6/24〜6/30のSANFRECCE Diary


<07.6.30> 中国新聞と携帯サイトによると、柏木の代役として起用されるのは高柳になるのは間違いなさそうです。ただ高柳本人は「調子は普通...90分は考えていない。最初から走り続ける」と言っていますので、展開によって桑田や高萩、李らにも出場のチャンスが出てきそうです。
 今日の試合会場は東北電力ビッグスワンスタジアムで、午後4時キックオフ。試合中継はスカパーch180で生放送となっています。私は仕事の関係でリアルタイムでは見れないので、ブログでの速報はありません。スタジアムに行けない&テレビを見れない方は、携帯サイトの速報などで経過をチェックして下さい。
<07.6.29> 全部で34試合戦うJ1リーグは明日の第18節から後半戦。サンフレッチェはアウェイで新潟と戦います。
 鈴木監督が率いて2年目の新潟は、ここまで勝ち点を29稼いで4位に付けています。
1A △1-1 大分  【新】矢野、【分】深谷
2H △2-2 浦和  【新】河原、田中亜、【浦】永井、ワシントン
3A ●0-2 名古屋 【名】ヨンセン、金
4H ○2-0 川崎F 【新】矢野、エジミウソン
5A ○3-1 FC東京 【新】坂本、マルシオ・リシャルデス、エジミウソン、【東】OG
6H ○2-1 G大阪 【新】シルビーニョ、矢野、【G】遠藤
7A △0-0 広島
8H ●0-6 横浜FM 【横FM】山瀬幸、山瀬功、吉田、坂田2、大島
9A △0-0 柏
10H ○3-1 甲府  【新】エジミウソン2、深井、【甲】茂原
11A ●1-3 清水  【新】エジミウソン、【清】岡崎、藤本2
12H △1-1 鹿島  【新】深井、【鹿】岩政
13A ○4-2 磐田  【新】エジミウソン2、矢野、マルシオ・リシャルデス、【磐】マルキーニョス・パラナ、加賀
14H ○3-1 神戸  【新】マルシオ・リシャルデス2、エジミウソン、【神】レアンドロ
15A ●1-2 大宮  【新】千代反田、【宮】吉原、若林
16H ○3-1 横浜FC 【新】内田、エジミウソン2、【横FC】奥
17A ○2-1 千葉  【新】矢野、内田、【千】羽生
 新潟と言うと堅守のイメージがあったのですが、今年はむしろ攻撃力。ここまでの総得点28はリーグ3位で、取られても取り返すと言う力強さがあります。エジミウソン、矢野のツートップは2人で15得点を取っていますが、それ以外の選手が合わせて13点取っていることからも分かるように、中盤から、あるいはDFラインからの攻撃参加も警戒しなければなりません。状況に応じた「大人のサッカー」ができるチーム。それが今の新潟だと言えるでしょう。
 対するサンフレッチェですが、1敗しかしなかった5月とはうって変わって6月はここまで1分け2敗と勝ちがありません。敗れた2試合とも前半はそれなりに良かったものの、後半に崩れて勝ち点を1も取れませんでした。そんな中で2得点と気を吐いていた柏木が今節はU-20W杯のために出場できません。
        下田

    森崎和 戸田 盛田

        青山
駒野              服部

   高柳       森崎浩

     佐藤寿 ウェズレイ

SUB:木寺、吉弘、遊佐、高萩、李、桑田、田村
 中国新聞によると、柏木の代役としてトップ下に起用されそうなのは高柳。昨日の練習では積極的な飛び出しからゴールを奪うなど、動きの良さが目立っていたそうです。また高萩も調子が上がっているらしいので、試合展開によっては早めの投入があるかも知れません。5月に勝ちを重ねることができたのは、主力に代わって出場した選手が頑張ったから。そしてその頑張りを引き出したのは、チーム全体で団結して戦ったからでした。今節はサブも含めていつものメンバーから3人が欠けますが、その分を他の選手がカバーして、そして久々の勝利をサポーターに見せて欲しい、と思います。
<07.6.28> Jリーグは少し前に8月以降のリーグ戦の日程を発表しています。また北京五輪予選の日程も明らかになっていますので、ここにまとめて書いておきます。

開催日
kick off
対戦相手
競技場
TV中継
19
8/12(日)
18:00
名古屋グランパスエイト

広島ビッグアーチ

スカパー!

