2/11〜2/17のSANFRECCE Diary


<07.2.17> 書くのを忘れていたのですが、2月上旬にメキシコに遠征していたU-17代表は準々決勝でクルス・アスル(メキシコ)をPK戦の末下したものの、準決勝、3位決定戦に連敗し4位に終わりました。
 まず準々決勝のメンバーは、GK:吉田、DF:金井、山地、甲斐、益山、MF:米本(→山田45分)、岡本、端戸(→大迫59分)、富山(→安田65分)、水沼、FW:大塚(→奥井65分)。21分にCKから金井が決めて先制しましたが、後半終了間際の32分(35分ハーフ)に追いつかれました。しかし日本が先攻となったPK戦では水沼、甲斐、岡本、金井、山田が全員決めたのに対して、クルス・アスルは4人目が失敗して5-3での勝利でした。
 準決勝のアトラス(メキシコ)戦は、GK:廣永、DF:甲斐、金井、山地、MF:岡本、山田、山崎(→端戸55分)、水沼、奥井(益山47分)、FW:大塚、井上(→富山HT)、と言うメンバー。前半14分にPKを決められ、後半20分に追加点を奪われて敗れています。
 最後の3位決定戦、クラブアメリカ(メキシコ)との対戦では、GK:吉田、DF:山崎、益山、山地、高橋、MF:安田(→山田HT)、米本(→端戸54分)、井上(→金井47分)、富山、奥井(→水沼HT)、FW:大迫(→大塚47分)、と言うメンバーで戦い2分に許した先制点を守り切られて敗れました。
 サッカーダイジェストによると、最後の2試合は連戦の疲れが出た感じで連敗を喫しましたが、初めての中南米諸国との対戦と言うこともあって収穫の多いものだった、とのこと。特に今回初めて招集された選手たちは良い経験を積むことができたようです。またサンフレッチェユースから唯一参加した岡本ですが、5試合に先発出場、1試合に途中出場し、第3戦のサンルイス戦ではゴールも決めています。全試合に出場した益山、大塚、端戸、富山、7試合に出た金井、奥井、山地、水沼に比べると出場した試合数は少なかったのですが、先発で出た試合は全てフルタイムで出ているので監督の信頼は厚いのではないでしょうか。今後はしっかりとユースで成長して、8月に韓国で行われるU-17W杯で活躍して欲しい、と思います。
<07.2.16> 中国新聞によるとトルコキャンプを打ち上げたサンフレッチェの選手達は昨日の夕方6時に関西空港に到着。ハードな練習と長旅で疲れた様子だったものの、ボールなどの用具運びを黙々と手伝い広島に向かったそうです。そして今日は完全休養日となり明日は吉田サッカー公園で午前・午後の2部練習。18日には宮崎に移動し、午後1時50分から地元の歓迎セレモニーに臨みます。そしてその後の午後から再びトレーニングを開始し、23日の午前まで練習漬けの毎日が続く予定となっています。なお、宮崎での練習試合の予定は次の通り。
2/20(火)12:00 ヴィッセル神戸
     15:00 大分トリニータ
2/22(木)13:00 ベガルタ仙台
     15:00 ベガルタ仙台
 なお、日本代表合宿に招集されている佐藤寿、駒野の2人は関空から直接千葉に向かったそうで、2/20に宮崎に合流する予定です。またU-22代表に選ばれている青山ですが、2/21のアメリカ代表戦、2/28の香港代表戦が終ってからチームに合流することになるものと思われます。
<07.2.15> 一昨日サンフレッチェはトルコキャンプ中最後の練習試合を行い、トップは2-2で引き分けたもののサテライトは0-5で敗れました。
 いつものように午前中に1時間20分に及ぶ厳しいトレーニングをした選手達は、午後2時からトップがボーランドのグルーニク・サブジエと対戦しました。この試合のメンバーは、GK:下田、DF:森崎和、戸田、盛田、MF:駒野、青山、服部、柏木、森崎浩、FW:ウェズレイ、佐藤寿。「全員が190cm以上もあるような巨大な選手たち」(携帯サイトによる)を相手に一方的にボールを支配すると、何度もビッグチャンスを作ったそうです。3分に不可解なPKにより失点したものの、その後は相手のプレッシャーをパス回しでかわすと一気にサイドを変えてゴール前に迫る、と言う攻撃を展開。7分のウェズレイのボレーシュートをGKのスーパーセーブに逃れられたのを手始めに、佐藤寿、盛田らが決定的なシュートを放ちました。そして21分、右サイドを崩してウェズレイが難しいシュートを決め同点。その後もウェズレイ、佐藤寿らがビッグチャンスを作りました。更に後半は「広島のペースが加速」したそうで、ウェズレイが、佐藤寿が何度も決定的なシュートを放ちました。26分には後半の相手の唯一とも言って良いチャンスを決められリードを許しましたが、37分に佐藤寿のボレーがポストを叩き、駒野、服部から最後はウェズレイが押し込んで同点に追いつきます。更にその後もチャンスを作り続けたものの決め切れず、結果は引き分けに終りました。
