3/25〜3/31のSANFRECCE Diary


<07.3.31> ホットニュースと中国新聞によると、千葉戦を休んだウェズレイ、シリア戦で出場機会の無かった青山はともにコンディションが上がっているようで、今日はベストメンバーで戦えそうです。また千葉戦で良いプレーを見せた桑田、高萩や、能力の高さを示しつつある平繁らも虎視眈々と出場機会を狙っており、チームの雰囲気も上々。今日は自分たちのサッカーを貫いて、ホーム初勝利を目指します。
 今日の試合会場は広島ビッグアーチで、午後6時キックオフ。前座試合としてU-8とU-10による「サンフレッチェカップ」が1時から。4種による「フォリアチャレンジ」が4時から行われます。また「選手サイン会」と「選手とハイタッチ」は5時20分からで、ビッグアーチメイン側広場で500名様に抽選券を配付します。サンフレッチェクラブ会員限定の先着プレゼントは、佐藤寿人選手のプレミアム選手カードを3,000名様に。携帯サイトでもプレゼントを行いますので、マッチデープログラムに記載されたパスワードでご応募下さい。更に試合前に服部選手の「J1リーグ100試合連続フルタイム出場」に対する記念品贈呈やキックターゲット、キックスピード等のイベントも行われます。今日の広島県地方の天気予報はあいにくの雨。スタジアムで応援する方は、雨具の用意が必要です。
 テレビ放送ですが、今日はBS-iとTBSチャンネル(スカパーch363)で生放送の予定です。私もブログで速報を行いますので、現地に行けない&テレビを見れない方はそちらをどうぞ。
<07.3.30> 明日の2週間ぶりのJリーグ。サンフレッチェの第4節の相手は横浜Fマリノスです。
 開幕戦こそ甲府に競り勝ったものの、久々の「横浜ダービー」では横浜FCの堅守を崩せず敗戦。その後は神戸に完敗を喫するなどここ4試合勝利がありません。
1H ○1-0 甲府  【横M】山瀬功
2A ●0-1 横浜FC 【横F】早川
3H ●1-4 神戸  【横M】上野、【神】大久保2、レアンドロ2
N1H ●0-1 大宮  【宮】小林大
N2A △2-2 清水  【横M】大島、坂田、【清】杉山、市川
 久々に横浜に戻った早野監督は「攻撃サッカー」を標榜し、若手の育成と魅力的なサッカーの両立、と言う2兎を追おうとしています。しかしそれも今のところ掛け声倒れ、と言う感じ。リーグ戦3試合で得点2と言うのは下から3番目で、試合ごとにメンバーやシステムを変更するなどして何とか打開しようとしています。ただ、第1節の甲府戦(山瀬功の個人技で点を取ると、その後は中澤を中心とした守りで逃げ切った)に見られるように、もともと能力の高い選手が多いため、組織力がそこそこでも守れてしまう、点が取れてしまうチームです。従って調子が下降気味とは言え簡単に勝てる相手ではない、と思っておいた方が良いでしょう。
 対するサンフレッチェですが、年代別代表でチームを離れていた青山、槙野、遊佐、趙に加えて、怪我でリハビリしていた李も練習に合流しているため、「久しぶりに賑やかな雰囲気に包まれた」(携帯サイト)のだそうです。特にU-22代表で出場機会の無かった青山は東京から空路帰広すると早速午後からの練習に参加。主力組の守備的MFとして元気にプレーしていたそうで、ペトロヴィッチ監督も「しょげて帰ってくるかと思ったが違った。最近、試合が多かった。プラスに働くと思う」(中国新聞)と語っていたそうです。千葉戦で怪我をした森崎浩の状態が心配ではありますが、その後特に情報はないので明日はいつものベストメンバーで戦うことができるのではないでしょうか。
        下田