20
8/15(水)
19:00
柏レイソル

日立柏サッカー場

スカパー!/千葉テレビ

21
8/18(土)
18:00
大分トリニータ

広島ビッグアーチ

スカパー!

五輪1
8/22(水)
日本×ベトナム

(ホーム)

22
8/26(日)
19:00
横浜F・マリノス

日産スタジアム

スカパー!

23
8/29(水)
19:00
FC東京

広島ビッグアーチ

スカパー!

24
9/1(土)
19:00
横浜FC

三ツ沢球技場

スカパー!

五輪2
9/8(土)
サウジアラビア×日本

(アウェイ)

五輪3
9/12(水)
日本×カタール

(ホーム)

25
9/15(土)
14:00
浦和レッズ

広島ビッグアーチ

スカパー!/TBS

26
9/22(土)
18:30
ヴァンフォーレ甲府

小瀬スポーツ公園陸上競技場

スカパー!

27
9/30(日)
14:00
鹿島アントラーズ

広島ビッグアーチ

スカパー!

28
10/6(土)
14:00
ジュビロ磐田

広島ビッグアーチ

スカパー!

五輪4
10/17(水)
カタール×日本

(アウェイ)

29
10/20(土)
14:00
大宮アルディージャ

駒場スタジアム

スカパー!

30
10/27(土)
13:00
ジェフユナイテッド市原・千葉

広島ビッグアーチ

スカパー!

31
11/11(日)
13:00
清水エスパルス

日本平スタジアム

スカパー!/静岡放送

五輪5
11/17(土)
ベトナム×日本

(アウェイ)

32
11/18(日)
14:00
ヴィッセル神戸

広島ビッグアーチ

スカパー!/NHK広島

五輪6
11/21(水)
日本×サウジアラビア

(ホーム)

33
11/24(土)
14:00
川崎フロンターレ

等々力陸上競技場

スカパー!

34
12/1(土)
14:30
ガンバ大阪

広島ビッグアーチ

スカパー!

 なおナビスコカップを勝ち上がった場合は、10/10(水)と10/13(土)に準決勝、11/3(土)に決勝が行われます。
<07.6.27> 先日、プリンスリーグU-18中国のセカンドラウンドの日程が発表されています。それによると、サンフレッチェユースの日程は次の通り。
6/30(土)13:30 広島ユース×高川学園 (竹が端運動公園陸上競技場)
7/7 (土)13:30 広島ユース×広島皆実 (美作ラグビー・サッカー場第1)
7/14(土)11:00 広島ユース×作陽   (広島スタジアム)
 このラウンドはファーストラウンド1部で4位までに入ったチームによって行われるリーグ戦で、1回戦総当たりで優勝を争います。またこの中から上位3チームが高円宮杯の出場権を獲得します。
 一方、ファーストラウンド1部で5位以下だった広島観音、岡山学芸館、銀河学院、江の川は「上位」と同じ日程で1回戦総当たりリーグを戦い、こちらは1部残留を争います。この中で4位になれば2部降格となり、3位のチームは2部上位リーグ(玉野光南、米子東、境、県広島工)の2位チームと入れ替え戦を行うことになります。
<07.6.26> プレスリリースによると、日曜日に行われたサテライトリーグ大分戦で負傷した橋内優也選手は「左足関節脱臼骨折」で全治4ヶ月と診断され、昨日広島県内の病院にて手術を受けました。ここぞ、と言うところで怪我でリタイアすることの多い橋内ですが、これは森崎兄弟や駒野、青山ら現在主力で活躍している多くの選手が辿ってきた道。焦らず治して、秋には元気に帰ってきて欲しいものです。
<07.6.25> 昨日サテライトリーグの大分戦が吉田サッカー公園で行われ、1-2で敗れました。広島のメンバーは、GK:木寺(→河野45分)、DF:中尾、吉弘、橋内(→篠原44分)、MF:趙、高萩、入船、李、高柳、FW:横竹(→中野78分)、田村。対する大分は、GK:河原(→清水)、DF:梶原、池田、吉田、MF:梅田、小手川、刀根、小塩(→片桐)、厚地、FW:松橋優、坂本(→清武)。得点は前半39分に横竹、後半23分に坂本、35分に松橋優でした。
<07.6.24> 昨夜行われた第17節神戸戦は、後半ロスタイムにPKを決められ痛い敗戦を喫しました。
 柏木らU-20代表をカナダに送り出す最後の試合と言うことで、サンフレッチェは現状のベストメンバーで臨みました。
        下田