 一方、モルドバのジンブルと対戦したサテライトのメンバーは、GK:河野、DF:槙野、吉弘、中尾(→遊佐45分)、MF:趙(→田村45分)、高萩、入船(→橋内64分)、桑田、高柳、FW:上野(→平繁45分)、前田。携帯サイトによると最初から自信が無い感じでプレーしていたらしくミスの連発で、「あらゆる意味で圧倒されていた」とのこと。ほとんどチャンスらしいチャンスも無く押し込まれっぱなしだったそうです。そして15分にミスからボールを奪われ、強烈なシュートのこぼれを押し込まれると、28分には中尾のファウルからPK。後半選手を入れ替えて4-3-3にしたものの修正ができず、後半8分に直接FKを決められると2分後にも追加点。更に29分にはミドルレンジからループシュートを決められ完敗を喫してしまいました。このキャンプ中のトレーニングマッチで0勝4敗に終ったサテライトの選手達は一様に落ち込んだ表情だったそうで、監督も「トップとサテライトの違いが現実として見られた。それも良かったのではないか」と語っていたそうです。しかしその一方で「彼らもいいトレーニングをしている」と評価。代表招集で何人か抜けた中で行われる宮崎キャンプでの成長に期待したいと思います。
 ところでトルコキャンプ最終日となった昨日は初日を思わせるような暴風雨だったそうで、「(ユニフォームを洗濯する)マネージャーが困るだろうと思って」(ペトロヴィッチ監督)急きょホテル内でのサーキットトレーニングにメニューを変更。約30分で終了すると戸田が声を掛けてキャンプのメニューを終了しました。その後選手とスタッフはアンタルヤ市内を観光し、トルコ航空機で帰国の途についたそうです。
<07.2.15> 日本サッカー協会は昨日、今年最初の日本代表候補を発表し、広島からは佐藤寿、駒野が選ばれました。今回招集されたのは次の28人。
【GK】川口(磐田)、山岸範(浦和)、川島(川崎F)、林(流経大)
【DF】中澤(横浜FM)、坪井、闘莉王、阿部(浦和)、今野(FC東京)
【MF】橋本、加地、遠藤(G大阪)、羽生、佐藤勇、山岸智(千葉)、
    鈴木、相馬(浦和)、駒野(広島)、野沢(鹿島)、田中隼(横浜FM)、
    中村(川崎F)、藤本(清水)
【FW】播戸(G大阪)、巻(千葉)、我那覇(川崎F)、高松(大分)、
    佐藤寿(広島)、矢野(新潟)
 今回初めて代表に選ばれたのは川島、林、相馬、藤本、矢野。また中澤がオシム監督になって初めて選出されています。川島、相馬は昨年はクラブでレギュラーでは無かったし、林はまだプロにもなっていない選手ですが、そう言うメンバーを選ぶところも「オシム流」と言うところでしょうか。このメンバーは今日から19日まで千葉県内でトレーニングを行う事になります。
<07.2.15> 日本サッカー協会は昨日U-18日本代表候補を発表し、サンフレッチェユースからは兼田が選ばれました。今回選ばれたのは次の28人。
【GK】三浦(中京大中京)、増田(広島皆実)、川俣(鹿島ユース)、兼田(広島ユース)
【DF】堀田(柏U-18)、大久保(青森山田)、椋原(FC東京U-18)、堀谷(作陽)、
    黒木(熊本大津)、佐々木(八千代)、鈴木大(星稜)
【MF】杉浦(川崎F)、金崎(大分)、鈴木弾(仙台)、渡部大(大宮ユース)、
    鈴木惇(福岡U-18)、吉野、池川(静岡学園)、仮屋(神村学園)、
    廣瀬、青木(前橋育英)、渡部雄(市立船橋)
【FW】村井(作陽)、戸澤(清水東)、中村(丸岡)、深山(熊本大津)、
    畠山(四日市中央工)、松田(藤枝東)