    森崎和 戸田 盛田

        青山
駒野              服部

   柏木       森崎浩

     佐藤寿 ウェズレイ

SUB:木寺、吉弘、ダバツ、高柳、桑田、高萩、平繁
 Jリーグを勝ち抜くためにはレギュラーの充実が必要なのは確かですが、それ以上に大事なのは控え選手のレベルアップ。ナビスコ杯で活躍した、と言う平繁や桑田、高萩らが途中出場で結果を出せば、勝利は自ずから付いてくるに違いありません。今年はまだ見せていないホームでの勝利を、明日こそ見せて欲しいと思います。
<07.3.29> 昨日行われた北京五輪アジア2次予選のシリア戦は、U-22日本代表は3-0で快勝して最終予選進出に大きく前進しました。
 この日の日本のメンバーは、GK:西川、DF:青山直、水本、伊野波、MF:本田拓、梶山(→上田88分)、本田圭、水野、家長(→枝村80分)、FW:平山、李(→カレン63分)。立ち上がりの10分は攻め込まれるシーンが多く、ゴールネットを揺らされたもののファウルに救われる、と言うこともありましたが、その後は徐々に日本のペースに持ち込むと、前半16分には左サイドから切り込んだ家長がミドルシュートを決めて先制。24分にはFKのボールを平山が頭で決めて試合を優位に進めます。日本は中盤のパスが良くつながり、また水野や家長のドリブルもアクセントとなってシリアを圧倒。後半26分には速い攻めから平山がDFラインの裏に抜け出してゴールを決めてダメを押しました。これまでの香港戦、マレーシア戦は勝ったとは言え内容は悪かったのですが、この日はシリアの出来の悪さもあって日本の良いところばかりが目立った感じ。途中出場のカレン、枝村も良いプレーも見せて、収穫の多い試合だったと言えるのではないでしょうか。
 ところでこれまで反町監督の元でコンスタントに起用されてきた青山敏弘は、この日はベンチから戦況を見つめるだけに終りました。今の調子の悪さは自分でも自覚しているらしく、26日の練習後には「まだ自分らしくないと思う...なぜか自分でも元気がないと思っている。チームにも影響を与えているんじゃないかと思う」と語っています。昨年、急激に成長してクラブでも代表でもレギュラーを取った青山ですが、シーズン当初から期待されてスタートするのは初めての経験。そこで逆に精神的にも体力的にも、難しい状況を味わっているのではないでしょうか。昨日は彼が出場しなかったにも関わらずチームの出来が良かったことで、彼のチーム内での「順列」は下がったかも知れません。しかしここで無理に代表のポジションに拘るよりも、彼自身がより大きく成長することがより重要なのだろう、と思います。そのためにはサンフレッチェでもう一度原点に返って、彼らしいアグレッシブなプレーを思い出すこと。もう一段レベルアップして、ぶつかっている壁を乗り越えて欲しいと思います。
<07.3.28> 4/7に豊田スタジアムで行われるJリーグ第5節名古屋戦のアウェイ応援バスツアーの募集が始まっています。土曜日の午後2時キックオフと言うことで、出発は金曜日の深夜。午後11時20分に広島西飛行場、11時50分に広島駅新幹線口に集合し、試合を応援した後「銭湯・スミオの湯豊田店」に入って帰途に就き、広島駅には早朝3時、西飛行場には3時半に帰ってくると言うスケジュールです。募集は4/1(日)までで先着40名様(最小催行人数30名)で、チケット代を含めて大人13,500円、小中学生12,000円。サンフレッチェクラブ会員はそれぞれ2,000円割引となります。お申し込み、お問い合わせはデオデオ旅行社「サンフレッチェ広島アウェイ・名古屋グランパスエイト戦バスツアー」係(082-240-3447、10:00〜19:00)までどうぞ。