    森崎和 戸田 盛田

        青山
駒野              服部

   柏木       森崎浩

     佐藤寿 ウェズレイ

SUB:木寺、槙野、高萩、李、桑田、高柳、平繁
 対する神戸は新主将に就任した大久保嘉がキャプテンマークを巻いて登場し、GK:榎本、DF:石櫃(→茂木79分)、北本、河本、内山(→坪内45分)、MF:朴、ボッティ、田中、大久保嘉、FW:レアンドロ、近藤祐(→栗原61分)。立ち上がりはホームの神戸の積極性に押されるシーンがあったものの、11分のピンチを逃れるとその後は広島ペースになります。14分には森崎浩のパスで抜け出した駒野が左足でシュートしたもののバー直撃。こぼれを拾った佐藤寿のクロスに柏木が合わせましたが枠外に外れます。19分にはカウンターから田中に決定的なタイミングでシュートを許しましたがDFが身体を入れてクリアすると、21分、佐藤寿、ウェズレイが見事なワンツーで相手ゴール前に入り込み、ウェズレイがボールを柏木へ。完全にフリーになっていた柏木は落ち着いて叩き込み、久々に先制点を奪うことができました。
 その後もボールの支配は広島。スペースへの走り込みやショートパスの交換などで相手を翻弄し、次々とチャンスを作ります。中でも42分のシーンは決定的で、柏木が右サイドをドリブル突破して左足でシュートすると、GKが弾いたボールを佐藤寿が倒れ込みながらシュート。ボールはゴールラインを割ったかに見えましたが、神戸DFの必死のクリアで得点できません。その他にも何度も駒野が鋭いクロスを入れ佐藤寿がニアに飛び込みましたが、わずかなタイミングのズレで点を取れずに推移します。前半は広島が攻守に圧倒したものの追加点を奪えず、最小得点差のままで後半を迎えることになりました。
 このままでは終われない、と言うことで神戸の選手達は、後半は朴を高い位置に上げて3トップ状態で広島のDFラインにプレッシャーをかけてきます。そんな中、たまらずペナルティエリアの外でファウルして相手FKとなった後半3分。ボッティの正確なキックに下田が飛びついたもののわずかに及ばず、同点に追いつかれてしまいます。壁を作ったりする時間があったにも関わらず下田が十分に構える前に蹴られて決められると言うもので、ミスによる失点と言われても仕方のないものでした。
 同点に追いついて勇気を取り戻した神戸。追いつかれて目を覚ました広島。この後は両チームとも激しい攻防を展開します。5分には駒野のシュートをGKが弾き、詰めていた柏木がシュートしましたがポスト。逆に8分と9分には、レアンドロと近藤が決定的なシュートを放ちますが枠外に外れて助かります。15分には駒野が右サイドを突破してクロス。こぼれを拾った森崎浩のクロスに佐藤寿がフリーで合わせましたが枠を捉えることができません。19分には佐藤寿がDFラインの裏に抜け出してGKと1対1になりましたが決めることが出来ず、21分にも右からのクロスを森崎浩がミドルで狙いましたがこれも枠外に外れます。しかし23分、駒野のクロスにウェズレイがDFと競り合いながら頭で流し込み、ようやく広島がリードを奪うことが出来ました。
 その後は両チームとも気力の戦い。蒸し暑さと連戦の疲れから足が止まろうとするところを、必死で動かして攻めに、守りに走り回ります。そんな中の37分、下田のパントキックをはね返され栗原がダイレクトでDFラインの裏へ。これで抜け出した朴が独走してシュートを決め、残り時間の少ない中で同点に追いつかれてしまいました。