 2009年に行われるU-20W杯が目標のこのチームのチーム作りはこれから、と言うところ。今回の招集メンバーとオーストラリア遠征のメンバーの中から、徐々にメンバーを固めて行くのではないでしょうか。
<07.2.14> 先週発売の「紫熊倶楽部」3月号(Vol.109)のトップ記事は「絶望からの復活 DF吉弘充弘」。「再びサッカーが出来ること、それ自体が奇跡だ」と言われるほどの大怪我から立ち直り、昨年末には試合に出れるほどまでになった吉弘の戦い、そして特に同期の青山との心のつながりについて書いています。これに続くのはU-20代表の森保コーチのインタビューで、厳しい戦いを勝ち抜いたアジアユース、そしてU-20W杯に向けての思いを語っています。3つ目の記事は、「サンフレッチェを支える人々」の特別編。後援会長として様々な取り組みをしている宇田誠氏が登場しています。
 外部ライターによるコラムはいつものように4本で、金広督子さんによる「ユースをよろしく!」では「卒業する3年生へ」と題して、新しい進路につく現3年生について書いています。石井百恵アナウンサーの「大好き!サンフレッチェ」は高柳選手について。望月ディレクターは「左利きのファンタジスタ」と言うタイトルで、古今の左利きの名選手たちと退避しながら前田選手への期待を述べています。また私のコラムは「前半戦をこう戦う」と題して今季前半の戦い方を予想しています。
 「紫熊短信」と「Reader's Area」を挟んで、後ろの特集記事は青山選手。今年から「サンパイオの6番」を付けることになった彼が、今季に向けての意欲を語っています。
 サンフレッチェオフィシャルマガジン「紫熊倶楽部」は定価350円で、V-POINTと広島県内の大手書店で発売中です。また年間購読は一般5,160円、サンフレッチェクラブ会員4,740円で受け付けています。詳しいことは紫熊倶楽部ホームページからどうぞ。
<07.2.13> プレスリリースによると、毎日ハードな練習を行う中、昨日は韓国Kリーグの浦項スティーラーズとの練習試合を行い1-2で敗れました。監督が「厳しいコンディションの中での選手を見たい」と言う通り、午前中1時間を越えるトレーニングを行った後ホテルに戻って昼食を摂り、休む間も無くピッチに戻って14:30からの試合に臨んだそうで、ウォーミングアップやキックオフ直後は身体が重そうだったそうです。また足に違和感を感じていた森崎浩は大事を取ってお休みで、代わりに高柳が奮闘したものの連係が上手くいっていない部分もあったとのこと。試合は後半の12分と22分にミスから失点し、33分に柏木が得点をゲットしたものの、87分で打ちきりになったこともあって追いつけなかったようです。ただ敗れたとは言え、後半から投入された若手選手達も懸命に戦っていたそうです。因みにメンバーですが、GK:下田、DF:森崎和、戸田、盛田(→ダバツ61分)、MF:駒野(→趙79分)、青山(→桑田45分)、服部、高柳(→吉弘61分)、柏木、FW:ウェズレイ(→田村76分)、佐藤寿(→前田76分)でした。
<07.2.13> この連休中に行われた「ミズノユースフェスティバル in Hiroshima 2007」に出場したサンフレッチェユースはグループリーグを2連勝で勝ち抜き、観音との対戦となった決勝も2-0で勝って優勝しました。オフィシャルサイトによると、結果は次の通り。
【A組】
日章学園 0-0 広島観音
鳥取境  2-1 日章学園
広島観音 3-2 鳥取境

【B組】
広島Y  1-0 熊本国府
野洲   3-0 熊本国府
広島Y  5-0 野洲

【5,6位決定戦】
熊本国府 2-1 日章学園

【3,4位決定戦】
野洲   1-1 鳥取境(PK5-4)

【1,2位決定戦】
広島Y  2-0 広島観音
 強豪の野洲に5-0で圧勝したサンフレッチェユースですが、決して内容的に素晴らしかったわけではないようで、中野、横竹のツートップの力だけで勝ったようなものだったようです。
<07.2.12> 現地時間の2/10、ウクライナリーグ昨年3位のチョルノモレッツ・オデッサとの練習試合を行ったサンフレッチェは、後半33分にFKを決められ0-1で敗れました。