 なお、関東サポーター関西サポーターもツアーを企画していますので、希望される方はそちらのホームページをどうぞ。
<07.3.28> ポルトガルに遠征していたU-20代表はカーボヴェルデには2-1で逆転勝ちしたもののポルトガルには0-3で敗れ、1勝2敗の3位で全日程を終えました。
 カーボヴェルデ戦のメンバーは、GK:武田、DF:柳川、福元、香川、MF:平井(→柳澤44分)、倉田、遊佐、山本(→梅崎80分)、FW:小澤(→河原59分)、青木(伊藤73分)。アフリカ特有の身体能力に苦しんだ試合だったようで、73分に先制点を許す苦しい試合となりましたが、84分に伊藤、92分(ロスタイム)に河原が決めて辛うじて逆転勝ちしました。
 最終戦のポルトガル戦の先発はヨルダン戦と同じで、GK:林、DF:堤(→太田33分)、福元、槙野、柳澤(→柳川24分)、MF:梅崎、香川、横谷(→山本HT)、田中(→倉田54分)、FW:伊藤(→小澤66分)、河原(→青木73分)。6分には伊藤がシュートし7分には田中がフリーでクロスを上げ、12分にはCKから横谷がフリーになるなど、早い時間帯には日本もチャンスを作ったそうです。しかし徐々にペースを上げてきたポルトガルをつかまえ切れずに、14分にカウンターから左サイドの柳澤が振り切られて失点。19分にもドリブルを右サイドの堤が止められず、そのままゴールを叩き込まれました。日本は「早い時間帯の2失点でちょっとびびってしまった」(梅崎)と言うことでその後はボール回しもままならず、相手がメンバーを入れ替えてきた後半も腰の引けた戦いのままでロスタイムに失点して敗れました。この試合後に槙野は「今回はサッカーのことで得たことは何一つない。それ以前に、このままではダメだということに気づかされた」と語っていたそうで、世界との差を感じる遠征となった模様です。U-20W杯まで残り3ヶ月。チームとしての戦い方を整理するとともに、選手一人ひとりがもう一段成長することが必要なのではないでしょうか。
<07.3.27> 昨日サテライトは南津守でC大阪と練習試合を行い、1-1で引き分けました。広島のメンバーは、GK:木寺(→河野45分)、DF:中尾、吉弘、入船、MF:田村、高柳、高萩、篠原(→横竹81分)、FW:前田、上野、岡本(→山根70分)。(篠原、横竹、岡本、山根はユース。)対するC大阪は、GK:山本(→多田45分)、DF:柳沢、山下、阪田、山崎、MF:酒本、藤本、中山、ゼ・カルロス(→小松45分)、FW:柿谷、堂柿(→ケイン76分)。得点は2分に中山、44分に前田でした。
<07.3.26> 昨日フクダ電子アリーナで行われたナビスコ杯第2節千葉戦は、桑田が先制ゴールを決めたものの2点を奪われ逆転負け。悔しい2連敗となってしまいました。
 前日代表戦でフル出場した駒野はお休みしたものの佐藤寿は元気に先発し、サンフレッチェは次の布陣で戦いを挑みました。
        下田