 サンフは40分には波状攻撃から最後はウェズレイがヘディングシュートしたものの枠外に外れ、44分には柏木が低い位置からドリブルで仕掛けて相手ゴール前でFKを取ったもののウェズレイのキックはDFに当たるなどどうしても点が奪えません。逆に神戸はサンフの攻撃を凌ぐと危険なカウンターを何度も仕掛けてきます。そして後半ロスタイム、ウェズレイのシュートがGK正面を突いたところからカウンターを食らい、大久保がペナルティエリアの中から仕掛けます。これに対応した森崎和が大久保の足を払って痛恨のPK。自ら蹴ったボールに下田が反応して手に当てたものの勢いを止めることはできずボールはゴールネットへ。神戸の選手とサポーターが歓喜に沸く中で終了のホイッスルが吹かれ、サンフレッチェの選手達は頭を垂れるしかありませんでした。
 この試合の展開はある意味鹿島戦と同じで、前半の内容を見る限りではまさか負けゲームになるとは考えもしませんでした。と言うか、何度も決定的なチャンスを作り後半途中まではリードを奪っていたわけで、鹿島戦以上に負けてはいけない展開でした。引き分けでも満足できないような試合で勝ち点を1も取れずに終わってしまったわけで、こんなことをしていたのでは上位進出など夢でしかない、と思います。ペトロヴィッチ監督が言うように「残念な結果だが、これもサッカー」なのは確かですが、しかしそれで終わらせてはならない。決定機を決めることができなかった攻撃陣。相手に流れを渡してしまった中盤。そして大事なところで失点を繰り返した守備陣。それぞれが自分たちの責任と問題点をしっかりと反省して次に修正しなければならないと思います。内容は良いのだが勝てない、と言う流れのままに徐々に成績が悪くなり、チーム全体の雰囲気も悪くなって立て直しできなくなる、と言うことだけは何としても避けなければなりません。
 そのために必要な事は何か。やはり基本に返って、チーム全体で勝つと言う点で心を一つにすることではないかと思います。この日の相手の神戸は、3連敗の苦しい状況にありました。このホームゲームで負けてしまったら、そのままずるずる行ってしまうのではないか、と言う危機感がありました。松田監督によるとハーフタイムには「選手たちがロッカールームの中で...はっぱをかけ合うようないい雰囲気になった」のだそうです。そして「選手たちは最後まで魂を見せてくれた試合で、選手たちを非常に誇りに思う」と述べています。広島の選手が勝ちたいと思っていなかったわけではない、と思いますが、しかしその強さ、チーム全体での団結力と言う点で神戸の選手に上回られてしまったことが、この結果になった原因だと言わざるをえないのではないでしょうか。
 いつも書くように、サンフレッチェは未だ成長途上のチームです。それは個人戦術やチーム戦術の面でもそうですが、それ以上にチーム全体の精神力と言うか、ゲームを読む力と言う点で物足りない点がまだまだ多い、と思います。ボールが良く回る時、チャンスを作れている時、相手に守りを固められて点が取れない時にどうすべきか。相手が逆襲してきた時にどう対応するか。そして流れを失った時にどう取り戻すのか。そこをチーム全体で臨機応変に対応できるようにならなければ、本当に強いチームになることはできません。1年前にはどん底にあったチームがここまで伸びてきたことは素直に嬉しいことですが、しかしそこで成長を止めてはならない。あの苦しい時にチーム一丸となって勝ち点を1でも取ろうとした「原点」を忘れ、また同じところに戻ってしまってはなりません。次節は柏木、槙野、平繁不在で戦わなければなりませんが、そんな時こそ残った選手が一丸となって、次こそ必ず勝ち点3を取りに行かなければならない。今こそここが正念場だと言う気持ちで、勝利に執着しなければならない時なのではないでしょうか。

日刊スポーツスコア
中国新聞戦評
J's GOALゲームサマリー

SANFRECCE Diaryトップページに戻る