 「若手にトップチームの選手とプレーさせる経験を与えて成長させること」を目的の一つに掲げて戦ったこの試合の前半のメンバーは、GK:下田、DF:槙野、吉弘、ダバツ、MF:青山、高柳、桑田、駒野、服部、FW:ウェズレイ、田村。年末に行った右ひざ関節の内視鏡手術から戻ってきた下田と青山、ウェズレイ、両サイド以外はサテライトでプレーしてきたメンバーだったわけですが、その若手選手達が素晴らしい活躍を見せたそうです。田村は積極的にボールに絡むことにより中盤にボールを供給。桑田はショートパスで、高柳は大きな展開と突進力で「相手を圧倒」(携帯サイトによる)しました。そして11分と42分には田村が完全にDFラインの裏を取り、17分には高柳のヘッドがポストを叩くなど決定的なチャンスを作りましたが、しかし決め切れず0-0で折り返しました。
 後半になってサンフはGKを木寺に代え戸田をリベロに入れ、また他の選手も大きく入れ替えて次のメンバーで戦いました。GK:木寺、DF:吉弘、戸田、ダバツ(→盛田50分)、MF:森崎浩、高柳、柏木、入船、遊佐(→趙77分)、FW:佐藤寿、平繁。相手も大きくメンバーを入れ替えトップチームを投入してきたことで「平繁は吹き飛ばされ、寿人は前線で孤立した...浩司が奮闘するものの高柳が疲労から運動量が落ち、柏木は完全に消されてしまった」(携帯サイト)と言うことで苦しい展開となりましたが、しかし戸田を中心に相手の攻撃を全員で受け止めて戦ったそうです。しかし後半33分に素晴らしいFKを決められると、その1点を取り返すことが出来ずにそのまま敗れました。ただ監督は「連戦で疲れていた中で、非常に良く走り、良く戦った」とコメントしていたそうで、敗戦の中にも収穫のあった試合だった模様です。なお、この日は別メニューの李、橋内以外にも森崎和、前田、高萩、河野、上野がお休み。この中で森崎和は練習で足を軽く捻ったため大事をとった、とのことだそうで、特に心配する必要は無さそうです。
<07.2.11> トルコキャンプ8日目の一昨日、サンフレッチェはペトロヴィッチ監督の古巣であるシュトルム・グラーツと練習試合を行い、4-1で快勝しました。先発は下田を除くベストメンバーで、GK:木寺、DF:森崎和、戸田(→吉弘76分)、盛田、MF:駒野(→遊佐80分)、柏木、青山、森崎浩、服部、FW:ウェズレイ(→田村71分)、佐藤寿(→平繁71分)。開始4分にミスから元千葉のマリオ・ハースに決められ今年始めて先制を許しましたが、しかしそれで慌てないのが今のチーム。「最終ラインと青山のところでボールを落ち着かせると、そこから40分間の広島ショーが始まった」(携帯サイトによる)のだそうです。中盤の3人で素早くボールを回して相手を振り回すと、駒野、服部の両サイドに展開。中盤の選手がFWをどんどん追い越して相手ゴールに迫ると言う攻撃で、相手を翻弄します。そして同点ゴールは10分。柏木がドリブルで右サイドからペナルティエリア深くまで入り込み、角度のないところから入れたクロスを森崎浩がボレーで決めました。19分にはウェズレイのキープから駒野にボールが渡り、正確なクロスを柏木が押し込んで逆転。更に40分にはショートコーナーからの森崎浩のクロスを佐藤寿が頭で叩き込みました。ハーフタイムで叱咤された相手が後半は立ち上がりから来たそうですが、そこを凌ぐと再びペースは広島。相手をいなすようにボールを回して体勢を整えると、一気の逆襲で相手を脅かします。71分には若いツートップを投入して、その3分後に森崎浩のループパスで抜け出した田村が右足のアウトサイドでループシュートを決め、決定的な4点目を奪いました。そしてこの後は吉弘や遊佐を起用する余裕も見せていたとのこと。広島の戦いぶりには現地のファンからも称賛の声が漏れていたそうです。
 もう一つのサテライトとラピッド・ウィーンBとの試合は、前田、高萩のゴールで追いすがったものの2-4で敗れました。こちらのメンバーは、GK:河野、DF:槙野、吉弘、ダバツ、MF:趙、中尾(→高萩45分)、入船、高柳、桑田、FW:前田、上野(→田村54分)。携帯サイトによると「相変わらずミスが多く、また波の激しい戦いぶりは変わらない」ようで、よりいっそうの奮起が求められます。
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