    森崎和 戸田 盛田

        森崎浩(→高萩70分)
ダバツ(→田村78分)      服部

   柏木        桑田(→高柳60分)

      佐藤寿 平繁

SUB:木寺、吉弘、前田、上野
 対する千葉の代表組は羽生が先発。また巻もベンチに入れて、GK:岡本、DF:池田、ストヤノフ、斎藤、MF:朴、佐藤勇、工藤(→伊藤89分)、山岸(→市原89分)、羽生、FW:黒部、新居(→巻76分)。試合は激しい中盤での競り合いから始まったそうで、特に千葉は新居が頻繁に前線に顔を出してゴールを狙い、4分にはヘディングシュートがバーを叩きました。しかしそれを奪ったサンフが逆襲を仕掛け、ボールを持って持ち上がった柏木からのスルーパスが桑田へ。桑田はGKをかわして冷静に流し込み、Jリーグ開幕戦以来の先制点を奪いました。そしてその後もサンフがボールを支配しチャンスを作ったものの決め切れず、その後徐々に守りの意識が強くなり、前半の後半は相手に押し込まれる展開が増えたとのこと。そして42分、工藤、新居のシュートを下田やDFの粘りで凌いだもののこぼれ球を工藤に蹴り込まれ、前半のうちに追いつかれてしまいました。
 後半も立ち上がりはそのまま千葉のペースで、3分には山岸のミドルシュートがダバツの足に当たり、これでコースが変わってアンラッキーな失点。その後はサンフが押し返し、特に若い選手達の運動量で相手を圧倒します。特に最終盤は大攻勢をかけたそうで、終了間際には高萩の強烈なミドルがGKを襲い、こぼしたところに平繁が詰めてゴールに押し込むだけ、と言うシーンを作ります。しかし当たり所が悪かったのか枠を外してしまい、そのままタイムアップ。悔しい敗戦となってしまいました。
 試合終了後、責任を感じた柏木や平繁はがっくりと肩を落とし、特に柏木は涙を流して悔しがっていたとのこと。それに対してサポーターも、自然発生的に大きなコールで励ましていたそうです。ペトロヴィッチ監督も試合後に「今日は両チームにとっていいゲームだった。今日の敗戦は、我々は負けるべくして負けたものではない」と語っていて、結果が悪かったことを惜しんでいます。G大阪2連戦に続いての公式戦3連敗となったものの、駒野、ウェズレイ、青山と言うキープレーヤー3人を欠いたメンバーで、ナビスコ杯に強い千葉にアウェイで良い戦いをした、と言うことはポジティブに捉えるべきだと思います。特に柏木や平繁、高萩、高柳ら次世代を担うべき選手達がそれぞれ貴重な経験を積んだことは、必ずやチームにとってプラスになる事だと思います。開幕戦勝利の後なかなか勝ちに恵まれないサンフですが、それも成長の過程の一つとして考えるべきなのではないでしょうか?

日刊スポーツスコア
中国新聞戦評
J's GOALゲームサマリー

<07.3.25> ホットニュースと中国新聞によると、駒野不在の右サイドにはダバツが入り、ボランチには森崎浩、そしてトップ下にはG大阪戦で途中出場してチームを活性化した桑田が入ることになるようです。また疲れが溜まっているウェズレイは休ませることにしたそうで、FWには平繁、田村の2人になりそうだとのこと。ただ、昨日の代表戦で出場機会が無かった佐藤寿はすぐにチームに合流しているはずなので、どちらかが佐藤寿とツートップを組むことになりそうです。
 今日のナビスコ杯千葉戦はフクダ電子アリーナで、午後4時キックオフ。テレビ中継はありませんので、試合の経過は携帯サイトなどでチェックするしかなさそうです。
<07.3.25> 昨日日本代表は横浜でペルー代表と親善試合を行い、巻、高原のゴールで快勝しました。メンバーは、GK:川口、DF:加地、中澤、闘莉王、駒野、MF:阿部(→中村憲60分)、鈴木(→家長84分)、遠藤(→羽生67分)、中村俊(→藤本84分)、FW:巻(→矢野67分)、高原(→水野84分)。国内組だけのペルーに対して日本代表が圧倒し、シュート数は日本の10本に対してペルーは4本。日本はゴールシーン以外にも何度も決定機を作り出していましたが、ペルーは一度も無かったと思います。日本代表のペルー戦、と言うと攻守に圧倒された99年のキリン杯や南米選手権、そして終了間際に勝ち越しを許した05年のキリン杯と悪いイメージしか無いのですが、今回の結果は日本の強化が順調に行っている、と言うことを示していると言って良いのではないでしょうか?(まあ、ペルーも力が落ちているのかも知れませんが。)
 ところで広島から選ばれていた2人のうち、駒野は左SBとしてフル出場したのに対して、佐藤寿は出場機会がありませんでした。駒野ですが、相手がスペースを与えてくれた事もあって常に高い位置をキープし、何度も良い攻め上がりを見せていました。左足からのクロスは右足に比べてやや精度と鋭さに欠ける感じはしましたが、その分中に切れ込んでシュートを狙うシーンもあり、もしかするとこれまでで一番良い出来だったかも知れません。ジーコ監督の時代からオシム監督の代表まで継続して選出されてきた駒野ですが、ここにきてようやく確固とした地位を確立したと言えるかも知れません。
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