ボールを繋いでいた時間は長かったと見ることができます。しかしこれははっきり言って川崎にボールを持たされていただけで、シュート8本と言う数字に見られるようにチャンスはほとんど作れていませんでした。逆に失点シーンは何でこんなにあっさりと失うのか、と思うほどのもの。ジュニーニョのドリブルと鄭の高さ、そして養父の多彩な動きに手を焼いていたのは確かですが、しかしそれにしても失点はあまりにも簡単すぎました。今季課題と言われていたことが、結局最後まで解決できなかった事を露呈した結末だった、と言えるでしょう。途中からピッチを下がって涙にくれていた柏木に見られるように、選手達は戦う気持ちは持っていたと思います。しかしそれがチームとして表現できないと言うのが今の広島の現状です。選手一人ひとりが繋がって点が線、そして面となって戦うことができていない。それができなければこのような結果になるのは当然のことだ、と言わざるを得ません。
 昨日は残留争いを繰り広げる3チームのうち甲府が敗れ、大宮が勝ちました。この結果甲府の17位が確定。その一方で大宮に勝ち点差3を付けられてしまいました。広島の得失点差は-27なのに対して大宮は-16。次節順位をひっくり返すためには例えば広島が5点差で勝ち大宮が6点差で敗れる、と言う事にならなければなりません。何があるのか分からないのがサッカーだとは言え、そのようになる可能性は「1%もない」(佐藤寿)と思わなければならないでしょう。特に次節は戸田、ストヤノフだけでなく森崎和も累積で出場停止。柏木も試合中に怪我をして、次節は無理できない可能性が高そうです。となればG大阪戦は「消化試合」と割りきって、10日後から始まる「死ぬか生きるか」の決戦に備えるべきかも知れません。京都が来るか、仙台か。あるいは東京Vが入れ替え戦に回るのか。今日から来週にかけて広島サポは、J1よりもJ2に注目しなければならなくなりました。

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